11月 6th, 2015 Posted 12:00 AM

「影向」:yow gowという松岡正剛の提示は、
流石と言わざるをえませんし、それは彼の膨大な認知力でした。
「かげ」には、光との関係が明白にあります。
それは私が「陰翳礼讃」では語りきれなかった不平不満を
全て取り出して、一挙にそれが、納得し解決しました。
陰翳とは、
確かに日本的な暗闇に存在する物への美学的アプローチでしたが、
私には、特に、デジタル化された光と、その影と陰には、
もっとその根幹であるひかりとあかりの翳りという動態こそ重要でした。
そこに、「影向」という言語が身体性で語り直されたわけです。
影にはあかりの翳り具合の形が、
それこそ夢幻抱影な印象解が必要でした。
それこそ薄暗闇にあたかも浮かび上がる世界観が「影向」だったのです。
しかし、影にはあかりに浮かびあがる形があっても、
陰には陰陽五行での遮断されている翳りだけでは、日本の美学は、
翳りのアナログ性を引き継いでもデジタルな翳りへの進化は
決して語り次ぐことは不可能なのです。
陰翳では日本の伝統へその美学性のコンテクストを引き継げません。
これが私的には不満足であり、大きなストレスでした。
デジタルサイネージが結局は電子看板という軽薄さでは日本流は不可能。
「影向」という、暗闇は翳り動態をしながらもあかりある影の形態こそ
抱影されたイメージそのものをデジタル変容させるのです。
だから私はサイネージを超えた「デジタルアッサンブラージュ」という
その新語による映像・照明・空調もデザイン表現を提案し始めました。
「影向」は、言語が場踊りという身体パフォーマンスを、
舞台芸術として革新するとともに私のデザイン表現そのものを
陰翳礼讃どころかデジタル光線の陰と影との翳り制御を発見させました。
私は「KK塾」第1回目の冒頭で「影向」にデザイナー感性を知り、
破壊されていた気分や気配でこの講座を始めることを宣言しました。
この一枚の演劇ポスターですら、
銀塩版での初期写真機撮影で、光の翳り具合撮影であったのです。
世界的なカメラマンが、群像写真撮影ならば絶対に断ったにも関わらず、
「影向」表現の演出には
ここまでのデザイン的な配慮があったと聞きました。
偶然といえば済んでしまう話ですが、
私は「コンシリエンスデザイン」を開始するにあたって
「影向」という、それこそイノベーションという誤解だらけの定義を
「コンシリエンス」=新結合=コンバイネーションを
手に入れることが出来たのです。
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11月 5th, 2015 Posted 12:00 AM

松岡正剛氏を介して田中泯氏と石原淋女史に出逢いました。
田中泯氏は故・土方巽の現代舞踊を引き継いだ人だと知ったのは
田中泯氏と知り合いになってからのことでした。
土方巽の暗黒舞踊とまで言われていたダンスというより、
あのパフォーマンスこそが演劇を進化させるものだと思ったのは
美大時代に現代芸術に興味を持っていた頃でした。
が、ダンスあるいはパフォーマンスが最重要だと知ったのは、
ミシガン州にあるクランブルックアカデミー校に講義に行った時、
ダンスというよりパフィーマンス学科が、
2Dデザイン学科、3Dデザイン学科と同列にあり、
演劇や舞台芸術をまさにデザイン革新するというのを
教えられて、その授業を観たときでした。
田中泯氏は一般的には、俳優として著名な人ですが、
石原淋女史との「場踊り」であり、
すでに舞踊家とも自称せず、松岡正剛氏と義兄弟的な存在でした。
そして、フラクターダンスとことば、身体と言語での
パフィーマンス舞台、その企画・戯曲を松岡正剛が記述し出演、
石原淋、宮沢りえの出演、田中泯の演出と出演、
そして山本耀司の衣装での舞台を観ることに招待されたのです。
スケジュールとしては、大阪から京都に入り、
ワイフがデザイン系私立大での非常勤講師の講義後に
上京、パルコ劇場に直行しました。
石原淋女史の完璧な車イスの私への劇場対応を受けて、
彼らの計算された舞台の革新性に圧倒されました。
何と言っても、「影向:ようごう」という言葉と身体、
その関係性でのパフォーマス舞台は、
私がすぐに取り組みを始めようとしていた「KK塾」と、
照明学会で特別講演をした「デジタルアッサンブラージュ」での
悩みとストレスに一条のそれこそ光線に陰影を与えてくれました。
「影向」というほぼ死語化されていることばは、
松岡正剛の膨大な知力と、そろそろ1600冊の書評知識と
田中泯の場踊り演出を、宮沢りえと石原淋によって演じられて、
現代性に蘇らせてしまっていたのです。
なぜ「影向」という言語であったのだろうかは、
私の「KK塾」で松岡正剛自身に語ってもらうつもりです。
私にとっては、日本の映像+照明+空調を
「影向」でもってデジタル表現化する立場なのだろうと
私自身への役割義務をいい聞かせることができました。
照明学会の講演準備で再々度精読していた「陰翳礼讃」への憧憬不足を
「影向」という蘇ってきた言葉と身体表現の革新的舞台で
私は強化されました。
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11月 4th, 2015 Posted 12:00 AM

「KK塾」スタートは米国から、すでに大阪大学招聘教授である
濱口秀司氏の講演と私との対談、観客からの質問により、
予定時間を大幅に超える熱気の中で行われました。
講演内容は、林信行氏が、
会場から同時間のままSNSアップをしていただきました。
この実況があったためか次回参加者の申し込みが殺到しました。
したがって、ここでは私が彼との対談や観客への回答を
記述しておきたいと思います。
私からの対談テーマというか質問は、
IoTの今後、特に人工知能の可能性でした。
私は彼のプレゼンテーション映像や彼が認知している、
特に彼は「Bias的手法での成功例」や、
阪大親友・石黒教授との合作である2体のロボット会話、
その会話に、人間が加わるだけで、
2体ロボットには、全く人工知能化はいらないことを説明。
そこで、私の持論となりつつある「人工知能無理説」、
つまり、DNAと神経がロボットに実装されない限り無理を
人工心臓デザインの実際や、エボラ出欠熱がRNA破壊など
そうした実例での人工知能の無理説、無謀論を述べました。
人間細胞を決定している遺伝子=DNAはすでに解釈されていますが、
DNAを制御しているRNAを破壊するエボラ出血熱は
ほとんど医療治療は不可能です。
これは100億人を地球環境がとても支えられないことへの
自然淘汰なのかもしれません。
濱口氏の回答は明解でした。
ともかく仕事としての問題があれば最適解を必ず出しますという姿勢。
これこそ、私がデザインを学術性と芸術性を統合出来る能力者、
こうした次世代を大阪大学大学院の私の講座、
「コンシリエンスデザイン」で育成したいテクノロジストです。
そのお手本がまさに濱口秀司氏でした。
観客からの質問は二つに集約できました。
濱口氏は「ともかく練習・訓練が必須」でありその方法論紹介でした。
そして、私にも向けられた質問は、
自分の提案が拒否された場合は?でした。
これは私がデザイナーとしての40余年間の生き様でした。
私の提案が拒否されたなら、
「拒否する人物の社会的存在そのものを総否定する」ことです。
この意見には濱口氏も賛同をしていただきました。
理由は簡単です。
私はデザインからのイノベーション定義こそ必要と考えます。
イノベーションの提唱者であった
「社会階級論」著者・シュンペンターは、
革新ではなく、コンバイネーション(独)、
「新結合」でした。
これこそ、コンシリエンスであり、
これも18世紀の造語であり、対語であったレジリエンスを
現在の大学機構、特にデザイン系大学では
この教育が無いことです。
だからこそ、
私は「KK塾」でも一般的な認知論を開講したのです。
次回からこの講演レポートを配布します。
講演実況 by林信行氏*http://togetter.com/li/893475
Tags: 100億人, 18世紀, 40余年間, Bias, DNA, IoT, KK塾, RNA破壊, SNS, アップ, イノベーション, イノベーション定義, エボラ出欠熱, コンシリエンス, コンシリエンスデザイン, コンバイネーション(独), シュンペンター, スタート, テーマ, テクノロジスト, デザイナー, デザイン, デザイン系大学, プレゼンテーション映像, レジリエンス, ロボット, ロボット会話, 一般的, 不可能, 予定時間, 人工心臓デザイン, 人工知能, 人工知能無理説, 人物, 人間, 人間細胞, 仕事, 制御, 医療治療, 参加者, 反論, 可能性, 合作, 問題, 回答, 地球環境, 大学機構, 大阪大学大学院, 大阪大学招聘教授, 姿勢, 学術性, 実例, 実況, 実装, 対語, 対談, 必須, 意見, 成功例, 手本, 手法, 拒否, 持論, 提唱者, 提案, 教育, 新結合, 方法論, 明解, 最適解, 林信行, 次世代, 殺到, 決定, 濱口秀司, 無理説, 無謀論, 理由, 生き様, 石黒教授, 社会的存在, 社会階級論, 神経, 簡単, 米国, 紹介, 統合出来る能力者, 総否定, 練習, 育成, 自然淘汰, 芸術性, 著者, 親友, 観客, 解釈, 訓練, 記述, 認知, 認知論, 説明, 講座, 講演, 講演レポート, 賛同, 質問, 造語, 遺伝子, 配布, 開講, 阪大, 集約, 革新
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11月 3rd, 2015 Posted 12:00 AM

大阪・京都から東京パルコ劇場に直行しました。
友人たちの革新的なことばと場踊りを観劇したのです。
松岡正剛・田中泯・石原淋・宮沢りえ、「影向」yow gowを
新たなことばとパフォーマンスとして受け止めたまま、
いよいよ、翌々日、
「KK塾」を大日本印刷のDNP五反田ビル 1Fホールにて開催。
キックオフ講師は、
国際的イノベーター・濱口秀司氏を米国から迎えました。
イノベーターというより、私にはデザインとエンジニアリングでの
企画コンサルタント=テクノロジストであり、
私が大阪大学大学院・医学系研究科に開設した
「コンシリエンスデザイン看医工学寄附講座」の育成目標人物です。
まず、私は前座で「コンシリエンスデザイン」を紹介して、
なぜ、濱口氏からかを紹介して、彼の講演を開始しました。
私は、最近、「デザイン思考」という、
スタンフォード大学のd.schoolとIDEOの手法論から
拝借しているデザイン論が、
デザイナーだけでなく一般的なイノベーション開発手法として、
東大のi.schoolでそのコピーが用いられていること。
また、イノベーションとは、提唱者であるシュンペンター自身が、
「革新」:コンバイネーション(独)「新結合」と呼び、
すなわち、私的にはコンシリエンスであることを説明しました。
シュンペンターのイノベーション=革新が、
共同的な発想で行えるコトへの大疑問や、
1927年・「社会階級論」が、結局は彼の予知どおりに
1929年の「世界大恐慌」につながったことなどから、
わが国の3.11復興策こそ、新たなコンシリエンスデザインです。
コンシリエンスも18世紀の造語であり、なおかつ対語的なレジリエンスが
決して、デザイン系大学教育には登場しないだけに、
まずは看医工学という提示とその教育成果こそ濱口秀司氏だと紹介し、
彼は約280枚のKeynote画面とホワイトボードで、
詳細な成功実例での方法論を懸命かつ賢明に講演していただきました。
DNPホールの現代ホール性能では、私も濱口氏もMacでKeynoteプレゼ、
これはおそらく初めて、映像と音楽を運用することができました。
よって、まだまだこのホールのPA音響から
コードマネージメント、さらには照明を変えることが可能です。
丁度、大日本印刷とは、「デジタルアッサンブラージュ」を進行中。
そしてこの大ヒントは、松岡正剛氏の「影向」が与えてくれました。
「KK塾」の今年度最終の講師は松岡正剛氏です。
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11月 2nd, 2015 Posted 12:00 AM

なるべくもはや外出をしないでおきたい、
今ではすっかりと私はそのように思っています。
自宅に潜んでいるのが最高です。
外出するのなら、今は大きな条件をそろえています。
最も理想的なトランスポテーション装置が必要ですが、
現在の飛行機、ヘリコプター、鉄道、自動車もほとんどが最悪です。
これまでは自分デザインの車イスでしたが、
もはや体力的には、
米国製の軽量といっても20Kgの電動に乗っています。
しかしどうしても、今は月1度だけの講演は引き受けていますが、
そうなると、最も大変なことは私が車イスであることも含め、
移動のための衣類などが増えてしまいます。
これまで、どれだけの旅行用鞄を使ってきたでしょうか?
今はワイフがキャスターのバッグ一つは手持ちになります。
そして行き先向けホテルにそれも多いと2~3ホテルにバッグを送付。
どれだけ手荷物を減らすかが問題です。
ところが私は使わなくてもついつい趣味性のモノを鞄に隠し入れて、
見つかってしまい叱られます。
ただ今は、万一、天災・地震などを考えると、
最低の救急用品が必要になりますから、
この判断は相当に私には難しいことだと思っています。
国内の主要都市であれば、コンビニで万一はほとんど事足ります。
しかし、海外でも最初の訪問地では様子が不明であり、
特に車イス対応では問題がありますが、
それはむしろ国内の一流ホテルですら間違いが多いのです。
「お客様、私どもはユニバーサルデザインに基づいて・・・」
なんてことを発しようものなら、
(ユニバーサルデザインっていうのは自分が日本に持ち込んだ)と、
そんな顔つき=喧嘩態度になるらしく、ワイフは厳しい顔で私を制します。
最近は、ホテル予約が困難になりつつあります。
理由は、(嫌な)中国人観光客があの爆買いとかで来日多しです。
私は「なぜか」電動車イスで彼らにぶつかってしまうのです。
彼らのほとんどは謝罪しませんから、
「なぜか、それも激しく」私の電動車イスは暴走します。
このあたかも無意識なる暴走は仕方ありません。
決まって、マナー無しの中国人に私の電動車イスは暴れます。
先日は銀座で一人っきりで買い物をしました。
いつもワイフやスタッフがいるのですが、思いっきり行動しました。
ちょっとだけ暴れざるをえなくて、ホント困りましたが、
スワット仕様の手袋は凄いなって思いました。
何をしたかって?一応大学人であり障害者ですから、
そのモラルは遵守しました。
Tags: キャスター, コンビニ, スワット仕様, デザイン, トランスポテーション装置, バッグ, ヘリコプター, ホテル, マナー, モノ, モラル, ユニバーサルデザイン, ワイフ, 一流ホテル, 中国人観光客, 主要都市, 体力的, 判断, 問題, 喧嘩態度, 困難, 国内, 地震, 外出, 大学人, 天災, 必要, 手荷物, 手袋, 救急用品, 旅行用鞄, 暴走, 最悪, 最高, 条件, 海外, 無意識, 爆買い, 理想的, 理由, 移動, 米国製, 自動車, 自宅, 衣類, 訪問地, 講演, 謝罪, 趣味性, 車イス, 軽量, 遵守, 鉄道, 銀座, 間違い, 障害者, 電動, 電動車イス, 鞄, 顔つき, 飛行機
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10月 24th, 2015 Posted 12:00 AM

デザインというより、デザイナーの考え方、手法が
ようやく注目をあびましたが、それはいくつかの
デザイナー実績での誤解が他の学術芸術分野で拡大したようです。
たとえば、言葉では、コンセプト、マニフェストや
アイデンティティなどは定義や使い方間違いを発見しています。
現在、デザイナーの発想や成果への方法論での間違いは、
デザイン思考とインクルーシブデザインだと私は判断しています。
先般、ある大学が医学と工学、つまり医工連携に
デザインを加えるためにはデザイン思考の導入を重ねていました。
これは国家プロジェクトゆえに、
来月、その特別講演で私は是正と実務例を紹介します。
今夜はあらためて、インクルーシブデザインについては、
ニーズとシーズ、
あるいは文理融合やユニバーサルデザインが米国で提唱されたままに、
これもデザイン思考として取り入れていることへ、
論理的な正解を記述しておきたいと考えます。
インクルーシブデザインは、
インクルーシブとエクスクルーシブを
厳密に語彙論として再整理しておきたいと思います。
インクルーシブデザインとは、人称のデザインであり、
これは米国よりも英国でのデザイン思考がまともだと判断しますが、
私は、一人称のデザインでなければニーズの本質は不明だと考えます。
一人称、つまり、「私のニーズ=必要性は何か」がテーマであり、
この一人称=私の必要性を二人称=あなた:家族や兄弟や配偶者、友人、
あなたが必要かどうかを確認しない限り、ニーズになりません。
それどころか、
私=一人称とあなた=二人称の決定的な必要性が確認できなければ、
三人称である彼・彼女、彼ら・彼女らの必要性=ニーズと
その必要性を追求するシーズはありえないということです。
つまりインクルーシブとは一人称と二人称という範囲の指定であり、
エクスクルーシブは三人称であるという認識が必須だということです。
ところが、インクルーシブデザインで、
健常者に障害者や妊婦や幼児や老年者をデザイン対象とする
米国的な定義は大間違いだと指摘しておきます。
この思考方法では、必ず、デザインは機能的な活動、
形態は機能に従うという時代遅れな発想がとりついていくのです。
私は、このことも「KK塾」でオープンにしていく所存です。
* Website-HP
Tags: KK塾, アイデンティティ, あなた, あなた=二人称, インクルーシブデザイン, エクスクルーシブ, コンセプト, シーズ, テーマ, デザイナー, デザイナー実績, デザイン, デザイン対象, デザイン思考, ニーズ, マニフェスト, ユニバーサルデザイン, 一人称のデザイン, 三人称, 不明, 二人称, 人称, 使い方, 健常者, 兄弟, 再整理, 判断, 医学, 医工連携, 厳密, 友人, 国家プロジェクト, 大学, 大間違い, 妊婦, 学術芸術分野, 定義, 実務例, 家族, 工学, 幼児, 形態, 彼, 彼ら, 彼女, 必要性, 必須, 思考方法, 成果, 手法, 拡大, 指定, 指摘, 提唱, 文理融合, 方法論, 是正, 時代遅れ, 本質, 機能, 機能的, 正解, 注目, 活動, 特別講演, 発想, 発見, 私=一人称, 範囲, 米国, 米国的, 紹介, 老年者, 考え方, 英国, 言葉, 記述, 語彙論, 誤解, 論理的, 追求, 配偶者, 間違い, 障害者
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10月 23rd, 2015 Posted 12:00 AM

ある医療メーカー研究所のショールームのデザイン監修で、
私は「デジタルサイネージ」を基本にし、
鏡面やセンサーでの展示空間を創りあげました。
デジタルサイネージ=電子看板と言われているモノは、
騒がれているわりには、全く具体例がありません。
そして、この具体例をさらに進化させるために、
自宅玄関に、鏡面での映像表現とLED照明を実験実現しました。
さらに深紫外線LEDでの消毒システムを加えることなどを試みた結果、
これは「デジタルアッサンブラージュ」という新領域を提示可能となり
「アッサンブラージュ」のデジタル化に至りました。
元々はピカソのキュビズム時代の作品やマルセルデュシャンの作品が
彫刻概念を超越した3次元表現手法です。
まさしく、「デジタルアッサンブラージュ」は、
映像・音響・照明・空調を実現させる統合的な機器システムです。
すでに深紫外線での消毒機器:滅菌・殺菌をLED照明に仕組むなどは
大阪大学大学院・医学系研究科の私の研究室で
製品開発が終わり、エビデンス=医学的根拠の実験に入っています。
私はコンシリエンスデザイン+看医工学の実際例だと考えています。
これまで「デジタルサイネージ」が騒がれたわりには、
具体例が無かったのは、映像表現が、
さらに感覚受容の拡大が必要、この判断が私にありました。
これは照明学会の全国大会で、特に、日本が遅れているLED照明を
拡大進化させるために準備してきたコンシリエンスデザインでした。
もっと正直に言えば、デジタルサイネージはもはや進化しません。
私はコンシリエンスデザインの実務事例として、
「デジタルアッサンブラージュ」によって、
たとえば、焚き火が燃えている映像で
その空間の照明と空調が制御可能になります。
照明のための新規LEDのイノベーションで、
看医工学的な設計学と価値学によって、
全く新しい環境空間の創出が可能になると考えています。
こうしたことを「KK塾」によって、コンシリエンスデザインを
看医工学的な統合的な実際例を紹介し、かつ、次世代デザイン、
その方向性を語っていくつもりです。
* Website-HP
Tags: 3次元表現手法, KK塾, LED照明, アッサンブラージュ, イノベーション, エビデンス, キュビズム時代, コンシリエンスデザイン, ショールーム, センサー, デザイン監修, デジタルアッサンブラージュ, デジタルサイネージ, デジタル化, ピカソ, マルセルデュシャン, モノ, 作品, 価値学, 全国大会, 具体例, 判断, 制御可能, 創出, 医学的根拠, 医学系研究科, 医療メーカー, 基本, 大阪大学大学院, 実務事例, 実現, 実験, 展示空間, 彫刻概念, 必要, 感覚受容, 拡大, 拡大進化, 提示可能, 新領域, 方向性, 日本, 映像, 映像表現, 機器システム, 次世代デザイン, 正直, 殺菌, 消毒システム, 消毒機器, 深紫外線, 深紫外線LED, 準備, 滅菌, 焚き火, 照明, 照明学会, 環境空間, 看医工学, 看医工学的, 研究室, 研究所, 空調, 空間, 統合的, 自宅玄関, 製品開発, 設計学, 超越, 進化, 鏡面, 電子看板, 音響
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10月 22nd, 2015 Posted 12:00 AM

次世代のためのデザインは「コンシリエンスデザイン」。
新たな提唱のために「KK塾」を開講します。
私にとってデザインはこれまで「問題解決」の実務手法でした。
しかし、未だにデザインはデコレーション・装飾だという認識が
とても強く、デザイン=デコレーションがまるで定義になっています。
しかし、一方ではデザイナーの発想手法が「デザイン思考」という
そんな認識が米国で生まれ、そのまま国内でもこのブームがあります。
しかし、デザイン思考という以前の認識が不足しています。
デザイン思考には、感性と理性の融合化や、
管理や経営への思考=発想や行動展開があります。
それはマネージメントやマーケティングに応用されていて
如何にもデザイン思考こそが、それこそ「革新」=イノベーションという
そんな理解にまで持ち込まれています。
私はあくまでもデザイン=問題解決という認識でプロとしての
デザイン活動を実務実績で生きてきましたからこそ、
これまでの経験と実績から、
問題解決から価値認識論と未来創出論にと
基盤を学術性と芸術性の「統合」にむけてコンシリエンスデザインを提唱。
そのためには統合についても、次にように考えています。
それは統合による学際性をマネージメントとマーケティングに集約し
統合も次の四つの領域で学術的かつ芸術的な問題解決を、
まず規模的統合、
それは問題解決を図る領域の範囲や影響度を指定します。
その規模的な統合性をどのように伝えていくべきかを、
伝達網的な統合、
すなわちネットワークという関連性や関係性の決定能力を、
どう鍛え上げるかです。
そして、機能的、というのはデザインを実際は曖昧にしています。
そこで性能性という具体的な数値的な価値測定と、
効能性という社会的な存在性の共有意識の確認によって、
初めて機能性を語ることができるのです。
性能性と効能性を下敷きにしない限り機能性は完結しません。
結果、学術と芸術というコンシリエンスデザインという
それこそ様々な難問解決への実務手法が文化としての統合性になります。
つまりことばで歴史性が人類の知識や知恵の集合体である文化に繋がる
そのことを本講座=KK塾にて、
実際の実務活動や社会的な実績を事例に明らかに出来る、
そのような講師陣へ私はデザイナーとして、学者として、
さらに実務家として明らかにしていきます。
多数の参加を求めます。
* Website-HP
Tags: KK塾, イノベーション, コンシリエンスデザイン, デコレーション, デザイナー, デザイン, デザイン思考, デザイン活動, ネットワーク, ブーム, マーケティング, マネージメント, 不足, 事例, 人類, 以前, 伝達網的, 価値測定, 価値認識論, 共有意識, 効能性, 参加, 問題解決, 国内, 基盤, 存在性, 学者, 学術, 学術性, 学術的, 学際性, 完結, 定義, 実務実績, 実務家, 実務手法, 実務活動, 実績, 実際, 影響度, 応用, 思考, 性能性, 感性, 指定, 提唱, 数値的, 文化, 曖昧, 未来創出論, 機能的, 次世代, 歴史性, 決定能力, 理性, 理解, 発想, 発想手法, 知恵, 知識, 社会的, 管理, 範囲, 米国, 経営, 経験, 統合, 統合性, 芸術, 芸術性, 芸術的, 融合化, 行動展開, 装飾, 規模的統合, 認識, 講師陣, 開講, 関係性, 関連性, 集合体, 集約, 難問解決, 革新, 領域
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10月 21st, 2015 Posted 12:00 AM

硯箱を整理しています。
硯石も私の収集物の重大な一つですが、
そろそろ、いくつかに分けて使おうかということです。
これは自宅用ですが、硯や硯箱、文鎮や和紙刀は
江戸時代から使われてきたものであり、
手入れはどこまで出来るかですが、和紙刀は象牙製です。
和紙刀の素材で象牙は、
ワシントン条約で今は象牙素材を使用不可能です。
この硯箱はほとんど手紙用ですが、巻紙で書面をいただく人は
今では数人になってしまいました。
和紙は、雁皮、楮は越前和紙を自分用に発注出来ることは幸運なことです。
最近、和紙は三つの産地、それも 1300 年前の産地が選ばれたことには、
福井県選出の参議院議員と文科省の担当者から経緯を聞きました。
私は全く理解していません。
三つの産地に限定されたユネスコ認定は何か変です。
そういう意味では文化関連をユネスコが認定することは間違っています。
この硯はじめ文房四宝という文化が失われて逝くと同時に、
なぜ、ユネスコが遺跡や文化、さらにはデザイン都市まで認定するのかは
もはや時代遅れだと言わざるをえません。
さて、もう一度、硯箱に話をもどせば、手紙を毛筆で書面を作ること、
これはとても重大なことですから、
私は伝統工芸産地にはうるさく、特に若手を教条的に説得しています。
私はこの硯箱を手本にして、あと三つを自分使用に作り出したいのです。
一つは祖父の遺品の硯、硯石、水差しです。
また、もう今では作者もいなくなってしまった鳳足石の硯石です。
これは福井県小浜市の若狭塗りを支えた硯石であり、
鳳足石とは水戸光圀が名付けた赤系と青系の二種があります。
もう一つは、出張用というか、最も小さな硯箱がありますが、
これに最適な硯石を探しています。
書は、まさにカリグラフィーです。
つまり、文字を美しく書く行為ゆえに、この文化を日常化すること。
この大切さを護りぬくことで、硯石、硯箱、和紙刀、毛筆、水差しは
日本の文化、その根幹だと思っています。
それだけに和紙文化の中心であるユネスコの文化認定権は、
何か変だと私は思っています。
そして、文筆での書面手紙が再興してくれることを
心から願っています。
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Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務
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10月 20th, 2015 Posted 12:00 AM

阪大の医学系研究科に移籍してから、
文理融合や医工連携では限界があることを開発実務毎に
大きく感じてきました。
特に、「危機管理工学とデザイン」の関係には大疑問があり
それこそ3.11復興事態が危機管理工学中心主義は間違いです。
そこで、「危機解決実務としてのコンシリエンスデザイン」を
私は提唱するとともに、この後期から医学系研究科にて講義を開始。
と同時に「KK塾」を学術界や産業界での第一人者の専門家を
私の評価基準で
選びに選んでこの講座の講演者になっていただきました。
デザインは未だにデコレーションと同義ですし、しかも、
エンブレム問題や盗作問題でますますデザインの理解は下降しました。
私は、マネージメントやマーケティングが
デザインと同次元で扱われていることをズーッと批判してきました。
本来のマネージメントは短絡的な管理ではありません。
マーケティングはいつも儲け話が先行しています。
学術+芸術の統合=コンシリエンスと断言しても、
統合の概念がこれも問題解決=デザインを曖昧にします。
統合を
●「規模的統合」
●「ネットワーク的統合」
●「機能的統合」
●「文化的統合」
という四つの明確な方向性と統合力の大きさで、
問題解決=デザインを明確にしていく講座を開設します。
コンシリエンスデザインであるだけに、
私は講演者それぞれが第一人者である実例を大事に、
その根底思想や手続き、妨害事項、それでも成果評価を
語ってもらうつもりです。
講演者は全てが文理融合した頭脳と行動力で社会的かつ国際的な
実績者たちばかりです。
今、デザイナーの発想方法は「デザイン思考」として語られています。
しかしデザイナーにはセンスが求められていますから、
この講座では、まず、私たちが現代世相から未来創出の
問題点そのものを明白にすることから始めてもらうつもりです。
人類にとっての最大な問題は、「生き延びること」につきます。
しかし、私たち日本人は3.11で、天災と人災でもう一度、
自分たちの生活様式に対し、再熟考を要求されています。
私は敗戦を体験し、先進国家だけに未来をデザイン設計する立場なのです。
もはや、これまでのデザイン系大学では近接不可能な
次世代デザイン=コンシリエンスデザインがこの塾で社会化します。
この講座では、コンシリエンスデザインを
私は看医工学に向けてより正確な質問と対談を講演者とやってみます。
* Website-HP
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