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『三人称電動車椅子デザインの超軽量性能・完全な収納機能』


   


     11月 2nd, 2016  Posted 12:00 AM

「スニーカーのような車椅子・CARNA」は、
走行性能と身体保持性能が軽量化と収納性の機能を満足させました。
そして、「電動車椅子」においては、
超軽量化と収納機能性を完全にしていくことを目標にしています。
軽量化性能を目的にするなら、次の三つの方法があります。
・部品それぞれを半分の重量にすること
・部品性能を残したまま部品点数を最小にすること
この二つを満足させるには加飾性を無くすことです。
収納性には、タクシーや飛行機での収納性を最小にしなければなりません。
CARNAは飛行機収納では決して海外でも壊れないことを立証してきました。
走行性能部は飛行機収納されても全く壊れないことです。
そして身体保持シートも折り畳んで、飛行機内に収まります。
車椅子は決して、それを収納するために新たな構造体は不必要です。
そして、絶対に収納においての折り畳み=foldingは不可欠であり、
看護ではなくて介護である医療的な配慮に徹しなければなりません。
理想は人間が車椅子に乗っていても浮力性が必要だとさえ思っています。
軽量化+収納化を完全に果たすには信頼・安全性が必要だということです。
現在、ここまで完成している車イスは全くありません。
そして、インドアユースなのかアウトドアユース、
さらにはフォーマル性とカジュアル性までが求められているのです。
現在その可能性を持っている電動車椅子は「たった一点」しかありません。
そのことを二人称デザインとすれば、
自ずと三人称デザインが簡潔と完結するでしょう。

* 「モードからファッションへ、そして遡及する記号の再生産」
* 「日本のモノづくりが構築すべきこと」
* 『 インクルーシブデザインとは「人称デザイン」である』
* 『「真善美」をプラトンに教えられたから生きてきた』
* 「『まさか』=想定外をめざす詳細造形」


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『「座る」・人間工学からシーティングエンジニアリング』


   


     5月 1st, 2016  Posted 12:00 AM

28歳時に交通被災、車イス使用者として生きてきました。
車イスそのものを自分でデザインしました。
しかしこのブログでは一度もそのことを書いたことはありません。
もう最近は電動車イスでの移動の身体になりました。
しかも、身体には加齢もあるのか体型変化が起こってきています。
幸いに美大時代の同級生M氏は
シーティングエンジニアとしても高名であり、
彼から早く直すべきと忠告されていました。
確かに体型の変形は内臓にも影響を与えている実感があります。
そこで、彼は身体障害者向けの様々な製品開発や商品化もしていて、
その事業での「でく工房」社長T女史まで測定支援してもらいました。
いつか電動車イスは二人で組まないと素人判断のモノが出てきています。
私の体型診断と測定、
身体保持シートの再設計のために来学してくれました。
とてもいい機会なので、医学系研究科の教授や他大学の教授、
そして学生にすでに「座る」という行為の時代遅れの人間工学から
シーティングエンジニアリングのワークショップになりました。
なぜ、人間は二足歩行で、「座る」という行為の世界的なイスの系譜から
私がモデルになって体型変形の矯正方法や車イスがどうあるべきかを
もはや使えない人間工学を超えたシーティングエンジニアリングを
新たな研究ターゲット発見課題などを私の研究室で行いました。
そして、
今や間違いだらけの電動車イスの欠点から二人の狙いを語りあいました。
彼を私の講座の特別研究員にすることにしました。

*「音を求めて『闇『歴史的作品からの刺激をどう受け止めるか』
*『誤謬へのシンボライゼーションプロトタイプ』
*『「闇に座す」=土・立、修辞学的な造形の込めた願い』
*「デザインは『付加』するものではないということ・2」
*「関西海事教育アライアンス・6年目の演習課題プレゼン」


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