4月4日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design
4月 4th, 2022 Posted 12:00 AM
目次を見る
9月 23rd, 2017 Posted 12:00 AM
09月21日 大安(癸丑)
『artificial heart:川崎和男展』 配置としてのデザイン
1月 11th, 2016 Posted 12:00 AM
「デザイン思考」=Design Thinkingというビジネス論が流行しています。
まず、僕はこの流行批評を云々する前に、
「思考」という「思う」+「考える」という言葉の周辺を
金剛界曼荼羅:3×3:に基づいて、「思」と「考」についての
論理を整理します。
「思考」とはあくまでも日本語であり、これがいきなりThinkingとの邦訳は
決して僕は成り立たないと考えます。
その最大の理由は、デザイン+思考であり、
デザインの思考、デザインという思考、デザインのための思考などを
デザイン=問題解決・価値創出・未来創成を
明確にすべきだと考えるからです。
まず、「思考」と「考思」があることと、
そのための論理構造を曼荼羅分析で整理する必要があるのです。
僕にとってこの金剛界曼荼羅に配置されたイメージシンボルは
きわめて重要だと考えるからです。
決して、この配置を思っているのではありません。
「考える」ことと「思う」こと、の配置から、
それぞれのことばの意味と意義を
僕は思考の論理背景に置くべきだと考えます。
この配置からは簡潔にThinkingで邦訳が正確なのだろうかと、
まずは疑ってみるべきだと僕は考えます。
「思う」ことは
感じること、意識すること、考えること、熟考し認識するまで
この二つの曼荼羅は明確に僕たちの再考を促してくれると
僕は認知し、認識することがやっと完結すると思うのです。
この「思い」は感じて知ってまさに思識や思念、考査や考定に至ります。
日本語の概念考察は観念の熟知と認識を位置づけてくれます。
僕は40余年もプロのデザイナーとして、
デザイナーの思考方法がビジネス世界でも有効であると思ってきました。
だからたとえブームである「デザイン思考」を否定はしませんが、
さらに「デザイン思考」を止揚させる必要があると考えるのです。
その止揚に至ったのは、この曼荼羅的な概念あるいは観念の配置です。
「思考」あるいは「考思」を成立させている認知と認識の思量や考慮は
確実に再度、この曼荼羅配置で再考することから
僕は開始すべきだと考え思うのです。
つまりそれだけ人間には「思い」・「考える」という認識、
そこには知識・知恵の世界があるということです。
Tags: 3×3, Design Thinking, Thinking, イメージシンボル, ことば, デザイナー, デザイン+思考, デザインという思考, デザインのための思考, デザインの思考, デザイン思考, ビジネス世界, ビジネス論, ブーム, プロ, 世界, 位置, 価値創出, 再度, 再考, 否定, 周辺, 問題解決, 完結, 必要, 思, 思う, 思念, 思慮, 思考, 思考方法, 思識, 意味, 意義, 意識する, 感じる, 整理, 日本語, 明確, 曼荼羅, 曼荼羅分析, 有効, 未来創成, 概念考察, 止揚, 正確, 流行, 流行批評, 熟知, 熟考, 理由, 知恵, 知識, 簡潔, 考, 考える, 考定, 考思, 考慮, 考査, 観念, 言葉, 認知, 認識, 論理, 論理構造, 論理背景, 邦訳, 配置, 重要, 金剛界曼荼羅
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務
9月 30th, 2015 Posted 12:00 AM
9月30日 先勝(己酉)
8月 15th, 2015 Posted 12:00 AM
8月15日 友引(癸亥)
3月 16th, 2015 Posted 12:00 AM
Tags: 1980年, DESIGN, designing, intention, language, ontents, デザイン学, デザイン結果, 会員, 位置, 内容, 効果, 効用, 基盤, 学会新設, 学会誌, 学術, 学際化, 形, 形式, 形態, 形態言語, 意味, 意味されている, 意味する, 意図, 文科系, 日本記号学会, 理由, 理科系, 背景, 芸術, 言語化, 記号, 記号学, 記号論, 赤坂, 造形言語, 道元
Posted in 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ
1月 24th, 2014 Posted 12:00 AM
私は「ち」という言葉に日本思想の理念の一つがあると考えます。
土(つち)・土地(とち)・街(まち)の上に、
かたち・きもち・いのちが存在していると言ってきました。
このつち・とち・まちの思想こそ、
日本列島の国土計画になると考えてきました。
3.11で学んだことは、津波という天災の力でした。
津波は海から襲ってくることも怖いですが、引き潮の力、
それは6から60倍の力があります。
だから、防潮堤を高々と建設することはとても愚弄なことです。
あるデザイン系大学の学長とそんな論議をして教えられました。
海浜ラインの変遷、津波の経験、さらに地震津波への知恵は、
「土地の記憶」のアナログな調査にほかならないということです。
最近の天災後の土地調査はGPSでのデジタル調査では、
とても核心をついた計画にはつながらないということです。
今、私が畏れている南海トラフでの想定可能な津波、
襲いかかる時間と津波の高さです。
瞬間であり、とてもその津波では助からないということです。
したがって、その場所=土地の記憶をその所にある鳥居の位置、
これが歴史的な変遷を探り、実際にその土地で確認すること。
私は引き潮力への対策とその地盤土壌改革を成し遂げることです。
この計画を早急に成し遂げなければなりません。
私の元に、ひょんなことから想像外のアイディアが来ます。
だから、私はこれをなんといっても次の天災対策にすることです。
3.11、いやあの阪神大震災はすでに19年も経ちました。
そして報道されない震度1や震度2は毎日頻発しているのです。
東京オリンピック・パラリンピックまでの6年間、
この間に私たちは想定内の実現デザインを急ぐべきでしょう。
Tags: 3.11, GPS, アナログ, いのち, かたち, きもち, ち, つち, デザイン, デジタル調査, とち, パラリンピック, まち, ライン, 位置, 南海トラフ, 国土計画, 土地の記憶, 土地調査, 土壌, 地震津波, 報道, 変遷, 天災, 実現デザイン, 引き潮, 想像, 愚弄, 日本列島, 日本思想, 東京オリンピック, 津波, 海, 海浜, 言葉, 計画, 論議, 阪神大震災, 防潮堤, 鳥居
Posted in 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ
5月 28th, 2013 Posted 12:00 AM
現在、出版界は相当に難しい時代になったようです。
自分のインタビューが掲載されています。
だからというわけでは無いのです。
が、この著作「リアル・アノニマスデザイン」は労作です。
私もこの本の企画の人たちから、ホテルで質問を受けました。
企画者は、次世代のデザイン評論では定評があった人物。
そして、幾度か、校正もさせていただきました。
無論、私の独断は、「発言すれば問題発言、という風潮」には、
きわめて正直にプロとしての受け答えをしています。
私なら、そこまで言うかもしれないということも重々承知です。
そしてあれからの編集時間を思うと、
これだけの専門家、それも次世代、次・次世代ですから、
デザイン・都市・建築・メディアの担い手に、
恩師であった柳宗理氏の「アノニマス」をキーワードにして、
専門家、それぞれの解釈が述べられています。
私などは、インタビューされた最長老の中に入るでしょう。
編集ではきっと気を遣われたのではと思います。
「アノニマス」無名性、あるいは匿名性です。
「ヴァナキュラー」土着的な全く無名性との関わりを同世代、
ある建築家の意見も真っ当でした。
デザイナーや建築家にとって、それぞれの活動、
その成果としての製品・商品、作品にとってはその存在性では、
作り手の社会的な位置を確認するには、
誰もが悩む大きな問題だと私は思っています。
私は、金沢美術工芸大学入学直後に、
柳宗理先生にはこのキーワードは強調された体験があります。
それ以後も数回、「アノニマス」については、
自分でも記述したり、インタビューを受けたり、
「自分が考えるアノニマスデザインのモノ」を提示しました。
だから、私には明確に自分とアノニマスの関係では、
すっかり整理がついています。
それどころか、アノニマスを強調する脆弱さとその反発力も、
理解し終わっている課題にすぎません。
ところが、次世代の専門家の様々な解釈を読めば、
もう一度、「アノニマス」とデザインの関係について、
私の再洞察を要求されました。
再考を教示されるということが、私は「労作」ゆえに、
新たな課題、問題を与えられたと判断したことになります。
この著作の冒頭には、
まだ歩いていた頃の自分の写真が掲載されていました。
それを眺めると、私はもはや、
この世界に二度やってきているという印象があります。
「アノニマスデザイン」はこれからもおそらく、
職能家の社会的な存在性に深く関与していくと思います。
Tags: アノニマス, インタビュー, キーワード, デザイナー, デザイン, デザイン評論, ホテル, メディア, リアル・アノニマス・デザイン, 企画, 位置, 体験, 作り手, 作品, 再洞察, 再考, 冒頭, 出版界, 労作, 匿名性, 印象, 反発力, 商品, 存在性, 定評, 専門家, 建築, 建築家, 強調, 恩師, 悩む, 成果, 掲載, 提示, 数回, 整理, 時間, 最長老, 柳宗理, 校正, 次・次世代, 次世代, 無名性, 現在, 社会的, 編集, 美大, 職能家, 脆弱, 著作, 製品, 解釈, 質問, 都市, 難しい時代
Posted in 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ
7月 26th, 2012 Posted 12:00 AM
2008年から審査委員を拝命しています。
同時期から「関西海洋教育アライアンス」で、
神戸大・大阪府立大・大阪大の大学院合同講義にて
「海洋デザイン戦略論」も担当しています。
船酔いする私には考えられなかったことですが、
全てではありませんが、デザイン対象として、
海洋・港湾・船舶・造船などに
またひとつ大きな興味を持つようになりました。
デザイン領域は、この海洋関連からも眺め直すことができます。
審査委員も海事教育も、恩師の指示でした。
恩師はグッドデザイン制度も創設者の一人でしたが、
Ship of the Yearを創設し以後審査委員長として、
なんとしても日本の造船や港湾へのデザイン導入リーダーです。
弟子として、海洋船舶業界のデザイン高度化を目指しています。
5年この海事業界に関わり、
日本の船舶や港湾の国際的な位置関係も知るようになりました。
正直、日本の造船は地味だと思いますが、
技術先進国として毎年、驚愕する技術が登場します。
しかし、特に、造船がデザイン主導システムになってはいないだけに、
保守的な船舶だと思います。
ところが、プロペラ駆動や、船舶でのハイブリッド化、
そして急速充電リチウムバッテリー船舶などは、
確実にこれからの造船業界を国際的にも牽引すると確信しています。
風力発電のプロペラなどは、船舶業界の技術導入や、
港湾を現在は土木工学が中心ですが、
絶対に海事工学的に開発すべきだということを発見しています。
今年度の船舶のどこが評価されているのかは、
下記websiteで知っていただきたいと願います。
http://www.jasnaoe.or.jp/commendation/soy_2011.html
Tags: Ship of the Year, アライアンス, グッドデザイン, システム, デザイン, デザイン主導, デザイン対象, デザイン導入, デザイン戦略, デザイン領域, ハイブリッド, リーダー, 事業, 位置, 保守, 充電, 制度, 国際, 土木, 土木工学, 大学, 大学院, 大阪大, 大阪府, 審査委員, 審査委員長, 工学, 工学的, 急速充電, 恩師, 戦略論, 技術, 教育アライアンス, 日本, 日本海, 業界, 海事, 海事工学, 海洋デザイン, 海洋デザイン戦略論, 港湾, 発見, 発電, 確信, 神戸大, 興味, 船, 船舶, 評価, 講義, 造船, 開発, 関西海洋教育アライアンス, 風力, 風力発電, 駆動
Posted in 企望を「までい」具現へ, 祈望から企望へ