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「世界中が・March.11.2011ならば・・・」


   


     3月 25th, 2013  Posted 12:00 AM

海外がはるかに多いのでは、と感じています。
今回の日本の国難、大地震・大津波、そして原発事故です。
すでに2年が過ぎ去ろうとしています。
「March.11.2011」と
「Fukushima Daiichi」は合い言葉になっているようです。
3月10日に私はパリ市内で原発廃止の大きなデモに出会いました。
フランスはいち早く、太陽電池も風力発電よりも、
原発で電力輸出国家になっています。
以前、私が原子力バッテリーのデザイン開発に関わっていたとき、
フランスのある市長から、フランスに来ないかと誘われました。
それほど、フランスが原子力発電に未来を見ていた国家です。
にもかかわらず、福島第一での原発事故が与えた影響は大きかったのです。
市民はすべからく騙されていたのでしょう。
かく言う私は、
未だに、原発阻止には反対です。
確かに、私自身、今回の大地震と原発事故を見逃すわけにはいけません。
しかも、
フランスは原発事故収束に大統領と原発企業までが日本に来ました。
これこそ、「危険だ」と私は直感しました。
案の上、フランスは「何も出来なかった」のです。
しかし、あの馬鹿な前政権はいくら支払ったのでしょうか?
以後、あの原発事故が明白にした情報には、
大勢の人身御供のおかげで、
どれほどのことを原子力発電技術を学び直したでしょう。
私はこのデモ隊とすれ違いながら、
マスコミ報道の恐ろしさと
今回の原発事故が覆い尽くそうとしていることです。
原子力発電は、今後も人類が覆い隠すことではありません。
最も正当な原発事故の原因を明確にすること。
● ウラン239とウラン240という自然界非在を発生する、
   プルトニウムから開放されること。
● 建設原発を生産超小型原発にすること。
● 決して後進国である中国などに原発を委ねないこと。
● 原子力技術は正当な工学技術として、
   日本がこれからもトップ先進国であること。
私は、この大きなデモを傍観しつつ、まともな写真は撮れませんでした。
しかし、国際放送で「March.11.2011」をいやというほど聞きました。
なのに、帰国したら原発事故関連は本当に報道そのものが忘れています。
私は、「危機管理工学へのデザイン導入」の筆頭に、
この「原子力工学へのデザイン主導学際化」を
絶対に試みると考えています。


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「たかがデザインだから見えていること」


   


     6月 16th, 2011  Posted 12:00 AM

デザイン程度が原子力に何が可能。
こういう思惑に囲まれながらも、
私は「建設」から「生産」をと発言し、
デザインモデルを提示。
東京電力ショールームで展示会をした経験があります。
ただし、開催直前に原発事故があり、
原子力関連のデザインモデル展示は見送られました。
この時かなり激しく私は抵抗したことを思い出します。
なぜなら、「安全」で原子力=放射能を語るのではなく、
「安心」という思考を原子力技術に提案すべきだという
デザインの本質的な発想が根本にあったからです。
フランスでの講演・ワークショップ後、
ある市長が来日してまで、原子力バッテリーは
フランスでやらないかという誘いもありました。
やるなら絶対に日本という信念で断ったこともあります。
多分次のようなコンセプトを聞きつけてのことでしょう。

 ● タービンレス設計への移行
 ● イオン化傾向の差分からの電圧利用
 ● 冷却システムの革新的進化
 ● 炉心設計に偏重して周辺統合技術の欠落補完
 ● 新規バックアップ電源への発電補完システム設計
 ● 内外被曝対策・汚染対策のためのデザイン
 ● ヘルス・フィジックスへの学際性デザイン
 ● 日本の放射線管理という統合曖昧性での欠落性
 ● 放射能影響の医学対応性
 ● 保健的核物理への技術投機
 ● 放射能生物学からの技術構築案
 ● 発電所事故の国際的学習効果の共有
 ● 原発建設設計の新システムデザイン導入、等です。

こうした詳細無しが「安全神話」でくるまれていました。
今回、フクシマ原発の収束から終息のために、
現地でのエンジニアの皆さんは「命がけ」であり、
おそらく、それこそ「想定外」が突発回避は困難。
長期にわたる被曝集積の影響が必ずあるでしょう。
それでも、人類はこの厄介極まる「原子力」「放射能」に、
果敢に向かうことでこそ、
本当の「脱原発」の詳細要素と要因が見つかるはず、
私はそう考えて現実・現状を見ています。
すでに本来の御用学者の原子力専門家、
代議士たちは世論を怖れて逃げだそうとしています。
デザインとは「社会に対する姿勢保持」が基本です。


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