5月 2nd, 2020 Posted 8:32 PM
パウル・クレーとカンディンスキーは、私の大事な著作です。
『点と線から面へ』はカンディンスキーのデザイン原論です。
休みの期間中にまた目を通している『造形思考、上・下』は、
「なぜ、造形思考が必要なのか」を組みたて、
そこから「造形意図と内容」が明示されています。
デジタル時代に入ったとき、アナログ時代に読みこんていた
『点と線から面へ』の「点は正方形」が理解できたのは
画面上のピクセルでした。
線は点の集合体ではなく、それはつまりピクセルでは
線は点ではいないというまなざしだったのです。
点である正方形には「大きさ」があり、線には「幅」があります。
そして、面には「厚さ」があるのです。
コンピュータ空間で、デザイン、造形化していく
私の思考にはこの基本が大事となったのです。
というわけで、パウル・クレー再読の備忘録でした。
そして私のトレーニングは、やはり岡倉天心が教え子であった横山大観に
教育としての線の「描き方」が基本です。
また、そこから「デザインストローク」の訓練では、
基礎のない私への訓練にリピート9枚が
必須だったのだと教育の奇跡を感じます。
Tags: アナログ, カンディンスキー, コンピュータ空間, デザインストローク, デザイン原論, デジタル, トレーニング, パウル・クレー, ピクセル, まなざし, リピート, 内容, 厚さ, 原論, 基本, 大きさ, 大事, 奇跡, 岡倉天心, 幅, 必要, 必須, 描き方, 教え子, 教育, 明示, 横山大観, 正方形, 点, 点と線から面へ, 画面上, 線, 著作, 造形思考, 造形意図, 集合体, 面
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ
目次を見る
7月 15th, 2019 Posted 12:00 AM
モノの歴史を語るために、「扇風機」を例として思い出します。
それは、
■ 実在論
■ 機能論
■ 構造論
■ 象徴論
これらがあります。
先般、この説明の順番を企業プレゼで誤りました。
それは、秋の発表のために、
■ 性能論
■ 機能論
■ 効能論
■ 神話論
といった流れで結びの象徴論と神話論を語るためでした。
市場は2極論というより、今では3極になっています。
そのためには資本論の所有と使用から、
インターネットでの新たな競合論があり、
私は思い切って、すこぶる超高価論で自分の作品を導いています。
「扇風機」という題材は、私自身が社会人として、
東芝最初のレンダリングのトレーニングでした。
そして扇風機がまず存在としてあり、
そこから機能的に首を回すことからの構造論である仕組みで、
虫の音色が流れたり、誰が使うかという対象化
そして最終的には象徴論を学んでいきました。
東芝では4枚羽でした。
そして羽のない扇風機も製品化を逃しましたが、
そもそもは東芝が特許を持っていました。
さて、私が最も気嫌いしているのは
「デザインは機能的」で語られることで、
「性能的」「効能的」でもあるべきです。
更に、インターネット市場にはAI(artificial intelligence)こそあれ、
まだ成り立っていない「神話論」がそこには必要となるわけです。
それこそ、モノとコトが、しっかりと分かれてくるのです。
象徴的と神話的は、どこかで別れうるかもしれません。
Tags: 2極論, 3極, 4枚羽, AI, artificial intelligence, インターネット, コト, トレーニング, モノ, レンダリング, 仕組み, 使用, 別れ, 効能, 実在, 対象, 市場, 性能, 所有, 扇風機, 構造, 機能, 特許, 神話, 神話論, 競合, 結び, 虫, 製品, 誰, 象徴, 象徴論, 資本論, 超高価, 音色, 題材
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 未分類, 祈望から企望へ
目次を見る
2月 21st, 2018 Posted 12:00 AM
02月21日 赤口(甲申)
プレゼンテーションは、
一回一回がトレーニングになるものだ。
まさしく発想、表現、伝達のための
試行錯誤のひとつの方法でもあるのだ。
『プレゼンテーションの極意』
目次を見る
7月 13th, 2017 Posted 12:00 AM
07月13日 赤口(辛丑)
デッサンをすることは、
単なる美術教科ではない、
デッサンはトレーニングである。
観察力と運動神経を繋ぐこと、
なぜなら、
見詰めて観察したことを
手で描き出すことだ。
川崎和男の発想表現手法
目次を見る
6月 18th, 2017 Posted 12:00 AM
06月18日 仏滅(丙子)
描写能力を写実性に追い込む、
これは、「絵を描くこと」。
この絵を、スケッチ能力に、
それは
トレーニングでしかない。
川崎和男の発想表現手法
目次を見る
3月 7th, 2017 Posted 12:00 AM
日本人で本当に良かったと思います。
なんとか幼稚園で教えられたわけではありませんと断っておきます。
日本人でいいと思うのは「書」の世界、いわゆる書道というか、
「運筆」というすこぶる大事な訓練があるということです。
これは岡倉天心が東京美術学校で
横山大観はじめこの訓練が基本中の基本でした。
私が美大でこの運筆は「デザインストローク」であり、
これは米国でもデザイナー職能のトレーニングでした。
先般、同期会でもデザインストロークでのデッサン、
それは生きている鶏を二人が1羽を1週間描いた苦労から、
そこから鶏をテーマにした平面から立体までの
造形訓練は一番のトレーニングだったと意気投合しました。
これを「スタイライゼーション」というのは想像力拡大訓練です。
この運筆やデザインストロークは私には身体化しているのでしょう。
特に今は書のための運筆は写経や手紙を書くためと
もう一つはiPad Pro大小それぞれとそのペンをいくつか選んでいます。
今、運筆は空海を手本にしながら、自分流の草書を求めていますが、
もはや草書ではほとんど手紙文は読まれないのです。
それ故に、空海の行書から
草書でほぼ行書からのくずし字が美しいと思います。
今はともかく美しいモノと言われれば、空海の書をあげるでしょう。
したがって、この運筆訓練には
小学生の使う学習ノートが最適だと選びました。
そこで、学習ノート「ジャポニカ」を初めてじっくりと見ましたが、
学習ノートの充実ぶりに感嘆したほどです。
そこで、一冊を持っていたら、年配の婦人から声をかけられました。
「ぼく、それ欲しいの、お母さんはどこ?」と。
車椅子に乗っているので大きな勘違いをうけたのですが、
面倒だから、ワイフを指さしたら、
わざわざ、その婦人はワイフに
「お母さん、あそこで(私が)呼んでいるよ」とのことでした。
無論、ワイフは私に、「なんで私があなたのお母さんなの」と。
すこぶる面白い買い物をしました。
今、私の書の運筆は、そうした練習図書もありますが、
「ジャポニカ」は最適だと思っています。
* 『盟友のエッセイから思い出した=スタイライゼーション』
* 「資本主義から離脱してきたデザイン」
* 『毛筆も万年筆も細軸だから可能になる運筆がある』
* 『工業デザイン教育での「手」のトレーニング』
* 『美しい運筆を体現すれば美しさがわかりそうだ』
Tags: iPad Pro, お母さん, くずし字, ジャポニカ, スタイライゼーション, テーマ, デザイナー職能, デザインストローク, デッサン, トレーニング, ペン, 写経, 基本, 学習ノート, 小学生, 岡倉天心, 平面, 想像力, 感嘆, 手本, 手紙, 拡大訓練, 書, 書道, 東京美術学校, 横山大観, 空海, 立体, 練習図書, 草書, 行書, 訓練, 身体化, 造形訓練, 運筆, 鶏
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 祈望から企望へ
目次を見る
1月 9th, 2017 Posted 12:00 AM
01月09日 大安(丙申)
センスも根本は
知識リテラシーには
トレーニングが必要だ。
しかし、
どのようなトレーニングであれ、
感性で知識を
どれほど維持しれいるかが問題。
川崎和男の発想表現手法
目次を見る
1月 5th, 2017 Posted 12:00 AM
今年最初のモノ、随分と悩みました。
なぜなら、ここで語りたいのはどうしても趣味やコレクション。
文具やオーディオや鉄道模型などもはやコレクションもここまでなのです。
となると、もう通常最も使用していて、それも最近の時流が進化しているモノ。
こうなると、万年筆もまずその典型はモンブランとペリカン。
しかもいわゆるミュージックタイプと言われている、
本来は楽譜記述用になってしまいます。
これでカリグラフィーが可能というのは私には理解できません。
なぜならカリグラフィーならこれは絶対にペンであるべきというのが、
自分流の決定事項なのです。それはペンと身体のトレーニングに
最も自分なりの訓練が身体化しているべきだと思うからです。
この典型的で日常的な万年筆ならば、
モンブランとペリカンという選択には全く冒険心はないのです。
そこでディポンの「ベルサイユ宮殿」ともなれば、
これを差し出せば、万年筆コレクターとは深い話が出来ることになります。
そしていよいよ最近は一段と進化しているインクになります。
このインクは日本の伝統色が基本になっていて、
知る人ぞ知るインクだと断言できます。実はこれは友人からのプレゼントです。
さて毛筆タッチとカリグラフィーの関係は絶対に身体化された訓練が必要だと
私は絶対に主張しておきたいと思います。
カリグラフィーであれ、毛筆であれ、
このトレーニングをマスターしたモノは
まだ見たことがありませんが、毛筆、いわゆる書道とカリグラフィー、
この訓練こそ今は絶対に必要であり、それを成し遂げるインク、
この会話が出来ることほど、古風と言われようが、
実は筆跡の品格だと私は確信しています。
* 『黒板を集団の発想道具としての未来ボードデザインへ』
* 『毛筆も万年筆も細軸だから可能になる運筆がある』
* 『硯箱を整理しながら・・・』
* 『イコン=アイコンが明解なモンブランとペリカン』
* 『ペンホルダーある組み合わせの筆記具は自分表現』
Tags: インク, オーディオ, カリグラフィー, コレクション, コレクター, ディポン, トレーニング, ペリカン, ベルサイユ宮殿, ペン, ミュージックタイプ, モンブラン, 万年筆, 主張, 伝統色, 古風, 品格, 文具, 書道, 楽譜, 毛筆タッチ, 筆跡, 自分流, 訓練, 記述, 趣味, 身体, 身体化, 鉄道模型
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 祈望から企望へ
目次を見る
1月 5th, 2017 Posted 12:00 AM
01月05日 先勝(壬辰)
想像力と感性、
この関係は
デザイン、デザイナーにとっては
絶対に、
トレーニングの基本である
実は天性が必須だ。
これは私の結論になっている。
川崎和男の発想表現手法
Tags: デザイナー, デザイン, トレーニング, 基本, 天性, 川崎和男のデザイン金言, 必須, 想像力, 感性, 結論, 絶対, 関係
Posted in APHORISM, 川崎和男の発想表現手法
目次を見る
9月 1st, 2016 Posted 12:00 AM
9月1日 友引(丙戌)
「手」はともかく
トレーニングが必要だ。
川崎和男の発想表現手法
目次を見る