1月 30th, 2019 Posted 12:00 AM
生録(ナマロク)が1975年頃、流行りました。
オープンリールデッキを持って行き、演奏者の奏でる音を、
自分のオープンデッキで録ってくるのです。
今の生録はリニアPCM録音で、すでに協会があるほどです。
それぞれの生録は、明確に異なっています。
当然、当時はアナログで、現在はデジタルです。
そしてオープンリールデッキは骨董品扱いです。
実際は、もはや倉庫の中にある骨董品の私のデッキと
ミキサーを駆使して作曲をしていました。
PCM録音も、名古屋で開催されたジョージ・ベンソンのコンサートで
車イスだから自由にナマロクをやってしまった経験があります。
「やってもらっては困ります」。
「何でだ?」、と言えば、まさか車イスが、となり、自由でした。
しかし、オープンリールデッキ8chでやれれば
きっともっと音が良かったと思います。
それこそレコード盤を造るメーカーは2社しか残っていません。
しかし、2社は残っていますから、このブログでもデジタル、アナログ
未来と過去をつないで、進化とその真髄が
失われないよう紡いでいかなければなりません。
そういう意味でも、骨董品となっても、
しっかりと書き留めなければと思っています。
ナマロクもアナログ時代の方がやっぱり良いのです。
「感得」とは絶対にアナログが基本だと思っています。
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1月 28th, 2019 Posted 12:00 AM
最近の商品には、この周波数領域の説明がありません。
私にしてみれば、周波数の20Hz?20kHzがないと
どこかに不安を感じます。
これは私が前回ブログで書いていたAurex SS-320の周波数です。
私がデザインしたAurexの最高製品だったと思います。
528Hzは特別な周波数として、ヒーリング効果、
DNAの修復あるいは熟睡を促すということが発見されています。
また440Hz=A音は、
ギター、ピアノなどの 一般的な調律の国際標準ピッチです。
この周波数をもって、自分の再生音は
16chのミキサーを8chオープンデッキで使いこなしていました。
ミキサーはプリアンプになります。
これはビクターのグラフィックイコライザーを使えば、
スピーカーシステムの音を自由に変えることができるのです。
そして、私は最高の音源を求め、
スタジオでおさめた音に対して「再生音」という言葉は
相応しくないから「レコード演奏」と思っています。
これこそ、故・菅野沖彦先生のことばです。
1970年頃には、ビクターのSX-3が大ヒットでした。
これが、コンポーネントの始めだったと思います。
私はKORGのシンセサイザーで作曲をし、
16chのミキサーで8chから、
さらにグラフィックイコザイラーで4chに落としました。
これが、私の周波数に自由に変化を与えていました。
音大ではなくて、美大出身だからこそ、
周波数特性グラフにはまり、現代の私の作曲をしました。
私のオーディオデザインにも
それが大きく反映したのだと思います。
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1月 16th, 2019 Posted 12:00 AM
思いがけずバンドとしての「電気グルーヴ」を知りました。
二人の、テクノ、ニューウェーブ、エレクトロからの音楽性や
その活動を全く知らなかった「電気グルーヴ」。
そして、彼らの話を聞いて、とっても共感しました。
それこそ、私も青春時代から傾倒した
エレクトロニックミュージックの神髄でした。
特に、アナログシンセサイザーでは、
「どこに何本のコードをつなげれば、どんな音がするのか?」という
意見を日本で初めて聞きました。
ピアノ、ギターなどは、ある程度はこの音になる、ということが、
想像がついてしまいます。
しかしシンセサイザーは想定を超えるのです。
この電子音は、音が超越し、聴衆が自由に受け取れます。
私が東芝に入ったのも、
一番の理由は「シンセサイザーのデザインをやりたい」でした。
まずは矩形波、三角波 正弦波 ノコギリ波から波形を選び
音の特徴となる倍音の成分を選択し、
ピッチ、フィルターでの音の変容、音量での変化を
つくりだしていきます。
ワイフにも熱く「こんなグループだったんだ!」と売り込みましたが、
「アナ雪のオラフの声やってた人でしょ」とあっさりした応答。
もう捨てれるシンセサイザーを、「絶対に嫌だ」と長年所持しています。
心配になり16chのミキサーや8chのオープンデッキはあるのか聞きました。
そうか、また、やれるんだ!、と、とっても安心しました。
アナログシンセサイザーの音は、
今も現役で、知らない音を創りだします。
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