6月 9th, 2016 Posted 12:00 AM
「アップサイクル」が一つの話題になりつつあります。
大阪大学の私の研究室にも、社学連携課経由で、
ある行政と企画企業から依頼が持ち込まれました。
幾たびかの打ち合わせ後、この企画はデザイン職能団体に、
企画・運営・ワークショップ・コンペの開催などを一任しました。
ワークショップはデザイン学生などを巻き込んで開催され、
その報告書などを読みました。しかしどうも違和感が残っていました。
論理的な内容を時系列的に再確認をしました。
まず、「アップサイクリング」という新たな産業形式の創案は正当でした。
しかし、根本的な過ちを発見しました。
この発見をリサイクルに照合して実際のデザイン実務との結びつきを、
あらためて検討し始めています。
まず、大きな過ちはリサイクルがサスティナブル思想であるという、
経済理念の間違いがありました。
従来のサスティナブル(持続可能)は
欧州の酸性雨対策を起源としています。
よって、リサイクルとは本当は無関係です。
このことにより、
工業生産しかも大量生産時で発生した素材廃棄物を再利用することで、
大量生産されたモノ以下の製造物に落ち着いてしまいます。
アップサイクリング(up cycling)ならば、リサイクルされた生産物は、
リサイクルされる前以上の性能性・効能性によって
新たな機能性を獲得する必要があります。
この発想が根本的に欠落しているという、
新規デザイン実務上では最も希求されている
現実生産を知ることができました。
ただ単に廃棄される素材=端材を利用する
製造システムでは無いという、この再確認が必要です。
そのサンプルとなるプロジェクトを開始します。
*『サービスの勘違い・地球に『優しい』?』
*『石畳の街、その文明と文化』
*『カーボン素材の3D-Printing開発をめざすことは・・・』
*『陽子加速器での核変換デザインによる復興』
*『デザイン史の講義を語るにはロシア・アヴァンギャルドから』
Tags: up cycling, アップサイクリング, アップサイクル, コンペ, サスティナブル, サスティナブル思想, サンプル, システム, デザイン, デザイン学生, デザイン実務, デザイン系学生, デザイン系職能団体, デザイン職能団体, プロジェクト, モノ, リサイクル, ワークショップ, 一任, 企業, 企画, 依頼, 内容, 再利用, 再確認, 利用, 創案, 効能性, 単, 団体, 報告書, 大きな, 大量, 大量生産, 大阪大学, 実際, 対策, 工業生産, 希求, 廃棄, 廃棄物, 形式, 従来, 必要, 性能性, 打ち合わせ, 持続可能, 新たな, 新規デザイン実務, 時系列, 本当, 根本的, 検討, 機能性, 欠落, 欧州, 正当, 無関係, 照合, 獲得, 現実生産, 理念, 生産, 生産物, 産業, 発想, 発生, 発見, 研究室, 社学連携課, 端材, 素材, 経済, 経済理念, 経由, 職能, 行政, 製造, 製造システム, 製造物, 話題, 論理的, 起源, 運営, 過ち, 違和感, 酸性雨, 開催, 開始, 間違い
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務
目次を見る
5月 30th, 2016 Posted 12:00 AM
このブログのテキストのみの表現は無視されることが多いのです。
しかし、テキストとしている「ことば」は
「かたち」発想のための極めて肝要な発見です。
このところ現状のデザイン、デザイン界に向けて
相当の評価をしてきました。
その根底にあるのは、温故知新と不易流行であり、
自分なりに調べ上げてきた重要な新発想の造語ばかりです。
ただただ自分はデザイナーという天職の認識を遵守したいのです。
「Silience」という古語とその言語であるラテン語、その意味を見つけ、
それはメタ発想とパラ発想に至っています。
翻って再思考すれば世情は簡単に誰もが「IoT」という将来像を掲げます。
具体事例はあまりに曖昧ですが、その講演会や書籍が氾濫しています。
しかし、その詳細領域やあるいは決定範囲こそ
明確にするべきであり、デザイナーゆえ、
温故知新の原語からそのメタ論理とパラ論理を下敷きにして
まず、「コンセプト発想」から解放して「問題解決」に至ります。
「イノベーション」なぞを安易に用いず、
それこそ「IoT」での曖昧さを拒否します。
結果、Internet of Medical Thingsを具現化するモノのデザインをします。
そのモノからこそコトが見えてくれば制度化される次世代デザインを提案。
その提案こそ、不易流行と成しえる「価値の創出」になります。
まもなく、肝心なInternet of Medical Thingsを提案します。
その背景にはコンシリエンスデザインと今、
熊本地震で地道に活動しているレジリエンスデザインチームがいます。
予想されている南海トラフのリスクにはなんとしても
IoMeTが必要だと考えています。
*『手づくりから物事デザインと事物デザインを決める』
*『非常事態の準備は再考しなければならない』
*『これからのデザインを語るために=・・・signare・・・』
*『silienceからパラ理論とメタ理論への展開が可能になる』
*『IoTは、再度アナログとデジタルの融合が基本』
Tags: Internet of Medical things, IoMeT, IoT, silience, イノベーション, かたち, コト, ことば, コンシリエンスデザイン, コンセプト発想, テキスト, デザイナー, デザイン, デザイン界, パラ発想, パラ論理, ブログ, メタ発想, メタ論理, モノ, ラテン語, リスク, レジリエンスデザインチーム, 下敷き, 不易流行, 世情, 予想, 価値, 具体事例, 具現化, 再思考, 制度化, 創出価値創出, 南海トラフ, 原語, 古語, 問題解決, 地道, 天職, 安易, 将来像, 必要, 意味, 拒否, 提案, 新発想, 明確, 曖昧, 書籍, 根底, 次世代デザイン, 氾濫, 決定, 活動, 温故知新, 無視, 熊本地震, 現状, 発想, 発見, 相当, 範囲, 簡単, 結果, 肝心, 肝要, 背景, 自分, 表現, 解放, 言語, 評価, 詳細, 認識, 調べ上げ, 講演会, 造語, 遵守, 重要, 領域
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務
目次を見る
5月 30th, 2016 Posted 12:00 AM
5月30日 先負(壬子)
SIlienceの原語をやっと発見、
これで
大きな自分流論理の
基本的な背景がまとまった。
だから、
コンセプト発想など
時代遅れだと断言できる。
川崎和男の発想表現手法
Tags: silience, コンセプト発想, 原語, 基本的, 川崎和男のデザイン金言, 断言, 時代遅れ, 発見, 背景, 自分流, 論理
Posted in APHORISM, 川崎和男の発想表現手法, 未分類
目次を見る
5月 1st, 2016 Posted 12:00 AM
28歳時に交通被災、車イス使用者として生きてきました。
車イスそのものを自分でデザインしました。
しかしこのブログでは一度もそのことを書いたことはありません。
もう最近は電動車イスでの移動の身体になりました。
しかも、身体には加齢もあるのか体型変化が起こってきています。
幸いに美大時代の同級生M氏は
シーティングエンジニアとしても高名であり、
彼から早く直すべきと忠告されていました。
確かに体型の変形は内臓にも影響を与えている実感があります。
そこで、彼は身体障害者向けの様々な製品開発や商品化もしていて、
その事業での「でく工房」社長T女史まで測定支援してもらいました。
いつか電動車イスは二人で組まないと素人判断のモノが出てきています。
私の体型診断と測定、
身体保持シートの再設計のために来学してくれました。
とてもいい機会なので、医学系研究科の教授や他大学の教授、
そして学生にすでに「座る」という行為の時代遅れの人間工学から
シーティングエンジニアリングのワークショップになりました。
なぜ、人間は二足歩行で、「座る」という行為の世界的なイスの系譜から
私がモデルになって体型変形の矯正方法や車イスがどうあるべきかを
もはや使えない人間工学を超えたシーティングエンジニアリングを
新たな研究ターゲット発見課題などを私の研究室で行いました。
そして、
今や間違いだらけの電動車イスの欠点から二人の狙いを語りあいました。
彼を私の講座の特別研究員にすることにしました。
*「音を求めて『闇『歴史的作品からの刺激をどう受け止めるか』
*『誤謬へのシンボライゼーションプロトタイプ』
*『「闇に座す」=土・立、修辞学的な造形の込めた願い』
*「デザインは『付加』するものではないということ・2」
*「関西海事教育アライアンス・6年目の演習課題プレゼン」
Tags: 坐, 28歳, M氏, T女史, イス, エンジニアリング, シーティング, シーティングエンジニア, シーティングエンジニアリング, ターゲット, でく工房, デザイン, ブログ, モデル, モノ, ワークショップ, 世界的, 事業, 二人, 二足歩行, 交通被災, 人間, 人間工学, 他大学, 体型, 体型変化, 体型変形, 体型診断, 使用者, 倚子, 内蔵, 再設計, 判断, 加齢, 医学系研究科, 同級生, 商品化, 変形, 学生, 実感, 座る, 影響, 忠告, 教授, 方法, 時代遅れ, 来学, 機会, 欠点, 測定, 測定支援, 特別研究員, 発見, 矯正, 研究, 研究室, 移動, 系譜, 素人, 美大時代, 行為, 製品開発, 課題, 講座, 身体, 身体保持シート, 身体障害者, 車イス, 車椅子, 間違い, 電動, 電動車イス, 電動車椅子, 高名
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務
目次を見る
4月 10th, 2016 Posted 12:00 AM
コンシリエンスデザインという発想手法は、
学術系+芸術系・文系+理系の融合性と統合的なデザイン方法です。
デザイン方法というのは、
問題解決・価値創出・未来創成を目標・目的としています。
そして、僕が最も重大視していることは
「コンセプト」からの発想からの解放です。
それは、三つのデザイン空間への文理統合、
その思考の照射・投影・透過・射影によって
形態設計と制度設計になります。
● SCOPE・スコープでは視点移動=dollyが重大です。
● PERSPECT・パースペクトではその思考空間に消失点の発見です。
● PANORAMA・パノラマは学術と芸術が統合された思考空間に
そのアスペクト=比率を明確にしていくことです。
かつて、僕がCG登場とともにトロントでCGの教育訓練を受けたときに
dolly=ドーリーという言葉を初めて知りました。
それは、画面上でカメラの焦点を当てて行くようにすることでした。
この言葉は当時の英英辞典にも無くて、質問をした経験があります。
まさしく学術的な知識の焦点を芸術的な視点で動かしつつ思考決定です。
パースペクトというのは思考の投影図を創造したときに、
消失点=Vanishing pointを見いだせるかどうかを
論理性と感性を統合しながら見いだす方法です。
そして、デザインを最適化するには、統合的な発想結果が
社会性、それは制度設計かもしれませんが、
適正ある比例配分を決定すること=パノラマ的であることです。
こうした思考を成し遂げていくにはすでに「コンセプト」だけで
デザイナー的な発想を語り出すことからは解放されるべきでしょう。
コンシリエンスデザインにはこの三つを繋いでいる
まさに「ライン・メソッド」=Line Methodがあるということです。
*『数理造形から見えてきたAtom時代の終焉 ・03」
*『色彩知識はトロントで消去、そしてbit色彩を知る・04』
*『色彩感覚とCAD感覚・05』
*『なつかしい三冊の本、そこにクラインボトルあり』
*『今秋より『KK塾』を開催します』
Tags: CG, dolly, Line Method, PANORAMA, PERSPECT, SCOPE, Vanishing Point, アスペクト, カメラ, コンシリエンスデザイン, コンセプト, スコープ, デザイナー的, デザイン, デザイン方法, デザイン空間, ドーリー, トロント, パースペクト, パノラマ, パノラマ的, ライン・メソッド, 価値創出, 制度設計, 創造, 問題解決, 学術, 学術的, 学術系+芸術系, 射影, 形態設計, 思考, 思考決定, 思考空間, 感性, 投影, 投影図, 教育訓練, 文理統合, 文系+理系, 方法, 明確, 最適化, 未来創成, 比例配分, 比率, 決定, 消失点, 焦点, 照射, 画面上, 発想, 発想手法, 発想結果, 発見, 登場, 目標, 目的, 知識, 社会性, 経験, 統合, 統合的, 芸術, 芸術的, 英英辞典, 融合性, 視点, 視点移動, 解放, 言葉, 論理性, 質問, 透過, 適正, 重大, 重大視
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務
目次を見る
2月 16th, 2016 Posted 12:00 AM
今回の「KK塾」で私は画面表示・モニター基準色を紹介しました。
これはモニター設計、それもCRTから液晶ディバイスになってからも、
かねてシリコングラフィックス社とALIAS社でCG制作を見ていた時期、
その経験からのカラー表示を紹介したのです。
これにはいくつかの理由とその意味があります。
それは視覚的に安全なカラーと疲れないカラーがあるからと、
最近ではモニターからの青色が突出していて「ブルーライトカット」、
これがあたかも流行となっています。
100円ショップ商品の遮断メガネには、
大きな勘違いがあると思っているからです。
人間には可視光線というニュートンによって発見された
紫から赤色までの7色(白色人種では6色)の色環があります。
とりわけ、モニターからの色表示はすべて光=電磁波ですから、
これらが視覚的に害を成すかどうかはまだまだ研究の成果が必要です。
しかし、紫外線や近赤外線・遠赤外線は、可視光線を超えていますから、
有害なことは納得できます。
特に「ドライアイ」は角膜の三つの層に悪影響を与えていることは
立証されていますから、メガネは「ドライアイ対策」が必要です。
今回私は、深緑を提案しました、
といっても、
PC:Macからの出力もプロジェクターと一致していませんから、
基本的にはPANTONE®カラーのNo.7712から7720までを準備しました。
肝心なのは日本語で言うところの「深緑色」です。
この色をベースにしたときに、これがいわゆる鼠色系になると
これは「利休鼠」になっていくことことを知った時は
大きなショックでした。
しかもその「利休鼠」の色は北陸の初冬の曇天の空の色でした。
私がかつて液晶モニターからの近赤外線が持つ危険性を公表したときに、
あるメーカーは私を訴訟しようとすらしました。
しかし、その近赤外線は特にプラズマ画面からが多くて、
日本ではある省から危険勧告があり、
欧州からはその様式のモニター輸入は全面的に拒絶されたのです。
今、この画面色を私はワープロでの背景画面に使っています。
Tags: 100円ショップ, 6色, 7720, 7色, ALIAS社, CG制作, CRT, KK塾, mac, No.7712, PANTONE®カラー, PC, カラー, カラー表示, ショック, シリコングラフィックス社, ドライアイ, ドライアイ対策, ニュートン, プラズマ画面, ブルーライトカット, プロジェクター, ベース, メーカー, メガネ, モニター, モニター基準色, モニター設計, ワープロ, 人間, 光, 全面的, 公表, 出力, 初冬, 利休鼠, 勘違い, 北陸, 危険勧告, 危険性, 可視光線, 商品, 基本的, 安全, 害, 悪影響, 意味, 成果, 拒絶, 提案, 日本, 日本語, 時期, 曇天, 有害, 様式, 欧州, 流行, 液晶ディバイス, 液晶モニター, 深緑, 深緑色, 準備, 理由, 画面表示, 発見, 白色人種, 省, 研究, 空, 突出, 立証, 納得, 紫, 紫外線, 紹介, 経験, 肝心, 背景画面, 色, 色環, 色表示, 視覚的, 角膜, 訴訟, 赤, 輸入, 近赤外線, 遠赤外線, 遮断メガネ, 電磁波, 青色, 鼠色系
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務
目次を見る
12月 27th, 2015 Posted 12:00 AM
学術と芸術が分離あるいは分担されてきた教育、
このわが国の教育システム・制度の歴史はとても長いと思います。
幸いにして、私は学術と芸術、それも芸術に派生してきたデザインを学び
プロのデザイナーになることが出来ました。
人はいずれ長じれば自分の職能的な経験値を伝える使命と義務があります。
このことは、すでに大学の恩師達には分かっていたのかも知れません。
私が想像もしていなかった交通被災で車イス生活を余儀なくされた時、
恩師たちからは、大学に戻れと言われ、その大学を辞した時には、
別の大学で、教育系では情報デザインとデザインを、建築系でもデザイン、
こうした教育側の訓練を受けていたのでしょう。
私が大学人を選んだ時には、「やっとその気になったか」と納得を受け、
大学人とデザイナーとして今日を迎えています。
そして、芸術と学術、文系と理系の融合化統合化によって、
私は「コンシリエンスデザイン」と「レジリエンスデザイン」を知り、
デザインを看医工学に焦点化した時には、
学域のデザインは人間の社会と時代、生涯に向かいました。
結果、健康と福祉は「命」=生きることを支えることを明確にしました。
これは私が芸術=美術大学時代の教授達が今なお私に、
プロとしてのデザイナー、その経験に基づく新たなデザイン、
その手法を発見させて、次世代への教育目標を創らせたのでしょう。
私は素直にニュートン的なベクトルの合力によって、
作用点に人間の思考・知識を置いて、その合力が人間に向かえば、
明らかに、健康と福祉が命を支えていること、
この支援力には、
レジリエンスという、例えば自然や社会からの
抑圧に抵抗する力をレジリエンスデザインとし、
レジリエンスデザインを充分に知り尽くしているからこそ、
コンシリエンスデザインが人間の支援力になるということを
明確に確認させてくれているのです。
学力・デザイン力を「コンシリエンスデザイン」とし、
まして私は、身体障害者であり心臓障害者ゆえに
「命」とデザインの関係を相反させて伝えていく使命と義務があるのです。
そして、すでに、このニュートン的な力、合力だけではなくて、
量子力学的な相互作用的、重力的、電磁力的な隠喩としての
新たな「コンシリエンスデザイン」を定義して、
次世代デザインを提唱していくことになるでしょう。
Tags: コンシリエンスデザイン, デザイナー, デザイン, ニュートン的, プロ, ベクトル, レジリエンス, レジリエンスデザイン, 交通被災, 人間, 余儀, 作用点, 使命, 健康, 分担, 分離, 制度, 力, 合力, 命, 国, 大学, 大学人, 学域, 学術, 建築系, 心臓障害者, 思考, 恩師, 情報デザイン, 想像, 手法, 抑圧, 抵抗, 提唱, 支援力, 教授達, 教育, 教育システム, 教育側, 教育目標, 教育系, 文系, 新たなデザイン, 時代, 次世代, 次世代デザイン, 歴史, 派生, 焦点化, 理系, 生きること, 生涯, 発見, 相互作用的, 相反, 看医工学, 知識, 社会, 福祉, 納得, 素直, 経験, 経験値, 結果, 統合化, 美術大学時代, 義務, 職能的, 自分, 自然, 芸術, 融合化, 訓練, 身体障害者, 車イス生活, 重力的, 量子力学的, 隠喩, 電磁力的
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務
目次を見る
11月 25th, 2015 Posted 12:00 AM
インテリアデザイナー森田恭通氏パリ個展は、
歴史的には二つの大きな意味をもってしまったようです。
まず何と言っても、彼のデザイン拡大化計画の実現は、
自分が写真家として「Porcelain Nude」を撮影して
私の判断ではフォトコラージュ的なお皿磁器に展開。
その制作依頼もフランスと言えばの磁器ブランドである
リモージュ磁器であり、その窯元BERNARDAUDでした。
なぜBERNARDAUD:ベルナルドでなければ、ということがあります。
それは世界中のシェフたちにとって
重大なレストラン使用皿の効能性でした。
陶磁器といえば、CHINAと呼ばれ、それは中国景徳鎮です。
しかし、欧州ではボーンチャイナと呼ばれる白い磁器がありました。
ところが、見逃してはならないのはフランスであり、
白い粘土と言っても、石粉粘土ゆえに磁器となるカオリンの発見でした。
ボーンチャイナという骨の粉を混ぜるというよりは、
もともと白い粘土 – カオリンの存在は、白い磁器を完成させたのです。
ドイツの製陶技術でも秘策はカオリンを使うことでもあったようです。
いわゆる「真っ白いお皿」は料理を配置するキャンバスだったのです。
そこを森田恭通氏は、特にレストランデザインにおいて、
シェフたちが最も好むお皿に、フォトコラージュ的な
グレーから黒のグラデーションを
カオリンの白皿に革新的手法を発表しました。
そして、もう一つの歴史性はパリでのテロリズムで
非常事態宣言によって個展の中断を余儀なくされたことです。
が、私はかえって中断されたことで
ますます森田恭通氏のカオリン磁器へのフォトコラージュを
「見たい・触りたい」という要求を高めたのだと思います。
おそらく、シェフ達の料理は、白と黒が最も明快ですが、
彼は写真によって、グラデーションをパターン化させるコラージュを行い、
なぜ、リモージュ磁器という欧州最高的な代表磁器ブランド、
その中でも、シェフ達が絶対条件としているベルナルド窯元なのです。
最もカオリンという白い粘土磁器に、白から黒へのグラデーションは
料理人達にさらに革新的な料理、
しかも一流レストランへ向けた提案でした。
彼の個展で、
写真パネルではプラチナ仕上げをめざしピエゾプリントを行い、
そしてカオリンにグラデーションを与えることは
デザインからの提案が、
料理人達にもっともっとレストランのあり方への問題提起でした。
私は森田恭通氏に「日本でもやったらどうですか」と言い残しました。
日本には、磁器の歴史と陶器の歴史が混在しています。
だから陶磁器と呼ばれ、
六大古窯は、すべからく陶器と華道での価値判断がありました。
磁器の世界は、秀吉の朝鮮征伐で連れ帰った磁器職人の仕事でした。
森田恭通氏は世界的なレストランの空間とそこに存在すべき食器に
彼ならではのフォトコラージュを世界にむけてパリで発表したのです。
レストラン食器への非常事態を投げかけたのでしょう。
Tags: BERNARDAUD, china, Porcelain Nude, インテリアデザイナー, カオリン, キャンバス, グラデーション, グレー, シェフ, テロリズム, ドイツ, パターン化, パリ, ピエゾプリント, フォトコラージュ, プラチナ仕上げ, フランス, ベルナルド, ボーンチャイナ, リモージュ磁器, レストラン, レストランデザイン, 一流レストラン, 世界, 中国景徳鎮, 中断, 使用皿, 価値判断, 個展, 六大古窯, 写真, 写真パネル, 写真家, 判断, 制作依頼, 効能性, 問題提起, 存在, 完成, 実現, 展開, 意味, 提案, 撮影, 料理, 料理人, 朝鮮征伐, 森田恭通, 欧州, 歴史性, 歴史的, 発表, 発見, 皿, 石粉粘土, 磁器, 磁器ブランド, 磁器職人, 秀吉, 秘策, 空間, 窯元, 粘土, 華道, 製陶技術, 要求, 配置, 重大, 陶器, 陶磁器, 非常事態, 非常事態宣言, 革新的手法, 食器, 骨, 黒
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務
目次を見る
11月 6th, 2015 Posted 12:00 AM
「影向」:yow gowという松岡正剛の提示は、
流石と言わざるをえませんし、それは彼の膨大な認知力でした。
「かげ」には、光との関係が明白にあります。
それは私が「陰翳礼讃」では語りきれなかった不平不満を
全て取り出して、一挙にそれが、納得し解決しました。
陰翳とは、
確かに日本的な暗闇に存在する物への美学的アプローチでしたが、
私には、特に、デジタル化された光と、その影と陰には、
もっとその根幹であるひかりとあかりの翳りという動態こそ重要でした。
そこに、「影向」という言語が身体性で語り直されたわけです。
影にはあかりの翳り具合の形が、
それこそ夢幻抱影な印象解が必要でした。
それこそ薄暗闇にあたかも浮かび上がる世界観が「影向」だったのです。
しかし、影にはあかりに浮かびあがる形があっても、
陰には陰陽五行での遮断されている翳りだけでは、日本の美学は、
翳りのアナログ性を引き継いでもデジタルな翳りへの進化は
決して語り次ぐことは不可能なのです。
陰翳では日本の伝統へその美学性のコンテクストを引き継げません。
これが私的には不満足であり、大きなストレスでした。
デジタルサイネージが結局は電子看板という軽薄さでは日本流は不可能。
「影向」という、暗闇は翳り動態をしながらもあかりある影の形態こそ
抱影されたイメージそのものをデジタル変容させるのです。
だから私はサイネージを超えた「デジタルアッサンブラージュ」という
その新語による映像・照明・空調もデザイン表現を提案し始めました。
「影向」は、言語が場踊りという身体パフォーマンスを、
舞台芸術として革新するとともに私のデザイン表現そのものを
陰翳礼讃どころかデジタル光線の陰と影との翳り制御を発見させました。
私は「KK塾」第1回目の冒頭で「影向」にデザイナー感性を知り、
破壊されていた気分や気配でこの講座を始めることを宣言しました。
この一枚の演劇ポスターですら、
銀塩版での初期写真機撮影で、光の翳り具合撮影であったのです。
世界的なカメラマンが、群像写真撮影ならば絶対に断ったにも関わらず、
「影向」表現の演出には
ここまでのデザイン的な配慮があったと聞きました。
偶然といえば済んでしまう話ですが、
私は「コンシリエンスデザイン」を開始するにあたって
「影向」という、それこそイノベーションという誤解だらけの定義を
「コンシリエンス」=新結合=コンバイネーションを
手に入れることが出来たのです。
Tags: KK塾, yow gow, あかり, アナログ性, イノベーション, イメージ, かげ, カメラマン, コンシリエンス, コンシリエンスデザイン, コンテクスト, コンバイネーション, サイネージ, ストレス, デザイナー感性, デザイン的, デザイン表現, デジタル, デジタルアッサンブラージュ, デジタルサイネージ, デジタル光線, デジタル化, デジタル変容, ひかり, 一挙, 不可能, 不平不満, 不満足, 世界的, 世界観, 伝統, 偶然, 光, 冒頭, 初期写真機撮影, 制御, 動態, 印象, 場踊り, 夢幻抱影, 存在, 定義, 宣言, 形, 形態, 影, 影向, 必要, 抱影, 提案, 提示, 新結合, 新語, 日本, 日本流, 日本的, 明白, 映像, 暗闇, 松岡正剛, 根幹, 気分, 気配, 演出, 演劇ポスター, 照明, 物, 発見, 破壊, 空調, 納得, 美学, 美学性, 美学的アプローチ, 群像写真撮影, 翳り, 膨大, 舞台芸術, 薄暗闇, 表現, 解決, 言語, 認知力, 誤解, 講座, 身体パフォーマンス, 身体性, 軽薄, 進化, 遮断, 配慮, 重要, 銀塩版, 開始, 関係, 陰, 陰翳, 陰翳礼讃, 陰陽五行, 電子看板, 革新
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務
目次を見る
10月 24th, 2015 Posted 12:00 AM
デザインというより、デザイナーの考え方、手法が
ようやく注目をあびましたが、それはいくつかの
デザイナー実績での誤解が他の学術芸術分野で拡大したようです。
たとえば、言葉では、コンセプト、マニフェストや
アイデンティティなどは定義や使い方間違いを発見しています。
現在、デザイナーの発想や成果への方法論での間違いは、
デザイン思考とインクルーシブデザインだと私は判断しています。
先般、ある大学が医学と工学、つまり医工連携に
デザインを加えるためにはデザイン思考の導入を重ねていました。
これは国家プロジェクトゆえに、
来月、その特別講演で私は是正と実務例を紹介します。
今夜はあらためて、インクルーシブデザインについては、
ニーズとシーズ、
あるいは文理融合やユニバーサルデザインが米国で提唱されたままに、
これもデザイン思考として取り入れていることへ、
論理的な正解を記述しておきたいと考えます。
インクルーシブデザインは、
インクルーシブとエクスクルーシブを
厳密に語彙論として再整理しておきたいと思います。
インクルーシブデザインとは、人称のデザインであり、
これは米国よりも英国でのデザイン思考がまともだと判断しますが、
私は、一人称のデザインでなければニーズの本質は不明だと考えます。
一人称、つまり、「私のニーズ=必要性は何か」がテーマであり、
この一人称=私の必要性を二人称=あなた:家族や兄弟や配偶者、友人、
あなたが必要かどうかを確認しない限り、ニーズになりません。
それどころか、
私=一人称とあなた=二人称の決定的な必要性が確認できなければ、
三人称である彼・彼女、彼ら・彼女らの必要性=ニーズと
その必要性を追求するシーズはありえないということです。
つまりインクルーシブとは一人称と二人称という範囲の指定であり、
エクスクルーシブは三人称であるという認識が必須だということです。
ところが、インクルーシブデザインで、
健常者に障害者や妊婦や幼児や老年者をデザイン対象とする
米国的な定義は大間違いだと指摘しておきます。
この思考方法では、必ず、デザインは機能的な活動、
形態は機能に従うという時代遅れな発想がとりついていくのです。
私は、このことも「KK塾」でオープンにしていく所存です。
* Website-HP
Tags: KK塾, アイデンティティ, あなた, あなた=二人称, インクルーシブデザイン, エクスクルーシブ, コンセプト, シーズ, テーマ, デザイナー, デザイナー実績, デザイン, デザイン対象, デザイン思考, ニーズ, マニフェスト, ユニバーサルデザイン, 一人称のデザイン, 三人称, 不明, 二人称, 人称, 使い方, 健常者, 兄弟, 再整理, 判断, 医学, 医工連携, 厳密, 友人, 国家プロジェクト, 大学, 大間違い, 妊婦, 学術芸術分野, 定義, 実務例, 家族, 工学, 幼児, 形態, 彼, 彼ら, 彼女, 必要性, 必須, 思考方法, 成果, 手法, 拡大, 指定, 指摘, 提唱, 文理融合, 方法論, 是正, 時代遅れ, 本質, 機能, 機能的, 正解, 注目, 活動, 特別講演, 発想, 発見, 私=一人称, 範囲, 米国, 米国的, 紹介, 老年者, 考え方, 英国, 言葉, 記述, 語彙論, 誤解, 論理的, 追求, 配偶者, 間違い, 障害者
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務
目次を見る