分割から
統合という
造形の手法造語として
提案したい。

要素に
分割されたそれぞれに、
どのような
希望や
期待が
使い手側にあるのかを
検討して、
その総合化と統合化を
「ディバイネーション
　としてのデザイン」
という
新たな
フレームワークづくりが
必要だと考える。

モノの存在感や、
モノと人間との関係、
特に
インターラクションでは、
使う人の経験の質が
反映するものである。

デザインによる造形は、
この集合体となる要素を
形態の各部位や部品、
表面性、
素材感などの統合性と
総合性に
集約されるものである。

具体的には
人は
ささやかな
夢の集合として
大きな希望を抱く。

科学が
知的欲求を
整理するために、
それぞれの専門領域を
分類するために
分割されたように、
感性的な
欲求を満足させることは、
夢、
希望、
期待に対する
充分な回答を
与えることである。

発想を
分類したり、
分別したりすることは、
考察するためには
手法としての手続きであり
段取りである。

基本の拡張が
モノと人間の関係を
強固にすると
確信する。

デザイナーの
生き方の拡張から、
基本を
再発見することを、
「拡張としてのデザイン」
という
認識にしておきたい。