kazuo kawasaki's official blog

Posts Tagged ‘画面’


『4K8K、そして16Kからカメラのフォーカスを』


   


     1月 6th, 2021  Posted 7:42 PM

「デジタル×5G」の時代が到来しました。
私はもはや日常に、4K・8Kから16Kに上がると思っています。
画素数がここまで伸びたのは、ジョッブスの置き土産です。
しかも、総務省によると4K・8Kは昨年には2800万台まで普及しています。
ですが、4K・8Kは「デジタル」ゆえに、すべて二次元です。
そのため私たちのまなざしでは遠近法の表現を正確に受け取れず
「物とモノ」の距離感が感じとれないのです。
ここで、「デジタル」の意義が変わります。
私は、「Io T」は人間を深く読み込んでいないとすら、
読んでいますから、AIも、HUSATがいるのです。
16Kには、私はデザイナーとしてカメラのフォーカスを
ここまでやるかという
画面づくりを望んでいます。
これには、再度、人間工学を超えた発想が必要となります。
さて、今年の正月は、
新たな視聴環境を整えネット配信を種々選択しています。


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7月7日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     7月 7th, 2020  Posted 12:00 AM

7月7日 先負(辛亥)

『関数としてのデザイン』

視覚的理解による
形態把握と
認識的理解による
形相把握を
次世代エピステーメーとして
構築出来る可能性が、
それこそコンピュータの
画面上に新たな透視図法として
見えてきたと
考えるべきではないだろうか。

artificial heart:川崎和男展


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『来年は「子』ゆえ「四十八茶百鼠」を見るのです』


   


     11月 27th, 2019  Posted 12:00 AM

来年の干支は「子」ということで、
鼠色もおおいに席巻するかもしれません。鼠色は灰色とも呼ばれます。
厳密に言えば異なりますが、
私はおおまか日常使いとしては同じと考えています。
日本のいわゆる和色には、日本人の決めた様々な色彩があります。
「四十八茶百鼠」で476色までが現代にも伝えられています。
私が30代に福井に戻った時、空の色はいつも鼠色を見ていましたが、
その時は、二つを発見しました。
私の色相や彩度、明度は、子供の時からどうしても
この空の元に育っているので
自分がつくる色ではその明度を上げることを意識しました。
それから、一番びっくりしたのは「利休鼠」の存在です。
それこそ、この「利休鼠」は背景色として、
画面での文字や写真を最適に表現することができるのです。
ちょうどカナダのトロントで訪れたデザインスタジオの
コンピュータのデスクトップや
プレゼの背景色に目に優しいということで、
この色が使用されていました。
来春の「子年」には、もっと鼠色を確かめたいと思います。


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『画素・ピクセルは「正方形」になるダヴィンチがいる』


   


     11月 16th, 2019  Posted 12:00 AM

点描の技法といえば、ジョルジュ・スーラを思い浮かべます。
また、ワシリー・カンディンスキーの『点・線・面』は、
私のバイブルでした。
「点はやがて限りなく正方形に近づく」は
コンピュータ画面ピクセルの形状につながったのです。
2点が線となり、その線で囲まれた面となります。
光造形では線には幅があり、面には厚さがあり造形として、
クラインボトルにもなりました。
スーラは、光学的手法とはいえ、短い生涯の作品がすべてで、
テキストあるいはバイブルとなることばとしての
理論が私には届いていませんでした。
ダ・ビンチは、没後500年の今年は最大の展覧会が開催されますが、
最新の科学を通して様々検証が重ねられています。
筆の跡さえ残さなかった彼の技法は、
それこそ、コンピュータの如く、画素であり、
そこには全ての光を閉じ込めた跡がありました。
おそらく、スーラもカンディンスキーも、
ダ・ビンチのことは知らずして、
ピクセルの形状のような正方形、点を通して、
絵画は突き詰められていました。


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『セザンヌ、ベラスケス、そしてゴヤ』


   


     10月 28th, 2018  Posted 12:00 AM

私は美大卒で最高だったこと、
水彩画がおそらく自分ではプロ級だと自負しています。
しかし、油彩には一度も接したことがありません。
その中で「曇り空の元では色彩、それも灰色がしっかり読める」という
セザンヌ自身の言葉はとっても大好きです。
私自身は北陸で育ち、北陸の空の鼠色から逃走しましたが。
さらに、ベラケラスでは「自分も絵に登場し、しかも依頼人を鏡で描いたこと」、
これが私の現代画の入り口になっていると思っています。
そしてここまで自伝的な文章での「ゴヤ」はなんと言っても私の座右の書です。
自宅のガレージの書庫にはいつもあります。
この書は、著者が20年ものスペイン滞在し、
日本人の描くイメージ、スペイン=情熱を変えてしまったのです。
実際にはとても高緯度であり、情熱の国と言われていましたが、
それは日本人のイメージでしかないのです。
ゴヤは宮廷画家になるまでは、様々な手練手管をはかり、
敵を決してつくらないなどをあらゆる手段を実行しました。
そうして彼はとうとうに宮廷画家のトップになってしまうのです。
もはや誰にも文句をいわれないこの宮廷画家の立場で、
とんでも無い芸術の画面を創り出してしまいます。
やっと画家が本来の人間の醜さ嫌らしさまで描きあげました。
画家がジャーナリズムを創るというゴヤの芸術は、
画家の社会的意義をも創出したのです。


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10月01日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     10月 1st, 2018  Posted 12:00 AM

10月01日 大安(丙寅)

プレゼンテーションの最初の画面は、
発表者本人が思っている以上に
最も注目されており、
それだけで
プレゼンテーションの成否が
決定してしまうこともある。

『プレゼンテーションの極意』タブーの逆説「いい加減」なプレゼンの「良い加減」づくり


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09月25日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     9月 25th, 2018  Posted 12:00 AM

09月25日 大安(庚申)

プレゼンテーションの最初の画面は、
発表者本人が思っている以上に
最も注目されており、
それだけで
プレゼンテーションの成否が
決定してしまうこともある。

『プレゼンテーションの極意』タブーの逆説「いい加減」なプレゼンの「良い加減」づくり


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09月19日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     9月 19th, 2018  Posted 12:00 AM

09月19日 先勝(癸未)

画面はあるけれど、
それにはとらわれない。

あくまでも、中心になるのは、
観客に伝えたい話の中身、内容であり、
シナリオやプレゼンテーションシートは
それを補足するためだけに道具、
いや背景であると認識しておこう。

『プレゼンテーションの極意』タブーの逆説「いい加減」なプレゼンの「良い加減」づくり


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09月18日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     9月 18th, 2018  Posted 12:00 AM

09月18日 赤口(壬午)

僕はよく、プレゼンテーション画面を、
非常に多くつくりすぎてしまうクセがある。
用意する枚数が多いと言われる。

しかし、
それを一度のプレゼンテーションで
全部使おうとは思っていない。

時間配分を見ながら、
途中で画面を飛ばしたり、
全部見せるのはやめて、
随時調整することをいとわない。

『プレゼンテーションの極意』タブーの逆説「いい加減」なプレゼンの「良い加減」づくり


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『表示画面は4:3ではなくて16:9表示であるべきだ』


   


     8月 23rd, 2018  Posted 12:00 AM

4:3という画面表示に関して、私は15年前より言い続けてきました。
私はもう16:9を主張してきました。
すでに、TV画面もこの大きさになっているのに、
どうして画面表示が未だに4:3は、PowerPoint を使用している
大きな特長にもなっているのでしょう。
PowerPointが、今でも書体表示が情けないのにも関わらず、
これを表示として使っているのは、表現力の無い人格です。
さらに、こうした画面に著作権マークである?が無いのは、
無体財産権の無いことを表示しているのです。
著作権と商標権は大きく違うことを示しています。
したがって今でも新築されている所に画面表示パネルがある場合、
随分と落ちぶれた建築家だと思っています。
そしてPowerPointづくりでの学会は既に遅れているのです。
私の講演会では必ず200名を超える場合は200インチで16:9、
これを必ず準備してもらっています。
PowerPointで白黒画面を最初に使ったのも私です。
それ以後はLightShowでしたが、これを使っていました。
そして、LightShowがMacOSのKeynoteです。
これはスティーブ・ジョッブスの置き土産だと思っています。
TVではすでに4Kが表示されていますし、
多分、8Kまではいらないです。
ともかく私はパソコンでは16:9が表示画面だと確信していますが、
どの講演に行っても4:3なのは、私はやっぱり許せないのです。
Keynoteだったら、画面も8画面音楽まで再生可能なことを
ともかくデザイナーは表現ゆえに熟読使用すべきです。


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