kazuo kawasaki's official blog

Posts Tagged ‘志望’


『「練り消しゴム」での鉛筆デッサンで才能がわかる』


   


     3月 17th, 2019  Posted 12:00 AM

「練り消しゴム」って?
その存在を教えてもらったのは、
美大入試の鉛筆デッサンの前日でした。
鉛筆も、HBとBと2Bだけで描くべきだと知って、
2Hから6Bまで揃えていた私には、これで描けるのかと思いました。
医学部志望からの急転直下の美大受験ですから。
そうして、絶対に白い部分は残すこと、
鉛筆は全て鉛筆の濃さで描き、
なおかつ、デッサン後には指で鉛筆を擦らないこと、でした。
まぁ、少しは入試対策として金沢美大は
鉛筆で描き出すことは知っていました。
しかし、練り消しゴムは、同じ受験生から貰いました。
それで、鉛筆で描いたラインに、押し当てると、
正確に濃さや薄さがはっきりとします。
これまでの医学部の学科試験とは全く異なる記憶力から
実技試験から、美大技能まで、大変に苦労しました。
この実技で、実力のすべてを見てしまおうということです。
暗記ではない、実技は水彩画と鉛筆デッサン、2日間で、
才能を見ているのです。
それ以来、練り消しゴムはスケッチの大切なアイテムとして、
私流のテクニックで、随分と手直しをすることを覚えました。
鉛筆デッサンの前日に教えてくれた彼とは、今も親友です。


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05月18日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     5月 18th, 2018  Posted 12:00 AM

05月18日 先勝(庚戌)

業界のデザイナーや
デザイナー志望の学生たちは、
世の中にあるものを
デザインで改善していきたいと
みんな願っている。

『プレゼンテーションの極意』「わがまま」と「誠実さ」


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『美しいデザイン成果が減少している気がする』


   


     2月 25th, 2017  Posted 12:00 AM

今年の冬は本当に自宅にいても寒いです。
そうして暖房機器を確かめると、いくつか部屋毎にそれなりの暖房機器、
ましてデザイナーゆえにこだわりがありました。
そして気がつくと、名古屋時代の暖房機器がもう10年以上でした。
私の生涯では雪国育ちゆえに、炭火、練炭火、こたつ、石油ストーブなど、
時代に対応してきた暖房機器を所有してきました。
しかし、暖房機器なら「コレかな?」という機器や
そのシステムも見てきました。そのためには自宅そのものを
暖房機器の進化に合わせなければいけないようです。
デザイン設計するなら、こんなのが欲しいという志もあります。
この2台とも海外製ですが、黒い方が新製品でリモコンが付いています。
しかし、正直、前面のパネルは昔の家電デザインの仕上げデザイン。
ともかく10年も使ってきたのは、時々故障をするので買い換えました。
そうして、確かにGマーク賞という選定にはなっていますが、
これが現実のデザイン成果、そんなふうに考えると、
デザインでの問題解決も価値創出も皆無です。
決して所有するモノとしては
国際的にこの程度のインダストリアルデザイン、
こう考えると、とても寂しくなってしまいます。
リモコンも、赤外線受光よりWifi受光にとか、
ただ、Wifiの影響度はまだまだ不明なことは残っています。
そして私なりの評価では美しい暖房器具にはまだとても及んでいません。
時折、家電量販店で家電製品を見ると、
デザイン評価で満足できるモノが圧倒的少ない時代だと言わざるをえません。
最近、プロダクトデザインを学ぶ学生は、
カーデザイナー志望が減少、それは車所有の欲望感無しとか、
いわゆる雑貨品デザイン希望とかを聞くと哀しくなります。
本当に、断トツのデザイン成果商品、その開発が求められます。
確かに暖房機器を新品にしてみても、技術進化とデザインの関係には、
プロとして、残念さがストレートに残っていると告白しておきます。

* 『先鋭的なマガジンという美しい情報集約性を読む』
* 『サインカーブ的なデザイン主導での製品化と商品展開』
* 『「無線化」には秘匿性とHiFiの有無がある』
* 「たかがリモンコンではありえない」
* 『TVの進化を再確認するが・・・』


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