8月 11th, 2020 Posted 12:00 AM
8月11日 先負(丙戌)
『位相としてのデザイン』
すなわち、
流行的という文脈で
解釈されてしまう
「かたち」にも、
形式の認知が
容易になされたほどには
内容は理解されずに、
時代が廃棄する
デザインはあとをたたない。
artificial heart:川崎和男展
Tags: かたち, デザイン, としてのデザイン, 位相, 内容, 容易, 川崎和男のデザイン金言, 廃棄, 形式, 文脈, 時代, 流行的, 理解, 解釈, 認知
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3月 30th, 2020 Posted 4:45 PM
工業デザインの私の基礎は、
「大きさ(出来るだけ小さく薄く)・素材(新素材と普通素材のコンビ)」
そして「色彩の決定(新しい意味づけ、文脈、存在)」です。
これは、大学で職業訓練のように様々な基本を徹底して仕込まれました。
その色彩は、故・大智浩教授のいくつもの論理を受け継いでいます。
美大の非常勤だった大智浩教授が余りに影響力が大きくて、
デザイナーとしては、誰の目で見ても
「ファッション」も素敵で配色が圧倒していました。
当時は、あの先生が「キリンマーク」を手掛けていました。
が、先生を引き出せば、キリンの広報は違っています。
私は先生目当てにNHKの市民講座を、
ほとんど年配のおば様方の中に混じって受講しました。
講演終了後、一人青年として目立っていた私に先生は、
「君は金沢美大の学生か?」と尋ねられました。
「先生の大学の授業はつまらないけど、
今日の講演で色彩で分かりました!」
先生から笑われましたが、一遍に覚えてもらいました。
デザイナーとなり、色彩の決定について
デザイナー同士で話をすることもあります。
すでに経験値としてはかなり高いとは思います。
私の色彩デザインは徹底的な実習実技の美大での訓練と、
大智浩教授の色彩論理、
それも市民講座が足固めをしてくれました。
Tags: NHK, おば様, キリン, キリンマーク, コンビ, つまらない, ファッション, 一遍, 出来るだけ, 受講, 圧倒, 基礎, 大きさ, 大学, 大智浩, 存在, 実務, 実習実技, 尋ね, 小さく薄く, 工業デザイン, 市民講座, 年配, 広報, 影響力, 意味づけ, 文脈, 新素材, 普通素材, 素敵, 素材, 経験値, 美大, 職業訓練, 色彩, 色彩論理, 覚え, 訓練, 誰の目, 論理, 講演終了, 足固め, 配色, 金沢美大, 青年, 非常勤, 高い
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8月 23rd, 2019 Posted 12:00 AM
イスやソファーなどイスの歴史が日本には無かったとされています。
イスについて考える時いつも初心回帰、原点回帰です。
私はこの事に対して調べて書いていますが、
仏教伝来とともに、
「禅家所乗物」・「独搨(トクタツ)」・「發子(テンス)」
といった寄りかかる「倚子」がありました。
素材としての木に寄りかかる意味から
「椅子」という表記が一般的になりました。
その歴史や文脈を受け取り、作品も制作展示もやりきってきました。
今回、私の商品発表会は、会社創立70周年記念となる作品です。
新たな「イスとソファー」を組み合わせた造形を、
「先端的な素材」の性能から表現しています。
ウレタンフォームなど経年劣化をおこす、レガシーとして
ふさわしくない素材を使うインテリア用品は
美術館のパーマネントコレクションにはならなくなってきたのです。
歴史の断片として博物館を飾るモノです。
情報空間、音響、映像が錯綜するこれからの空間を対象とした
インテリア、室内装飾、デコレータなどプロが必要となるでしょう。
イスが置かれるこれからの空間も新しい提唱をしています。
クライアントから見れば哲学的だと思われていますが、
21年間の大学人から
再度、デザイナーだからこそ出来ると考えています。
Tags: 70周年記念, イス, インテリア商品, インテリア用品, ウレタンフォーム, ソファー, デコレータ, デザイナー, パーマネントコレクション, ふさわし, レガシー, 仏教伝来, 会社創立, 作品, 倚子, 先端的, 初心回帰, 制作展示, 原点回帰, 商品発表会, 室内装飾, 寄りかかる, 性能, 情報空間, 提唱, 文脈, 断片, 映像, 木, 椅子, 歴史, 独搨, 發子, 禅家所乗物, 素材, 組み合わせ, 経年劣化, 美術館, 表現, 表記, 造形, 錯綜, 音響, 飾る
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4月 19th, 2019 Posted 12:00 AM
この新製品は、カセットテープとCDが使用できます。
今更ですが、カセットテープは、ビートルズとほぼ同じく登場。
だから、この新製品もまずはビートルズのカセットテープを再生。
CDでは、正直に、それなりの再生音が流れます。
CDにしても、カセットにしても、
これは「語学用」にと私は考えています。
最近では、生徒たち用に語学教材として自習提出用に
カセットが使われているらしく最適でUSBにも使えます。
もし音楽再生用だったら、やはり私としてはCDには内部構造に
専用の実装仕様がいるなと考えてしまいます。
しかしそう言った本格的な仕様は、ある種のメーカーしか出来ていません。
かって東芝には「Aurex」というHi-Fiブランドがありました。
今また「Aurex」その文脈がつながりました。
いわゆるHi-Fiブランドが潰れ去っていく中では
勇気ある「ブランド再興」でした。
私事ですが、私の語学はいまだに仏語がまだまだ練習が必要でしょう。
これは、またしても私のこだわりなのですが、
英語は今更ながら単純だったと思います。
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2月 16th, 2019 Posted 12:00 AM
文明とは、空腹(お腹が空いた)と防寒(寒さから身を守る)から
どうやって身体を守るかということになります。
人間にとって、ナイフは道具をつくりだす道具として必要です。
つまり、文明の根源には刃物が介在しているのです。
私のデザイン活動の源にも、幸いにして刃物があります。
刃物=ナイフは、まさに「切っても切れない仲」です。
最も、髪の毛が伸びることから、その手入れ、または髪と刃物です。
髪との儀式や文脈も多く、
ナイフが文明の基本だということにもなります。
もし、何かモノを持つのであれば、ナイフ一本あれば、
文明が開けることになります。
いわゆるナイフでも、ビクトリノックスのアーミーナイフのような
様々なナイフの組み合わせは、日本では作ることは相当に難しいです。
スイスの消防局で開発された「救助用ナイフ」は、中でも秀逸で、
自動車内の常備品として、必ず一本いるでしょう。
私がかかえる産地、越前打刃物は、
実際は1500年(750年ではなく)の野鍛冶の歴史がありますが、
スイス風の多目的ツールへ取り組むことは、とっても難しいのです。
私はいつも刀剣の進化を研究し、産地で包丁を育んで来ました。
コンパクトなモノや、機能を特化したモノのデザインを進めています。
このブログでも、ナイフは、
筆頭に文明をつくるモノとしてとりあげたいのです。
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2月 12th, 2019 Posted 12:00 AM
ハイエンドブランドは、ディレクターの起用により
ブランド価値に影響します。
先般、ブランド、アート、ファッション関連の映画を何本か観ました。
といっても、「ながら見」です。
以前は得意技だった「ながら見」も、
論文書きでも相乗効果を出すことができない年齢となっています。
さて、その筆頭には、「ティファニーでの朝食を」が、
繰り返し使われていました。
ティファニーのブランドストーリーの映画で、
「デザイン」が常に使われていました。
これが明らかに「デザイン」の意味合いをファッション系で語られ、
それは、日本の戦後に
「デザインがファッションと同時に入ってきたこと」、
このことに、大きな影響があるのでは、という私の推測にあたります。
ティファニーブルー(PANTONE・1837)のボックスが、
特別の日の演出を手掛け、そのカラー戦略と根付いた文脈があります。
ブルーボックスに入ったティファニーのテーブルマナー本や、
永遠の愛を誓う美しいカッティングのリングや、
栄誉や名声を手にするトロフィーまでもが手掛けられています。
ティファニーのブランド アイコン、
ミューズとしてのオードリー・ヘップバーン、
「ティファニーでの朝食を」は、欧州でのシンデレラ物語に等しいのです。
なぜデザインというその原論を考えているのかというと、
「デコレーションとデザイン(仮称)」の著作を進めているからです。
最も、私にはティファニーボックスには縁がありませんでした。
Tags: PANTONE・1837, アート, オードリー・ヘップバーン, カッティング, カラー戦略, シンデレラ物語, テーブルマナー本, ティファニー, ティファニーでの朝食を, ティファニーブルー, ディレクター, デザイン, ながら見, ハイエンドブランド, ファッション, ファッション系, ブランド, ブランド アイコン, ブランドストーリー, ブランド価値, ボックス, ミューズ, 原論, 同時, 対談著作, 年齢, 影響, 意味合い, 戦後, 推測, 文脈, 映画, 永遠の愛, 相乗効果, 縁
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12月 4th, 2018 Posted 12:00 AM
越前市の「工芸の里なんとか事業」の拠点として
タケフナイフビレッジの共同工房の改修と
増設プロジェクトがスタートしています。
かって私は、東京でのデザイン活動から故郷福井へ戻り、
武生市刃物研究会と出会いました。バランスと形態を計測しました。
武生市(現・越前市)には小学校高学年と中学校初期時代を過ごし、
打刃物産地は「野鍛冶」として存分に知っていました。
故郷にしかないモノを輝かせたいと、デザイナーとして戻った
私は、打刃物に取り組むようになりました。大きな支えがありました。
そして、「タケフナイフビレッジ=美しい切れ味を鍛えます」、と
名付けた産地のために、協同工房設立の企画書は
5年後をめざしていましたが、10年かかりました。
私の作品写真をお願いしていた藤塚光政さんからの紹介で、
故・毛綱毅曠に依頼しました。今も彼の建築を見てくれる学生がきます。
私は何度もモデルをやらせました、よくあの値段で・・・と私も想い、
福井で初めて『新建築』に載るような建物を、と
必死だったのです。結果は実りました。
25年経つ建物の改修及び増設は、大学時代を福井で学んだ建築家、
奈良女子大学のN准教授が担当しています。
私の教え子でもあり、大学卒業後は安藤忠雄氏の事務所を経て独立し、
国際コンペも勝ち取るなど、大きな仕事もこなす
彼ならではの「手腕」に期待しています。
タケフナイフビレッジは10人の職人でスタートし、
親方となり今は後継者が20人います。
世界初だった一体化した私デザインのキッチンナイフは、
どこにでも出てきましたが、
「切れ味」については、硬度がタケフナイフにはかないません。
そしてこの産地に新しい建屋が完成します。
伝統工芸の再興、文脈の集積と系譜、
これからの全く新しい継続と振興の拠点となります。
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4月 11th, 2016 Posted 12:00 AM
コンセプトからの発想はすでに限界があります。
僕は「ライン」=lineという概念・観念・文脈の
統合的な手法を提案しています。
まず、その最初に「Scope」という思考空間の設定を行います。
現在のスコープはプログラミング言語としても、
変数や関数、言い換えれば変動、変異、関係、関与性を定義していますが、
それは思考空間を視覚化していく隠喩性の表現です。
まず、思考はどこ「から」どこ「を」を対象にしているかということです。
それは視点がふたつあることを示しています。
どこからというeye-pointがあり、
どこをみているかというview-pointがあります。
ところがこの点と点は視線:あたかも眼差しというview-lineができます。
そしてこの眼差しを動かしていくことをdollyという言葉を手にいれました。
dollyはComputer Graphicsで新しい用語になったのだと思います。
これは僕自身がトロント市でCGのトレーニングで
初めて知って驚愕したのです。
これは視覚化を一つの隠喩として、
聴覚・触覚・臭覚・味覚という感性に
性能と効能と機能を設計し企画・計画デザインになります。
以上のことからも、明確に思考空間・感性空間・論理空間、結局は空間への
接近性の定義化と考えていいものと思います。
手法として、デザインがモノ空間あるいはコト空間を
スコープはきわめてライン的な発想を隠喩として、
定義化そのものを変動:dollyさせていると考えています。
*『視覚空間は存在しないことを認識する必要がある』
*『思考無き概念解放無きデザイン手法ありえず』
*『デザイン対象としての空間に出逢う』
*『コンセプトからイノベーションは起こらない』
*『やはり「かたち」に、これがデザインの鉄則』
Tags: CG, Computer Graphics, dolly, eye-point, LINE, SCOPE, view-line, view-point, コト空間, コンセプト, スコープ, デザイン, トレーニング, トロント, トロント市, プログラミング言語, モノ空間, ライン, ライン的, 企画, 効能, 味覚, 変動, 変数, 変異, 定義, 定義化, 思考, 思考空間, 性能, 感性, 感性空間, 手法, 接近性, 提案, 文脈, 概念, 機能, 用語, 発想, 眼差し, 空間, 統合的, 聴覚, 臭覚, 表現, 視点, 視線, 視覚化, 観念, 触覚, 言葉, 計画デザイン, 設定, 設計, 論理空間, 関与性, 関係, 関数, 限界, 隠喩, 隠喩性, 驚愕
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4月 6th, 2016 Posted 12:00 AM
デザイン発想は「コンセプト」主義に呪縛されています。
僕は、コンシリエンスデザインと看医工学を対象として、
「コンセプト主義からの解放」を
新しい手法論に持ち込んでいます。
それは、文脈と物語性、コンテクストとアフォーダンスで
「ライン」にコンセプトからストーリー発想を込めています。
この結果がつながっていくのが、
インターネットの高密度情報ネットワークの基盤化です。
ところが、これはすでに「スマートシティ」計画や
「ビッグデータ」に結びついていますが、
現在、この言葉もコンセプト、
ほぼ概念どころか観念に近く破綻しています。
これは何としてもコンシリエンスデザインの実務実績の目標です。
また、わが国の3.11での天災と人災では、その復興と対策は不可欠ですが、
国内の全大学でも、3.11を教訓として「レジリエンスデザイン」は大欠落。
僕の次世代デザイナーへの置き手紙はここに集約されなければなりません。
これらをテクノロジーで陵駕していくのは、
まさしくロボット社会ですが、
これは、人工知能的な思考に「手=脳」というアナログ性をデジタル化が
コンシリエンスデザインの最大目標だと認識しています。
そこから、このデザインの対象は
「私たちが幸福だろうか」という根本疑問があります。
この問題解決・価値創出・未来創成を創発させるのは、
「ライフケア」という新たなプライバシーと社会的な新たな制度設計です。
これらを成し遂げる次世代デザイナーは、
必ず、「コンシリエンスデザイン」を下敷きにした、
デザインテクノロジストの養成だと考えています。
インターン生・研究員を公募しています。
*『看医工学としての介護のコンシリエンスデザイン』
*『モノの神話性から物語り性がアフォーダンスを超えていた』
*『コンセプトからイノベーションは起こらない』
*『プライバシーという人権の荒唐無稽さ』
*『コンシリエンスとレジリエンス』
Tags: 3.11, アナログ性, アフォーダンス, インターネット, インターン生, コンシリエンスデザイン, コンセプト, コンセプト主義, コンテクスト, ストーリー発想, スマートシティ, テクノロジー, デザインテクノロジスト, デザイン発想, デジタル化, ビッグデータ, プライバシー, ライフケア, ライン, レジリエンスデザイン, ロボット社会, 不可欠, 主義, 人工知能, 人災, 価値創出, 全大学, 公募, 制度設計, 創発, 呪縛, 問題解決, 国内, 基盤化, 大欠落, 天災, 実務実績, 対策, 対象, 幸福, 復興, 思考, 手, 手法論, 教訓, 文脈, 最大目標, 未来創成, 根本, 概念, 次世代デザイナー, 物語性, 疑問, 目標, 看医工学, 研究員, 破綻, 社会, 結果, 置き手紙, 脳, 観念, 解放, 言葉, 計画, 認識, 陵駕, 集約, 高密度情報ネットワーク
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3月 29th, 2016 Posted 12:00 AM
3月29日 仏滅(庚戌)
歳老いたなら、
やってはならないことがある。
しかし、これは気にいられたいという
腰抜けの決め事だ。
説教・昔話・自慢
説教とは、経験からの判断であり、
昔話は、その経験の文脈だ。
だから
自負心としての責任の表現こそ
自慢である。
嫌われようが、
私はそんななれ合い主義を拒否し
「沈黙」をする。
川崎和男の発想表現手法
Tags: なれ合い, 主義, 判断, 川崎和男のデザイン金言, 拒否, 文脈, 昔話, 決め事, 沈黙, 経験, 腰抜け, 自慢, 自負心, 表現, 説教, 責任
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