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Posts Tagged ‘加工’


11月12日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     11月 12th, 2023  Posted 12:00 AM

11月12日 先勝(甲戌)

ボキャブラリー性とは、
デザイン造形での
素材やその加工や製造手法が
常に
革新的なアイデアを膨大にしていく作業である。

倉俣史朗のデザイン『夢の形見に』13 造形言語の修辞学的手法


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1月18日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     1月 18th, 2020  Posted 12:00 AM

1月18日 大安(庚申)

ボキャブラリー性とは、
デザイン造形での
素材やその加工や製造手法が
常に
革新的なアイデアを膨大にしていく作業である。

倉俣史朗のデザイン『夢の形見に』13 造形言語の修辞学的手法


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『チタニュムを車イスでは選択』


   


     1月 10th, 2020  Posted 12:00 AM

さて、マグネシュウム合金は製造段階で発火がします。
これが現在ではどう直されたのかをチェックしていません。
私の車イス開発では、超軽量さが求められマグネシュウム合金ではなく
カーボンファイバーか、チタニウムの性能を利用したいと考えました。
当時は、丸パイプとそれを加工したモノばっかりでした。
丸パイプでは、今でもそうですが切断面が少なくてすみます。
車イス設計では、造形意図通りの表現やおさまりがかなわずに、
チタニウムを使いました。こうして素材が選定されていきました。
が、それでも真空での加工には、かなりの技術が要りました。
当時は、石川県と福井県の工業試験所でも製造工程で無理がありました。
そこで、台湾にある技術が幸いし、その技術習得のために、
製造技術担当者を毎月、現地に送り込んでいました。
そういった全ての時間と労力を車イスの完成に注ぎました。
そして、当時からアプローチしたカーボンファイバーには、
様々な私なりのアイディアが蓄積されました。

* 車イス


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『「エコロジーでは無い」、という象徴と神話化』


   


     9月 7th, 2019  Posted 12:00 AM

「AXIS」での発表会は、「カーボンファイバー商品」を見せます。
ずっーと興味を持っていたカーボンファイバーは、
日本発の技術であり、世界を牽引する開発力やシェアがあります。
これにはまだ制作、加工といった技術対応の躍進がかなえば
製品力から商品力をあげてくれます。
私の形態言語では「エコロジー商品では無い」ことを折り込み、
「芸術の陰謀」と「象徴空間の死」をふまえてた
モノづくりの考え方をこのブログで書きました。
さすがに、この手の語り口は読者を限定し、文章の解読も面倒ですので
当然ながら読者が少ないのでした。
やっと、私なりの「イスとソファー」の組み合わせを
造形言語「サインカーブ」を実現し、お披露目できます。
それはきっと、モノの存在、もはや言わずとも
造形言語と形態言語が語ってくれると期待しています。が、
哲学的だから話をしません。
これまで長年インテリアに携わり丁寧な商品作りをしてきた企業から、
今後とこれからの誇りとなるようなイスを私の哲学でと言われました。
「象徴」が「神話化」することをテーマに発表会を開催しますが、
少々難解な語りから離れて、「やさしい喩え」で、
「エコロジーでは無い=カーボンファイバー」、
この私の「かたち」を表現できたらと思います。


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『小口金箔押しの最後の「名刺」は美しい』


   


     3月 30th, 2019  Posted 12:00 AM

名刺を更新しました。
こまめに紙やフォントや印刷を試しています。
今回は、徹底的にレイアウトを調整するために
うってつけの元スタッフが手掛けて印刷に出し、
それを「小口金箔押し」の加工で仕上げました。
これが「人生最後」の名刺になるでしょう。
名刺はこれまでも随分と作成してきたため、
これでは駄目だなという名刺や、すごいこだわりだなとも分かります。
たとえば、デザイン界では最高の人の名刺で、和風紙=半草を見て
本当の雁皮紙をプレゼントしたこともあります。
阪大に来て、大阪で必要に迫られ、肩書を入れた名刺を見せたら
親友の今は画家(日本の代表的グラッフィクデザイナー)から、
君には、肩書きなんか絶対に入れるなよ、と叱られました。
個人の力で勝負し、社会で懸命に仕事で生きてきた私と彼です。
今回は、195kg=0.25厚でスノウホワイト紙、
小口には「金箔押し」なのです。
この加工は、サンプル確認を十分にしないと
各社で金色とその技術が全く違います。
とても繊細でこれだけの小口金箔押しが、全てを語っています。
それなら、海外用を準備しないと思います。
春からの新年度、新元号にむけてのコト始め、
これぞ、私のとても綺麗な名刺だと自負しています。


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『代表的なシンボル作品が廉価のために失ったこと』


   


     6月 30th, 2017  Posted 12:00 AM

このサイドテーブルがモダンデザインだろうか、と私は考えてきました。
フランスで1930年代にインテリアとプロダクトデザインで、
当時の建築家にも大きな影響を与えたアイリーングレーの作品です。
彼女は元々アールデコのインテリアデザインに強く拘っていたらしいのです。
建築がコンクリートで無殺風景になりがちになることに、
デザインで、アールデコとデ・スティルをベースにしたデザイナーでした。
ただ活動期間は20年間であり視覚障害になったことから引退をしていたから、
引退後の1960年代からのデザインへの眼差し:批評、批判を探しています。
ともかく、サイドテーブルといえば、
このモノが現代も代表的なシンボルにさえなっています。
したがって、この作品が中国製で廉価になっていますが見分けられます。
それはこのテーブルのガラストップとその端面仕上げです。
最近ではガラスカットで端面処理加工無しは明らかに中国製です。
正直、このテーブルのモダンデザイン形式が
最高だと思っているわけではありませんが、
次世代の日本のデザイナーならば、ガラス端面の仕上げは必ずテーパ無しを
デザイン仕様は遵守して欲しいのです。
日本のモノづくりは、今では私には、
明言すれば「安物づくり」で日本のモノづくり産業は不要です。
ところが、最近では世界的なデザイン賞授賞作品にも、
確実なデザイン仕様がおろそかなモノが出てきました。
家電業界が終焉し、やがては車業界も危うくなると私は予測しています。
もはや私はデザイン審査の機会がかなりあります。
しかも審査委員長であることからも、
ほぼ十年ぐらい前には、ともかく日本製がほとんど入賞してしまい、
海外製をなんとか入賞させないと、
この業界が国際的にならないと、気を回したものでした。
ところが最近は日本製が見当たらないし、盗作は絶対に許せないほど、
日本のモノづくりが低迷しているのです。

* 『若手デザイナーの海外個展を応援する』
* 『最先端ラボラトリー展にて講演」
* 『日本の経済界には「伯楽」がいなくなった』
* 『今年度最終「KK適塾」で基幹産業を紹介する』
* 『Max Billの賞杯があったことを思い出した』


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『金網越しに道にまで花がある、その製品化と商品化』


   


     5月 4th, 2017  Posted 12:00 AM

1年に1作は一輪挿しを、ということを
自分なりに決めて、ということは、
結局決めておきながら全く商品化までは相当に困難です。
なぜ?困難であったかを反省も込めて、自省してみると、
いくつかの理由があります。
まず、一輪挿しだから、試験管を使うこと。
これは条件とすれば、この試験管を見せるか、隠すか、は簡単なのですが、
素材は出来る限り、新素材をということは自分に課しています。
新素材となると、その素材があっても、
加工・制作・製作は可能ですが、
製造ラインに持って行くことが出来ずに、
制作品・製作品までは一品は可能にすることが出来ます。
ところが、製造から生産に向かわすことがたとえ出来たとしても、
製品は出来たとしても商品化で大きな問題にぶちあたります。
それは、製品価値が市価で満足できるかどうかです。
さらに商品流通・商品販売という商品計画が難しいのです。
だから、私デザインの製品開発は
スケッチブック、図面、モックアップモデルでも終われば幸いということです。
この一輪挿しは、エキスパンドメタルとシリンダーだけゆえに
製品化は出来ても商品化出来なかった作品です。
しかし、このモノ、モノ語りは決定しています。
どこかの家の金網越しに花が道にまではみ出して咲いている。
そういうモノ語り=アフォーダンスはあると思っています。
製造は可能でも生産ラインでというのは難しく商品化ならずでした。
でも私デザインでは製品でもOKの作品なのです。
まずはモノの存在価値では、美しいコトを第一に求めています。
そのことが分かってもらえる企業は現在本当に国内では数少ないと思います。

* チュッパチャプス武器論・結論という展開へ
* 『コンセプト主義からの解放=デザインテクノロジスト』
* 「ボールペンスケッチのためのモレスキン」
* 「手」が創造力の発電装置という話
* 「3Dプリンターの素材と成型精度」


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『一輪挿しの「赤い植物図鑑」残っているかな?』


   


     5月 2nd, 2017  Posted 12:00 AM

私デザインの一輪挿しです。
正直なところ毎年必ず一輪挿しをデザインする、
このことを自分には言い聞かせていましたが、
私の作品には、花瓶の類いがあまり無いことに気づきました。
結局、私デザインは何と言っても素材と 加工、製造システムを意識します。
それは相当に困難なことであり、
この一輪挿しの私の商品化された作品、
「赤い植物図鑑」と名辞した商品ですが、
これは「タカタレムノス」から商品になりました。
ところが、製造生産の途中で廃盤にしなければならなかったのです。
「川崎さん、謝らないといけないんだけど・・・」
「どうしたの?」
ちょっと笑いながら、
「これは川崎さんが乗り移ってしまったのかなー・・・」?
「なんで?、僕に関係しているの」?
「実はあの会社と喧嘩してしまったから・・・商品化出来ないかも・・・」。
これが故・高田博社長の言い訳でした。
この「赤い植物図鑑」は、
スタイリストに人気があって、ようやくTV、雑誌にて、という寸前でした。
この一輪挿しはアルミの押し出しを6種類、それを切断・研磨・塗装でした。
植物の葉のかたちは6種類あったのです。
自分での決め事だっただけにとても残念でした。
そうしてこの6個は、私自身、所持しておらず、
ある時にリサイクルショップで見つけた一つしかないのです。
そういえば、最初の作品HOLAは物真似されていて、
永久収蔵されたHOLA時計さえ、これは物真似、模倣だと気づき
スタッフがその証拠を見つけて取り替えたことさえあります。
インドでは、大手の飲料メーカーに真似されたキャンペーンもありました。
当時、大抵は中国人留学生が香港に持ちこんで、型取りされていたのです。
社長は香港でその企画企業に乗り込んで行って、
「怖かったよ、拳銃つきつけられたから諦めよう」とかがありました。
レプリカ再現もあるかも知れませんが、
なんとか、オークションで見つけだしたい私の作品です。

* 「モダンデザインへ、ロシア・アヴァンギャルドから」
* 『毎夏、再自覚決心の日』
* 『経緯が敬意に、形態言語から自分の造形言語化を』
* 『「図鑑」=作品集はもう一冊は出したい』
* 『モノ真似防止、他のデザイナー作品は暗記すべきだ』


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『「モノづくり」国家観を再度、商品分類で把握すべき』


   


     11月 4th, 2016  Posted 12:00 AM

日本は絶対に「モノづくり」の国家観を
忘れてはならないのです。
おそらくIT産業での金融工学的な手法では、
1000社のベンチャー企業は30年後には2.8社しか残りません。
特にベンチャー企業はいわゆる企業合併(乗っ取り)で
企業資産を増加させていく時代は終焉しました。
「モノづくり」国家観をPPM よって、企業の利益を
明確にしているメーカーは見たことがありません。
自分はStar商品・Cash Cow商品・Problem Child・Dogということを
視覚的な分類をしていくと、たとえば何故、伝統工芸産業や
地場産業が低迷していくかを図解的にメーカー=製造業での
商品分類が明確になります。
伝統工芸にしろ、地場産業でもStar商品は皆無と言って良いでしょう。
そこで、Problem Child商品内の吟味によって、
ここにStar商品をデザイン、それも付加価値ではなくて、
全体価値で産出することで、これは金のなる木商品にすることが、
絶対に可能になる論理をまず掲げ、価値創出による商品戦略を
もう一度、日本の「モノづくり」を、生まれ成すべきと考えています。
かって鉄鉱石を輸入し、その加工に付加価値を込めれば、
それが日本の基幹産業になるけれど、デザインは全体価値ということを
自分は40数年間主張してきました。
衰退していく伝統工芸産業も地場産業も、もう一度、
デザイン=価値創出をStar商品によって産出すべきだということを
自分のデザイン戦略にしたいと、具体例を産業創成化していく覚悟です。
「KK適塾」では、この具体例を見せることを考えています。
デザインは決して「机上の論理」ではなく、付加価値でもありません。

* 「危機解決産業の創成は3D-PRINTING中核重要拠点として活動」
* 『次世代デザイナーへの手本になりたい事例を発表予定』
* 「ブランドは付加価値ではないということ」
* 『ようやく出版されたDEO=デザイナーのあるべき職能観』
* 『愛着と愛用がデザインの全体価値である』

 


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『万年筆メインテナンスから見えている現実』


   


     10月 5th, 2015  Posted 12:00 AM

人は達筆と呼ばれなければいけない。と、
私は父に教わり、そのおかげもあって、
福井県吉田郡にある吉峰寺という永平寺の第一道場で、
中学時代と高校時代、二夏、修行をさせられました。
吉峰寺(地元ではきっぽうじ・一般にはよしみねでら)は
禅宗、道元が開祖として永平寺を建立したときの寺であり、
永平寺の歴代優秀なお坊さんが修行をしていました。
それこそ、書を住職に教えられるだけでなく、修行もしました。
そのおかげで、書や文字を書くことが大好きです。
この連休中は体調を相当に崩していましたが、
元気を回復すると、いの一番に私は万年筆のメインテナンスをして、
ペンの書き癖の確認と、インクの入れ替えをしました。
これは重要なペンです。
おそらく、この万年筆ブランドは世界でも最高級だと
私は思っていますが、
それにはいくつかの理由があります。
一つは万年筆の長さ分割は、完全な黄金比が適用され、
重量はインクを入れた時に、最も良い書き心地になります。
また、万年筆の材質とその材質は「財質」と呼ぶべき、
古代彫刻の再現、金蔵装飾の加工、材質を財質とする
その透明性の実現があります。
このブランドには、もうひとつ,私が所有していない加工、
それは貴石との組み合わせがありますから、
世界でも最高級である理由はこの4つだと思います。
インクは今では、顔料をインクにした技術進化もありますが
その一方では、
財質化する手法が段々と無くなりつつあることは
確実なことです。
万年筆の材質感とその加工方法が失われていくことには
あるモノの進化がストップし始めていることに等しいのです。
そういう意味では、文明による加工技術が文化を果たし、
その文化が消えていくことをデザイナーとして
さらに見つめて新たな技法という技能を、
加工技術にしなければと思います。
達筆であることと弘法筆を選ばずには、
明確に関連性があると判断しています。
少なからず、デザイナーというプロで「下手な文字」は
デザイン美を手に入れるには困難だろうというのは
私の偏見ではなく真実だと記述しておきたいと考えます。
こうして万年筆をメインテナンスすることによって、
二つのことが手に入ります。
一つはメールではなくて、手紙を書くこと。
そして、材質加工によって財質加工技能の詳細を知ることです。
重大なことは、万年筆に行き着いた加工技術無くしてのデザインは
あり得ないことを明確にしておきたいと思います。
それこそ、高級時計を打ち出しながら、
その実際デザインの無知さが拡大していることも明らかです。


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