9月 9th, 2018 Posted 12:20 AM
北海道の大きな地震で、私たちはもう一度都市計画を再考すべきです。
特に、火山灰、液状化、ブラックアウトは電気に
どれだけ寄りかかっているのだろうか、
それは都市計画では見つめ直さなければいけないことです。
北海道がブラックアウトとは、誰も想像などはしていませんでした。
携帯やスマホの電源が取り立てて必要だったこと。
もっと重要なことは医療機関・病院では幼い子が命をおとし、
全家庭の冷蔵庫がすべて使えないこと。
地下鉄ではなんとも出来なかったことなどです。
報道を見ていると、火山灰の土壌の液状化では、火山灰だからではなく、
自衛隊員は、硬い土壌に対峙して作業をしていました。
さらに火山灰ゆえの液状化での泥沼などはもう一度再確認です。
それこそ都市計画の基本の基本がありませんでした。
大阪での強風についても、まさかとは思っていましたが、
北海道で、地震予知がそれほどでも無いところにブラックアウト。
電気のセグメントなどは、もう一度確かめることが重要で、
電気の配分や電源機を自治体ではやり直すことです。
液状化についてでも基本の基本、その都市計画が必要です。
私自身は、南海トラフでの液状化をまとめ直しましたが、
北海道の大地震で、液状化の構成も考え直すことでしょう。
日本人は歴史的にも多くを学んできたことがあります。
液状化とブラックアウトから新たな都市計画、
日本人だからこそ、そのデザイン=問題解決があります。
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9月 7th, 2018 Posted 4:01 PM
景観が突然に変わりました。
最初は6強といわれていた地震が結局震度7になりました。
大阪では台風21号での傷跡が報道されていました。
私はどんな台風であろうと、最近の地震予報で何でも無いことを
いつも思い描いていました。
これだけの台風に引き続き大変なことが起こらないことでした。
しかし、北海道全土で起こった地震は震度7でした。
友人達を思い出しましたが、
今日になって、旭川では、ガスと水道が大丈夫とか、
帯広ではまだ電気ではなくパソコンは自動車から引き込んででした。
これだけ大きな災害が起こっているのに、
北海道では、山が半壊してこれだけの景観は見たことがありません。
さらに、液状化している土地上では、住宅が潰れ泥沼があります。
どこが変わるのだろうか、それこそ江戸時代からの土壌構成が必要です。
私達はこの日本がいつでも災害大国であるとは分かっていても、
山崩れや液状化でこれほど町の様子が変わってしまいます。
それと同時に、水道・電気・ガスというライフラインも、
今後の日本は大きく変貌させなければいけないと思いました。
毎年ごとに天災を抱えていますが、ライフラインを変更するとか、
日本人はまずなんといっても
生活様式の変更が必要なのかもしれません。
日本全体に天災があり、そして人災がおこることで、
私は日本全体を見直しています。
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6月 28th, 2016 Posted 12:00 AM
熊本の大震災は未だに終息しているわけではありません。
その後も大集中豪雨や、液状化も起こっていますが、
全く報道がありません。
九州大学・崇城大学は熊本現地にて「レジリエンスデザインチーム」を
大阪大学を中軸にして39大学・デザイン系建築系が支援活動をしています。
チームに「全瓦連」からアプローチがありました。
実際に熊本での特に屋根材・瓦の破壊や家の倒壊に関わり、
「瓦屋根材」への大きな見直しが必要になっています。
その前に大雨対策でブルーシートが大量に求められました。
それは悪徳業者によるいわゆるぼったくり販売が横行したのは事実です。
それと同時に、屋根が重ければ住宅の心柱が歪み、倒壊寸前になります。
屋根が軽ければ、あるいは瓦が地震で落下すれば、心柱は残りますが、
天井が破壊されて雨漏り対策が必然となり、ブルーシート張りになります。
それでも、被災者は、火事場泥棒の可能性があることから、
避難所よりも、いつまた地震が来るか分からない自宅で
生活を余儀なくされているのです。
結局、これまでのしかも阪神大震災・3.11東日本大震災を経験しながらも、
「建築基準法」はもとより、
屋根材・瓦構法など全てのやり直しが必要です。
建築だけに任せておけません。
伝統的な景観となっている「瓦」は、震災毎にダメージを受けています。
全く新素材のしかも伝統的な新規屋根材、
実装された「瓦屋根材」がデザインされるべきです。
それこそ、家屋には安全で安心できる住まい、
どのようなしかも連続している地震にも、
明確に耐震性充分な「瓦屋根材」のデザイン開発が
「レジリエンスデザイン」の大きなテーマになっています。
*『壊れてはならないから鄙美人にレジリエンスデザイン』
*『仮設という無能な制度設計の住宅』
*『ソーラーパネルは制度で大誤解をあたえその真実が歪んでる』
*『安政の三大地震・伝承されたこと』
*『石巻市へ『までいProject』の提案プレゼン』
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10月 22nd, 2014 Posted 12:00 AM
私自身、3.11の特に大津波の現状を石巻から女川までを
つぶさに見詰めて、正直、泣けて泣けて現代を共時している、
大きな悲しみをいっぱい味わいました。
しかも、前政権の防災大臣にプレゼンまでして、憤りました。
この政権は、国を滅ぼすと実感し、若いキャリアや、
田舎の行政マンたちに大失望をしました。
それから懸命にデザインプランを何度も書き上げましたが、
現政権になって、相当に期待しましたがこの写真のごとく工事進行。
地元全てが猛反対であることを確かに聞いています。
しかし、この無謀なコンクリートの防潮堤工事は進んでいます。
どう考えて見ても、いわゆる政治的に保護された土木工事です。
大津波は海から襲ってきます。
これを避けるだけ以上に、襲いかかってきた津波の引き潮力は、
6倍から60倍という報告も明らかにあるのです。
つまり、引き潮力対策無しのこの形状は、海岸線を破壊しています。
現政権こそ、女性の力を、外交力をという期待をこの工事を見れば、
知性無しを露呈しています。明らかに土木業者と政治屋の仕業です。
そして、野党も結託しているのではとすら思えます。
マスコミが左翼的であることを正義にしているならなおさら、
この工事を、彼らは、この商売の裏側すら調べていません。
東北方面のあの美しい海岸線をこうして壊してその結果を、
日本全土の海岸線に適用させることは大罪です。
琵琶湖周辺の液状化は起こるでしょう。
首都直下大地震に自衛隊は東京湾のどこから入れるのでしょう。
富士山は大丈夫でしょうか。
南海トラフでは2分間34mが襲ってくることも分かっていますが、
それがいつなのかは全く不明です。
確実なことは、この10年以内70%での天変地異は起こるのです。
海岸線工事には土木工業以上に造船工業が関与すべきであり、
「ハコモノ」行政には厳しい市民の目がありますが、
この「海岸ドテモノ」の下劣さを私たちは真剣に停止させるべきです。
『現地の反対があっても愚策の防潮堤建設』
「相当困難だと思う」
「自然との喧嘩・調和などありえない」
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10月 1st, 2014 Posted 12:00 AM
本来は液状化現象を食い止める土壌剤を求めていました。
地下水が土壌の液状化によって、土壌表面から噴出します。
そんなコトをなんとか食い止める素材を熟考していました。
そんな折りに、セルロースをある大きさまでパウダー化させる、
そのための機器開発の依頼を受けました。
対象機器では古紙を断裁し、そのシュレッダー化されたセルロースを
さらにパウダー化することが可能になり、このパウダーを
水・砂・その上にパウダーをかけて振動を与えると、確実に固化。
これは液状化を押さえ込む一つの手段になりました。
そんな折りに広島の土砂災害が起こり、そのパウダーを持ち込んだら、
泥水と泥土を確実に固化する=固まることが確証されました。
それはそのパウダーに対して泥水がどのような現象だろうかです。
「水素結合」が起こっている、かも知れない?、という推測です。
簡単に表現すれば、セルロースで構成されたパウダーという
柔らかいロープ、その両端に泥水が付いて、泥水の水原子である、
水素と酸素が、そのロープに染みこんでいくことで、
そのロープは硬くなって固化=固まるという水素結合の現象だと
私は推測していてその実証検証を専門機関に依頼をしています。
泥水を確実にセルロースパウダーが固めてくれることは確かです。
問題は今、私は三つあると判断し課題設定しています。
● 製造工程での機器実装デザインと生産ラインでの工場化
● この工場へのパウダー搬送とライン制御のデザイン
● さらにこのパウダーを除染機能の元素混合化の可能性
このテーマで土砂災害、液状化対策、豪雨対策用の素材開発が課題、
この「新素材ブランド」のコンテクストは出来上がりました。
次には、これを除染素材化していくデザインです。
私はその開発デザインをなし得る次世代デザイナー育成も
大きな問題になってきていると考えています。その次は、
この新素材を社会化させる「制度デザイン」設計が必要だからです。
『パウダー素材で列島を補強する!』
『広島の土石流災害現場で開発中ながら試用実験』
『山は崩れてはならない=つちのかたちデザインが要る』
GP.tokyo
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12月 28th, 2011 Posted 12:00 AM
大津波は海から襲いかかってきました。
その高さは想像を絶していました。
それよりも注目すべきは、押し寄せて来た時よりも、
「引き浪の力」がどれほど強かったかは
以前も書きました。
あらためて陸と海岸線での痕跡を見ると、
防潮堤の高さも当然ながら必要ですが、
バリア形態設計が誤りだったことを確認できます。
海からの大津波を受け止める力より、
引き浪でコンクリートは海側に歪んでいます。
この防潮堤に叩き付けられていた遺体が多かったと聞きます。
陸上では、道路路側帯のポールが地面に叩き付けられています。
それほど巨大で暴力的な力だと考えるべきです。
今回、土木工事の杜撰さも明らかになりました。
まさに土建事業と行政既得権の横暴さは罰せられるべきものです。
それは東京浦安地域の埋め立て地でも明らかでした。
液状化も手抜き工事そのものであり、
徹底した地盤工事の東京ディズニーランドはOK。
むしろ江戸時代の埋め立て地は大丈夫でした。
港湾工事が土木工学に頼ってきた制度設計そのものを再検証すべきです。
むしろ、港湾工事が土木工学よりも
海事工学・船舶工学が担うべきなのです。
港湾工学は海事システム工学をわが国は制度として受け入れていません。
仙台メディアテークという建築があります。
エレベーター・階段は、船舶工学の溶接技術で建造されています。
あの発想が一つのヒントになると考えます。
行方不明者は海に連れ去られたのです。
大津波で山に追いやられ犠牲となった方は、
高い樹木に留まって亡くなられました。
多くの行方不明者の真実、
生き延びた方々の証言からも海への引き浪の力でした。
したがって、
コンクリートの防潮堤設計は根本で見直すべきと私は考えます。
引き浪力への流体設計は海事工学であり土木工学ではありえないのです。
防潮堤は、大津波を受け止める形態と引き波力をも拡散させるべきです。
そこには新たな防潮堤と引き潮拡散の造形デザイン、
それが波動とのインターラクションデザインになります。
ともかく土木工学よりも、
海事港湾工学が制度設計の中心だと私は思っています。
これは、私自身が関西海洋教育アライアンスで
「
海洋デザイン戦略論」を担当してきた知識です。
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