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Posts Tagged ‘BGM’


『ビートルズのカセットテープ集だけの自作の静電型』


   


     4月 21st, 2019  Posted 12:00 AM

31歳の頃、インテリアメーカーと
スピーカーシステムの商品開発をしました。
運良く、フィラデルフィア美術館に永久収蔵されました。
ところがしばらくして、その作品が永久収蔵から外されてしまいました。
というのもウレタンフォームの経年変化が管理上問題となり、
永久展示には向かなくなったためでした。
ソファーはウレタンフォームは永久収蔵は無理です。
現在知っているのは、エコロジーであるウレタンフォームは種。
これらのウレタンフォームはすべてが、ドイツ製です。
これは、その商品開発当時にそろえた「ビートルズ」のテープ集です。
このスピーカーシステムは、多分、音圧78dBで、
エレクトロスタティック(静電型)ゆえ、25mmの厚さで完成します。
どちらと言えば、スピーカーシステムはクラッシック専用ですから、
現代の120dBにはふさわしくありません。
ともかく、ビートルズは、LPレコード盤・CD集・カセットテープ集、
さらにはUSB集も持っているのです。
ジョン・レノンが亡くなった時に、
私は青春をかけてデザインをしていた東京を離れました。
そして今、この企業のC.I.からマーク・ブランドを
クライアント設立から70周年を機にデザインしています。
Aurexのラジカセがきてから、BGMには保管してある
カセットテープ集を聴いてみることにしています。
時折、「音ってどうですか?」を聞かれますが、
「まず自分のHi-Fiって何か?」を自問自答してください。

CRIPEUS


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「もう一つは音場システム」


   


     6月 3rd, 2012  Posted 12:00 AM

確実に「音場」空間をつくり出すには、
無指向性のスピーカーシステムが最適です。
美大の卒業制作は、無指向性のシステムでした。
それ以来、無指向性スピーカーには興味がつきません。
そしてB&O BeoLab5は、
ほとんどロボット的なシステムであり、
室内の大きさや、人数、室内の家具配置をセンシングし、
指向性を自動的に制御してくれます。
そして、音楽ソースはBeoCenter2で、
CDはほとんどリッピングしてあるので、
最低50枚だけをこれでの「音場づくり」、
すなわちBGM環境にしています。
私がオーディオファイルとして思うこと、
それは、そろそろ「音場」と「音像」が選択できる環境、
そのシステムが欲しいということです。
整理すると、
「音像」というのは、まさにスピーカーシステムの中央に、
歌手なり演奏者が存在していること。
「音場」とは、空間のどこにいても、
BGMとしての音楽空間になっていてくれることです。
これは、身体を包み込んでくれます。
「音像」と「音場」は明確に、
身体と空間の関係性を「より感覚化」してくれるはずです。


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「出版記念講演のアンビエント・プレゼン」


   


     7月 16th, 2011  Posted 12:58 AM

京都国際交流会館は二度目。
以前、舞踊家。西川千麗さんと対談。
今回は、スタッフと研究室がバックアップ。
卒業生たちも駆けつけてくれました。
昨夜までMacBook-Pro15で制作してたのを
MacBook Air11に約480MBを移行したところ、
トラブルでやや不安。
もはや、講演ではなるべくMacBook Air11が、
テーブル上もシンプルになり、
これをiPod Touchでコントロールできればというのが、
私が最も話しやすい環境ということにしています。
Picture in Pictureで正面16:9の二重画面構成と、
ステージの全面天井2面に動画白黒画像を流しました。
この構成については質問をいただき、
会場構成をそれなりに見せることができたと思っています。
この会館230席もほぼ満席になって、
倉俣作品を語るためにJAZZ「How High the Moon」も、
会場のPAでかなりいいHi-Fiで流すことができました。
彼がモチーフにしていたStan Kentonの演奏から、
「How High the Moon」なら、Randy Westonと
私が好きなBud Powellをほんの少し聴き比べてもらいました。
ワイフは、「音楽の聴き比べが新鮮だった」という評価。
東芝・Aurexでまだ駆け出しデザイナーだったころは、
新製品と当時の新譜から選び抜いた音楽を再生して、
デザイナーでありながら、音楽解説もしながら、
そうしたプレゼンを全国駆け巡ってやっていました。
そんな感覚を思い出しました。
私は自分の講義でも音楽をBGMで使うこともあります。
まさに「アンビエントなプレゼン」には、
それなりの建築空間が必要だというのが私の主張です。
会場でも新刊を買っていただき、
丁寧に矢立毛筆でサインをしました。
連載7年からやっと書籍化ができて、本年倉俣史朗20周忌に、
私自身で語ることができました。
彼の作品を語ることで、一つの役割を終えた感慨があります。

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