5月 23rd, 2016 Posted 12:00 AM
政治思想はすぐに国際関係論という
結局は得体の知れない論理で国際間には軋轢、
そしてそれは戦争に至り、限りない悲しみは歴史汚点になります。
しかし、強靱なまさにレジリエンスな美学的な文化論は
この国際関係論以上の力を有しているのです。
かつて、朝鮮が日本に与えた多くの民衆文化は、
「民藝論」として、その言葉に強力なモノの美学性を与えていました。
柳宗悦によって唱えられた「民藝」という美学論理の核心であり革新は、
有事状況である戦時中に、この美学論理は、
朝鮮文化の象徴である「光化門」の破壊を主目的としている軍部にむけて、
それこそ「ペンは剣よりも強し」を貫いていました。
あらためて「光化門破壊を食い止めた民藝美学論」、
その中心人物であった柳宗悦の「民藝」、
その基盤を再興すべきと考えます。
それは、京都破壊を食い止めた米軍の本土攻撃否定論理と同等です。
つまり、「民藝」として、それこそ「井戸茶碗」を持ち出してきた
陶磁器の歴史は、元来は朝鮮の美学文化を剥奪した野蛮さに対して
日本は「民藝」という名辞とその論説によって御礼を返したということを
もう一度、再認識をしておくべきだと記述します。
青磁があり白磁があり、高台があり、日本の陶磁器は
「民藝」抜きで語られるべきではないということです。
それこそ、ある伝統工芸産地が400周年記念を語り宣伝する前に
「民藝」が護り抜いた「光化門」を語るべきでしょう。
その見識も知識もなく日本の伝統工芸は語られてはならないのです。
柳宗悦の「軍部への絶対抵抗」は、
妻である声楽家柳兼子女史は決して軍歌を歌わない、
という美学が、さらに後押ししていました。
柳宗悦は、恩師・柳宗理の父であり、
柳宗理は「デザインと民藝」への距離感を
確かに教え子の私たちには独学を強いていたと思い出します。
しかし、アノニマスとゲマインシャフトという連鎖を
民藝からデザインへのコンシリエンスを支えている主張は
常にデザイナーの「耳鳴り」になっています。
*『教え子で得をしたことがあります。・・・』
*『民藝へのアンコンシャスビューティを再熟読』
*『藝と醫を略字化したことは本質を見間違える!』
*『強固なるゲマインシャフトからデザインは生まれる』
*『いつも見かける私の作品はすでにアノニマス』
Tags: 400年, アノニマス, ゲマインシャフト, コンシリエンス, デザイン, デザインと民藝, ペンは剣よりも強し, モノ, レジリエンス, 与えた, 中心人物, 主張, 主目的, 井戸茶碗, 京都, 伝統, 伝統工芸, 元来, 光化門, 再興, 再認識, 剥奪, 力, 同等, 名辞, 否定, 国際, 国際間, 国際関係論, 基盤, 声楽家, 女史, 妻, 工芸, 強力, 強靱, 後押し, 得体, 御礼, 思い出, 恩師, 悲しみ, 戦争, 戦時中, 抵抗, 攻撃, 政治思想, 教え子, 文化, 文化論, 日本, 有事, 朝鮮, 朝鮮文化, 本土, 柳兼子, 柳宗悦, 柳宗理, 核心, 歴史, 民藝, 民藝美学論, 民藝論, 民衆, 民衆文化, 汚点, 父, 状況, 独学, 産地, 白磁, 破壊, 私, 米軍, 結局, 美学, 美学性, 美学文化, 美学的, 美学論, 美学論理, 耳鳴り, 至り, 見識, 言葉, 記念, 記述, 論理, 論説, 護り抜いた, 象徴, 距離感, 軋轢, 軍歌, 軍部, 野蛮, 関係論, 限りない, 陶磁器, 青磁, 革新, 食い止めた, 高台
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務
目次を見る
5月 19th, 2016 Posted 12:00 AM
メガネフレームのデザインに関わっておそらく30余年もやっています。
それはそれなりの自負はあります。
一方で、雑誌評論のレベルそのものは年々低下。
所詮は「流行・ファッション」で
デコラティブなモノもデザイン扱いされます。
これ実はワイフのコレクションで、
「メガネ」モチーフのアクセサリーです。
このアクセサリーに眼鏡をつるせます。
ところで最近は「モンスター老人」とかで、
老人はすぐにカッ〜となるとか。
そうです。私も明らかに「モンスター老人」ですが、
「モンスター老人を超える人物」が目標です。
そういえば、父は本当に穏やかでした。
若いときに「川崎さんは、あの人の息子さん?父上は本当に穏やかな人」、
なんて言われると(こいつ、怖がっているならもっとだ)と演技しました。
この演技力は磨きに磨きがかかってきたと思います。
自分が生涯をかけて取り組んできたことを破壊されるなら徹底的に、と
相当に「超モンスター化」、これをトリックスターと言いますが、
これに徹した生き方をしなければなりません。
実現しない研究が異次元空間である大学には蔓延しています。
それは私自身も大学でつぶさに見てきましたから、
実務性の無い「産学共創」などは
税金の無駄遣いであることがすぐ傍らです。
そしてデザインなど、
ましてデザイナーなどがどれほど軽く扱われたかを
すべて書いて告訴すべきことだと認識しています。
何の役にもたたないロボットや医療機器はすべて論文のなかで、
研究権威だけが「有識者」扱いされているにすぎません。
実務としてどれだけ多くを輸出品として不成立だったでしょうか。
この自負心でトリックスターとしての
「超モンスター化」をねらっています。
メガネフレームの競争相手は1社のデザイナーだけです。
不細工なメガネをしていると(嗤ってセンス無し)と思っています。
*『センスの有無?は、香りか臭いかだと思う』
*『四十暗がり・シニアグラスがこれでいいわけがない!』
*『低レベルな能力でデザイン評価はしないでほしい』
*『乳牛は決して美味しいミルクを絞り出すわけではない』
*『デザインというスタイリングの二種類』
Tags: 30余年, アクセサリー, コレクション, スター, センス, デコラティブ, デザイナー, デザイン, トリック, トリックスター, ファッション, フレーム, メガネ, メガネフレーム, モチーフ, モノ, モンスター, モンスター老人, レベル, ロボット, ワイフ, 不成立, 不細工, 人, 人物, 傍ら, 医療機器, 告訴, 大学, 実務, 実務性, 実現, 川崎さん, 年々低下, 役, 徹底的, 息子, 所詮, 扱い, 明らかに, 最近, 有識者, 本当, 権威, 流行, 演技, 演技力, 無し, 無駄遣い, 父, 父上, 生き方, 生涯, 産学, 産学共創, 異次元空間, 目標, 相当, 相手, 眼鏡, 研究, 破壊, 磨き, 私, 私自身, 税金, 穏やか, 競争, 老人, 自分, 自負, 自負心, 若いとき, 蔓延, 認識, 論文, 超える, 超モンスター化, 軽く, 輸出品, 雑誌評論
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務
目次を見る
4月 14th, 2016 Posted 12:00 AM
「鏡の背後には冥府への階段がある。」by 宮川淳
自分はこのフレーズを美大生の時に読んで以来、
それが現代美術へのひとつの大きな入り口になっています。
彼のデビュー作であった「アンフォルメル以後」は
今なお自分のアートからデザインに向かう姿勢の一つです。
まず、「芸術とは何か」という問いかけのその結語は、
この質問は、ただ、表現の再生産でしかなく、
「何が芸術か」という結語から、
彼はあくまでもデザインへの懐疑へ。
自分は、「何がデザインか」を常に問いかけ続けてきました。
しかし、未だにデザインは大きな懐疑=問題解決ではなくて、
「装飾」と同義だということです。
最も具体的には、オリンピックエンブレムデザインの公募や
政党マークの公募に現れています。
表現の再生産を、宮川淳は「鏡」にそのイマージュを重ねたごとく、
それこそ、ルネ・マグリットの「複製禁止」を見て、
ここに明らかな表現の再生産を破壊させられていると受け取る、
その知性がまだまだ育成されていない現実を知る必要があるはずです。
ユニバーサルデザインといえば済まされている思考、
インクルーシブデザインはエクスクルーシブの反対、
スペキュラティブデザインという問題提起での真の答え方、
全てに自分は「デザインとは何か」という、
再生産されてすまされている
「デザイン思考」の低レベルな思考停止の実際を
冷笑して見せることが出来るのです。
もし、鏡の前で自分の左手を挙げれば、
鏡映された自分は右手を挙げていることには気づきません。
だから冥府に降りる前に、「何がデザインか?」なのです。
*『鏡の背後を熟知するため、あるいは解放をめざす』
*『インクルーシブデザインの間違いを正す=KK塾』
*『表現としての美術とは?、教えられた宮川淳』
*『AとしてのB・対・BとしてのA、という連語考察』
*『AppropriationーDesignに紛れ込んできている危険性・1』
Tags: アート, アンフォルメル以後, イマージュ, インクルーシブデザイン, エクスクルーシブ, エンブレム, オリンピック, スペキュラティブデザイン, デザイン, デザインとは何か, デザイン思考, デビュー作, フレーズ, ユニバーサルデザイン, ルネ・マグリット, 低レベル, 何がデザインか, 何がデザインか?, 何が芸術か, 入り口, 公募, 具体的, 再生産, 冥府, 冷笑, 右手, 同義, 問いかけ, 問題提起, 問題解決, 姿勢, 実際, 宮川, 宮川淳, 左手, 必要, 思考, 思考停止, 懐疑, 政党マーク, 現代美術, 現実, 知性, 破壊, 答え方, 結語, 美大生, 育成, 背後, 自分, 芸術とは何か, 表現, 装飾, 複製禁止, 質問, 鏡, 鏡映, 階段
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務
目次を見る
2月 17th, 2016 Posted 12:00 AM
2月17日 仏滅(己巳)
マスコミ
メディアは大変革というより
すでに破壊されたのだろう。
マスコミの発言力は
インターネットである。
特にSNSで、精査どころか
社会的な裁決が横行している。
それは糾弾と破滅化になっている。
川崎和男の発想表現手法
Tags: SNS, インターネット, マスコミ, メディア, 大変革, 川崎和男のデザイン金言, 横行, 発言力, 破壊, 破滅, 社会的, 精査, 糾弾, 裁決
Posted in APHORISM, 川崎和男の発想表現手法
目次を見る
2月 15th, 2016 Posted 12:00 AM
2月15日 友引(丁卯)
政治は次第に偶像化する。
立法・司法・行政は
マスコミ・メディアで
4権分立化し、
インターネット・SNSで
5権分立どころか、
批判し非難し
人生を
勝手に「破壊」=偶像死を
与えるようになってきた。
川崎和男の発想表現手法
Tags: 4権分立, 5権分立, SNS, インターネット, マスコミ, メディア, 人生, 偶像化, 偶像死, 勝手, 司法, 川崎和男のデザイン金言, 批判, 政治, 破壊, 立法, 行政, 非難
Posted in APHORISM, 川崎和男の発想表現手法
目次を見る
1月 23rd, 2016 Posted 1:30 AM
敗戦後、米国がわが国に押しつけたのは「新憲法」でした。
その実現=民主主義(資本主義経済社会の大衆養成)具現のために、
用間=諜報の具が用いられました。
この記述が明言される時期が、
僕は到来してきたものと考えざるを得ません。
それには冷静な判断と3.11によって破壊されてなお、
全く正当さと釈然としない日本社会があります。
特に大誤解されている民法TVと、
その労働者であるタレントと呼ばれる芸能人、
その支配がまさに用間でしか無かったことを忘れ
なおかつ同族経営化での事務所と称した芸者置屋と
女衒同族の存在を僕は嫌悪するからです。
しかも、未だに民主主義のジャーナリズムを
構築できない民放TV局への怒りが僕にはあります。
SMAP=Sports Music Assemble Peopleというのは
とても上手い名辞です。
私なりにこの芸能人=タレント集団は、
S:スポーツ・M:音楽・S:アート趣味・P:演劇に
とても秀でたテレビ男芸者達でありそれぞれに優れた才能がありました。
しかし、用間の手立てでしか無かった彼らの労働成果は、
見事彼らの収入であるとともに、大衆への夢売りを成し遂げました。
よって、彼らが女衒同族からのパワーハラスメントは、
SNSはすでに終焉し始めているエセ・ジャーナリズムTV放映とともに
強烈に非難し、TVと週刊誌での経済効果の分配の構図は成功させました。
しかし、敗戦直後から配置されてきた芸能による労働意欲の洗脳継続は、
やがて大きな崩壊を迎えることを明確化しました。
SMAPの正当性=真摯に彼らの役割を果たすことと
彼らの労働条件への抵抗は全て葬られたのです。
国会で彼らの話題が至極真面目に取り上げられましたが、
これによって、
僕たちが政権から放置されている事態を知る人々が居るのです。
SMAPが女衒と現代の羽織ゴロと化した破滅間近の民法TV局は、
SNSで武装されている現代社会構造には無知過ぎます。
現政権も、本来、議論を徹底すべきは、
違法公然としたスキーツアーバス事故を
せめてSMAP同等なる国会議論を放映すべきでした。
そのバス事故で、15名もの社会構成を成し遂げる能力を
国会議題からも外していたのです。
無知なるTVジャージャリズムには期待もしていませんが、
国会こそ、超党派での議論を積み上げる術としての用間を
再考すべきだったことを書き残します。
Tags: 3.11, Assemble, Music, People, SMAP, SNS, Sports, TV, TV放映, アート趣味, エセ・ジャーナリズム, ジャーナリズム, スキーツアーバス事故, スポーツ, タレント, テレビ男芸者達, パワーハラスメント, 事態, 具現, 再考, 分配, 労働意欲, 労働成果, 労働条件, 労働者, 収入, 同族経営, 名辞, 国会, 国会議論, 夢売り, 大衆, 大衆養成, 大誤解, 女衒, 女衒同族, 嫌悪, 実現, 崩壊, 役割, 成功, 才能, 抵抗, 支配, 放映, 放置, 政権, 敗戦, 敗戦直後, 新憲法, 日本社会, 構図, 構築, 正当, 正当性, 武装, 民主主義, 民法TV, 洗脳継続, 演劇, 無知, 現代社会構造, 用間, 真摯, 破壊, 破滅, 社会構成, 米国, 終焉, 経済効果, 羽織ゴロ, 能力, 至極真面目, 芸者置屋, 芸能, 芸能人, 記述, 話題, 諜報, 議論, 資本主義経済社会, 超党派, 週刊誌, 配置, 非難, 音楽
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務
目次を見る
1月 19th, 2016 Posted 12:00 AM
昨年は「ロラン・バルトの生誕100年」でした。
ロラン・バルトは構造主義者として、ディスクール=言語表現、
つまり、書かれたことや言われたことの概念提唱者でした。
生誕100周年記念として、まさに、ディスクールのパターンを
スカーフにした表現はディスクールのデザインでした。
そのパターンの原書が「恋愛のディスクール・断章」そのままのモノ。
僕は読み直しましたが、生誕100年にして、
ディスクールでの抱擁は見事に破壊されていました。
それは、アンドロイドロボットの出現でした。
アンドロイドロボットは、「なぜ、人間は人間であるか」という
この難問解決のデザインだったからです。
単純なアンドロイドロボットとして「ハグビー」があります。
日本人は抱擁し合うことは照れ(若者には無くなりつつある)が残りますが、
フランス人からは、メールの最後にWarmest hugsと書いてきます。
結局、恋愛はすべての小説の最大テーマであったと言えます。
それこそ、日本最古の小説・源氏物語さえそうであったのです。
しかし、無論、恋愛には言葉・言語が本当は要らないように、
恋愛の言語化構造は
ハグすることで一遍に改めての意味が溶解し消滅します。
つまり人間にとって恋愛は一瞬の熱病=これは僕の私見ですが、
その熱病は感染して起こるのか、感染しているから熱病=恋愛でしょうか、
まさに生誕100年目に断章された結果は「ハグビー」というロボット、
つまり言語(ことば)では無くて形態(かたち)によって、
結論が明らかになってしまったことです。
これは言語の脆弱性を形態=ロボットが消滅させたことになります。
なぜか人間は抱擁されることで
コミュニケーションの新鮮度が増加されます。
人工物アンドロイド・ハグビーを抱き合うことが、
あの熱病=恋愛のごとくコミュニケーションを強めてしまうのです。
喋りまくる子供たちはハグビーを抱きしめれば、集中力を持ち、
アルツハイマーの老人の孤独感を消化してしまい、
断絶した者同士が、見知らぬ者同士が饒舌に会話しあうということです。
しかし、恋愛のディスクール・断章はロラン・バルトの生涯のテーマ、
その一部分に過ぎませんでした。
それはアンドロイドロボット・ハグビーに
「作者の死」をつきつけています。
ディスクールの作者が、彼の死に言説化を求めたように、
アンドロイドの創作者は、
どのようにその死と立ち向かうのでしょうか、ということ、
その指定出が起こってしまったということです。
Tags: 100年, Warmest hugs, アルツハイマー, アンドロイド, アンドロイドロボット, コミュニケーション, スカーフ, ディスクール, デザイン, ハグ, ハグビー, パターン, フランス人, メール, モノ, ロボット, ロラン・バルト, 一瞬, 一遍, 人工物, 人間, 会話, 作者, 出現, 創作者, 単純, 原書, 増加, 子供, 孤独感, 小説, 形態, 恋愛, 恋愛のディスクール・断章, 意味, 感染, 抱擁, 断章, 断絶, 新鮮度, 日本人, 日本最古, 書かれたこと, 最大テーマ, 最後, 概念提唱者, 構造主義者, 死, 消化, 消滅, 源氏物語, 溶解, 無論, 照れ, 熱病, 生涯, 生誕, 破壊, 私見, 結局, 老人, 脆弱性, 若者, 表現, 見事, 言われたこと, 言葉, 言語, 言語化構造, 言語表現, 言説化, 集中力, 難問解決, 饒舌
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務
目次を見る
1月 10th, 2016 Posted 12:00 AM
「STAR WARS」という映画を観るたびに、僕はこの映画、
そのシリーズは興味深いですが、
この世界共通の神話的なアーキタイプと
汎神論的な、世界が共通的に抱えてきたフィクションが
やはり、善と悪、民主主義と帝国主義なのか、
結局は銀河世界での未来戦争を知ります。
はっきり言えば、人類学的、神話的であっても
「戦争」でのワクワク感に落とし込まれる映画表現の罠、
そうした大変な仕掛けを見直してしまいます。
結局、この考え方に行き着いてしまう怖さになるのです。
「こんな考え方でフィクション化できる国とは」と考え直します。
どこかで人間いや米国人は「民主主義の崩壊」はそのまま「帝国主義」を
それほどまでに望んでしまうのだろうか、
と僕は今回も改めて確認しました。
たまたまフランスで「BB-8」を見つけて購入していました。
「STAR WARS フォースの覚醒」が封切られると、
日本でも大きな話題になりました。
僕も正月早々に京都でこの映画を観たのです。
早速、フランスで購入した「BB-8」をiPhoneでコントロールしてみると、
映画のロボット表現は、これまでを一新していたのは確かですが、
僕には、銀河系フィクションだったとしても、
民主主義の破壊=戦争=帝国主義というアーキタイプが再提出されていて、
決して僕の好みの映画ではありませんが、
工業デザイナーとしての想像力は、
未来と銀河系の正義感を護るロボット存在を確認します。
キャラクターとしてのロボット存在を見逃すことはできませんが、
かつて、あの金色ロボットC-3POと、如何にもロボットR2-D2も、
ボストンのコンピュータミュージアムにあり、
ライトセーバーなる剣を米国土産に買って帰ったものでした。
そして、玩具のライトセーバーも大きな変化を見ましたが、
フィクションの戦争も「斬り合い」になるというのが
未だに僕には奇妙です。
人類の想像力は、未来映画でも「戦争イメージ」と「戦争アーキタイプ」も
まるで変わらないという不気味さを見直すだけでした。
米国映画は、あくまでもアクション映画も宇宙映画も「戦争」です。
米国はいつもどこかで「破壊」のイメージ強化を
確認しているのでしょうか。
そろそろ、STAR WARSのアーキタイプでの汎神論的な方向性を
全く革新することを望むのは僕だけでしょうか。
Tags: BB-8, C-3PO, iPhone, R2-D2, STAR WARS, STAR WARS フォースの覚醒, アーキタイプ, アクション映画, イメージ強化, キャラクター, コントロール, コンピュータミュージアム, シリーズ, フィクション, フランス, ボストン, ライトセーバー, ロボット, ロボット表現, ワクワク感, 一新, 不気味, 世界, 世界共通, 京都, 人間, 人類学的, 仕掛け, 再提出, 剣, 善, 国, 土産, 奇妙, 存在, 宇宙映画, 崩壊, 工業デザイナー, 帝国主義, 悪, 想像力, 戦争, 戦争アーキタイプ, 戦争イメージ, 斬り合い, 方向性, 日本, 早々, 映画, 映画表現, 未来, 未来戦争, 正月, 正義感, 民主主義, 汎神論的, 玩具, 破壊, 確認, 神話, 神話的, 米国人, 結局, 罠, 考え方, 興味深い, 見直し, 話題, 護る, 購入, 銀河世界, 銀河系, 銀河系フィクション, 革新
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務
目次を見る
12月 11th, 2015 Posted 12:00 AM
一般的には、「論理性」と「感性」の対比あるいは対称性が、
人間の能力を分化していると考えられています。
つまり、論理性がある人間能力と、
感性能力のある人間を対称的にとらえることは長い間、
対称性よりも対照的に議論と考察されてきました。
たとえば論理性と感性とはお互いに人間の知性そのものを分断する、
このように考えられてきたときに、明快な解答を与えたのは
カントでした。
もっと簡単に言うと、論理性があればあるほど、
感性力の低下が起こります。
これは同様に感性があればあるほど論理性が欠如することも同次元です。
そこで、デザイン思考なる考え方があたかもこの対照性を破壊する手法、
このブームを生み出しました。
これはブームにすぎません。
だから私は、論理性のある人間も、感性のある人間も、
論理性があればあるほど、感性に近づき、
感性があればあるほど、論理性に近づくという手法が大事という、
これこそ「コンシリエンスデザイン」手法ということを
主張しています。
端的に言えば、感性と論理性の間にある完全円形は、
感性と論理性の対称性に対して、破れの現象を起こすと言ってきました。
もっと難しい表現をすると「パリティ崩壊」を起こさせる
感性軸と論理性軸が向かい合っているからこそ、
感性を論理性との対称軸に、論理性を感性の対称軸に置くことで、
感性が磨かれれば、磨かれるほど、論理性を失わせないこと。
論理性があればあるほど、感性を失わせないこと。
この両面、この対称性に決して「破れ」や「崩壊」を起こさせない、
この両対称性の軸からのパリティ性をより高度にしていくことが大事という
この教育こそ創造性での論理性と感性をより高度にしていく、
すなわち「コンシリエンス」な統合性の問題としてきました。
だからこそ、「コンシリエンス」を確約させれば、
「レジリエンス」=ストレスや敗北感以上に、
状況には決して負けない自己認識力の拡充さを創りあげると
主張してきたのです。
これこそ、論理的な思考に対して、感性、もっと端的には
直感が重要であると看破したカントの哲学的な提唱でした。
「直感なき概念は空虚であり、概念なき直感は盲目である」。
私は、この考え方こそ、
デザイン思考ではなくて「コンシリエンスデザイン」と呼んでいるのです。
Tags: カント, コンシリエンスデザイン, ストレス, デザイン思考, パリティの破れ, パリティ性, ブーム, レジリエンス, 一般的, 両対称性, 両面, 主張, 人間, 人間能力, 低下, 分化, 分断, 創造性, 同次元, 哲学的, 問題, 大事, 完全円形, 対比, 対照的, 対称性, 対称的, 崩壊, 崩壊現象, 思考, 感性, 感性力, 感性能力, 感性軸, 手法, 拡充, 提唱, 敗北感, 教育, 状況, 直感, 直感なき概念は空虚であり、概念なき直感は盲目である, 看破, 知性, 破れ, 破壊, 確約, 磨かれる, 端的, 簡単, 統合性, 考え方, 考察, 能力, 自己認識力, 表現, 解答, 論理性, 論理性軸, 議論, 軸, 重要, 高度
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務
目次を見る
11月 6th, 2015 Posted 12:00 AM
「影向」:yow gowという松岡正剛の提示は、
流石と言わざるをえませんし、それは彼の膨大な認知力でした。
「かげ」には、光との関係が明白にあります。
それは私が「陰翳礼讃」では語りきれなかった不平不満を
全て取り出して、一挙にそれが、納得し解決しました。
陰翳とは、
確かに日本的な暗闇に存在する物への美学的アプローチでしたが、
私には、特に、デジタル化された光と、その影と陰には、
もっとその根幹であるひかりとあかりの翳りという動態こそ重要でした。
そこに、「影向」という言語が身体性で語り直されたわけです。
影にはあかりの翳り具合の形が、
それこそ夢幻抱影な印象解が必要でした。
それこそ薄暗闇にあたかも浮かび上がる世界観が「影向」だったのです。
しかし、影にはあかりに浮かびあがる形があっても、
陰には陰陽五行での遮断されている翳りだけでは、日本の美学は、
翳りのアナログ性を引き継いでもデジタルな翳りへの進化は
決して語り次ぐことは不可能なのです。
陰翳では日本の伝統へその美学性のコンテクストを引き継げません。
これが私的には不満足であり、大きなストレスでした。
デジタルサイネージが結局は電子看板という軽薄さでは日本流は不可能。
「影向」という、暗闇は翳り動態をしながらもあかりある影の形態こそ
抱影されたイメージそのものをデジタル変容させるのです。
だから私はサイネージを超えた「デジタルアッサンブラージュ」という
その新語による映像・照明・空調もデザイン表現を提案し始めました。
「影向」は、言語が場踊りという身体パフォーマンスを、
舞台芸術として革新するとともに私のデザイン表現そのものを
陰翳礼讃どころかデジタル光線の陰と影との翳り制御を発見させました。
私は「KK塾」第1回目の冒頭で「影向」にデザイナー感性を知り、
破壊されていた気分や気配でこの講座を始めることを宣言しました。
この一枚の演劇ポスターですら、
銀塩版での初期写真機撮影で、光の翳り具合撮影であったのです。
世界的なカメラマンが、群像写真撮影ならば絶対に断ったにも関わらず、
「影向」表現の演出には
ここまでのデザイン的な配慮があったと聞きました。
偶然といえば済んでしまう話ですが、
私は「コンシリエンスデザイン」を開始するにあたって
「影向」という、それこそイノベーションという誤解だらけの定義を
「コンシリエンス」=新結合=コンバイネーションを
手に入れることが出来たのです。
Tags: KK塾, yow gow, あかり, アナログ性, イノベーション, イメージ, かげ, カメラマン, コンシリエンス, コンシリエンスデザイン, コンテクスト, コンバイネーション, サイネージ, ストレス, デザイナー感性, デザイン的, デザイン表現, デジタル, デジタルアッサンブラージュ, デジタルサイネージ, デジタル光線, デジタル化, デジタル変容, ひかり, 一挙, 不可能, 不平不満, 不満足, 世界的, 世界観, 伝統, 偶然, 光, 冒頭, 初期写真機撮影, 制御, 動態, 印象, 場踊り, 夢幻抱影, 存在, 定義, 宣言, 形, 形態, 影, 影向, 必要, 抱影, 提案, 提示, 新結合, 新語, 日本, 日本流, 日本的, 明白, 映像, 暗闇, 松岡正剛, 根幹, 気分, 気配, 演出, 演劇ポスター, 照明, 物, 発見, 破壊, 空調, 納得, 美学, 美学性, 美学的アプローチ, 群像写真撮影, 翳り, 膨大, 舞台芸術, 薄暗闇, 表現, 解決, 言語, 認知力, 誤解, 講座, 身体パフォーマンス, 身体性, 軽薄, 進化, 遮断, 配慮, 重要, 銀塩版, 開始, 関係, 陰, 陰翳, 陰翳礼讃, 陰陽五行, 電子看板, 革新
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務
目次を見る