5月 16th, 2013 Posted 12:00 AM
Tags: 2050年, 20世紀, 2300年頃, 3Dプリンター, March.11.2011, Natural Capitalism, サスティナビリティ, ショック, テキスト, デザイン, ビジネスモデル, ブログ, マルクス, モノづくり, ローマ賢人会議, 世界戦争, 人間, 人間の存在, 人間中心=労働力, 人類, 人類の生き残り, 光造形, 制度, 労働力, 哲学, 国家, 地球中心=自然力, 地球存亡, 地球資源, 型, 基盤思想, 大きな重力, 大戦, 大政奉還, 奈辺, 姿勢, 存続の知恵, 平和, 思想, 思想意欲, 思考回路, 批判, 日常のエネルギー=水・食糧・電力, 日本の未来づくり, 日本人, 日本民族, 明治維新, 枯渇予測, 瀕死状態, 版, 現代, 理論, 産業構造, 社会人, 祖国日本, 経済用語, 聖書, 自然力, 自然資本, 自然資本の経済, 視点, 解放, 資本, 資本論, 邦訳本
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5月 15th, 2013 Posted 12:00 AM
NHKのドキュメンタリー番組を見詰めていて、
私はもはや、こうした類の番組意図、その不明瞭さと、
現代日本を見る眼差しに愕然としました。
ひょっとすれば、視聴者の方々は「流石に日本なら」と、
思われた人々も多かったかもしれません。
わが国の産業経済の根幹である「モノづくり」現場は、
「メイド・イン・ジャパン」を目指して、
これほど「逆襲のシナリオ」があったんだと思ったことでしょう。
しかし、私は40余年、現役のデザイナーとしても、
さらに大学人としても、わが国の産業界・企業界・行政界に
しっかりと根ざして活動をしてきた立場では呆れ果てました。
大企業の組織変更が行われて、中小企業のようにとか、
やはり、歴史に残りそうも無い経営陣を見る悲しみがありました。
しかも、NHKには、未だに企業活動の分類の単純さが温存し、
それを国外に向けての新しいメリットづくりという断定には、
NHK取材者たちの知識不足を再確認しました。
結局、まとめには3Dプリンターが登場しました。
ラピッドプロトタイプが日本発明であって、
それがどうして国際競争からはじき出されても、
それでもまだどう成果を目指しているのかは見過ごされています。
私なりには、四つの視座と視界が消滅していました。
まず、
「日本の創造性=デザインが語られていなかったこと」。
「企業運営・管理・維持のリーダー力の欠如」。
「未来のモノづくりが何を人類に与えてくれるのだろうか」。
「ビジネスモデルがすでに時代遅れ発想になっていること」。
この少なくとも四つは語ってほしいとつくづく思いました。
プロとして、さらにラピッドプロトタイピング=光造形はじめ、
3Dプリンターの虚実を見極める、
私なりの経験視野と想像視界に映っていることは皆無でした。
さらに、わが国の、教育制度、少子化どころか、
天災=東日本大震災と
人災=原発事故、
この二つを抱え込んだ国家の真実が、企業活動に期待する本質等、
こうしたことはまったく見えませんでした。
だから、勘違いしないでほしいのです。
もはやマスコミ・TV番組が示唆する時代を引きずっていることが、
最大の国家問題だということです。
「メイド・イン・ジャパン」は「逆襲」するシナリオでしょうか。
私ならば、もし「逆襲」というよりも、
わが国だから、日本人だから、という「想像から創造」を、
その原動力、その環境、その企業性を語ると考えます。
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5月 9th, 2013 Posted 12:00 AM
私が名古屋市立大学で導入してもらったシステムは、
当時は最高のシステムでした。
IDEASからPro-Engineering、そしてCATIAへと、
それぞれをSiliconGraphics社のEWSで造形実験が出来ました。
したがって、3D-CADそのものの大学提案を求められて、
いつでもアプリケーションは提供される幸運でした。
大学は新設のために、
かつては名古屋女子短大の調理実習室が大改造された部屋を
二つに造形装置と重合硬化装置や洗浄機までがありました。
大学を転籍する時には、
光造形装置は紫外線レーザーと半導体レーザーが二台ありました。
高価だったのは、紫外線レーザー光管は500時間で取り替え。
硬化樹脂素材も大変に高価でしたが、
芸術工学部として、当時はデザイン系大学にも無かったので、
大学の施設シンボルになっていました。
私は市民税という血税で運営されていることからも、
24時間常に稼働させるとともに、
海外からの見学者や医学部の整形外科からも研究生がいました。
メビウスリングそのものがとても3D-CADではEWSがトラブル頻繁。
しかし、院生の中でも際だった者は、様々な形態を
光造形で造形を成し遂げて論文も勝手に作成していました。
私の想像では、想いもつかない造形に成功していた僅かな者は、
必ず、3Dプリンターを即刻理解すると思っています。
現在、3Dプリンターには三つの流れがあります。
2002年FabLab、2005年RepRap、2012年MAKERSという図があります。
もちろん、この見事な分析図からは、
今後の「デスクトップのモノづくり」が見えてきます。
しかし、光造形でエポキシ樹脂にレーザーを照射して、
最後に装置のエレベーターでモデルが仕上がって登ってきます。
この状況を見ている人はどれだけいるのでしょうか。
これは本当に「とても美しい」のです。
私は当時は、光造形装置の部屋には入りませんでしたが、
このモデルアップの時は惚れ惚れと眺めました。
だから、現在の3Dプリンターではその美しさはありません。
けれども、とても安全装置になったのは、
この装置を
自宅のキッチンに設置しておいても大丈夫になったことです。
「安全」な装置という進化が3Dプリンターにはあります。
でも、モデルアップの光造形の美しさは格別です。
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4月 25th, 2013 Posted 12:00 AM
1988年代だっと思います。
ニュージャージーで光造形の「歯車」が私に大衝撃でした。
夏毎に2回、トロントで3D-CADの個人レッスンを受け、
必ずこの時代!がデザインを変革すると確信したのです。
そして、名古屋市立大学芸術工学部新設時に、
「光造形システム3D-SYSTEM」を、
研究室に相当な高額で入れてもらいました。
トポロジー形態を空間論として造形と成型し、
ニューヨークとフィラデルフィア大学で、
プレゼンをしたのが世界でも最初で、
トポロジー形態はトポロジー空間論としてデザイン化を要請されました。
しばらくして、貧弱な形式の3Dプリンターが登場しました。
当時、光造形も素材問題(湿度管理)がありましたが、
3Dプリンター素材は、手の平の熱でも溶解する程度のモノでした。
私はいち早く、「MAKERS(原書)」を読みましたがかなり眉唾でした。
案の上、オバマ大統領に吹き込んだ連中がいたのでしょう。
彼は夢を語りましたが、「方向は間違っています」。
3Dプリンターが低額になると、誰でも出来るという話が広がっています。
NHKも番組広報を初めていますが、彼らも真実は見抜いているでしょう。
本当に使える人は国内では限られていることは真実です。
光造形は「サポート」といって、造形物を支える要領が難しく、
名市大時代の大学院では、この修了制作と修士論文が相当あります。
光造形はすでに一つの役割を終えていると思いますが、
3Dプリンターでも、
「編み目」や「アモルファス」的な造形が可能になりました。
すでに、住宅どころか宇宙空間でのモノづくり手法が見えてきました。
間違いなく、データがあれば、自宅の3Dプリンター機能によって、
相当なモノができる、できるかもしれない段階に入ってきているでしょう。
そして、この時代を引き込むのは、
確実に「デザイン」が中心になるでしょう。
すでに、こうした画像のデータはEコマースで取引されだしました。
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4月 10th, 2013 Posted 12:00 AM
最近ある雑誌のインタビュー記事を校正しました。
そこで、これはもう一度メモとして残そうと思いました。
モノ=物の歴史、
それはわが国では歴史的には神の存在として語られます。
コト=情報も同様です。
モノは「大物主の命」とコトは「事代主の命」です。
そして、このことを仏教伝来に照らし合わせると、
二人の人物が登場してきます。
最澄と空海です。
生年月日説としては766年説と遣唐使説も804年に唐に渡っています。
ところが、最澄は今で言う、国費留学生ですから、
徹底的に理論を学んで帰朝してきました。
空海は、最澄の留学を知って私費留学したと言われています。
しかも、彼は仏教を学ぶとともに、いち早く帰朝します。
ここで、両者の大きな違いが芽生えることになります。
最澄は論理=コトを学んで来ますが、
空海は論理=コトとその実務道具器具=モノを、
留学費用を使い果たし持ち帰ります。
これが、以後、
天台宗と真言宗を大きく生活観を変貌させたことになります。
つまり、仏教の実務、たとえばある儀式を行うにあたって、
空海はモノを使ってコトの重大さを庶民に伝えることが可能になりますが、
最澄にはそのモノが無いために、
あらためて空海にモノの使いかたとコト=論理の表現を、
学びなおさねばなりません。
つまり、
大物主の命はモノの管理に徹しますが、
事代主の命はコト=情報操作の頂点です。
デザインは、モノの造形だけではありません。
デザインは、モノづくりとコトづくりを「かたち」化する実務です。
そういう意味では、
まさにデザインは空海のごとくでなければならないのです。
最澄のごとく、コトづくりでは世界も日常も動きません。
世界観でのコトづくりとは「制度設計」ですが、
日常感でのモノづくりとは「形態設計」にあたりますから、
デザインの真の役割は、
「制度設計=コトづくり」+「形態設計=モノづくり」です。
つまり、あくまでもモノづくりとコトづくりは、
デザイナーが空海のごとくでなければならないということになります。
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4月 9th, 2013 Posted 12:00 AM
地球環境の存続はローマ会議1970年頃に大懸念になりました。
その兆候とともに、「エコロジー」という概念が重大視され始めました。
商品世界において、
それは「エコ商品」とか「エコスタイル」や「エコプロダクト」として、
私も当時には、
「地球にやさしい賞」を「エコロジー商品賞」を決めた一人でした。
ブームの火付け役だったかもしれません。
しかし正式なエコ・マークは、企業の商品開発に結びつき、
当然ながら、商業主義的な「エコ・マーク」がデザインされました。
基調の色彩はグリーンであり、
対比色にオレンジ系、補助色にブルー系になりました。
ECOというアルファベットの造形要因は円形ですから、
この展開も見事に応用されました。
それだからこそ私から見れば、このマークで補完された企業商品には、
それこそ小学生ですら大懸念を持つほど、
商業主義の卑近さがたっぷりと宿っている気がしてなりません。
もちろん、デザインとしての完成度は最低レベルが多発頻発しています。
正眼の構えで「地球環境保全」に関わるなら、
あえてこのマークは使わなないからこそ、
ローマ会議以来の懸念を最も重要視しているそんな企業表現が必至です。
万一使ったとしても、もっと知性あふれるモノになっているでしょう。
正直、地方行政の多少ほほえましい程度の
「ゆるキャラ」ほどにも昇華もされていません。
つまりこのマークをさらに深度ある知性で、
まとめ直すという理知識・見識・胆識が欠落しているのを凝視します。
かえって、このマークと企業マークを合わせ見るほどに、
商業主義での「売らんかな主義」が目障りだということです。
日本企業のモノづくりで、企業マークしかなく、
さらにこの「エコ・マーク」添付商品戦略そのものが、
わが国のモノづくりを最低にならしめている、
元凶だと私は断言しておきます。
私は、もう一度、「エコロジー」についての正当で歴史ある学識的な知識を
企業や行政そのものが再確認して、
このマークのあり方を新鮮化してほしいと思うのです。
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2月 25th, 2013 Posted 12:00 AM
人間の存在は、天災と人災に毎日、そして日常さらされています。
つまり、人間の存在=生きることそのものが危険いっぱいなのです。
それこそ、3.11という大天災は、
一瞬にして同胞達が消滅してしまいました。
連日、日本国中のどこかで人命は「危険」と共にあります。
天災であろうが、まして人災であろうが、
私たちには「想像し創造する力」があります。
天災も人災も、人間には多大な問題ですが、
そうした問題解決には、
人類は永い歴史の中で大きな知恵を見つけだしました。
それは、どのような問題・問題意識に対決するには、
あきらめることや批判し非難することではありません。
何と言っても、問題と対決するならば、
「想像し創造すること」=問題解決をいつも念頭に置くことです。
それこそ、問題解決の実務は「デザイン」に他なりません。
私は、3.11対策で1年間、
デザイン実務で何としても問題解決に向かいました。
しかし、この問題解決を図るには、政治的な力が不可欠でした。
つまらない「政治ごっこ」の政権などに図れるはずがありませんでした。
力無い大企業も全くあてにならないことを思い知りました。
だから日本国家思いの大組織と「危機管理デザイン賞」を新設しました。
そして、丁度、阪大退官時と重なりました。
それなら、新たなMADE IN JAPANでの新産業エリアを、
デザイン主導で開拓していくことに気づきました。
研究室を引き継いで、新産業=危機管理産業そのものを、
最初から、この関西から発信しようと考えました。
しかも、インフルエンザを経験して、
どれほど単なる風邪であっても生命の危険を想い知らされました。
地球環境問題には、Peace-Keeping Designとも重なりました。
原発問題も、相当に思考を深めなければなりません。
俄然と勇気を出して、私の人生の最終章をかけて、
新産業開発をデザインで主導していくことを決心しています。
あくまでも、「モノづくり」で問題解決を成し遂げるつもりです。
このwebsiteにて、新たなアイディアをいっぱい発信していくつもりです。
そのためには、インターンとしてのデザイナーを求めたいと考えています。
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1月 19th, 2013 Posted 12:00 AM
ここ数年、回路設計と機構設計に関与しながら、
私は日本の工学設計での大きな失望感を禁じ得ません。
回路と機構を私は「実装」と呼んでいると同時に、
日本の工学技術から生まれた素晴らしい表現だと
日本人として誇ってきました。
かつてApple本社で仕事をしていたときも、
ConfigurationチームとLayoutチーム毎のミーティングを
同時にする提案をして、
それをConfiguration Layoutと名付けました。
ところが、
最近ではこの「実装設計力」が相当に低下していると判断しています。
理由は三つあります。
まず、
・本社設計機能を下請けに発注すること。
・パソコン設計に委ねていて、3Dソフトに頼っているために、
その大きさや重量配分などの実体験が欠落していること。
・自分でハンダ付けやメカ製作を「手」でやる経験を
教育システム自体徹底させていない風潮が蔓延していること。
これは、
わが国の「モノづくり」力を具体的に失ってきているということで、
私は大変に危険な傾向だと指摘しておきます。
図面で、29.351なんて寸法表示を見ると、
それこそ、気分まで悪くなります。
30.0かもしくは、29.0なら、
なんとしても25.0にすべき設計でなければなりません。
そして、
企業の設計部隊の中間管理職=課長や部長も見逃していることです。
これでは、
デザインによる外観=スタイリングは甚だ最適なデザインは不可能です。
私はオーディオからスタートしているので、
実装がそのまま音質にも多大な影響がある、
そのことを熟知しています。
だからこそ、今、わが国の工学設計においては、
実物部品、回路設計を手づくりすることを
教育カリキュラムに入れることを再検討すべきでしょう。
私は、常に回路図や機構図にも手を入れます。
そして、そのテクニックを若いスタッフや学生にも、
しつこく語り継ぐことに徹しています。
回路図には必ずセンターラインがあり、
電子部品の配置では重量バランスなどを、
徹底的に身体で覚え込むテクニックが必要です。
若いエンジニアには、engineeringの意味は、
「合理性で無駄を排除すること」これが定義であることを、
しつこく語っています。
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12月 20th, 2012 Posted 12:00 AM
前回の政権交代は、確かに一つの期待だったと思います。
しかし、この3年3ヶ月は悪夢だったのです。
とんでもない天災で同胞を失い、
神話が崩れて以後の反原発も卒原発も一つの決着案に入りましたが、
まだ悪夢さめやらずが連続しているのかもしれません。
この選挙戦で敗北した人々の顔つきは悪面が多い気がします。
そして、政権また交代です。
日毎の希望と期待感は、まさしく景気に連鎖しています。
日経平均株価8800円は10000円台にまで復活してきました。
私は「景気」というのは現代経済論理事例としては、
一つの指標だとは思っていますが、
その事例を特に「モノづくり」に直結した確信材料にはしていません。
「モノづくり」は、経済動向以前に、
さらに「夢現実」の世界観があってほしいと思うからです。
ただ経験則的には、日本の国家体制が最低でも、
13000円を常に維持していることは原則かもしれないと考えます。
新たなリーダーの言葉はそのまま市場環境の景気感を変動させています。
無論、大きなグローバリズム=これが幻想の景気観の中では、
世界、特に欧州のギリシア破綻への対応観と
米国の景気観がわが国との構造を決定しているものと
判断している次第です。
従って、
本当に私たちは天災を受ける列島の民族であることは確かな事です。
まもなく、2012年が終わろうとしています。
私たちは、新しい年を迎えるならば、
いつも幸運で幸福でありたい、
生きていくということの終末も理解しているだけに、
現実での悪夢だけはなんとしても避けなければなりません。
3.11という決定的な悪夢をなんとしてもはねのける必要があります。
その先行指標がもし、この日経平均株価であるとするなら、
ようやく悪夢から解放されつつあるのかも知れません。
解放されたいとつくづく願うばかりです。
私の人生において、
その時々に、悪夢は襲ってきていました。
ひょっとすれば、
これほど悪夢にうなされる生涯を生きなければならないのが
「人間」なのかもしれません。
だからこそ、「夢」の世界に飛び出していく価値、
その価値づくりの一つがデザインだと思わざるをえません。
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12月 14th, 2012 Posted 12:00 AM
私は猫派ではありません。
昔、猫好きの彼女がいた頃、そのペットを結構イジメていたと思います。
なんとなく、動物の猫はほとんど無視できる派です。
ところが、なぜ、猫は十二支にはいないとか、
キティちゃんグッズに惹かれるとかを考えると、
この「招き猫」なる存在が気になります。
このブログでも、奈良から帰宅途中のサービスエリアで、
「縮緬ぬいぐるみの招き猫」をカメラに収めました。
そして、帰宅してから、購入してじっくり見つめてみたいと思いました。
もう一つは、「伊勢参り」に行ったことがありません。
日本人なら、
靖国神社から伊勢神宮・出雲大社にはmustでなければなりません。
そして、私の伊勢参りには「お土産を買うこと」です。
これは国内外の美術館や博物館に行っても、
必ず、ミュージアムショップの楽しさがありますから、これと同価値です。
さて、当然ですが、私は徹底的に「招き猫」、
その由来から諸説などは訳知りに一応なっています。
しかし、それをここで披瀝するよりも、
この商品=バカラ・ブランドであることに
注目しているかを述べておきます。
バカラはフランスのガラスメーカーとして、
世界的なブランドを構築しています。
ただし、現代、成功しているかというと
世界的な経済動向からは解放されてはいません。
モノづくりそのものも私はかつての技術力は停止していると思っています。
むしろ、競合企業であるスワロフスキーが、
市場的、時代的、人気度は勝ってきたと観ています。
そして、スワロフスキーには「招き猫」はありません。
バカラが、なぜ、日本市場向けにこのオブジェにまで気づいて
商品化しているかを想像憶測するべきでしょう。
少なからず、
バカラ社には「記号」としての「招き猫」に気づいているということです。
ガラスは宝石・貴石・鏡ではありませんが、
その材質に宿らせる「形態言語」=意味されていることがあります。
ただし、
それが何であるかを造形言語で発見することが
企業使命であることは確実です。
バカラの商品戦略は明らかに「記号」を選別していたということです。
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