1月 28th, 2019 Posted 12:00 AM
最近の商品には、この周波数領域の説明がありません。
私にしてみれば、周波数の20Hz?20kHzがないと
どこかに不安を感じます。
これは私が前回ブログで書いていたAurex SS-320の周波数です。
私がデザインしたAurexの最高製品だったと思います。
528Hzは特別な周波数として、ヒーリング効果、
DNAの修復あるいは熟睡を促すということが発見されています。
また440Hz=A音は、
ギター、ピアノなどの 一般的な調律の国際標準ピッチです。
この周波数をもって、自分の再生音は
16chのミキサーを8chオープンデッキで使いこなしていました。
ミキサーはプリアンプになります。
これはビクターのグラフィックイコライザーを使えば、
スピーカーシステムの音を自由に変えることができるのです。
そして、私は最高の音源を求め、
スタジオでおさめた音に対して「再生音」という言葉は
相応しくないから「レコード演奏」と思っています。
これこそ、故・菅野沖彦先生のことばです。
1970年頃には、ビクターのSX-3が大ヒットでした。
これが、コンポーネントの始めだったと思います。
私はKORGのシンセサイザーで作曲をし、
16chのミキサーで8chから、
さらにグラフィックイコザイラーで4chに落としました。
これが、私の周波数に自由に変化を与えていました。
音大ではなくて、美大出身だからこそ、
周波数特性グラフにはまり、現代の私の作曲をしました。
私のオーディオデザインにも
それが大きく反映したのだと思います。
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8月 8th, 2012 Posted 12:00 AM
モーグがシンセサイザーを発明したのは60年代。
ミニモーグとなって市販されたのが71年でした。
私はシンセサイザーのデザインを目指していました。
美大卒業を間近にして、
「デザイナーとして、音と光をデザイン対象に」と考えていました。
だから、主任教授も
「東芝に行けばシンセサイザーが出来るだろう」と説得されたのです。
確かに東芝は「オーケストロン」という
電子ピアノ楽器を商品にしていました。
しかし、私が入社直後に、
ヤマハの「エレクトーン」との競合により撤退しました。
その研究開発のエンジニアがAurexの部隊に加わったのです。
私は退院後車椅子生活になると、
KORG MS-20とSQ-10を2台で音楽というより音響を創り始めました。
それ以来、この種のシンセサイザーには強く心惹かれています。
今では、iPadの中にiMS-20もあります。
iPhoneの中には、iKaossilatorもあります。
しかし、このKaossilator2は進化してより以前機種より小さくなりました。
iKaossilatorと比較すれば、
インターフェイスは好き嫌いが分かれるでしょう。
しかし、Kaossilator2は、
シンセサイザー音源をほとんどポケットに持ち歩いている感覚です。
ポケットからメロディラインとフレーズラインで
自分の感覚をそのまま取り出すことが出来ます。
私は、この技術には、
現在行き詰まっている音楽界、作曲界の突破口があると思っています。
その突破口は音楽領域ではなくなってきているのです。
つまり、「音楽」と「音響」が
私たちのリズム感覚とテンポ感覚にどんなインスピレーションを与えるか、
これがこれからのミュージックです。
私たちは、時代時代の音楽に
自分の生涯や思い出を重ね合わせていますが、
本来、音楽も音響も、
私たちの感覚にインスピレーションを励起するコトです。
Kaossilator2に、
私はこれからの音楽+音響=イノベーションサウンド、
そんな耳鳴りが聞こえてきそうな気がしてなりません。
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6月 2nd, 2012 Posted 12:00 AM
プリアンプは、LINN KLIMAX KONTOROL SEが中心。
そして、パワーアンプはモノラルAMPZILLA2台で、
JBL4343を「音像」再現で動かしています。
そして、B&O BeoSound5、リッピング音楽ソースは、
プリアンプ下のハードディスクにあります。
しかし、音質を向上させるために、
最近は、iPod classic -160Gにようやく現在は5台、
Appleロスレス・エンコーダで、
ようやく持っているCDを半分まで貯蔵しました。
まさに、音源を貯蔵したという感覚です。
したがって、音楽ソースは、
PC音源とインターネットラジオになりました。
ともかくこのプリアンプ・パワーアンプはJBL4343ですが、
すでに30余年になります。
JBL4343は、私のこれまでを見つめてくれてきた愛機です。
これまで4回入院、すなわち、リペアしています。
そろそろこのスピーカーを引退させてあげようかと思っています。
何度もそう想いましたが、
やはり手放せません。
すでに、スピーカー技術も進化していますが、
死ぬまでこのスピーカーと付き合おうと思っている次第です。
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2月 4th, 2011 Posted 1:52 AM
進化・進歩
進化と進歩には違いがあります。
進化とはevolutionであり、
進歩とはadvanced、progress、improvementです。
和英を対照化すれば違いのニュアンスがわかると思います。
音源は、エジソンの蓄音機からスタートしました。
これは円筒形に刻まれた振動を再現する装置でした。
これがEPやLPというレコード盤に進化しました。
テープに音源が記録と再生のテープレコダーは、
カセットテープに進歩します。
CDも登場します。これは進化でした。
ところで、CDが直径11.5cmは、カセットテープの対角線と同じです。
これは人間が親指と人差し指で挟める幅の長さになっています。
ここで、最初のエジソンの「円筒形」を基本に見ていくと、
次のようなことが「形態発生論」的に見つけることができます。
円筒形を細幅テープ状にしたものが、テープ、カセットテープに進歩しました。
円筒形の断面が円盤です。
この円盤に溝があるのがレコード盤に進歩し、
円盤にデジタル信号が配列されたのがCDという進化でした。
そして、音源はこの形態発生的に大革新が起こりました。
これがシリコンメモリーです。
音源の進化と進歩は、物質形体の円筒形・テープ・円盤に、
アナログとデジタルの配列で、決定されてきたことになります。
見えなくなる・かたち
これらの形態的な配列は物質上で進化と進歩が、
歴史的に連鎖してきたわけです。
そうして、デジタル配列が物質を離れて、「情報化」されたとき、
音源は、すでに「見えない存在」になってしまったということです。
私が、あらためて、進化と進歩をもう一度確認する事例を「音源」の系譜で再確認しました。
物質・情報・エネルギー、
それぞれに「可視化」と「見えなくなるかたち」を追いかけてみたいと考えています。
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Posted in 068 「音響と映像」, 資本主義から逃走せよ!
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