8月 17th, 2012 Posted 12:00 AM
私は車椅子になってから車を所有しました。
いわば男の子としての車への趣味性は一応満足しています。
工業デザインを学んだ者としては、
車はまさにカーデザインとして興味は人並み以上です。
教育者として、カーデザイナーを育成しました。
今現役デザイナーとして車メーカーや
そのメーカーの海外デザインセンターに赴任しています。
私自身どれだけの車に乗ってきただろうかと思い起こすと、
結構な車種所有と使用経験があります。
しかもすべてが手動用に改造しましたが、
これには国内事情が絡んでいて一家言持っています。
さらに個人的には運転手も雇っていましたから
ハイヤーの運転手程度の運転技術を知り尽くしています。
正直、国産車は一度も所有はしていません。
自分用に相当に改良をしたり、キャデラックのロングリムジンは、
クライアントからプレゼントされて乗っていた時期もあります。
現在は夫婦2人なので、ベンツSL500一台だけです。
先般までは、S320を徹底的に使っていました。
そうしたら10年使用ということで、
ダイムラーベンツから感謝状とメダルが届きました。
友人からベンツにはこうしたサービスがあると聞いていましたが、
それなりに嬉しいものです。
私は絶対にベンツには乗らないと思っていましたが、
ある時、車に詳しいスタッフの薦めでショールームに出かけ、
しかもGマークでSLKを確認してその発売されて以来、
セダンからワゴン、スポーツタイプと乗り継いできました。
おそらく、今乗りたい車は2種あります。
これを所有すれば、
私の生涯と車体験はとても幸運だったということになります。
そして、10年も工業デザインとしての成果品ユーザーへの感謝を
企業がサービス制度にしていることは嬉しいことです。
Tags: Gマーク, S320, SL500, SLK, カー, カーデザイナー, カーデザイン, キャデラック, クライアント, サービス, スタッフ, スポーツタイプ, セダン, ダイムラーベンツ, デザイナー, デザインセンター, プレゼント, ベンツ, メーカー, メダル, ユーザー, ロングリムジン, ワゴン, 体験, 使用, 個人, 制度, 友人, 国内, 国内事情, 国産車, 夫婦, 工業デザイン, 幸運, 感謝状, 改造, 教育者, 海外, 満足, 現役, 生涯, 男, 男の子, 経験, 育成, 自分, 自身, 興味, 趣味, 趣味性, 車, 車体, 車椅子, 運転, 運転手, 運転技術
Posted in 企望を「までい」具現へ, 祈望から企望へ
目次を見る
8月 16th, 2012 Posted 8:00 PM
目次を見る
8月 16th, 2012 Posted 12:00 AM
またワイフのコレクションを借りました。
「VISIONAIRE 48 MAGIC」には、
一言で表現すれば、3D印刷がいっぱい詰まっています。
3Dはすでに液晶TVでも実現されています。
モニターデザイン機器のデザインに関わってきて、
CRTから液晶モニターさらには
プラズマディスプレイにも関わってきました。
そして液晶TVが3Dになって一般化すると、
それこそ映画も3Dの立体的現実感に私は納得しました。
サッカー競技なども擬似3Dは結構迫力があります。
したがって、印刷技術での3D表現をそれなりにいろいろと見てきました。
ところが、Van Cleef & Arpelsが実現した
「VISIONAIRE 48 MAGIC」には見事な印刷表現がありました。
時折、印刷関連からも3D印刷が持ち込まれました。
無論、印刷と3Dといえば一つのラピッドプロトタイピングもあります。
しかし、この3Dではなくて、2次元平面にも関わらず、
「奥行き感が現実」な印刷物です。
たとえば、
ゴキブリが印刷面を眺める角度で動いているように見えるのです。
当然、パソコン画面でアニメーション的な3Dはすでに実現していますが、
あくまでも平面印刷面上です。
この平面2Dに、印刷された3Dがあるのです。
願わくば、製品デザインのカタログや作品集には
この印刷技術で作成したいと思っています。
だから、
いつもこの「VISIONAIRE 48 MAGIC」を印刷メーカーに求めても、
まだまだ一般化されません。
ということは、Van Cleef & Arpelsという高級宝飾ブランドにとっても、
この印刷技術の最高峰をめざすべく、
この「手本」としてVISIONAIREが作成されたのでしょう。
グラフィックデザイナーも、
アニメーションよりもまずこの技術表現に近づいてもらいたいものです。
Tags: 3D印刷, CRT, Van Cleef & Arpels, VISIONAIRE 48 MAGIC, アニメーション, カタログ, グラフィックデザイナー, ゴキブリ, コレクション, プラズマディスプレイ, モニターデザイン, ワイフ, 作品集, 印刷, 手本, 未来, 液晶TV
Posted in 企望を「までい」具現へ, 祈望から企望へ
目次を見る
8月 15th, 2012 Posted 10:00 AM
目次を見る
8月 15th, 2012 Posted 12:00 AM
私は金沢美大卒であることを幸運に思っています。
先月、大阪で関西地区の同窓会に出席しました。
案内葉書が届いたとき、行きたいなーと思いましたが、
車椅子でOKの会場だろうか、とすぐに考えます。
そして、そのことを確かめると、
会場を変えたりということもこれまで経験してきたので、
それは申し訳なくて、「不参加」として返信しました。
ところが後輩から、「どうして来てくれないんですか」と電話を受け、
「いや車椅子だし会場のことも・・・」
「何言ってるんですか、当然、バリアフリーの場所ですよ」
と言われて参加しました。
1959年卒から今年卒まで関西地区で80数名も集まって、
東京同窓会からも代表が、金沢から同窓会代表も参加ということで、
美大らしく、ビデオまで制作してありという大盛会でした。
Facebookのファンページでも800名も存在するネットワークです。
必ず、個展や出版や映画などの案内も
そのページでいつでも見られる組織になっています。
毎年、東京銀座・金沢・New Yorkでは、大展覧会が恒例化してきました。
それも参加者は700名もいます。
絵画界・彫刻界・工芸界・デザイン界ではそれぞれにリーダー格がいます。
しかし、そのようなことはまったく関係なく、
先輩ー後輩の関係は根強くスムーズに繋がっています。
会ったことはありませんが、
あの作品、あの漫画、あのパッケージ、あの映画、あのCFという具合に、
先輩・後輩の作品がいっぱい日本を席巻しています。
今、大先輩は故柳宗理先生のヨーロッパでの足跡調査をされています。
私は金沢美大卒業であることは、
本当に、人生の「大幸運」だったと噛みしめています。
Tags: FaceBook, New York, デザイン, デザイン界, ネットワーク, パッケージ, バリアフリー, ヨーロッパ, リーダー, 人生, 仏像彫刻, 作品, 個展, 先輩, 卒業, 同窓会, 大阪, 展覧会, 工芸, 幸運, 後輩, 思い, 日本, 映画, 東京, 柳宗理, 柳宗理先生, 漫画, 組織, 経験, 絵画, 美大, 美大卒, 美術, 芸大, 足跡, 車椅子, 金沢美大, 金沢美術工芸大学, 銀座
Posted in 企望を「までい」具現へ, 祈望から企望へ
目次を見る
8月 14th, 2012 Posted 10:00 AM
目次を見る
8月 14th, 2012 Posted 12:00 AM
プロダクトデザインの本質を一言で断言すれば、
「使い勝手と美しい存在性」につきます。
そして、このリモコンが明示している人間と生活への提示は、
企業の社会的存在性を最大限に表示しています。
つまり、この企業が人間としての尊厳確認を自己確認しています。
これらはB&O社のリモコンです。
自宅のオーディオシステムはこのすべてで管理ができます。
すでに廃盤商品になっている20年前のモノ(右端)もまだ使えますが、
これはその当時に、
「いづれ家庭内のTVから照明から電話すべて」を
コントロール可能としていました。
しかし、時代尚早だったために
そのようなシステムまで開発は進化できませんでした。
こうしたB&O商品は、
当時から確実に未来のデザインを誘発させる美学的思想と
ライフスタイルを示唆していました。
しかし、B&Oという企業は現代に至って、
そこまでの経営手法そのものを革新的に出来ませんでした。
明らかに経営者能力が
デザイナーの夢を支えられなかった証明と言っていいでしょう。
翻って、エレクトロニクス関係、情報系、
エネルギー系などへの「デザイン提案」を、
実現するのは「企業経営者の義務」だと明言しておきます。
つまり、デザイナーの夢は「絵に描いた餅」と揶揄されます。
それも経営者という種族が
「たかがデザイン」としか思っていないのが真実です。
私はこうした経営者を喧嘩相手に40余年生き抜いてきました。
こうした経営者が社会的リーダーだというのは大間違いです。
それはほとんど無責任で真善美の人間としての生き様の基軸を、
ひとまずは「仮想の経営者にすぎないこと」にも無自覚で、
とても哀れな存在だと指摘しておきます。
まして、そんな経営者が全世界的に増殖していますから、
これは地球規模的大問題です。
デザイナーは、その専門的職能の真意忠実に、
正道をめざして自分の生涯を
そのような経営者から離脱させるべきでしょう。
「たかがリモコン」ですら、
その存在意義に、世界観のあるべき方向が見えています。
比して、現代の全てのリモコンの醜悪さが、
そのリモコンを社会化した企業、
その企業経営者の何物かの
「あってはならない罪悪性」までを象徴していると考えます。
Tags: B&O, TV, エネルギー, エレクトロニクス, オーディオ, オーディオシステム, コントロール, スタイル, たかがデザイン, デザイナー, デザインの本質, デザイン提案, プロダクトデザイン, モノ, ライフスタイル, リーダー, リモコン, 世界, 世界観, 人間, 仮想, 企業, 企業経営, 企業経営者, 使い勝手, 商品, 善, 喧嘩, 喧嘩相手, 地球規模, 夢, 大問題, 大間違い, 存在, 存在性, 専門的, 専門的職能, 尊厳, 思想, 情報, 手法, 指摘, 提示, 揶揄, 支え, 方向, 明示, 時代, 未来, 正道, 無自覚, 無責任, 照明, 生き様, 生活, 生涯, 真善, 真善美, 真実, 真意, 示唆, 社会, 社会化, 社会的, 社会的存在性, 管理, 絵, 絵に描いた餅, 罪悪, 美, 美しい, 美学, 美学的思想, 義, 義務, 自己, 証明, 象徴, 軸, 進化, 醜悪, 開発, 電話, 革新, 革新的
Posted in 企望を「までい」具現へ, 祈望から企望へ
目次を見る
8月 13th, 2012 Posted 8:09 PM
目次を見る
8月 13th, 2012 Posted 12:00 AM
自分の生まれ年のモノこそ、
自分を重ねていく趣味性とオークション価値性が楽しめます。
学生たちにも、若いときに、たとえば生まれ年商品となった、
時計などを買っておくことは趣味の基本だと伝えています。
私は50代になって、
生まれ年の時計を随分探して買いましたがとても高額でした。
そうしたら、
ワイフはしっかりと生まれ年の人形をコレクションしていました。
多分、この人形は、「たかが人形」に過ぎないと思いますが、
これはとても価値あるコレクションだとびっくりしました。
しかも、ルイヴィトンの靴トランクに、
このブライス周辺の小物まで整理して持っていました。
今回も彼女のコレクションを借りてこのブログで、
「たかが・mere」?「されど ・just」という比較断定論を突き詰める、
その一例としてメモしておきます。
ブライスは、おそらく人形の中でも独特の表情とその存在感があります。
この人形の詳細についてそれほど私は語りきることはできませんが、
この人形を素材として
人形との関係が総合的に充実しているモノはないでしょう。
すなわち、「たかが人形」「たかがブライス」に過ぎませんが、
問題は「されど人形」「されどブライス」を
確認する要素がいっぱいあります。
私が「たかが」?「されど」の可逆論理は、
「たかがデザイン」ー「されどデザイン」という言い方で、
私は「デザインの重大性」をこれまでも、
これからも語っていくことになると思っています。
私にとっては、「たかがデザイン」と言われたり、
その程度の価値観を抱く人間には常に喧嘩をしてきました。
「されどデザイン」を実証するのが私の使命だと考えています。
「されどデザイン」の本質的確信は、
人間としての人格=美しさ認知力こそ、
その人の存在性に関わっていると断定しているからです。
真・善・美が人間の悟性であり存在性そのものの価値だとすれば、
この真・善・美においても最後の価値判断は「美」です。
結局は真であり善であっても、
美無くしては真善も成立はしないということです。
私は、このブライスという人形が世の中に登場して、大変なブームになり、
それがさらに「たかがブライス」なのに「されどブライス」になって、
しかも現代も「されどブライスの価値観」は高密度になっています。
ブライスの存在性が創り連続してきた
「価値」の真意は美に通じているのです。
Tags: just, オークション, コレクション, されどデザイン, たかがデザイン, デザインの重大性, ブーム, ブライス, メモ, モノ, ルイヴィトン, ワイフ, 世の中, 人形, 人格, 人間, 使命, 価値, 価値判断, 価値性, 価値観, 判断, 可逆論理, 商品, 問題, 喧嘩, 存在, 存在性, 存在感, 学生, 密度, 小物, 思い, 悟性, 整理, 時計, 本質, 本質的, 比較, 比較断定論, 現代, 生まれ年, 真・善・美, 真善, 真意, 知力, 素材, 美, 美しさ, 自分, 表情, 要素, 認知, 論理, 趣味, 趣味性, 連続, 高密度, 高額
Posted in 企望を「までい」具現へ, 祈望から企望へ
目次を見る
8月 12th, 2012 Posted 9:30 AM
目次を見る