10月 24th, 2014 Posted 12:00 AM
安閑としていて構わない、時代が見えない、価値を見失っている、
私はデザイナー40余年の経験で、こんな企業の商品を見てきました。
確実にこのような企業は、突然でもなく、必ず朽ちていきます。
現、日本全体がこの感染病に冒されていると思います。
価値というのは、好ましいことと望ましいこと、この二つです。
私はこの写真ビデオ機器を見たとき、とても驚愕しました。
この機器には撮影するユーザーの心を掴んでしまっていることです。
先進的な技術、最高美学的なデザインのモノではありません。
だから、私は、使用感には満足してますが、所有感には不満足です。
そこで私はこの商品アソート、アクセサリー群をすべて見ました。
潜水用筐体、位置固定ネジなどで、自分好みに仕立て直して、
自分の好ましさと望ましさという、自分ニーズ=一人称の所有欲、
その対象物にしてしまいました。
この商品が、これまで放送業界での安閑さを否定してしまいました。
よってこの企業が瀕死の状態になっていることはお分かりでしょう。
この企業の迷走ぶりを以前から直ぐ側で直視していました。
商品をプレゼントされたとき私は「要りません」とまで言いました。
一流企業の奢り切った社会への態度、技術とデザイン重視への過ちに
私は真の価値、所有と使用の喜びを忘れ果てた経営陣を見ました。
それはこの企業に限らず今この日本の企業すべてが感染しています。
何も、先進的な技術力が必要だとは言い切れません。
デザイナーの私でさえ、好ましいだけのデザインでも、
仕立て直しができるほどの、企業家自身が必要=ニーズすべてを
アソート、アクセサリー化してしまうことにこそ現代性があります。
先般、CEATEC JAPAN2014で、私が大落胆したのは、
このGoPro商品性が、歴然と消滅している現代日本の企業群でした。
安閑としていてはいけないのです。
時代性と共時することを忘れてはいけないのです。
価値=好ましさ・望ましさをユーザー側として、喜べることです。
今、私は、自分好みを徹底させてみて、
改めて、自分=一人称ニーズに共感してもらる、あなた=二人称、
それが無くて、三人称とは知らない人たちです。
知らない人たちのニーズなんてわかるはずがありません。
「造形の言語道断」
「製品コンセプト・一人称では三つが基本」
「コスメティックデザインという付加価値」
『現代妄想には闘い続けなければ大間違いの世情になる』
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9月 21st, 2014 Posted 12:15 AM
ジュエルトーンブランドは徹底的にレコード盤周辺の
アクセサリー群を考え出せばできる限り商品化をしていました。
大ヒットを連続させていましたが、かなりその経過の中では、
自分の想像及ばずで失敗例もつくりました。
その一つに、レコード盤をパックするように、化粧品のごとく、
いや、女性が顔のパックをして不純物を皮膚から取るようにと、
レコパックなる名辞とともに、その道具化を狙いました。
これならレコード盤上、レコード溝に入っているチリを取り除く、
と思って、懸命に化粧品パックを製造しているメーカー相手に
そのパックを開発しました。
あるとき、革靴が汚れたと聞いて、皮表面のゴミも取れるはず、
そう思い込んだ私は、それを試みましたが、大失敗しました。
ひょっとすると、これは失敗作になるかも知れないと予感しました。
レコード盤をパックするという発想は当時話題にはなりましたが、
市場では、それほどヒットはしませんでした。
ともかく、レコード盤、レコード溝をクリーンにすることを
毎日毎日考え続けていた気がします。
ブランドイメージはすべてアイデンティティを遵守するために、
液体系はすべて真っ白のボトルにパッケージPIも統一していました。
結果、全国のレコード店舗での商品陳列は最も美しくなりました。
デザインは決して装飾やカッコ良さを求めて企画や設計せずに、
すべからく、商品存在性は問題解決でした。
商品陳列も店舗がより整理整頓や掃除がしやすくなりますから、
それが結果、美しい店舗になっていくことでした。
今ではレコードショップは、CDショップになりましたが、
街からこうしたショップもいづれ無くなっていくことだと思います。
アナログ時代からデジタル時代になって、
音楽ソースはすでにダウンロード購入される時代になりました。
20世紀の商品デザインは、特に、商品存在は効能性を生み出す
問題解決の手法であり、それは今も変わってはいません。
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7月 2nd, 2014 Posted 12:00 AM
平コード、このように呼ぶことが正しいかどうかわかりませんが、
USBコードは次々と吟味をしてきました。
それは私がオーディオマニアだからかもしれません。
オーディオにとってコードは音質決定ではある意味を持っています。
私はオーディオデザインに関わったことから、
コードでの音質決定要因であることを確認してきました。
とりわけ、オーディオケーブルやスピーカーコードにとって、
そのコード選定と使用は音響空間を決定する場合があります。
特に、スピーカーシステムとパワーアンプには、
明らかに音響測定的にも相性があることは十分に体験してきました。
自宅のこのコードは探し出して使っているほどです。
さて、かねてより、PCにとってUSB端子が果たした役割を
私はこのUSB端子出現前から期待をしていただけに重要視しました。
私が平コードというのは、最初はイヤホンコードとして、
とても扱い易いモノであっただけに、平コードを自分でも、
デザイン企画してきましたが、遂に商品化されています。
私は、PC周辺のアクセサリーというモノたちには、
本当の使い勝手が誰かがその商品化実現をするのを見てきました。
PCアクセサリー以前に、私はオーディオアクセサリーも、
自分のデザイン対象であり、ヒット商品もかなり実現しました。
だから、この平コードの出現には、PC有線インターフェイス、
この新しい提案があるものです。それは次の使い勝手があるのです。
USBコードはもう捨てるほどありますから、この際全てを廃棄して、
この平コードで充分ではないかとさえ思います。
しかし、この平コードの長所は発見されていないと判断しています。
平コードなりのUSB端子には、電源供給やデータ転送での
新たな商品化が見えています。実現してくれるメーカーに
私は、これからの有線PCアクセサリーの進化要素があるでしょう。
『USBを進化させるときが来ている』
「PC端子は進化しているだろうか?」
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11月 4th, 2013 Posted 12:00 AM
街中のショップやデパートでこのようなこうもり傘を見ます。
ワイフが何かモノを買っているときに、
いつもこうしたコウモリ傘にカラフルさとか、
携帯用にどこまでも小さくなっているのかというのとには、
私はとても興味がありますが、
このコウモリ傘の構造とか仕組みでは、
いっぱいと実用新案を見てきた気がします。
しかし、私にはあまり興味のあるモノではありませんが、
若い頃には、「繊維」の応用のためにコウモリ傘にとても深く、
とりわけ、構造に新しい仕組みを考えたこともありました。
私にとって、こうしたモノにも「革新的」なデザインが必要です。
だから、きっと必死になってこのモノをデザイン対象にすれば、
きっと何かを思いつくのかもしれません。
無論、英国製のブランドモノがどこまで徹底しているかは、
特に、欧州のホテルでは確認することができます。
高級車にもアクセサリーとしての車種とのペア傘があります。
時折、私はこうした自分がほとんど興味のわかないモノ、
そんなモノ、デザイン対象にするべきモノを熟視します。
理由は簡単です。
それは、デザインされてしかるべきことがすでに従来のままです。
人が雨の中で使うモノ、あるいは日傘としてのモノ、
いわばファッション的なモノにも時折真剣に触れてみたいのです。
けれども、どこかで私の興味はわき上がってきません。
だから、ごく普通の日常的なショップの陳列も、
このように何枚か写真を撮ってみると何か自分の中にも、
変化がくるのだろうか、と思うようになりました。
多分、誰かがとんでもない発想で「コウモリ傘」を、
「革新的」に替えてくれるのかもしれません。
これは私のもう一つの明らかな視界の中のモノです。
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6月 30th, 2013 Posted 12:00 AM
7月6日に大阪大学にて、3D-Printingに関するイベントを開催。
すでに、日本でも量販店の店頭で3D-Printerの発売始まりました。
私は、確実にいづれ各家庭に3D-Printerが消費財になるでしょう。
しかし、3D-Printer(印刷機?)で「金型」が出来る?、
それは大きな誤りだと指摘しています。
「HANDAI 3D-Printing」を掲げました。
それは、ラピッドプロトタイピングから3D-Printing進化は、
まったく間違いはありません。
しかし、しっかりと未来を確実にするならば、
正確な予測が必要だと思っています。
家庭用と工業用では3D-Printerを包括することが間違いです。
一般にすでに発売されているアクセサリーも、
工業用から製造されたモノがほとんどです。
ところが、光造形から3D-Printing技術までの系譜があれば、
写真のアクセサリーが出来上がります。
おそらく、こうしたことが第一歩だと思っています。
写真中央の人物とは光造形が日本で開始された時から盟友です。
その彼から、私たち夫婦に、「ここまで、あれ?で可能」と、
渡されてしまい、もう、びっくりです。
確かに、米国でのこうした作品は一杯見てきましたが、
そっくりなようで、実は「本質技術が違う」こと明白です。
元来、光造形もわが国が発祥であったことからも、
私は「3D-Printing日本戦略?阪大から」のアイディア展開、
しかも、これを中小企業から地方産業での新たな素材開発。
こうしたことを開始し始めました。
ともかく、私が1980年代後半から取り組んできたことが、
さらに、3D-Printingへ向かいます。
そして、もっと問題は、
3D-Printingのその次はどんな進化になっていくのだろうです。
この回答から解答がなければ、
やがては、家庭用は家庭用、産業用とは大きな隔たりができます。
予知することはデザインではありません。
予測することはデザインを少し支えますが、
私は、デザインでの確実な進化を実現したいと生きてきました。
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9月 8th, 2012 Posted 12:00 AM
大阪に来て以来、京都の地下街は私の遊び場になっています。
しかし、日本全国、地方の商店街、そして地下街も,
年々、その活性度を失ってきていると思います。
この京都の地下街は、来る度に商店の入れ替わりが多く、
大きな店舗である書店や洋品店などは縮小されていくのがよく分かります。
私は、フリーランスになって地方のデザイナーとして活動をしてきました。
だから、当時から地方都市と大都市比較を様々に調べてきました。
当時、大都市の条件を決めていたことがあります。
地下鉄があること、
地下街があること、
そして、著名なチェーン店舗があることや
競合しあうデパートがいくつかあることでした。
そこで、地方の商店街も
それなりの「地方色や伝統性」などの存在価値観の有無、
これはかなり重要な要因でした。
そんな大都市の商店街・地下街と
地方の商店街はすでに同等に寂れ始めていると言っていいでしょう。
これはデパートの存在価値が失われてきていることとも連鎖しています。
結局は、ようやく21世紀でのすべての街存在のパラダイムが
大変革し始めていると考えるべきでしょう。
大阪も最近は、デパートの新築や新たな駅前開発がありますが、
私は未来性を見通していないことを残念に思って見ています。
さて、先月、この京都地下街はいくつかの店舗が改装中でした。
今回新装開店されていたのは、
100円ショップやマッサージ店やネイルサロンなどでしたが、
大きなアクセサリーショップなどは店仕舞いされていました。
社会風潮がそのまま地下街に反映しています。
京都は観光都市ですが、
その観点からは金沢の地下街のような「京都らしさ」は皆無です。
地下街には絶対に店舗を構えないというブランド店舗があることは、
ある種のブランド・アイデンティティ・デザインポリシーです。
それでも、
この地下街から寺町通りへの観光プロセスが全く思慮されていません。
そして、今、最も恐れることは、
地下街にまでおよぶかもしれない天災への
防災対策デザインがあってほしいということです。
商店街・地下街は今世紀には大変革してしまうことを想像しています。
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7月 4th, 2012 Posted 12:00 AM
身体障害者福祉法では次の七つが「内部障害」として、
認定されている制度です。
1.心臓機能障害
2.腎臓機能障害
3.呼吸器機能障害
4.膀胱・直腸機能障害
5.小腸機能障害
6.ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害=HIV
7.肝臓機能障害
私は車椅子に乗っていますから下肢障害者です。
車椅子が明確に私が障害者だと周囲は認識可能です。
ところが、内部障害者は外見上はまったく識別不可能です。
だから私も心臓機能障害ですから、
そのことは外見上では予測すらできないでしょう。
飛行機に乗るとき、
身体検査であのゲートは通過することはできませんが、
毎回、ICD(植え込み型除細動器=心臓発作防止機器)保持者だと、
係員の方に告げることになります。
海外では証明書を提示します。
このマークは特定非営利活動法人ハート・プラスの会が、
内部障害者を証明するマークですが、
その具体的なモノは何も普遍的には存在していません。
私はこのマークをさらにブラッシュアップor再デザインで、
アプリケーション=バッジ・ワッペン・アクセサリーなどを
まずは故郷福井の「内部障害者団体」に提供し、
国内・国外にも展開をしていきたいと考えています。
以前から気にはなっていましたが、
先般、福井の団体で講演をして、
皆さんからも強く要望されました。
デザインは難しそうです。
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5月 1st, 2012 Posted 12:00 AM
『ゴルゴ13』がビジネス書になると思っていたら、
やはり、ビジネス書「ゴルゴ13の仕事術」がありました。
私はほとんどビジネス書は読みませんが、
ついついamazonしてしまいました。
この連休中に済ませてしまいたいこと、いっぱいありますが、
最も子供の頃から、そんな予定をすべてこなしたというのは、
「受験時代」ですらできなったのでもう諦めというか「諦観」です。
となるとやはり「ビーズでブレスレットづくり」に夢中になります。
京都に行くと大量に素材を買い求めてきます。
「夏用」を買い込んであります。
が、やはりその他の部品アイディアがあって、
それがあればアクセサリーの根本を革新できるはずだから、
アクセサリー「ブランド」持ちたいとも考えてしまいます。
しかし、そろそろリタイアを考えていますから、
このビーズで遊ぶことも一つのやり方だと思っています。
車椅子生活を宣告されて、読みあさった本は、
すべからく「老年生活」のハウツー本でした。
老後は「ものづくりと園芸が最適」という内容ばかりでした。
そしてやってはいけないことは三つありました。
- 商品として売ってはいけない・そのような金銭欲を離れること。
- 人に教える立場になって「先生」と呼ばせてはいけないこと。
- 「展覧会」などで見せびらかしてはいけないこと。
これを読み終わったとき、
(どうしよう、プロのデザイナーは商品づくり、教育、展覧会開催)、
これがプロの核心だからと随分戸惑いました。
「先生」と呼ばれることは恩師から、
「先生とは先頭先陣を切って生き延びること」だからと教わりました。
だから、リタイアしたら趣味に徹することだと確信しています。
父は70歳ですべての社会的な立場から離れました。
そして79歳、散歩中に道端で倒れて逝ってしまいました。
9年間は、中国(戦地めぐり)・沖縄・靖国神社行事出席でした。
それは7年半も軍人だったことへのなんらかの慰霊だったのでしょう。
その気持ちを存分に使い果たしたのかもしれません。
私もビーズの彩りや輝きを単純に「無」のきもちで見つめられます。
ブレスレットをプレゼントすると
まだまだ僅かの人ですがみんな喜んでくれます。
リタイア後を真剣に考える人生の季節になりました。
ただし、「命がけ」で果たしたいことはまだあります。
「戦闘と戦陣」に向かっていく時間に
限界が見え始めていることは確かです。
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4月 11th, 2012 Posted 12:00 AM
「音」については、美大時代からこだわってきました。
そして、iPodという進化を私たちは手に入れています。
それゆえ、私は「青色を聴く」ということに焦点を当てています。
当然ながら、Hi-FiとしてのiPodのためには、
それなりのヘッドホン、
特に、インナータイプも随分と購入もし聴き比べてきました。
ヘッドホンアンプが絶対にあるべきだという考え方にも拘っています。
しかし、簡便に「音を聴く」というのは、
私は「音楽で脳内から体を包む」こと
という具合に考えています。
しかもそれはiPodはじめインナーヘッドホンも「青色」に限定しています。
ところがApple社の青は統一されていませんから、
もちろんサードパーティーが造る、
ヘッドホンやアクセサリーも様々な青になります。
私は持ち物をともかく青色にしておくことに決めていますから、
時に、iPodのタイプ別と色違い、
それにヘッドホンで「音」が変わって聴こえているという錯覚があります。
しかし、これはどうも錯覚とは言えないのかもしれないと最近思います。
それは、「痛みを和らげる色彩効果」として
「青色」があるという仮説がどうも正しいらしいからです。
「青色効果」を熟考してしまいます。
Tags: Apple社, Hi-Fi, iPod, アクセサリー, インナータイプ, サードパーティー, ヘッドホン, ヘッドホンアンプ, 持ち物, 美大時代, 錯覚, 青, 青色効果, 音
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