2月 3rd, 2019 Posted 12:00 AM
私が車イスになったとき、一番哀しかったのは、
「スキーができなくなる」という現実でした。
3歳からスキーを履いていました。
東芝時代も毎年、雪山で滑っていました。
その頃、ジャン・クロード・キリーのサイン入りの板が、
確か、石川町にあったスポーツ店にあって粘りに粘り4度は通いました。
「分かった、分かった、」とご主人が根負けしてくれて、
3、4本だけのサイン入り板の貴重な1本を、手にしていました。
K2とフィッシャーズを、履き替えて、使っていました。
だから、いつもこの二組を持って、
スキー場から剣岳の長治郎を滑っていました。
福井県の雪は重いのです。
軽井沢や北海道で、出会った雪が見事に軽くてびっくりしました。
その頃は、奥志賀で回転競技を懸命にやっていました。
福井で育ったことで、スキーが、一番好きでした。
*歩けた私
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1月 23rd, 2019 Posted 12:00 AM
東芝で多分、総研で「Aurex」が決まった時に、
当時、デザイナーは、東京芝浦電機の「意匠部」でした。
1年間、研修していた私にも提案が伝わり、私の案を出しました。
そこで、ディレクターが、私の案を採用しました。
他の大手広告代理店には絶対に負けないようにと、
このマークやロゴタイプをデザインしました。
丁度その頃には、ビデオテープでこれが入る看板までやりました。
美大で学んでいたとおりに天地60mm直線表示で曲線はプラスαなのです。
特に、レタースペースは、髪の毛一本分=ヘアーラインに注意。
以後、私はこのレタリング方式をデジタルでも「知として」使っています。
だから、アナログ方式にはカーニングではまだまだ経験値が必要です。
それこそ、オリンピック・パラリンピックは直線と曲線には、
ヘアーラインが全く考慮されていません。
現代のデザイナーには、レタリング知識の「知」が欠落しているのです。
ところで、大手広告代理店では数億のデザイン料でした。
そして、私はシェーファーの多分2〜3万の万年筆で終わりました。
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1月 19th, 2019 Posted 12:00 AM
「オーザック」、これは「カズオ」の逆読みです。
福井でのフリーランスの仕事を始めた時から、
オーディオを扱う会社かデザイン会社のために決めていました。
OUZAK=KAZUOを正式なロゴにしました。
実は、2019年から新しいロゴに思い切って直そうかと思い、
色々とやってきましたが、やっぱりこれでした。
福井では本当に、音響メーカーを目指していました。
いくつかの会社の経営陣として経営戦略とに
デザインで勇往邁進する日々でした。
福井のfから始まるロゴはこれでもかというくらい提案しています。
ロゴタイプは、美大では徹底的に学んでいますから、
東芝に入った1年目からAurexのブランドロゴは私の社内デザイン、
大手広告代理店からも勝ち取り担当していました。
実際は作品集にはしていませんが、
いくつかの企業ロゴ、ブランドロゴを手掛けています。
私のデザインした製品には
美しいロゴの表記と表示を求めているからです。
OUZAK Designにしたのは、名古屋市立大学で教鞭をとり、
国際デザインセンターを拠点としている頃です。
それから、このロゴは全く変わっていません。
新元号からは「OUZAK Design Center」で、
仕事をまとめようかと思っています。
ともかく、クライアントでロゴが駄目だと、
すぐに進言して頼まれずとも提案はします。
なぜなら、自分デザインには、
まともなデザインで無いと嫌なんです、止められません。
ロゴが文脈もなくコンピュータだよりで創られているデザインは
正確かもしれないけれど、それだけでは正解ではないです。
OUZAK Audioをやりたい、と
今でも楽しみと喜びを先延ばしに、
まずはOUZAK Design Centerです。
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1月 6th, 2019 Posted 12:00 AM
自宅の玄関には音楽が鳴っています。
玄関は、鏡とグレートーンの石タイルと
天井壁紙で仕上げてあるので照明がない時は真っ暗です。
そのため、ドイツ家具 KAREのチェストをアクセント的に置いて、
その上にコルグのピアノ シンセサイザーを設置しました。
このシンセサイザーは、61鍵盤の電子ピアノとして演奏を楽しめ、
普段は鍵盤の数だけのデモ曲を自動演奏にしています。
ここの空間には音楽がどうしても欲しくて、ズーッと探し求めていました。
本格的なシンセはプロ用で2台持っています。
美大の頃に、ロバート・モーグが本格的なシンセを発明しました。
そのシンセのデザインをやりたいと、
主任教授の命令でしたが東芝に入ったわけです。
東芝での配属希望を記入するときには
「第1希望 音響 第2希望 音響 第3希望 音響」と書きました。
フリーランスになってからも音響作曲は継続していて、
コルグはアナログ・ミニシンセを三台使って様々な音を創りました。
亡くなった母から、
「あなたは美術か音楽が向いている」と言われていたこともあり
音楽はピアノが出来ないけれど、16拍子は手では無理でしたが、
32拍子以上まで自在に出来るシンセにのめりこんだのです。
東芝の総研にある音響研究センターで音楽を徹底的に学び、
特にモーツアルトのピアノ協奏曲には、
暗記する程にスコアと音響を聴きました。
だから、玄関をドアを開ければ、
クラシックの音が響いていてほしいのです。
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1月 5th, 2019 Posted 12:00 AM
テレビが大好きでしたが、今はもう厭きてきてます。
夜な夜なYouTubeを視ています。
テレビはもう時代が変わってきましたが、
本体だけの音ではやはり満足できる音質ではないので
毎度システムを更新中です、完了ではないのです。
B&Oは音響ですがホーム制御が使えます(左二つ)。
東芝の4K58インチTVのテレビ周辺には、7.1chで相当数の
スピーカーシステムがありましたが、これをWiFiで
無線化して5.1chになっています。あと2つのテレビは、
今では手に入らないFOTIS.TVを使っています。
これ以上のデザインはやっぱりありません。
4K58TVはソニーのマルチアンプで制御して使用します。
映画での戦闘場面はもの凄い音響が心地良くて、
5.1chでスピーカーをセンター1台、バック2台とウーハを1台のところ、
ウーハをもう一1台置きたいなぁと思っています。
正直なところ、サーバーも大変な数があります。
私のクラウドネットが充実しています。
それぞれの部屋には、B&Oのシステムが2台ずつもあって、
これらをリモートコントロールで切替も出来ます。
玄関のミラー越しのモニターと照明環境と、
寝室はダウンライトのphilips LED照明をiPhoneでコントロールします。
「デジタル・アッサンブラージュ」になっています。
そんな私の存在は、実空間よりネット空間に
身を置くことが多いのかも知れませんが、今年度、変わるかも知れません。
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12月 27th, 2018 Posted 12:00 AM
一応、私もいわゆる「鉄ちゃん」=鉄道模型マニアです。
子どもの頃、どうしても欲しいモノがありました。
当時、私はおじいちゃんに言えば、
買ってもらえると思っていたのでおねだりしたところ、
祖父が私に言いました、
「これは自分が働き出したら買いなさい」。
これはとても高かったのではないだろうか?と思います。
鉄道模型は、6.5mmのZゲージ=今もとても高額で、
16、5mmのHOゲージよりもとても比べものになりませんでした。
東芝で社会人としてスタートし、
在籍していたHi-Fi部門のAurexチームでは、
チーフが、そのZ ゲージ(6.5mm)でジオラマを造っていました。
それこそ、子どもの頃の鉄道熱が再燃しました。
出張にもジオラマが仕込まれたアタッシュケースを持っていく、
そのスタイルに私にはとても憧れました。
蒸気機関車の最終には北海道で
Aurexで生ロクまでしてレコードにしました。
Zゲージのメルクリン社には会員制のファンクラブがあり
そのインサイダー会員になりました。
フリーランスになってからは、
1年ごとにテーマを決めてZゲージの収集を続けました。
私はまず、Zゲージのヒットラー時代の列車や、ガソリンタンク、
それから戦時中の赤十字ラインなどが私自慢の収集歴があります。
ようやく、私ももう一度「鉄ちゃん」にもどろうと思っています。
そういえば、新大阪駅には「D-58」の実物があり、
スタッフには「これ、欲しいんだ」とか言ってます。
来年の抱負として、そろそろZゲージを楽しみたいと考えています。
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11月 1st, 2018 Posted 12:00 AM
大学3年生には東芝に入ることが決まっていたので、
鋳鋼の道具を30本ぐらい、故・N教授から個人的に指導を受けて作りました。
しかし、結局半年あまりかかって作った道具
すべてを盗まれてしまったのですが、
それほど私の道具は素晴らしい出来映えだったのです。
私にとって、青銅文化と鉄器文化には十分な知識がありました。
そのためには、朝鮮の文化史を買い求めたほどでした。
ここには、正倉院とは別個の「かたち」がありました。
青銅文化は朝鮮での文化が私なりには世界一なのです。
そして車倚子になって福井に帰った時に、
産地の鋼をステンレス鋼にするまさかの発想に至るのです。
火造り「蛤刃」として越前打刃物産地の再興につながりました。
今や刃物の産地はそれぞれ活気を取り戻していますが、
最も気がかりな流行があります。
海外のお客さんからの「ダマスカス風鋼」流行り=文化包丁です。
以前から新しい鋼文化の進化のため、
鋼については、ダマスカス鋼が、時に米国のナイフ鍛造を創ってきました。
これは4?5回折り返し鍛錬しますが、
たとえ150回の折り返し鍛錬でも肌身も変わりません。
しかし現代の「ダマスカス鋼」は、
模様を簡単に出すことができる素材からできた「ダマスカス風鋼」で、
火造り鍛造技が全く壊れています。
それは私が文化包丁を辞めようとした
ステンレスで鋼のサンドイッチ鋼板です。
本来のダマスカス鋼ナイフとは異なり、
これはかって文化包丁をやり直しているようなモノです。
文化包丁(2800円?5000円)並の製鋼技術でまるで
伝統工芸の技とは似て非なるものです。
今や新技術が伝統工芸技を壊しているのです。
かって、歴史的な棒鞘の刀=これは武器を製造していた
福井県の鍛造技術や火造り「蛤刃」もやがて無くなってしまうでしょう。
現在開催されている京のかたなー匠のわざと雅のこころから
刀匠の仕事を見てみたいと思っています。
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9月 15th, 2018 Posted 7:19 PM
オーディオフェアの写真が無かったのですが、一枚見つけました。
当時は晴海の会場で、私はもう車倚子だったのです。
フリーなって一番心を込めていたのはレコード針の「ナガオカ」でした。
1978年と1979年の見本市・オーディオフェアでした。
東芝在籍中の交通事故からフリーでのデザイナーとしての再起、
オープニング直前の会場に入る私を大きな拍手で
フェア会場全体で祝福してくれました。
いろんな感情があふれ涙を止めることはできませんでした。
当時私がデザインした「ナガオカ」商品が
山形県の東根市の「ふるさと返礼品」に使われています。
昨年、私の描いたパンフレットや企画書があると
デザイン界の後輩に言われ、現在のナガオカ代表とも逢いました。
私の「KK適塾」にも来ていだだきました。
なんでも、ナガオカでは、全てのデザインを一人で
東芝出身のデザイナーがやっていたという話が残っていたのですが、
それが私だとは知られていませんでした。
1978年のオーディオフェアでは、小さなブースでしたが、
翌年は、私のデザインが揃い、これほど大きいブースとなりました。
いよいよCDが登場しその開発に入っていた頃です。
LPレコード店は日本全国に8000店舗で、そのうち5500店舗の
アクセサリー類をナガオカが手掛けていました。
そしてCDに向けての展開提案、私の先鋭的なデザイン案は折り合わず、
また、私も徐々に体調を崩し、医師から帰郷を進められました。
ゆえに、ナガオカの最後のブースになりました。
レコード針では、多分「ボロン素材」は今も売られている
ナガオカの1級品にだけの仕様です。
アナログLPプレイヤー機種については、
私の知識は今の機種ではまだまだ物足りなさを感じます。
最近出てきたLPレコードプレーヤーは、肝心なことが抜けていて
1度試し聴きしてみてそのままです。
LPレコードプレーヤーのゴム盤ではなく
金属やガラスが最高だと考えています。
私は、いい音がもっと聴きたいのです。
これまで積み上げてきた技術や知識の伝統が活かされていません。
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1月 29th, 2018 Posted 12:00 AM
日本国内でのLPレコード、その生産が100万枚を超えたということです。
そして、LPレコードプレーヤーが新企業からもUSB対応なども発売です。
私自身はPCM録音、つまりアナログ系からデジタル系に丁度進化時期に、
東芝Aurexを離れました。
最終製品は今では伝説とまでいわれているエレクトレットコンデンサー、
そのプリアンプとカートリッジでした。
交通被災で車椅子生活となり、東芝に籍を置いたまま、フリーランス。
レコード針ナガオカから、新規ブランド=ジュエルトーンブランド開発、
これに携わることをナガオカから依頼されていました。
その当時には、レコード周辺のアクセサリー開発でヒット商品と、
オーディオフェアの見本市ディレクターからフリーになっていたのです。
あれは1987~1989年頃だったと思います。
その中でも、レコードプレーヤーのターンテーブルマット(右)と、
レコードスタビライザー(左2点)は
おそらく最高のテーブルマットとスタビライザーだったと自負しています。
幸い自宅にはSAECのターンテーブルマットがありました。
今では新規レコードプレーヤーは何も工夫がされていません。
そこで、SAECのマット(高純度スティール盤)をセットしてみると、
なんとダイナミックレンジ=再生周波数帯領域が激変しました。
そうなると、当時、私がたどり着いていたのは高密度ガラスでした。
最近では、レコードプレーヤーでもDSD対応でのデジタル化も可能です。
しかし、ターンテーブルマットまでの詳細な音響対応は大欠落していました。
私はあらためて、可能であるならこのガラスマットと
スタビライザーをさらに現代化を望んでいるのです。
価値とは「好ましさ」と「望ましさ」です。
それを決定付けるこうしたターンテーブルマットとスタビライザーで、
アナログとデジタルが可能になると予知しています。
*「SZ-1000・私のオーディオ最終作だから」
* 『ターンテーブルマットはガラス素材にたどりついた!』
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1月 26th, 2018 Posted 12:00 AM
最近、なんだか連続で「オーディオ」関連の話が飛び込んできます。
その一つですが東芝EMIと第一家庭電器(DAM)の真摯な活動がありました。
東芝EMIと第一家庭電器も今はもう存在していません。
私自身、本当に駆け出しの東芝のデザイナーでした。
デザインもAurexに関わった仕事にはなんでも首を突っ込んでいました。
東芝EMIのプロデューサーが亡くなりました。
しかし、彼の遺書に「最も録音の優れたテープをDAMのディレクターに」、
この記述から最も優れた録音のマスターテープが現代に息が選ったのです。
当初は、ともかくオーディオマニアだけのDAMレコードの原音マスター。
これには東芝のデザイナーでありながら、45回転厚番のトラックダウンや、
バイノーラルレコーディングに、
いずれも「日本初」に取り組んできました。
正直に言えば、美大時代から「光と音」を対象にしたデザイナー、
これだけを生涯求めるデザイナーを目指してきました。
主任教授の推薦でともかく東芝、当時はまだ東京芝浦電気株式会社に入社。
シンセサイザーを目指していた私は、
総研(現・東芝中央研究所)で、鍛えられました。
音響生理学・モーツアルトのピアノ協奏曲
=楽譜と試聴・エレクトレットコンデンサー、
そしてアナログ時代最終のレコーディング。
音響はデザイン以上に学びました。
DAMレコードは今でも最高の音響音質です。
そのマスターがDADでユニバーサルレコードから、
ダウンロードが可能になったのです。
是非とも、「これが最高の音響」を楽しんで下さい。
● DAMオリジナル録音DSD11.2配信9タイトル一覧
● DAM45サイトTOP
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