5月 12th, 2017 Posted 11:55 PM
5月12日
福島県相馬郡飯舘村にて、
除染の実証実験を行いました。
現在、研究室で開発を進めている、
新素材を用いた実験です。
寄附企業・招聘教授・現地協力者・
ドキュメンタリー撮影企業など
総勢9名にて実施しました。
現地には黒いフレコンバッグに
緑の大きなカバーが被せられています。
空間線量を計測してみると、
場所によっては高い値を示しています。
ただ、放射能の影響を考えなければ、
非常に美しい自然豊かな場所です。
この美しい地を取り戻すため、
企業と研究機関が一体となって、
活動を続けてまいります。
*関連ブログ
『もう一度美しい国を再興するレジリエンスデザインを』
Tags: ドキュメンタリー, フレコンバッグ, 寄附企業, 影響, 招聘教授, 放射能, 福島県, 空間線量, 自然, 除染, 飯舘村
Posted in Staff
目次を見る
4月 20th, 2012 Posted 12:00 AM
ポスト・イット=付箋紙は便利な文具です。
だから、この文具を発想(風)の道具として重用多用。
それは大事なひとつの方法だと私も思っています。
しかし、私自身は、カードや付箋紙の類いは使いますが、
「発想」手段としては、全く認めていません。
発想法は、KJ法やマインドマップなどほとんど知り尽くしています。
こうした発想手法を知り尽くしてしまうことが大切です。
そうすれば、初めて「自分流」がやっと発見できるかもです。
先般もTVで、
「復興計画づくり」のワークショップのドキュメンタリーを観ました。
そして、やっぱりこうした発想(風)ワークショップしかも学生からは
何も創造性溢れるものは絶対皆無だとの結論を確認しました。
まず、「ことば」で考え出すことも一つの方法ですが、
必ず「ことば」の意味に縛られて想像性を抹殺しがちです。
だから、創造性に近接も近傍もできないのです。
創造性は「絵(スケッチ)」で最も生まれます。
ダ・ヴィンチを見れば明白です。
しかし、一般的には絵には得意不得意がありますから、
その場合は「図」にすればいいということです。
そうなると、
スケッチや図は、それ用の文具は決して付箋紙にはなりません。
カードでもそれなりの大きさとか質が必要です。
そして、絵・図というのは、マインドマップではなくて、
全く異なる新たな絵・図になります。
ともかく、マインドマップを作成して、
それをパワーポイントで纏めるというのは、まず、野暮(センス無し)で、
創造性に最も重要な前頭葉を使っていない能(脳)無し、
ということですから私は全否定です。
真逆に、Keynote上に図、
例えば三角形一つに「かたちにことば」を付ければいいのです。
絵と図を使う発想手段は、
「絵図」といって江戸時代からの牢獄隠語です。
「泥棒に入る絵図を描く」というのは、
犯罪ですらそのような企画を発想しているということです。
「絵図を描く」発想法を私は40年培ってきました。
「絵図発想法」という著作を考えています。
Tags: Keynote, KJ法, TV, カード, スケッチ, ダ・ヴィンチ, ドキュメンタリー, パワーポイント, ポスト・イット, マインドマップ, ワークショップ, 三角形, 付箋紙, 創造性, 図, 復興計画づくり, 文具, 牢獄隠語, 発想, 発想ワークショップ, 発想法, 絵, 絵図, 自分流
Posted in 企望を「までい」具現へ, 祈望から企望へ
目次を見る
3月 5th, 2012 Posted 12:00 AM
マリアン・デレオ監督「チェルノブイリ・ハート」、
これは「反原発」のドキュメンタリーです。
このドキュメンタリーは重大な原発事故後の報告映像です。
どれほど原発事故が人類史上悲惨の極点を伝えています。
そして、この映画の冒頭には
「日本人のみなさんへ」という次の詩が流されます。
「生きることについて」
生きることは笑い事ではない
あなたは大まじめに生きなくてはならない
たとえば 生きること以外に何も求めないリスのように
生きることを自分の職業にしなくてはいけない
(中略)
そのことをいま 嘆かなくてはならない
その哀しみをいま 感じなくてはいけない
あなたが「自分は生きた」というつもりなら
このくらい世界は愛されなくてはいけない
私たちが原発事故で佇むべき熟考の
動機付けになると確信します。
無論、日本は原爆被災国家であり、
さらにフクシマでは、自らの原電制度によって、
またもや「原子力発電・放射能」について、
多大な犠牲者の屍への哀しみを、まず、国家体制へ、
そして私たちの電化生活文明への猛反省を求められています。
私は「反原発・脱原発」も「原発推進」も、
結局は「放射能」へのアポリアで思考停止していると考えています。
「範原発」という目標と目的を掲げ直したいと提案します。
原子力発電所を、「建設から生産へ変更」、
「集中から分散へ、例えばタービンレスへ」、
「プルトニウムへのブレークスルーで別原子核へ」、
原子力技術の全否定=「反原発」は、
何も解決に至らないから「原子力技術自身の革新」を主張しています。
その具体例をデザイン提案していきたいと考えてきました。
私はこの原子力技術の手法の変換、革新、
その範疇・範囲・模範への智恵創出を
「範原発」と呼ぶことにしています。
チェルノブイリの立ち入り禁止地区という範囲には、
絶滅したはずの動植物のパラダイスともなり、
その範囲からの放射能汚染・ホットスポットは今なお人間の生存、
遺伝子破壊は連続しています。
放射能・放射線の諸刃の剣的な人間との関係性に「範」を与えること、
この重大さに発想を向けるべきではないでしょうか。
美しい花を愛でて日常を高度文明の中で護られ、
生き抜いた結果の死だからこそ、
美しい花に包まれた死をと私は願っています。
Tags: 、国家体制, アポリア, タービンレス, チェルノブイリ・ハート, デザイン提案, ドキュメンタリー, パラダイス, フクシマ, プルトニウム, ブレークスルー, ホットスポット, マリアン・デレオ, 人間, 人類史上, 全否定, 冒頭, 分散, 創出, 動植物, 原子力技術, 原子力発電, 原子力発電所, 原子核, 原爆, 原発事故, 原発推進, 反原発, 哀しみ, 国家, 報告映像, 変換, 変更, 屍, 建設, 思考停止, 悲惨, 手法, 提案, 放射能, 放射能汚染, 文明, 日常, 日本人のみなさんへ, 映画, 智恵, 極点, 模範, 死, 犠牲者, 猛反省, 生きることについて, 生存, 生産, 発想, 監督, 目標, 目的, 範, 範原発, 範囲, 範疇, 美しい花, 脱原発, 被災, 解決, 詩, 諸刃の剣, 遺伝子破壊, 関係性, 集中, 電化生活, 革新, 高度文明
Posted in 企望を「までい」具現へ, 祈望から企望へ
目次を見る
3月 1st, 2012 Posted 12:00 AM
金沢21世紀美術館での現代アートはいつも共時性があります。
それこそ美術館の社会的存在性=効能性にいつも驚愕させられるのです。
私は米国在住の日本人アーティスト・角永和夫氏の作品「SILK」は、
その制作から廃棄までというドキュメンタリーで
ジャーナリスティックな芸術表現の恣意性に呪縛されました。
9m*15mの漁網上に2万頭の蚕が
室温27度の中で三日三晩かけて平面繭を吐き続ける「家畜行為」を利用、
自然界を人間が制御することの
根源的な意味性を私たちに投げかけているのです。
私は、「自然との調和などありえない」、と主張してきました。
蚕・養蚕産業・家畜・人工的な改変・産業廃棄物
すべてを芸術表現とすることで、
人間、人工的行為と自然との対決観を見せつけられました。
この芸術表現の恣意性が
全く共時性があるということを熟考してみてください。
Tags: SILK, アーティスト, ジャーナリスティック, ドキュメンタリー, 人工的な改変, 人工的行為, 人間, 作品, 共時性, 制作, 制御, 効能性, 呪縛, 家畜, 家畜行為, 廃棄, 恣意性, 意味性, 日本人, 根源的, 現代アート, 産業廃棄物, 社会的存在性, 米国, 繭, 美術館, 自然との対決, 自然界, 芸術表現, 蚕, 角永和夫, 調和, 金沢21世紀美術館, 養蚕産業, 驚愕
Posted in 企望を「までい」具現へ, 祈望から企望へ
目次を見る