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Posts Tagged ‘風力発電’


『ソーラーパネルは制度で大誤解をあたえその真実が歪んでる』


   


     10月 23rd, 2014  Posted 12:00 AM

太陽電池=ソーラーパネルが再生エネルギーという期待感は、
大間違いだと言うことがようやく、制度廃止で決着がつきました。
私は、最初から、まず再生エネルギーという語彙の意味が不明、
なぜなら、エネルギーを電力だけに閉じ込め、
さらにまだソーラーパネル自体が生産・設置・電力確保など無理で、
エネルギーは永久保存の法則は無い、このことを主張してきました。
電力会社がその電力を無知性で買い取るという馬鹿げた制度を拡散、
これは詐欺行為になってしまったと言っていいでしょう。
私は住宅や企業の屋根にソーラーパネルを見るとき無念でした。
みんなが欺されているということです。だから設置されたパネルは、
メンテナンス会社で常に修繕を余儀なくされていました。
そのメンテナンス企業自身は決してソーラーパネルには依存無し。
私はソーラーパネルそのものの科学的な存在性を総否定していません。
ソーラーパネルが現在の技術で使用出来るのは住宅や企業ではなく、
たとえば、通信衛星や面積での発電量が25%でOKなる使い方のみです。
現政権は、いわゆるソーラーパネルバブルに決着をつけました。
すこぶる正当な判断です。これを原子力発電依存性拡大だとか、
その代表政治家を葬るバカ連中の知的な覚醒を促したのは正当です。
私は、ソーラー発電なりの重要性は知性的に全く違うと指摘します。
どこでもソーラーパネルと言っている成金の低レベルさに呆れ果て、
私はもう一つ風力発電も再生エネルギーという無知性さも同等です。
太陽から、風から、電力を得る方法のもっと科学性を望みます。
無論、原子力を現在のままの再稼働賛成でもありません。
原子力発電をプルトニウムからは引き離すべきと考えています。
そして、原子力工学によって再度、ソーラーも、風力も、
最適な発電実務の技術開発が根幹であると考えています。
そういう意味では、ソーラーパネルでの電力買い取り廃止の決定は
まったく正しかったと賛同します。
つまり、現状ソーラーパネル技術の詐欺的制度の解消は正義でした。
風力発電も私は必要だからこそ、現状技術の見直しを願います。

「太陽光発電は相当疑問?・・・」
『「ふくしま」だから未来と絆で、夢のプロジェクトとは?!』
「神話・寓話・童話にエネルギーは無い」


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『PCモバイル性は充電池とそのコネクターで護る』


   


     8月 11th, 2014  Posted 12:00 AM

いち早くMacintoshを道具にしてきた私にとって、
いつでもPCの携帯性では電源を72時間は確保することにしています。
そして、現状ではMacbookAir11とChrome11を使い分けしています。
USBコードは自分用はDIYもしています。
最近OSは、MacOS XとChromeOSの併用が面白いと思っています。
ともかく、「情報装置を最新にする」ことはリーダーの基本です。
日本の技術は何でも最高だと思い込んでいる人が多すぎます。
もうそんな時代に日本の存在感は薄れていることも理解すべきです。
HPのChromeOS with Googleは未来を捉えているPCかも知れません。
ソニーがVAIOを事業から手放した企業戦略は、AIBOさえ辞めたことは
間違い無く、日本の存在感を失ってきている証拠かもしれません。
急速充電バッテリーの容量は増強されてきていますが、
今なお、発電・送電・変電が電力会社に統轄されていることや、
再生可能エネルギーで、ソーラー発電、風力発電では無理なこと。
その十分な知識がマスコミ・ジャーナリズムには大欠落です。
PCの携帯化を支えているのは、スマートフォンとパッドがあります。
したがって、これらの電源確保には智恵を使う必要があります。
既製品も徹底的に自分用は自作しなければならないほど、
パソコン周辺機器メーカーにはその発想も欠落しているほどです。
その上にウェアラブルPCの登場、3D-PRINTER、PCメガネまでも
一般的には相当の知識不足を私は感じていますから、ついつい、
どうも上から目線になってしまいますが、結局は、
PC周辺の携帯性を支える電源というエネルギーと全ての使い勝手に
私は一般的なマン・マシン・インターフェイス思想の貧弱さを
感じ取ってしまうからです。
だから、駄目なコトにはいつでも喧嘩を仕掛けなければ、
いつまでたっても日本はますます貧しくなっていくのでしょう。


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『「ふくしま」だから未来と絆で、夢のプロジェクトとは?!』


   


     6月 22nd, 2014  Posted 12:00 AM

ふくしま・3.11の復興は国家的な大問題です。
だから、ふくしまに未来と絆で国家プロジェクト?夢など皆無です。
「ふくしま未来」という浮体型風力発電装置と
「ふくしま絆」という浮体式変電所のプレゼンに立ち会いました。
プレゼンテーターの若者が、あたかも、福島復興の全日本計画を
知識有り、知り尽くしたかのような風力発電と変電システムには、
私は大激怒を「演じて」国際的な失敗事例など質問をしました。
結局、年配のリーダーがプレゼンテータを名乗り出てやりとりです。
まず、再生可能エネルギーの未来は従来の風力発電?・・・ 変です。
福島沖、地上から20Km沖合、高さは地上32階ゆえに、
送電は変電所経由になりますが、送電能力でたった800所帯です。
海上にある変電所は風速50kmに耐えるらしいのですが、
台風どころか海上では落雷に耐えきるとかのシステムに、
国家予算はどれほど使用されたことでしょうか?
費用対効果から資源回収の便益性は、あくまでも未来への投資?。
未来・絆という命名には、「あたかも」があり過ぎるわけです。
しかも、「ふくしま」にはこのようなプロジェクトで、未来を、が、
蔓延し過ぎていると私は判断と評価をしています。
私の提案などは無視され続きの連続、
しかれども、費用対効果万全の「真実提案」を自負しています。
「ふくしま」にお役所仕事でどれほどの国家予算が、
費用対効果は全く無視されたままは容認するわけにはいきません。
おそらく、このプロジェクトには「ゆるキャラ」まであります。
一体、広告代理店は、この開設の大仰な記念式典などには、
「便益性」という投資回収はあるはずもなかったでしょう。
なるほど、無能な連中が再開発国家予算に群がっています。
この報道をTVで観たことがあるでしょうか?
たった、800所帯、海上の風力発電失敗事例は無視されています。
とても容認できる、「未来」も「絆」も、
「ふくしま」だから許されていることには、改めて激怒します!
最後に、私の耳には、「これほど知り尽くした審査員がいたとは」。
これが実態ならば、私はあらためて自衛しなければなりません。
超大規模な土地での太陽光発電で1800所帯なんて!
そのメーカーは破産することは明白になっています。

『電力の自由化と電気の自由化があります』
「世界中が・March.11.2011ならば・・・」
『中国の月面着陸ロケットの思惑・範原発を!』


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「現在使用のバッテリーパック・・・携帯電力を再考」


   


     6月 22nd, 2013  Posted 12:00 AM

3.11以来の国難によって、日本人はエネルギーを知りました。
しかし、私は電力=エネルギーは間違いだと言ってきました。
エネルギーは、「水・食糧・電力」と定義しています。
また職能として「急速充電バッテリーの開発」に関わっています。
したがって、バッテリーパックは私の日常や出張時の必需品。
だから、いつでも最新の容量性能の進化を追いかけ、
携行時のデザイン機能のモノを選び抜いています。
急速充電バッテリーは、3年前に価格は20分の一になりました。
これは日本だから可能にしたMade in Japanの技術進化です。
日本のこの技術力を私は確信していましたが、
専門家としても相当に日本の技術の信頼感は正直揺らいでいます。
それには大きな理由があります。
つまり、このバッテリー領域は日本技術であるべきですが、
開発するべき企業力に大きな不信と不安が芽生えています。
結論を言ってしまえば、マスコミ報道への信頼を離れるべきです。
それは「再生エネルギー」への期待感などは無謀だと断言します。
2030年の米国政府のレポートでも、
再生エネルギー(太陽発電や風力発電など)が成功しても、
全エネルギー=電源の5%程度だということです。
私は、金属素材のイオン化傾向で、
バッテリー素材を再考すべきでしょうと主張します。
簡単に言えば、イオン化傾向の隔絶性と、
その二つの金属間にあるべき媒介物が問題だと思っています。
さらに、発電形式の再熟考不足を見ているのです。
たとえば、ソーラーバッテリーの蓄電地が、
リチウムバッテリーだという程度では、何も解決していません。
ところが、マスコミが仕掛ける風潮操作は間違いだらけです。
その実例をあげれば、キリが無いほど出てきます。
だからこそ自分用の携帯バッテリーは最新のモノにしています。
残念ながら、この島国は地震列島ですから、
少なくとも、ケータイとパソコンのバッテリーは、
最低、3日間の連続使用を考えておくべきでしょう。
私が提唱する「危機管理デザイン工学」でも、
携帯用のバッテリー開発デザインは最大のテーマです。


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「現代の道具・LSIのやり直し」


   


     5月 26th, 2013  Posted 12:00 AM

「道具を売る証人」=ミシェル・フーコー。
彼の音楽ならビートルズの「オ−!ダーリン」、
これが2004年の個展「プラトンのオルゴール」展の作品です。
2006年、金沢21世紀美術館に永久収蔵と個展開催。
M.フーコーをほとんど読み尽くして敬愛していた私は、
まさに、1980年代から集積回路=LSIの決定的なモノとして、
これをオルゴールに仕込みました。
なぜなら、一般的にはMC68000はミニコンLSIながら、
Macintoshを産み出し、これが現代文明を大革新したからです。
だから、私は現代の「道具の証拠」として、
その役割をM.フーコーとし、その音楽をビートルズから選び、
売られてもいなかったその曲のオルゴールを作品にしました。
この展覧会には、インダストリアルデザインがアートになりうる、
この思いを証拠立てることでしたが、
私がデザインを学んだ金沢市は作品を買い上げました。
おそらく、現代のパソコン、その完成品だったMC68000を知る、
そのような人は数少ないでしょう。まして、
集積回路=LSIの進化は、情報技術・電子技術の最高峰だと、
今でも暗黙知になっています。
しかし、私は異議申し立てをしなければなりません。
LSIの根本的なやり直しが必要になってきました。
たとえば、電子回路にLSIが並べば、その消費電力は大きく、
もはや精度制御しなければならない発熱量の大きさです。
私は、インターネットでクリック2回で、
カップ一杯分のコーヒーができるとまで断言しています。
それは、LSIで閉じ込められた現代文明では、
その消費するエネルギー=電力の消耗量を端的に比喩しています。
そこで「再生エネルギー」を
太陽電池だ、風力発電だというのは、将来性を隠避しています。
もし「再生エネルギ?」が可能になっても5%程度ゆえ無理です。
だからこそ、私たちが再度考え直すことは、
LSI神話を終焉させることです。
私はあらためてM.フーコーが、
なぜ、自分を「道具を売る証人」と言い切ったのだろうか、
現代道具であり続けてきたLSIを根本で変革することにこそ、
わが国の頭脳が祖国をもう一度、本当に豊にするだろう、
そんなことをこの作品コンセプトで確認しています。
すでに現物作品は美術館の倉庫に眠っています。

* 詳細は私の著作「プラトンのオルゴール」再読を!


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「世界中が・March.11.2011ならば・・・」


   


     3月 25th, 2013  Posted 12:00 AM

海外がはるかに多いのでは、と感じています。
今回の日本の国難、大地震・大津波、そして原発事故です。
すでに2年が過ぎ去ろうとしています。
「March.11.2011」と
「Fukushima Daiichi」は合い言葉になっているようです。
3月10日に私はパリ市内で原発廃止の大きなデモに出会いました。
フランスはいち早く、太陽電池も風力発電よりも、
原発で電力輸出国家になっています。
以前、私が原子力バッテリーのデザイン開発に関わっていたとき、
フランスのある市長から、フランスに来ないかと誘われました。
それほど、フランスが原子力発電に未来を見ていた国家です。
にもかかわらず、福島第一での原発事故が与えた影響は大きかったのです。
市民はすべからく騙されていたのでしょう。
かく言う私は、
未だに、原発阻止には反対です。
確かに、私自身、今回の大地震と原発事故を見逃すわけにはいけません。
しかも、
フランスは原発事故収束に大統領と原発企業までが日本に来ました。
これこそ、「危険だ」と私は直感しました。
案の上、フランスは「何も出来なかった」のです。
しかし、あの馬鹿な前政権はいくら支払ったのでしょうか?
以後、あの原発事故が明白にした情報には、
大勢の人身御供のおかげで、
どれほどのことを原子力発電技術を学び直したでしょう。
私はこのデモ隊とすれ違いながら、
マスコミ報道の恐ろしさと
今回の原発事故が覆い尽くそうとしていることです。
原子力発電は、今後も人類が覆い隠すことではありません。
最も正当な原発事故の原因を明確にすること。
● ウラン239とウラン240という自然界非在を発生する、
   プルトニウムから開放されること。
● 建設原発を生産超小型原発にすること。
● 決して後進国である中国などに原発を委ねないこと。
● 原子力技術は正当な工学技術として、
   日本がこれからもトップ先進国であること。
私は、この大きなデモを傍観しつつ、まともな写真は撮れませんでした。
しかし、国際放送で「March.11.2011」をいやというほど聞きました。
なのに、帰国したら原発事故関連は本当に報道そのものが忘れています。
私は、「危機管理工学へのデザイン導入」の筆頭に、
この「原子力工学へのデザイン主導学際化」を
絶対に試みると考えています。


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「Ship of the Year・日本船舶海洋工業界の今後」


   


     7月 26th, 2012  Posted 12:00 AM

2008年から審査委員を拝命しています。
同時期から「関西海洋教育アライアンス」で、
神戸大・大阪府立大・大阪大の大学院合同講義にて
「海洋デザイン戦略論」も担当しています。
船酔いする私には考えられなかったことですが、
全てではありませんが、デザイン対象として、
海洋・港湾・船舶・造船などに
またひとつ大きな興味を持つようになりました。
デザイン領域は、この海洋関連からも眺め直すことができます。
審査委員も海事教育も、恩師の指示でした。
恩師はグッドデザイン制度も創設者の一人でしたが、
Ship of the Yearを創設し以後審査委員長として、
なんとしても日本の造船や港湾へのデザイン導入リーダーです。
弟子として、海洋船舶業界のデザイン高度化を目指しています。
5年この海事業界に関わり、
日本の船舶や港湾の国際的な位置関係も知るようになりました。
正直、日本の造船は地味だと思いますが、
技術先進国として毎年、驚愕する技術が登場します。
しかし、特に、造船がデザイン主導システムになってはいないだけに、
保守的な船舶だと思います。
ところが、プロペラ駆動や、船舶でのハイブリッド化、
そして急速充電リチウムバッテリー船舶などは、
確実にこれからの造船業界を国際的にも牽引すると確信しています。
風力発電のプロペラなどは、船舶業界の技術導入や、
港湾を現在は土木工学が中心ですが、
絶対に海事工学的に開発すべきだということを発見しています。
今年度の船舶のどこが評価されているのかは、
下記websiteで知っていただきたいと願います。
http://www.jasnaoe.or.jp/commendation/soy_2011.html


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「神話・寓話・童話にエネルギーは無い」


   


     6月 8th, 2011  Posted 12:00 AM

もっと真実を。
権力の構造が最大恐怖です。
その権力の機能性も性能性も壊滅です。
それにも関わらず効能性を、
権力は維持存続させる権力が残存しています。
だから、もっと真実を、
かってロシアンアバンギャルド時代に、
マヤコフスキーは、「もっと形態を」と言って、
自死を選びました。
ロシア革命先導者たちの権力への抵抗でした。
「もっと新しい形態を、号泣が聞こえてくる」、
これが彼の辞世の言葉です。
さて、ドイツ・イタリアが脱原発を宣言しました。
いづれも敗戦国家です。
この国際的裏側の真実に真っ直ぐなまなざしが必要です。
「安全神話」で原発は推進しました。
結果、安全神話で原子力技術を台無しにしました。
私は、次ぎには、
「安全寓話」にソーラー発電があり、
「安全童話」に風力発電があると結論づけています。
代替エネルギーに、太陽と風があるという物語、
太陽には、日食と月食があり、
風には、暴風雨が待ち受けています。
「風景」の根幹に位置する太陽と風との調和、
そのような調和など幻想だと思います。
ソーラー発電にも風力発電にも、
原子力技術の応用が絶対に必要です。
なぜなら、人類の科学と技術に潜んでいる真実の知恵、
やっとたどり着いたかも知れない本当のエネルギーに、
真実近づくには科学からの知恵だと私は確信しています。
神話・寓話・童話の中に、
エネルギー手法はありえない、と思っています。
「もっと真実を」、
効能だけを温存している権力からはぎ取るべきでしょう。
3ミリシーベルト内でも次世代を置き去りは駄目です。
20ミリシーベルトOKという権力は打倒すべきでしょう。

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『資本主義からの逃走』
   「欺瞞的エネルギーこそ、共同幻想である」


   


     6月 15th, 2010  Posted 12:20 AM

エネルギーへの論議
「物質・情報・エネルギー」が現代世界構造の三大要素です。
物質と情報については、これまで考察メモをここに記してきました。
さて、「エネルギー」を大きな課題として取り上げていくことになります。
正直、書けないこともあると告白しておきます。
しかし、後世、私のアイディアや思考が間違いであるということがあったとしても、
提言を書き連ねておく所存です。
ある直感があります。
欺瞞的エネルギーは風景であり光景にはなりえぬ
それは「太陽エネルギー」・「ソーラーパネル」についてです。
私は、これが地球にとって最善のエネルギー源になるとは思えませんし、
考えれば考えるほど、「欺瞞的エネルギー源」にすぎないということです。
ソーラーパネルが輝き、風力発電のプロペラが回っている、
これは「風景」にはなるでしょうが、
「光景」にはならないと考えます。
なぜなら、ソーラーパネルを生産するために、
どれほどの電力を消費しなければならないかということです。
風力発電も決して主力電源・エネルギー源にはならないことは明らかです。
私は、おそらくここでは「原子力」について言説化を考えています。
まず、「エネルギーは原子力」である、と明言しておきます。
そしてこの論議は、「タブー」化されてきましたが、
真にエネルギーを考察し洞察するには、この論議こそ大名目だと考えます。


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