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Posts Tagged ‘行方不明者’


『年明けを迎えるのに部屋にあった名刺を520枚整理』


   


     1月 2nd, 2015  Posted 12:00 AM

TV番組が年々つまらなくなってきている。
そんな気がするのはもう年齢からなのかもしれないのですが、
かつては国民的な歳末の歌謡番組はプロとは思えない学芸会です。
結局、名刺を520枚も整理をすることに、
デジタル文具機器を使いこなすことにしました。
この機器のデザインは、熟慮不足でデザイン不在です。
結果、これまでほとんど研究室任せだったことが
今年からはこの機器を使い分ければと思いました。
そうして、ワイフのハードディスクの不調さを確認しましたが、
結論は、なんとWindowsのOSって、
これほど使い勝手が悪いと改めて確認し、
95%の人間がこの機器に縛られているのは驚きです。
そこで携帯用のデジタル名刺機器7000枚管理を注文しました。
多分、名刺を使う仕事もあと数年にしたいと思っています。
名刺を整理していて思い知ったのは、
本当に名刺のデザイン、グラフィック性の無いことに呆れます。
おそらくこれからの時代、名刺には名前とメールアドレスだけ、
住所や電話番号はバーコードで充分なのでしょう。
というより、今年の私の開発デザインテーマは、
個人の情報タグを身体化させることです。
国民総背番号制は、その登場時から私は大賛成です。
個人情報化は常に「国民管理」で反対派がありますが、
それは正当に性善説で生涯を真っ当する人には無関係です。
だから、身体には生まれれば即、個人情報タグ化すれば、
万一、行方不明者はすぐに発見できます。
無論国家管理が個人のプライバシーにまで及ぶことは、
「プライバシー」の定義が
すでに8回は時代対応変化の熟知まで知り尽くすことです。
これはすべて司法的なイデオロギー問題だと知ってこそ、
私は個人情報タグのデザインに取り組むわけです。
2015年早々、
私は名刺整理から個人情報タグ性を思いついています。


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『新素材デザイン=「固丸くん」の商品展開は制度設計が必務』


   


     9月 30th, 2014  Posted 12:00 AM

これからのデザイン対象領域には「新素材」デザインが必要です。
そのためにはどうしてもデザイン領域の拡大が必要と主張します。
「H2Oセルロース」という新素材を製造から制度化をめざしています。
広島の土砂災害では、急遽メンバーたちがボランティアで、
この素材の確証を求めて手伝いに入ってもらいました。
私のスタッフも現地入りしましたが、行方不明者がまだいらして、
カメラを向けることも憚れたと報告が入りましたが、
この新素材開発の実証ということで撮影することが認められました。
「セルロース・スマイル」という現場雰囲気のコトデザインを
この素材はまだまだ開発分野がデザインとして残っています。
しかし、明らかに広島の土砂災害ではいい確証がえられました。
たとえば、まだ紙粘土が水で固まるコトの明確な科学性には
不明点も残っていますが、「水素結合」であることは明らかです。
広島にて、このパウダーを泥水・泥土に混ぜることは、
これまでセメントで固めることの不具合さは明確になりました。
コンクリートでは土壌をアルカリ化してしまいますが、
このセルロースであれば、放置すれば土壌に戻ってしまいます。
そこで、私のデザイナーとしての役割もはっきりしてきました。
散布方法の新たな手法デザイン、その重機デザイン、制度化デザイン
そして、新たには除染作業に向けるべきパウダー化です。
最も重大になってきているのは、このパウダーのパッケージ化です。
新素材のブランド化では、絹織物からポリエステル産業への
新たなデザイン領域を策定して適用製品化アイテムも発表しました。
今、地球環境には自然の猛威は火山爆発や伝染病感染までが
大きな危機解決デザインを求めています。
私は新素材デザインは危機解決デザインそのものだと考えています。
まもなく、このセルロース新素材の制度デザインを訴求します。

『広島被災地に「パウダースマイル」を!』


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『広島被災地に「パウダースマイル」を!』


   


     8月 30th, 2014  Posted 12:00 AM

開発途中でしたが、土壌改良材としてのH2Oセルロースを、
広島の土砂災害地に直ぐに持ち込んでもらい実証性を確認しました。
私のスタッフも現地に行きましたが、カメラを向けることすら、
憚れるほど、被災現地は行方不明者も多く、途方に暮れる現実。
泥水の後処理はすごく酷くて、その解決手法がありませんでしたが、
古紙をパウダー状に製造デザインすれば、
泥水を直ぐに固化することが出来ることは被災地で明確になりました。
現地の人たちに説明をして、後処理に入りましたが、
険しい表情の人たちが固まって後処理が容易になっていくことで、
みんなが笑顔になってくれました。「セルローススマイル」です。
ようやく行方不明の同胞が、無念ながら発見されてきましたが、
50万トンの土石流とは、霞が関ビル一棟分もあり、
先般の伊豆大島での土砂被害が17万トンですから、この3倍です。
土砂撤去には80万台のトラックが必要と言われています。
50万トンなんて私には想像すら不可能ですし、
私のように車イスの者は絶対逃げ出すことは出来なかったでしょう。
私には報告されてくる写真とビデオで、次々とデザイン対象が
さらに分かってきましたから、そのアイディアや展開手法を
必死に考え出すことだと役割を再認識しています。
人力の限界を超えるには、二つのアイディアを考えています。
製造生産装置のデザイン、工場のあり方も分かってきました。
海外製の重機を運び込もうとしたら、公道は走れないとか。
こんな時だからこそ、即許認可する立場よりも文句を言う輩が、
それこそ、県議員や市議員とかは呆れかえります。
ともかく、この素材はこれまでを解決する素材としての開発は的中。
しかし、まだ全く知られていない素材だけに、説明が要りましたが、
使用して泥水が固化して、それを運搬してしまえば、
それは結局、地球の土壌に戻ってしまいます。
この話が通じるコト被災地の皆さんに「笑顔」になってもらいました。
「セルローススマイル」は、デザインしたモノで、
笑顔を与えるコトができました。これが危機解決デザインです。

GP.tokyo

『パウダー素材で列島を補強する!』


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「瓦礫と化した自動車が問題ではない」


   


     12月 30th, 2011  Posted 12:00 AM

安政の津波時には「舟で逃げるな」と語り継がれました。
3.11大津波では映像の中の自動車は、
押し浪で車は津波とともに凶器となり、
引き浪で行方不明者を巻き込んで海に引き込んで行きました。
そうして陸上では、津波で破壊された自動車車体が瓦礫になりました。
20世紀から自動車こそ、人類の智恵技術の結晶でした。
しかし、自動車が凶器となることを万人が知り尽くしています。
私も交通被災者ですから、
車という存在にはデザイナーとしての想いも重なります。
車は大好きなモノでもあるのです。
しかし、もはやハイブリッドだのEV車が車産業の目標ではありません。
「その車内に居れば生命が完全保全」、
そんなカーデザインが必至だと考えます。
私はプロダクトデザイナーとして、
エレベーターと車は根本的徹底的に技術開発目標を再設定すべきです。
ともかく、天災時に「逃げ込んで命を護る空間」、
それがエレベーターと自動車です。
車デザインについて具体的に表現すれば、
「車に乗って海に飛び込み自殺は絶対に不可能」という
車体空間と非常時船舶となるデザインです。
このあたかもSF的発想が、
「天災・人災」への対策デザインであるべきです。
今回の震災では、凶器となる自動車、
自動車が無ければ救急救命もできない、
この矛盾こそ問題設定であり、その問題解決対象に、
カーデザイン、本来の人智的デザイン設計が希求されています。
3.11の津波映像で、大量の車がメチャクチャになっていく様子、
瓦礫記録写真での、考えられない自動車の破損状況は、
デザイナー・技術者・設計者の魂に焼き付けておかなければなりません。
そして、自動車はガソリンが無ければ走りません。
けれども発火すれば爆発します。
電気自動車になったとしても、その車体空間は、
私たちの肉体と生命を護りうるモノにすることです。
これが復興テーマの大きな一つです。

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「防潮堤工事は土木工学ではありえず」


   


     12月 28th, 2011  Posted 12:00 AM

大津波は海から襲いかかってきました。
その高さは想像を絶していました。
それよりも注目すべきは、押し寄せて来た時よりも、
「引き浪の力」がどれほど強かったかは
以前も書きました。
あらためて陸と海岸線での痕跡を見ると、
防潮堤の高さも当然ながら必要ですが、
バリア形態設計が誤りだったことを確認できます。
海からの大津波を受け止める力より、
引き浪でコンクリートは海側に歪んでいます。
この防潮堤に叩き付けられていた遺体が多かったと聞きます。
陸上では、道路路側帯のポールが地面に叩き付けられています。
それほど巨大で暴力的な力だと考えるべきです。
今回、土木工事の杜撰さも明らかになりました。
まさに土建事業と行政既得権の横暴さは罰せられるべきものです。
それは東京浦安地域の埋め立て地でも明らかでした。
液状化も手抜き工事そのものであり、
徹底した地盤工事の東京ディズニーランドはOK。
むしろ江戸時代の埋め立て地は大丈夫でした。
港湾工事が土木工学に頼ってきた制度設計そのものを再検証すべきです。
むしろ、港湾工事が土木工学よりも
海事工学・船舶工学が担うべきなのです。
港湾工学は海事システム工学をわが国は制度として受け入れていません。
仙台メディアテークという建築があります。
エレベーター・階段は、船舶工学の溶接技術で建造されています。
あの発想が一つのヒントになると考えます。
行方不明者は海に連れ去られたのです。
大津波で山に追いやられ犠牲となった方は、
高い樹木に留まって亡くなられました。
多くの行方不明者の真実、
生き延びた方々の証言からも海への引き浪の力でした。
したがって、
コンクリートの防潮堤設計は根本で見直すべきと私は考えます。
引き浪力への流体設計は海事工学であり土木工学ではありえないのです。
防潮堤は、大津波を受け止める形態と引き波力をも拡散させるべきです。
そこには新たな防潮堤と引き潮拡散の造形デザイン、
それが波動とのインターラクションデザインになります。
ともかく土木工学よりも、
海事港湾工学が制度設計の中心だと私は思っています。
これは、私自身が関西海洋教育アライアンスで
海洋デザイン戦略論」を担当してきた知識です。

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「資本主義からの逃走」
      「天災が、・・・」
  


   


     3月 12th, 2011  Posted 12:00 AM


ついに、いややはりと言うべきでしょう。
日本列島の宿命ですが、天災に見舞われました。
私は自宅で、いつものような目眩だと思っていましたが、
32階は相当な揺れでした。
ほとんど船酔い状態でした。
TV報道は、各社とCNNを見比べました。
CNNの分析は克明であり、
このニュース報道から国際的な日本へのまなざしがみえました。
電話が通じないことは最大の社会基盤が不整備だということになります。
SMSだけしか通信手段が無い文明は見直さなければなりません。
天災についてはまったく思考停止させられてしまいます。
花綵のわが国がどこまで天災への準備周到さをしていくかは、
やはり、「人工」的設計の最大テーマでしょう。
次第に、被害状況特に人命被害を知ることになりますが、
天災は人類に最大不幸の哀しみを与えます。
無抵抗でいるわけにはいきません。
地震津波発生から10時間、行方不明者・死者数が報じられています。


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