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Posts Tagged ‘経年変化’


『インテリア・ドメインとインテリア・フェーズを提唱』


   


     9月 8th, 2019  Posted 12:00 AM

『モードの体系』は必読本だと考えます。
建築家とデザイナーにとって、消費社会の構造解読につながります。
もっとも、芸術系大学の入試問題で扱うべきと言える必読本です。
そしてこれを基本として「インテリアの体系」を創っていきます。
教育を通して、建築もデザインも訓練していけば、
デザインの職能家としての基礎が出来上がるでしょう。
消費社会では、廉価商品と高額商品の軸すら動いています。
廉価商品はいつまで経っても一定数では増えていきます。
そして、これからの家具、椅子、ソファー、デスクなどが
デンマークの海藻類が畳のように、
また、ドイツでは3種類の経年変化が無い
そんなウレタンフォームが発明されてきています。
おそらく、日本では江戸時代や明治維新、高度経済成長期で、
廉価品と高額品という二極が生まれ、
そこから多極化し、それを定める軸ごとが変化しています。
有線と無線の世界がインテリア空間には入っています。
インターネットがインテリア空間の時代を区切っていくでしょうから
私は、「インテリア・ドメイン」と「インテリア・フェーズ」を提唱し、
そこに向けての「かたち」を提案します。


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『ビートルズのカセットテープ集だけの自作の静電型』


   


     4月 21st, 2019  Posted 12:00 AM

31歳の頃、インテリアメーカーと
スピーカーシステムの商品開発をしました。
運良く、フィラデルフィア美術館に永久収蔵されました。
ところがしばらくして、その作品が永久収蔵から外されてしまいました。
というのもウレタンフォームの経年変化が管理上問題となり、
永久展示には向かなくなったためでした。
ソファーはウレタンフォームは永久収蔵は無理です。
現在知っているのは、エコロジーであるウレタンフォームは種。
これらのウレタンフォームはすべてが、ドイツ製です。
これは、その商品開発当時にそろえた「ビートルズ」のテープ集です。
このスピーカーシステムは、多分、音圧78dBで、
エレクトロスタティック(静電型)ゆえ、25mmの厚さで完成します。
どちらと言えば、スピーカーシステムはクラッシック専用ですから、
現代の120dBにはふさわしくありません。
ともかく、ビートルズは、LPレコード盤・CD集・カセットテープ集、
さらにはUSB集も持っているのです。
ジョン・レノンが亡くなった時に、
私は青春をかけてデザインをしていた東京を離れました。
そして今、この企業のC.I.からマーク・ブランドを
クライアント設立から70周年を機にデザインしています。
Aurexのラジカセがきてから、BGMには保管してある
カセットテープ集を聴いてみることにしています。
時折、「音ってどうですか?」を聞かれますが、
「まず自分のHi-Fiって何か?」を自問自答してください。

CRIPEUS


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『椅子+ソファ=新製品を開発中』


   


     4月 10th, 2019  Posted 12:00 AM

私の椅子、これは私の金沢21世紀美術館での
個展開催時に合わせて制作しました。
素材はエキスパンドメタルであり、この素材は、
倉俣史朗氏の「How High the Moon」で工業用素材としての
金網がおおいに光を取り込み、
その身体を包み込む形態として存在感をつくりだしました。
私の椅子の形態は、個展時に円形の空間をもつ
金沢21世紀美術館のギャラリー14の周囲を12脚の
ハイバックチェアのEPITA(エピタ マルイチ1984)を
踏襲しています。
金沢21世紀美術館の各部屋の美術館スタッフが座るための
マル椅子、スツールでした。
だから、作品集にも載っていません。
現在は何としても、新素材を2種使った商品を開発中です。
やっぱり、ソファはいつまで経ってもウレタンが中身で、
ファブリックや革でできていますが、
それに対して、新規の椅子やソファを考え出し、
今年中にその商品発表をやります。
ソファも、ウレタンフォームはやがて経年変化が来ますから、
パブリック・コレクション=永久展示には入りません。
せっかく私は車椅子にこんなにも座り続けている経験で、
建築家あるいはデザイナーならば誰しも思う世界で、
最も認められる椅子+ソファをやりたいと思っています。


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『名作倚子であってもやり直しされている実例に学ぶ』


   


     11月 4th, 2017  Posted 12:26 AM

恩師である柳宗理先生は、シャルロット・ペリアン女史来日時に、
彼女のアテンド役によってデザインの世界に入りました。
東京藝大の油絵学科からデザインは生まれたという一つの歴史があります。
そして彼女自身がコルビジェの建築事務所では家具デザインの担当でした。
これは私の想像ですが、コルビジェに家具デザインを知らしめたのは、
彼女ではないかとすら思えてなりません。
したがって、建築事務所でも有能なスタッフが加わると、
その造形がガラリと変わることはいくつも実例を見てきたのでわかります。
それこそ、コルビジェの名作倚子は、実際は彼女のデザインだった、
そんなことを彷彿とさせてもらえる倚子が
日本を周遊していて、その倚子を再考、そんな想像をしています。
コルビジェの名作・シェーズロングという長倚子(左上)がありますが、
これはおそらくペリアン女史が担当だったのではないかと思うのです。
なぜなら、彼女は20年後に日本で竹素材によって、
この倚子を改良改変しているのです。
何と言ってもパイプ倚子を竹の弾力性を利用し、
しかもベースの木製部位も変わっているのです。
これはこのところ、ともかく150点ほど名作倚子を選び直ししながら、
コルビジェの倚子が進化していると気がついたのです。
ともかく、デザイン作品での名作は倚子の世界に顕著です。
私にも数点の倚子がありますが、なかなか名作としてデザイン史にという、
この思いを実現したいと思っているからです。
そしてとても大きな問題は、素材の経年変化があるモノは、
美術館の永久展示品にはならなくなってきたのです。
私の作品であるおそらく最も薄いスピーカーシステムは、
ウレタン素材が経年変化を起こすことから外されてしまいました。
今私の大きなテーマには経年変化を絶対に起こさないことと
リサイクルが確実に可能であることです。
死亡したデザイナーの作品を盗作して、デザイナー名を自分デザインにする
それはデザイナーであることの偽善者ですから、
やがてそんなデザイナーのデザインは全てが駄目になるでしょう。
シャルロット・ペリアンのデザインに学び直しています。

* 『人生が回転して再開、懸命だったあの頃』
* 『民藝の美とデザインの美は区分分別されていた』
* 『大物主神から事代主神、このコンテクストの卓球台』
* 『経年変化無し素材開発と道具使用を次世代に』
* 「泡・バブルって、やっぱり凄いんだって思います」


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『羽毛は徹底して廉価商品に騙されないこと』


   


     10月 10th, 2017  Posted 12:00 AM

子どもの頃には近所に綿を打ち直すお店というか工場がありました。
ともかくその工場は綿毛だらけという印象が残っています。
そして、布団は綿を打ち直して、母がコーナーは真綿で包み、
年に一度、仕立て直していました。
そんなことはもはや遠い思い出になっています。
最近では羽毛布団が全盛期ですが、
フェザーあるいはダウンという羽毛でもこの二種があることを知りました。
羽毛布団になっていることは当然であり、
それほど興味があるわけではありませんでしたが、
今ではインテリア用品でも寝具関係は市価があまりにバラバラであり、
羽毛布団と言いながらも、これほど市価に違いが多いのはインチキ臭く、
私にはデザインでの誤魔化しが絶対にあると思っていました。
一般的にはこうした情報不足がとても気になっていたのです。
私自身、寝ることから眠ることはもっと慎重であるべきと思ってきました。
そして、最高級品はいわゆるフェザーではなくてダウンであり、
私はすべてが鳥の羽=フェザーだと思い込んでいました。
先般、羽毛布団の最高級品を初めて知りました。
もう最高級品というと値段のつけようもないほど高額らしいのです。
羽毛布団のランクも次のようだということです。
ダック→グース→マザーグース→アイダーダウン。
このアイダーダックというのはアイスランドで、
卵を温めるアイダーダックの胸の毛を卵を温めるだけの
羽毛であり、アイダーダックの巣に残されたこれを越える羽毛は無いことを
生まれて初めて、しかも本物を触って実感したのです。
羽毛はフェザーで真っ白というイメージは、深夜のTV通販程度の情報で、
私たちは間違っているのです。
私にとっては、座るというのは毎日車イスなので、
そのシートデザインにはもう40年も拘ってきました。
そしてただウレタンフォームで包まれているだけのソファーが、
その製品性能が根本的に間違っていること、
ウレタンフォームは経年変化があって廉価なモノづくりではこうしたモノが
氾濫し過ぎていると思います。
こうしたことを特にデザイナーは要注意すべきです。
そうした意味でもアイダーダックの羽毛を触って実感したことは、
デザイナーにとって大変な経験でした。

* 『泡=うたかたの機能性には確約がある』
* 『経年変化無し素材開発と道具使用を次世代に』
* 『枕革新をねらう羽二重からの新素材デザイン』
* 『ブランドならばスター商品=カネのなる木商品です』
* 『ツバメの巣、それが福祉の象徴です』


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『「森羅万象悉く紙なり」とは神と死に直結している』


   


     5月 22nd, 2017  Posted 12:00 AM

「紙」は神とも髪、さらには守でもあります。
さらに死であり、市・士・師・史などを同音異義語を引きつけています。
私には紙は神と死との対称性を持っています。
私自身、紙漉きは「落とし紙」という今ならトイレットペーパーが
母の実家=最終の宮大工一族で灰色の落とし紙を造って=漉いている所で、
それが出来上がると実家に持って帰りました。
そうすると、祖母が一族に配りなさいと言われ、多分4〜5歳の思い出です。
デザイナーのプロとして、一時ふるさとでは、
「越前和紙」の産地に入っていって、
「オータキペーパーランド」を結成し、
そのタイトルには、
「森羅万象悉紙也」というロゴを作成しました。
和紙での実験のためには雁皮・楮・三椏を覚えました。
先祖が図面として残していた泥漉きの和紙は越前和紙では無理でした。
紙についての前章ですが、デザイナーとして、
紙は設計用紙からモデル用紙となり、
今ではバージンパルプから古紙のリサイクルは
私の大きなデザインテーマです。
「セルロース戦略」という基幹産業化を考えています。
またそれ以上に、紙の用品は、
ティッシュペーパーには普及品から、
高級品ともなるとそれはもはや布です。
最も紙はパピルスを源流とすれば、
パピルスは織物であり漉いたモノではありません。
そして現代の紙用品はおむつ・生理用から料理用とライフスタイルでは
不可欠のモノとなっています。
とりわけ紙用品の多様さとその品質では日本がトップ技術を持っています。
それこそ、越前和紙が正倉院では、
今でも経年変化していません。
にも関わらず、ユネスコ認定の「和紙」が三つの産地は大間違いと、
再度、大声で発現しておきます。

* 『大人的な表向きだけは嫌です: 洒落てはいけない』
* 『越前和紙こそ、紙の文化を再活性できるはずだ』
* 「布=『ふ』への七つのことばと割り出し線」
* 「『布』平織りの集積された知恵=晒を見直すこと」
* 『越前和紙に私専用を特注、なぜなら伝統の技能だから』


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『200年ぶりの「青色」発見は大興味がある』


   


     5月 19th, 2017  Posted 12:00 AM

人類が色彩を再現するためには、
いくつかの方法でいわゆる絵の具を創り出してきました。
そして絵の具とした色は人類の絵画を通して文化の基本だと思います。
私は美大時代には「色彩演習」で実際に加算混合や減算混合を学びました。
加算混合は当時はアルバイトで舞台照明で覚えることが出来ました。
減算混合はいわゆる外国製の指定されたポスターカラーで、
一年間にカラーチップを指で混ぜでパネル提出をさせられて体得しました。
同時に、教えられたことは色彩は嫌いな色はつくらないこと。
身体化する=衣類を纏うこと、肌で色の温度を知ること。
もし、外見上恥ずかしいなら下着で身につけることでした。
私は、毎日デザイン賞を受賞してから、身にける色は「青色」にしました。
青色といえば鉱物系と植物系から絵の具となる色を発見してきました。
そして、金沢にはラピスラズリを
日本で最初にインテリアとした「成巽閣」があります。
私はこのブルーを自分デザインのFORIS.TVを商品化しました。
青は売れないというタブーを破って大成功させました。
ちなみに金色は、金沢では金箔ですが
この色のコンテクストで北陸新幹線を考えるとあの青・金色は間違いです。
ところが先日、200年ぶりに「青色」を発見したという報道がありました。
オレゴン州立大学の大発見でした。
今この詳細を徹底的に知りたいと追いかけています。
なんといっても鉱物系ではラピスラズリであり、
植物系では藍色、これは日本では、
作業着があり、これは蚊や毒虫を寄せつけません。
ジーンズはこの色ゆえにガラガラ蛇を寄せ付かない話があります。
今回発見された青色はラピスラズリでは経年変化がありましたが、
この変化が決して起こらないということに私は大変興味があります。
ともかく、衣服繊維であれ、皮革染色であれ、
ブルーは顔料・染料ともに青色は限定されているだけに、
この青色がどのような顔料・染料になっていくのかと期待しています。
ともかく、色彩を身体化できないのは基本的にセンスを失うのです。

* 「モードからファッションへ、そして遡及する記号の再生産」
* 「正直な造形をめざすことは裏表無し」
* 「カラーの決定のために・HSB色空間」
* 「聴覚感覚という触覚の重大さ」
* 「やはり、持ち物はブルーが基本」


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『もはや採掘されない笏谷石が土産品になっていた』


   


     3月 13th, 2017  Posted 12:00 AM

福井市街地には足羽山が見えます。
この山の麓に足羽小学校があり、小山谷町の官舎住まいだった、
私の幼稚園から小学校5年までは、この足羽山の隅々まで熟知していました。
そして、笏谷石の石切場が自宅のすぐ側にありました。
この笏谷石は長い間は泥岩だと思っていましたが、
この石を題材にした小物が「フクイブルー」とかで土産品になっていて、
今ではこの石は採掘されていないことも知りました。
母の墓石を父はこの石がいいということで墓石にしましたが、
経年変化が激しくて?御影石に変更したのです。
なぜ父が選んだかというと母はこの笏谷石を独自に頼んで、
漬け物の重石にしていたのです。
その石は調べてみると、極めて長い歴史をもち、
北前船で全国にも配送されていたとか。
この石での湯船は最高と聞かされていました。
確かにこの石で出来た杯に水あるいはお酒を注ぐと、
とても美しい青色になります。
そして今では笏谷石を知る人はいないでしょう。
しかし、お土産となっている市価が高額でびっくりしました。
全てを購入しようかと考えましたが辞めました。
そして心配なことはもう採掘されていない笏谷石を素材にするならと
デザイナーとしてはその思いが重なりました。
笏谷石が火山礫凝灰岩だと始めて知りました。
岩石としてはやわらかいので、
古墳から出てくる棺桶の蓋に使われていたようです。
万一北陸新幹線が金沢から福井から小浜そして京都・新大阪となったとき、
(私は大阪から奈良までが希望ですが)、私はあの世です。
こうした土産品がさらに高額になるとするなら、
もっとデザインは考えられるべきでしょう。
今では墓石はスェーデン花崗岩(?御影石)になりましたが、
この石の特長を最も表現される風呂石にはならないのでしょう。
最近はあたかもダマスカス鋼風(これその物が鋼板)が、
「売れる刃物」になってしまったように、
こういう石目も新たなテラコッタ風が登場するのでしょう。
私はデザイナーの知識と見識は終焉してしまったことが残念です。

* 『経年変化無し素材開発と道具使用を次世代に』
* 『陶磁器の二つの歴史・創れないモノまた創れるモノ』
* 『刃物の地肌、その偽物氾濫が流行している』
* 『『新大阪駅もまだ改装しているが、なんとも工夫欠落だ』
* 『応量器のモノからコトへがデザインの完成形』


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『経年変化無し素材開発と道具使用を次世代に』


   


     7月 6th, 2016  Posted 12:00 AM

「カッターナイフ」という日本人の発明は凄いと思っています。
一昨年に、このカッターナイフの刃先カットとそのストッカーユニットを
「日本文具大賞」で受賞させたことがあります。
最近、美大に入学してくる学生が、カッターナイフの意味を知らないと
そんな話を聞いていました。
これは私も経験したことがありますが、剪りを知らず、
木工でいきなりその刃をことごとく折られたことがあります。
もっと、大変な事態は半田ゴテを知らずに火傷が多くて、
旧帝大でも半田ゴテを使わせるために保険に入らせることもありました。
自分の研究室でも半田ゴテ使用を5000回練習ということもありました。
この傾向はますます強くなっているようです。
さて昨夜、盟友・光野有次氏が再計測しながら、特に「背もたれシート」を
彼の自作したナイフで大まかにカットしてくれました。
その風景を見詰めていたワイフが今度は、
彼のカットしたウレタンフォームを「カッターナイフ」で
もう一度、調整をしてカッティングし、再構成をしました。
このウレタンフォームが成しえてきたことはとても意義深いことでしたが、
この素材には経年変化が起こります。
私の作品でウレタンフォーム素材は海外の美術館では永久収蔵されません。
今、ようやく経年変化無し、硬さもコンピュータ制御可能で、
なおかつ人体内に設置してもOKの素材が出来ました。
これは3D-Printerで可能になってきた技術です。
これを3D-Printingと呼んでいますが、やがてこれまでの経年変化や
リサイクルに高コスト素材は無くなっていくでしょう。
HUSATやHCDでのとりわけデザイン医工学・デザイン看医工学の対象には、
新しい素材が適用されていくものと判断しています。
光野氏とワイフのおかげで、
変形してきた体型を矯正する車イスシートが幸運にも出来上がりました。
新しい素材での電動車イスデザインは、自分の役割になったようです。

*『3D-Printingの基本にもう一度戻るために』
*『日本戦略は二つある。3D-Printerと3D-Printing』
*『三つの革命・予測は当たっていた』
*『3Dプリンターブームは「軽薄な流行」にすぎない!』
*『なぜ、私がヘッドホンにこだわるのか』


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『マンガ表現での瞳表現、そのインターラクション』


   


     6月 8th, 2016  Posted 12:00 AM

日本の漫画はすでにマンガ=「manga」となって、
表現物の大きな文化性を国際化しています。
遺伝子に漫画印象が組み込まれているかどうかは
未だ定かではありませんし、
遺伝子を調整細胞として制御しているかどうかの研究もまだ最中です。
マンガを読むというライフ・ログとしての記録化と遺伝子関係は疑問です。
少なからず、ロボットを漫画で読んできた我々には、
確実なライフ・ログに組み込まれていることは間違いないと思っています。
たとえば、ロボットは日本の子どもたちは怖がりませんが、
欧米では、
子どもたちはロボットの存在に恐れをもっています。
またこの印象度を利用した「ゆるキャラ」はブームとなっていますが、
デザインが貢献しているのは「くまモン」のみと言い切ることが可能です。
なぜなら「くまモン」には明確なデザイン成果があります。
あとの「ゆるキャラ」となると、商業主義的な悲惨さがあふれています。
こうしたマンガやゆるキャラには、明確な分類ができます。
それは「顔表情での目」その表現にあります。
二つに分類されています。
黒い点だけと、白い中に瞳の黒点、この二つについては
阪大、私の研究室で黒い点に絞った研究が修士論文でまとめられました。
黒い点というだけの顔の中の配置だけで喜怒哀楽が表現されて、
黒い点の瞳感覚で充分に感情表現が可能だという結論を得ています。
むしろ、白い中の黒点瞳表現は、感情表現の限界を示し、
かつ、マンガでの顔表現では経年変化をすることが明らかです。
つまり、黒点瞳での顔表現は、生き物の顔表現を統合しているという
その結論は、
今後のロボティックスのインターラクションに繋がっていくでしょう。

*『キティちゃんにて確認できる「安全と安心」』
*『心を持つロボット表現として、「泣き出す表情」』
*『漫画・アニメーションにみる日本独自のロボット観』
*『VFXのロボットが柔らかくなっているのは進化?』
*『ロボットが『心』を持っている?かどうか、ということ』


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