8月 10th, 2021 Posted 12:00 AM
8月10日 先負(庚寅)
『博学としてのデザイン』
モノへの博学を
デザイン博学と
定義化する正当さは、
文学が
かつて文章博学という
古称に基づくことからの
類似的考証である。
artificial heart:川崎和男展
Tags: デザイン博学, としてのデザイン, モノ, 博学, 古称, 基づく, 定義化, 川崎和男のデザイン金言, 文学, 文章博学, 正当, 類似的考証
Posted in APHORISM
目次を見る
4月 18th, 2016 Posted 12:00 AM
美大でデザイナーの教育を受けた自分にとって、
デザイナーにはデザイン技法の習得が絶対的な身体技命令でした。
社会人デザイナーとしては企業で、その身体技をさらに研磨され、
それ以上にモノづくりの技術と営業を仕込まれました。
やがて、国内外でそれなりのデザイン活動をしてきました。
大学人として、産業美術学科から芸術工学科へ、
デザイナーとして、時代と社会対応は、文理と学術・芸術の統合から
自分のデザイン領域を、大きく4つ生み出しました。
デザイン理工学・デザイン医工学・デザイン文理学、そしてデザイン政経学
幸いにして総合大学ではこの統合化を成し遂げることで、
産業・技術・環境・文化が明確に見えていました。
ところが、March.11 2011の天災と人災は、
さらにデザイン領域での目標と目的を詳細化してくれたのです。
それは、「安全」・「安心」・「防災」・「防犯」でした。
この四つを産業・技術・環境・文化に再配置するには、
文科系+理科系と学術系+芸術系を組み込まなければならないと気づき、
かつて「コンシリエンス」と「レジリエンス」を問いかけたことば、
それこそ「コンシリエンスデザイン」を定義化する必然性ができました。
すでに、美大系・工学系・教育系ではデザイナー養成は困難を知り、
世界や、地球、これからの社会や時代が、
デザイン、デザイナーへと要請する実務が見えてきたのです。
あらためて「コンシリエンスデザイン」が
「安全」・「安心」・「防災」・「防犯」を創出すると確信しています。
*『何がデザイン思考かは終わったのだ』
*『危機解決学としてのコンシリエンスデザイン』
*『自分に何ができるかという死生観』
*『コンシリエンスとレジリエンス』
*『「ふだん」・「まさか」安全と安心は相対的でしかない』
Tags: March.11.2011, ことば, コンシリエンス, コンシリエンスデザイン, そしてデザイン政経学, デザイナー, デザイナー養成, デザイン, デザイン医工学, デザイン技法, デザイン文理学, デザイン活動, デザイン理工学, デザイン領域, モノづくり, レジリエンス, 世界, 人災, 企業, 再配置, 創出, 営業, 困難, 国内外, 地球, 大学人, 天災, 学術, 学術系+芸術系, 安全, 安心, 定義化, 実務, 工学系, 必然性, 成し遂げる, 技術, 教育, 教育系, 文化, 文理, 文科系+理科系, 時代, 環境, 産業, 産業美術学科, 目標, 目的, 研磨, 確信, 社会, 社会人デザイナー, 社会対応, 統合, 統合化, 絶対的, 総合大学, 美大, 美大系, 習得, 芸術, 芸術工学科, 要請, 詳細化, 身体技, 身体技命令, 防災, 防犯
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務
目次を見る
4月 11th, 2016 Posted 12:00 AM
コンセプトからの発想はすでに限界があります。
僕は「ライン」=lineという概念・観念・文脈の
統合的な手法を提案しています。
まず、その最初に「Scope」という思考空間の設定を行います。
現在のスコープはプログラミング言語としても、
変数や関数、言い換えれば変動、変異、関係、関与性を定義していますが、
それは思考空間を視覚化していく隠喩性の表現です。
まず、思考はどこ「から」どこ「を」を対象にしているかということです。
それは視点がふたつあることを示しています。
どこからというeye-pointがあり、
どこをみているかというview-pointがあります。
ところがこの点と点は視線:あたかも眼差しというview-lineができます。
そしてこの眼差しを動かしていくことをdollyという言葉を手にいれました。
dollyはComputer Graphicsで新しい用語になったのだと思います。
これは僕自身がトロント市でCGのトレーニングで
初めて知って驚愕したのです。
これは視覚化を一つの隠喩として、
聴覚・触覚・臭覚・味覚という感性に
性能と効能と機能を設計し企画・計画デザインになります。
以上のことからも、明確に思考空間・感性空間・論理空間、結局は空間への
接近性の定義化と考えていいものと思います。
手法として、デザインがモノ空間あるいはコト空間を
スコープはきわめてライン的な発想を隠喩として、
定義化そのものを変動:dollyさせていると考えています。
*『視覚空間は存在しないことを認識する必要がある』
*『思考無き概念解放無きデザイン手法ありえず』
*『デザイン対象としての空間に出逢う』
*『コンセプトからイノベーションは起こらない』
*『やはり「かたち」に、これがデザインの鉄則』
Tags: CG, Computer Graphics, dolly, eye-point, LINE, SCOPE, view-line, view-point, コト空間, コンセプト, スコープ, デザイン, トレーニング, トロント, トロント市, プログラミング言語, モノ空間, ライン, ライン的, 企画, 効能, 味覚, 変動, 変数, 変異, 定義, 定義化, 思考, 思考空間, 性能, 感性, 感性空間, 手法, 接近性, 提案, 文脈, 概念, 機能, 用語, 発想, 眼差し, 空間, 統合的, 聴覚, 臭覚, 表現, 視点, 視線, 視覚化, 観念, 触覚, 言葉, 計画デザイン, 設定, 設計, 論理空間, 関与性, 関係, 関数, 限界, 隠喩, 隠喩性, 驚愕
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務
目次を見る
8月 13th, 2015 Posted 12:00 AM
「コンシリエンスデザイン」を定義化してから、
どうしても、私自身が説得不足を感じていたことがありました。
それは「統合」についての整理された論理が必要でした。
学術と芸術の統合というコンシリエンスの基底論理でした。
まだ30代の頃、CIブーム時にはCI=「企業イメージの統一」論へ
CIデザイン論の再構築という論文をデザイン専門誌に書きました。
「統一」から「統合」をW.S.ランデッカーの考察から学んだことが
私はとても気になり、その論文をバックナンバーから探しました。
しかしどうしても見つからずに、この専門誌発行元に問い合わせ、
それが見つかってきて、あらためて私はとても驚きました。
なんとそれはMacintosh 512KでMacDrawでの図解で描かれていました。
そして「企業イメージの統一」CI論を企業の戦略的効果の消滅として、
「社会は、いつの時代の変動もその局面を強調して、
将来への予測とその準備を強要するものである。」という書き出しは
今も健在であり、常套化したデザイン手法=企業イメージの統一から
いち早く逃れるべきである、ということを指摘していました。
企業イメージの統一=CI論はケインズの経済学を引きずっていました。
そのための統一から統合を、私は今なお主張し続けていることです。
W.S.ランデッカーは、「統合」を以下の四つで整理していました。
● 機能的統合
● 伝達網的統合
● 規模的統合
● 文化的統合 でした。
私はやっと思いだしてとても大きなヒントになる予感です。
この四つでアイデンティティ=存在性の再考が可能という予感。
それこそ今、話題騒然としている、オリンピックエンブレム問題も、
エンブレムデザインでは、東京オリンピックのイメージ訴求は
決して統一は困難であり、今なお著作権でベルギーが訴訟しようが、
東京は商標登録しているからという対決姿勢だけの不毛さは、
「イメージの統一」に寄りかかっているからに他なりません。
重大な事は、オリンピック・パラリンピックともに、
イメージの統合のために、そのエンブレムが、
機能的・伝達網的・規模的・文化的な四つの統合性があっただろうか、
この質問を投げかければ、
文化的統合はすでに壊れているということです。
それは、文化的統合とは、無知と差別を解消することですが、
エンブレムは、オリンピックとパラリンピックには、
差異性、いや差別性をデザインしたということです。
もっと、厳密に言うとケインズの経済学が亡霊だと気づかない、
そんな21世紀がまだまだ続いているということです。
ここまで気づかない能力だと思いますが書いておきます。
*CI=C.I.=コーポレート・アイデンティフィケーション
Tags: 21世紀, 30代, C.I., CI, CIデザイン論, CIブーム, CI論, MacDraw, Macintosh 512K, W.S.ランデッカー, アイデンティティ, イメージの統一, イメージ訴求, エンブレム, エンブレムデザイン, オリンピック, オリンピックエンブレム, ケインズ, コーポレート・アイデンティティフィケーション, コンシリエンスデザイン, デザイン専門誌, デザイン手法, バックナンバー, パラリンピック, ヒント, ベルギー, 不毛, 不足, 主張, 予感, 予測, 亡霊, 企業, 企業イメージ, 伝達網的, 伝達網的統合, 健在, 再構築, 再考, 厳密, 可能, 商標登録, 問題, 困難, 図解, 基底論理, 変動, 存在性, 学術, 定義化, 対決姿勢, 専門誌発行元, 将来, 局面, 差別, 差別性, 差異性, 常套化, 強要, 強調, 戦略的効果, 指摘, 整理, 文化的, 文化的統合, 時代, 東京, 東京オリンピック, 機能的, 機能的統合, 消滅, 準備, 無知, 社会, 経済学, 統一, 統合, 統合性, 考察, 能力, 芸術, 著作権, 規模的, 規模的統合, 解消, 訴訟, 話題騒然, 説得, 論文, 論理, 質問, 重大
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務
目次を見る