6月 18th, 2013 Posted 12:00 AM
「思考」の「思う」は、生まれながらの心からの直感。
このようにとらえると、
「考える」と「思う」を再度象形文字から考えることが可能です。
「考」は本来は「老」という象形から派生しています。
老人というのは、
多分、「思って、想って、思い続けてきた人間」です。
経験や聞いた話などの実体験が「思う」ことになるのでしょう。
しかも、老人とは、髪が白くて腰が曲がっている。
この象形が「老」という漢字だと言われています。
さらに、この「老」から、腰の曲がった老人が杖をつきます。
つまり、杖をついているのは佇んでいるわけです。
老人が杖というのが、「考」という象形文字だというのです。
「思考」の「思う」ことと、
「思考」の「考える」ことには、人生の時間が重なっています。
日本語漢字、象形文字の素晴らしさに私はあらためて感動します。
なんと、「思考」とは、
人間が生まれて、直感的に感じ取る「思い」を、
人生の、経験、話、実体験、そして教育成果で「考える」。
私は、赤ん坊の「思い」と老人が杖をついて佇んで「想う」こと。
なんと「思考」というのは、
人間の生涯という時間にわたって想い続けていることです。
とりわけ、私はデザイナーという職能なので、
デザイン思考というのをこの生涯の想いに重ねることができます。
しかし、困難なのは、
デザイナーに成ったときには思うというよりは考えています。
だから、デザイン思考というのは、想うことは考えること。
それゆえに、デザイン思考の思うことは、
デザイナーゆえの直感が「思う」ことになっているはずです。
こんなに象形文字から基本を積み重ねていくことは、
なんと面倒くさいことの繰り返しだと自覚します。
しかし、デザインにとっての「思考」とは、
「思う」ことは直感であり、
「考える」ことは熟考のまま佇んでいる「想い」だと思うのです。
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6月 17th, 2013 Posted 12:00 AM
漢字「田」は、頭蓋骨の象形文字でした。
そして、とても大事なことは、3歳までには、
この頭蓋骨には「泉門」と呼ばれている穴が空いています。
この穴は、3歳で閉じられます。
いわゆる「三つ子の魂」と呼ばれるように、
3歳までに、たとえば理系とか文系が決まるように、
頭蓋骨の中の脳味噌には、この穴から吹き込まれる何かが、
影響しているとさえ言われてきています。
しかも、この「泉門」というのはラテン語でも同様に、
「泉」でありその出入り口として「門」と言われているそうです。
したがって、この「田」は決して田畑という文字ではありません。
だから、脳味噌が心で反応していることが、「思う」こと。
もうひとつの「想う」は、
相手に対して、すなわち、対象物に心の動きを表しているのです。
私は、「思考」の「思」を「田」と「心」、
それらの象形文字でこれまで大学でも説明をしてきました。
「思考」とは?
あるいは、「何が思考に」ということも、
詳細に検討することが、デザイン思考の基本だと想っています。
特に、女性が赤ちゃんを持ったなら、
「三つ子の魂百まで」というように、
この泉門についての重大性を語ってきました。
おそらく、私も母の胎内から3歳までの間に、
何かが影響したのかもしれません。
たとえば、米国では、死亡した乳幼児の頭蓋骨を丹念に調査し、
泉門・頭蓋骨・脳検査によって、
ロボット思考の基準すら調べられているということを、
著名な日本のロボット学者から聞いたことがあります。
叶うなら、胎児から3歳までの泉門の解剖学的な所見が必要です。
「思う」ことは、
実は、人間は生まれながらにして、
心と脳での直感的なことが大きく寄与しているのかもしれません。
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6月 11th, 2013 Posted 12:00 AM
「スカウター」と名付けました。
エスノグラフィーという民族の個人的な、
視覚性と情報性を考えて見れば、そこに必要な情報を。
この思考を20年熟考してきたのかもしれません。
大学人になる前に、ある大企業とある省庁とへの提案は、
すぐにベンチャー企業ができました。
しかし、この発想はとても早すぎたのでしょう。
「売れること」より、技術進化の方向を示していました。
1996年、大学人になって、
この提案は「ディレクター」で制作し中国の学会で発表しました。
それ以来、私にとりついた技術展開概念とデザイン対象でした。
私は「映像」を全体像で追いかけてきた実感があります。
当時思いついていたアプリケーション、
自転車競技、カーレース、学術用途、医学・手術、音楽など、
この領域にこれは最適な、言わばヘッドマウントディスプレイ。
私が、気づいたのは、
目の前が真っ暗な映像が見えるモノは船酔いすることでした。
これは人間の生理がまったく受け付けない代物ということです。
にもかかわらず、未だにこの商品化をしている企業は実験不足。
話題になっているGoogle Glassは、
元のアイディアは日本産だと断言できます。
現在、評価版があるらしいのですが、
私は根本で4つの疑問を持っています。
今それを明らかにすることはできませんが、
この4つを日本が進化させたなら、
彼らのあの商品価値は劣ることは間違いありません。
20年前の発想は、何も変える必要はありません。
私は、「技術がデザインを実現できなかった」と思っています。
ということは、
デザインは常に技術への提言を持っているべきだと考えます。
たとえば、Apple社は、かつて「Knowledge Navigator」という、
パソコンが秘書になることを提言していました。
現在すでに、iPadであれ、Cloudであれ、
私たちの日常には、当時のデザイン思考以上の志向性があります。
デザインは100年先を考えていいわけです。
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11月 13th, 2011 Posted 10:00 AM
11月13日 先負(壬申)
小説家をめざしていた少年は、
小説は書けずにいるが、
本書などやデザイン批評、
デザイン思考を書き続けてきた。
『デザインという先手』志
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3月 9th, 2010 Posted 12:01 AM
結果判断という課題
結果判断から考えを深めていくには、
その結果を様々な観点からとらえ直さなければなりません。
結果をまず問題としてみるなら、
いくつかの「考察」方法が必要です。
問題というのも、結果に対する意識の中では、
話題・課題・問題という分別が必要です。
そして、話題ならばそれは思いつきで答えればいいのです。
回答
ところが、課題となると、「回答」を求めることになります。
その「回答」というのは、「回」という文字形態が示すように、
二重構造を持っています。
課題=Questionに対する回答=Answerです。
したがってすでに課題には、
自分の知る・知らないにかかわらず、一般解がある!と
考えて構わないでしょう。
それは、思考方法を「学」として学んできた算数や数学は、
常に、問題=課題に対しては、
回答に至る手続きを知る、あるいは暗記しておけば、
必ず、「答え」にたどり着くわけです。
二重構造の強さ
私が、二重構造というのは「回答」の世界観です。
デザイン教育では、まず「課題」を与えて、
デザイン回答をやらせます。
それは、デザイン思考のトレーニングとして、
このデザイン解では、あれが足らないとか、
機能性を果たしていないとか、さらに問題が発生する、
という訓練です。
つまり、「回答」として提示されたデザイン解には、
二重性があるという見抜き方が必要です。
二重性には、性能的には「強度」があります。
すなわち、デザインは「綺麗事」だというある意味では、
開き直りの強さこそ、「回答」としてのデザイン解、
その強さだとひとまず考えておきたいと思います。
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1月 11th, 2010 Posted 1:00 AM
exponent to Napier’s constant
私の高校時代は、物理と数学が同次元の授業でした。
受験数学・受験物理で無かったことは幸運でした。
eネピア数という授業は今も私の数学的思考原点です。
だから、私がふるさとでデザインスタジオの名前は、
「eX-Design」としたほどでした。
電話番号も2728にしました。
私は、「e-」冠詞がデジタル社会を表現する言葉だと
考え、exponentという概念を持ち出しました。
e=2.71828 18284 59045 23536・・・・
Napier’s constantというこの値と、
Napier概念定義をオイラーによって、
「理想数式」になっていったのだと私は思います。
あらためて、ネピア数=eが、
実は「人生」をも決定づけている、
というのは言い過ぎでしょうか。
デザインや設計理論で、このネピア数的思考は、
設計アルゴリズムになる!という確信が、
私には「絶対思考」となっています。
私の「デザイン思考」がまとまりつつあります。
それはパウル・クレーが悩んでいた解答手法は、
コレだ!という想いが、Napier’s constantかも、
と、今、一番思い当たっているのです。
それが、「造形思考」→「デザイン数理学」へ、
これから教育者としてまとめていくつもりです。
Design Algorithm
Digital Algorithmが「造形」=designに
向かっていると私は考えています。
したがって、ここでの論述は、メモですが、
「感覚」で受け止めてもらって、keyword=tagを
調べてもらえればと願っています。
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1月 9th, 2010 Posted 9:00 AM
e-Management
AtomからBitへというのは、
パーソナルコンピュータが日常化した結果です。
そして、次のようなマネージメントの言葉、
その手法は戦略論になっていきました。
すべてに「冠詞」=「e-」によって、
コンピューターをビジネスツール化したことです。
e-=electoronicsであり、
それはデジタル化という意味性を包含していました。
exponent
この「冠詞=e-」を私は、exponentという概念、
数理的な概念として理解していくことが正しいと
判断評価しています。
exponentは、数学術語では「指数」といいます。
そして、
数理論的には代表的には三つの思考算式があります。
私はこれらの思考をデザイン思考として援用する、
ということをめざしています。
「デザイン数理学」を、
大学人として提案するのが夢です。
それは、明らかに、Atom産業がBit産業として、
新たな経済イデオロギーへと向かうという予感が
あるからです。
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Posted in 010「AtomとBIt」, 資本主義から逃走せよ!
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