kazuo kawasaki's official blog

Archive for 9月, 2012


9月7日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     9月 7th, 2012  Posted 9:30 AM

9月7日 辛未(先負)

手が動いている。
スケッチをしている。

倉俣史朗のデザイン『夢の形見に』10 輪郭線での記述手法


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「街から消えていく店舗だろうか・古書店」


   


     9月 7th, 2012  Posted 12:04 AM

「古本屋さん」や「古書店」は、
すでに「本屋さん」が無くなってきましたから、
消えていってしまうのでしょうか。
私自身は、古本屋さんは車椅子になってからは、
ほとんど店舗に入ることが不可能です。
だから、もうほとんど店内に入ったことがありません。
道路から眺めたり、
時には、古書店の店頭にある美術系や仏教系、
特に書道関連を立ち読みすることはあります。
特に、京都ではこうしたお店をいくつか見つけてもありますが、
立ち読みをする程度になってしまいました。
京都の出版社では、
宗教関連の出版社などは300~400年という出版社もあるらしいのですが、
これらはほとんど京都の寺院関係とある種のギルドであって、
出版文化を支えてきたと私は思っていません。
理由は、三つあります。
まず、これまでの既成仏教の経典を印刷している印刷企業でしかないこと。
新たな宗教関連の作家を発見して「革新的な宗教書」など皆無です。
自信をもって断言します。
さらに「情報化」に即した「出版形式」など全く無視していることです。
「本屋」さんが街から消えていく大きな原因は出版社の体質にあるのです。
出版文化は、人類の知性を支援するトップ企業でなければなりません。
私は、街から「本屋」そして「古書店」が消えていくのは、
出版業界はもとより、その流通での再販制度だけを頼りにしてきた
もう一つのガラパゴス化だと思っています。
最近は、古本を買い取って、
さらに安価で売り出しているチェーン店舗組織企業もありますが、
それが「知的流通業」であるとは思っていません。
「情報化」が出版と販売を革新したことは、もはや否めない現実です。
それでも、私は出版物としての「書籍」・「本」は大好きです。
けれどもそろそろ自分の蔵書も整理し始める人生の時期が来ました。
そんな想いの中で、
街中の「古書店」をいとおしく見つめています。


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9月6日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     9月 6th, 2012  Posted 9:30 AM

9月6日 庚午(友引)

それは直観を偶発的につかまえることが
できるかどうかということかもしれない。

倉俣史朗のデザイン『夢の形見に』10 輪郭線での記述手法


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「想像力の尊大さをリドリー・スコットに観る」


   


     9月 6th, 2012  Posted 12:00 AM

映画の専門誌で依頼原稿を書いたことがあります。
「好きな映画監督特集」でした。
当然、私はリドリー・スコットを取り上げました。
今回、彼の新作「プロメテウス」を京都で楽しみました。
彼のテーマである「未来の地球と人間」、
さらに「人類・人間へのまなざし」がテーマでした。
彼自身がRCA(英国の有名なデザイン系大学)出身ですから、
特に、プロダクトデザイナーは観るべき映画だと思いました。
私は月に4~5本は映画を観ています。
それもわざわざ京都で観るのです。
理由は車椅子でのアクセシブルは、京都か金沢だと思っています。
それはともかくとして、
デザイナーとして、何を観ているかというと、
無論、映画のテーマとそのストーリー性から、
映画セット・背景・小道具から、
最近は3D技術やCG編集力まで総合的です。
「プロメテウス」の宇宙船からビークル、装備品などは、
時代設定から、まだそんなカバンや手袋なども注目。
未来の手術装置や、コンピューターでのホログラム表示、
ファッションの未来的イメージも対象です。
そして、リドリー・スコットのイマジネーション才能の素晴らしさ。
しばしば、デザイナーの友人が「映画監督」をやってみたいと聞きますが、
私は、職能としての「映画監督」には興味がありません。
しかし、クリエイティブな活動として、映画表現は興味がつきません。
「想像力に尊大さ」を自分の内面にある創造のための想像力と比較し、
その映画コンテでは確実に表現された装置から登場するモノの造形性など、
そうしたことに、自分の想像力と創造的な造形力照合するのです。
シド・ミード的なレンダリング世界が、
映像として、さらに3Dとしても、今回も流石だと思いました。
そこまでの手術装置は有るべきだけど、
デザインも発想力がスゴイとかを確認しました。
ブレード・ランナーからすべからく、
彼の未来への想像力は学ぶことや、再吟味すべきことを発見しました。
プロダクトデザイナーは是非、観るべき映画だと推薦しておきます。


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9月5日 staffblog


   


     9月 5th, 2012  Posted 3:19 PM

9月5日

指導中に、研究室のM2課程の学生に
お土産をもらった
BOSS(川崎和男, Kazuo KAWASAKI)


お盆休みにベトナムの実家に戻って、
その帰りにお土産を用意してくれました。
ベトナムの漆絵だそうです。

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9月5日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     9月 5th, 2012  Posted 9:30 AM

9月5日 己巳(先勝)

観念で、日常感覚をベースに、
目新しいことば、奇抜なことばを
探し求めた方がいい。

倉俣史朗のデザイン『夢の形見に』10 輪郭線での記述手法


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「海外旅行用の電源変圧機器が進化しているかも」


   


     9月 5th, 2012  Posted 12:00 AM

海外での電源変圧では、なんどか失敗しています。
最近だと、北京でいきなりホテルの部屋、
そのブレーカーまで火花を出す始末でした。
全くの不注意に過ぎません。
だから、海外用の変圧器がなんとか進化してくれないかと
いつも新製品を見つめてきました。
最近は、USBでの充電を目的に性能開発ができたおかげで、
変圧器もより小型になり、システムとしても良くなってきたようです。
Macはどこに行っても、変圧の必要がありませんから、
プラグのみの交換で間に合います。
すべからく電気製品はこうなってほしいと思っています。
最も、日本の電源が二分されているのは島国であって、
国際的には時代遅れです。
根本的な解決には相当の制度設計を革新しなければならないでしょう。
ヘアードライヤーなどの電気製品など、
日本製はとても優れた性能を持っていますが、
この消費ワット数を考えると、海外使用には限度があります。
願わくば、USBでの電源供給や変圧技術を革新すれば、
それこそ「省電力・節電機器」の開発が可能になるかもしれません。
そして、最終的には電磁誘導での電源供給と
変圧技術そのものの大発明が必要だと考えます。
そのためにも、海外旅行には、
バッテリーで十分に持ちこたえる電気製品の開発=革新性が必要です。
私は先進国しか海外旅行の経験がありませんが、
電力の不安定な後進国でも十分な電源・変圧・送電方式は、
きっと、日本が発明して国際的な標準化ができるのだと思っています。
3.11を体験したわが国の経験則が
こうしたシステムの創出が可能なはずです。


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9月4日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     9月 4th, 2012  Posted 9:30 AM

9月4日 戊辰(赤口)

コンセプトとイメージとを
結合させていくには、
膨大な語録力が必要である。

倉俣史朗のデザイン『夢の形見に』10 輪郭線での記述手法


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「今気に入っているウェブカメラとヘッドセット」


   


     9月 4th, 2012  Posted 12:00 AM

最近はSkypeよりもハングアウトやFaceTimeが人気です。
しかし、私は使い慣れたSkypeが映像もいいと思っています。
もっとも映像はウェブカメラ性能で決定です。
今はほとんど論文指導ではSkypeオン状態で、
明け方まで学生たちとやりとりをしている状況です。
常に、これまで気にしてきたのはウェブカメラの解像度です。
改善される度に買い求めて、テストしてきました。
それは、たとえSkype映像でも十分にスケッチや素材、
素材仕上げ程度の確認が可能になってきたからです。
そして通話も様々に試してきましたが、
ヘッドセットを使った方がはるかに音質、
そして雑音の軽減が可能になりました。
このウェブカメラは720pixelsでのHD映像が可能になりました。
HDについては、
いち早く、PCモニター開発デザインで随分と詳細を知ることができました。
最近はHD本来の意味が曖昧になり、
性能がいい加減なモノも出始めてきていると判断しています。
HD=High Definitionとは、
現在は少なくても解像度画数が、
720pixelsから1920pixelsを実現すべきでしょう。
さらに、これからはHDを超える画素数実現の技術も見えてきました。
通話に関しては、
願わくばB&Oの電話機で実現しているクリア音質がほしいと思っています。
現在は、Jawbone ICON HD+NERDがようやく実現してくれたようです。
このヘッドセットシステムはこれから、
ウェブカメラとともにまず「形式」が変革し、
その結果としての新しい形態が発明されてほしいと思っています。
ともかく、ウェブカメラとヘッドセットは
まだまだ未開発の領域だと思っています。


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9月3日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     9月 3rd, 2012  Posted 7:05 PM

9月3日 丁卯(大安)

イス・テーブルという語録をことばから、
造形言語として文体化する。

倉俣史朗のデザイン『夢の形見に』10 輪郭線での記述手法


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