7月 16th, 2016 Posted 12:00 AM
美大時代、デザイン系の本は数冊でしかありませんでした。
その数冊でも、
「この本は間違いだらけだ、燃やせ」ということも教授からの声。
だから、ほとんど建築系の本を読み漁っていました。
その時に、「デザインにはことばが無い」と思っていました。
だから自分は「かたちとことば」を積み重ねようと決心したのです。
大学人になって、建築系の論文も相当読みましたが、
正直、建築家の著作の方が面白いと同時にデザイン論としてもまともです。
大体、有名なる建築家の文章・文体は立派だと思っています。
最も美大時代は建築家から
特に美術評論のほとんど読解困難な文体に憧憬してきました。
最も読破し、大きな影響をデザイナーとして受けてきましたが、
最近は
「ことば、語彙、日本語漢字原意など」は劣ってきていると告白します。
盟友である内藤廣氏は、
オリンピックスタジアムで相当に批判を受けていました。
が、絶対に彼が誤った判断であろうが、絶対味方を自称してきました。
彼は東大退官後もますます多忙にもかかわらず
彼のことばは待たれている、
だから著作が一段と増えてきていて、自分は焦ります。
ただし「場のちから」についてはじっくりと話をしないと、と思っています。
なぜ「場」なのか?、「場」=ジョウ・じょうであること。
「場」はことばの「バ・ば」でもあり、
いのち=いの「ち」ゆえに、つち=土があり、とち=土地があり、
みち=道があり、さらにまち=町・街があるから、
ち+から=ち+空があるというこの思惟を
何としても伝えなくてならない、そんなきもち=気持ちです。
「場にちから」というかち=価値と読みここち=心地があるからでしょう。
こうした場と地、力と言葉を彼に伝えるつもりです。
彼には、スケッチ・写真・建築というかたちとことばがありました。
内藤廣は、やっぱりかたちとことばをしっかりと表現できる男でした。
自分はめんどうな男と彼に呼ばれていますが(笑)、
大好きな建築家。そして人物です。
* 「『ち』は知の草書体になった理由に神髄がある」
* *「かたち=か・かた・たち・かちという代謝性」*
* 「花綵の国のことばには「ち」、土地と価値がある」
* 『経緯が敬意に、形態言語から自分の造形言語化を』
* 「オフィスチェアの進化の座り心地」
Tags: オリンピックスタジアム, かたち, かたちとことば, かち, から, きもち, ここち, ことば, ことばが無い, じょう, スケッチ, ち, つち, デザイン系, デザイン論, とち, ば, まち, みち, 価値, 内藤廣, 写真, 判断, 力, 原意, 味方, 困難, 土, 土地, 地, 場, 場のちから, 多忙, 大学人, 建築, 建築家, 建築系, 影響, 心地, 思惟, 憧憬, 批判, 文体, 文章, 日本語, 有名, 本, 東大, 気持ち, 決心, 漢字原意, 燃やせ, 町, 盟友, 空, 立派, 絶対, 美大時代, 美術評論, 自称, 著作, 街, 言葉, 語彙, 誤った, 読破, 読解, 読解困難, 論文, 退官, 道, 面白い
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 未分類, 祈望から企望へ
目次を見る
11月 7th, 2015 Posted 12:00 AM
これは私の極めて短絡的な予想イメージですが、
能力は頭脳。その脳みそに関わっていることは間違いありません。
しかも、その頭脳は現在の脳科学的には、
それこそ心や感情までが制御されていることは明白です。
しかも、脳というよりは「葉」ということばが多用されています。
特に、私が興味深いのは、「前頭葉」であり、
この前頭葉はじめ、側頭葉や頭頂葉など「葉」ということばです。
これは「言葉=ことばであり、言葉と言語、その言語を司る前頭葉に
私は最も興味があります。
これは心臓に関わったときにも、
どうして心臓の筋肉、心筋は感情の影響をまともに受けるのだろう、
こんなことが最も気掛かりでした。
この状況と等しく似ているのです。
「言葉」はことのはであり、はは、ことば、おば、おばばは
日本語では女性形名詞という区分がないだけに、
人間は、ちち・ぢぢ・おぢ・おぢぢが男性形名詞だとするなら、
あきらかに、「ち」と「は」の体系には「ぢ」と「ば」があるようです。
したがって、「ば」が場を意味する女性形名詞ならば、
「ち」は、とち、つち、まち、などの男性形名詞と対語です。
こうしたことからも、「前頭葉」そのものが、
感情と言語を司っている能力を決定していることは確かです。
最も、感情と感性も身体性と精神性の行動力を制御しています。
私は、脳科学を極めて素人的にも「前頭葉」が発想を促し、
しかもそれなら自分の前頭葉はどのようなものだろうと予知しました。
特に発想、とりわけ「全ては言葉にあり」をどう自分で理解するべきか、
これはデザイナーゆえに、ことば発想はむしろことばの世界、
それは女性形名詞ですが、
デザイナーはかたちのち、世界観ですから、男性形名詞にいます。
したがって、「は・ば」も「ち・ぢ」も言語と形態への発想は、
いずれも前頭葉、脳内頭葉での世界観に包まれているということを
最近はとても強く認識しています。
「ことばづくり」と「かたちづくり」も、結局は、
私の前頭葉が決定していることは間違いありません。
Tags: おぢ, おぢぢ, おば, おばば, かたち, かたちづくり, ことのは, ことば, ことばづくり, ことばの世界, ことば発想, ち, ぢ, ちち, ぢぢ, つち, デザイナー, とち, は, ば, はは, まち, 世界観, 予想イメージ, 予知, 人間, 体系, 側頭葉, 全ては言葉にあり, 制御, 前頭葉, 区分, 司る, 場, 多用, 女性形名詞, 対語, 形態, 影響, 心, 心筋, 心臓, 意味, 感性, 感情, 日本語, 明白, 気掛かり, 決定, 状況, 現在, 理解, 男性形名詞, 発想, 短絡的, 筋肉, 精神性, 素人的, 能力, 脳, 脳みそ, 脳内頭葉, 脳科学, 脳科学的, 自分, 興味, 興味深い, 葉, 行動力, 言葉, 言語, 認識, 身体性, 頭脳, 頭頂葉
Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務
目次を見る
8月 23rd, 2014 Posted 12:00 AM
高校時代の山岳部では、福井県内と白山山系ばかりでしたが、
夏の合宿で不帰岳から針ノ木岳の縦走をしました。
白馬岳、その長い雪渓で初めて大落石に遭いました。
小屋ほどある大岩石がピンポン玉のように弾んで来て、小落石は、
ビュンビュンと多量に飛びかかり仲間の顔面を鋭く切り裂きました。
後立山縦走は大学時代毎夏の行事でしたが、落石は恐怖でした。
広島の山々が土砂災害です。3時間で1ヶ月の大豪雨は今もです。
当然ながら、山がその形を変える泥i石流も想定外でした。
日毎に、死者そして行方不明者が増えています。
救助隊の体力を憂い、すでに葬式を見れば涙が流れます。
それは私には、またしてもという悔しさが連続しっぱなし。
広島の山つちは、真砂土と呼ばれていると知りました。
花崗岩からの砂土は園芸では最適な土でしたが、
人命をいとも容易く自然は奪うのです、自然と調和は出来ません。
砂土・砂壌土・壌土・植壌土・植土は粘土質の含有量毎でした。
つちがとちになり、土地の上に町・街=まちがあります。
そして、人はかたちできもちを動かし、いのちが繫がっていました。
私、デザイナーはまさに、直接かたちに携わってきました。
だから、つちのデザインが必要だと考えぬき、ようやくですが、
つち=土のデザインで山のデザインもし直すべき日本列島と考えてます。
阪神大震災直前にも、準備していたラジオデザインは叶わず、
フクシマ人災でも小型原子炉もアドバンス、それだけに、今度こそ、
液状化防止のつちのデザイン=土壌改良素材は製造から生産へ、
そのあと一歩がまだ少し時間が要ります。
だから、開発メンバーには、広島災害地で実際実験を願っています。
危機デザインは「危」険=最悪事態=いのちを護る「機」会です。
つち=土・とち=土地・町・街=まちが在ってこそ、
そこで、かたち・きもち・いのちのためのデザインが当然です。
すべてに「ち」があります。
日本の根本思想は「ち」の文化構造にあることは確かです。
なんとしても、土=つちのデザインで山の形と街の形をこの危機で、
やり直すデザインをもっと急がなければなりません。
「『ち』は知の草書体になった理由に神髄がある」
Tags: いのち, かたち, きもち, ちの文化構造, つち, とち, フクシマ人災, まち, ラジオデザイン, 不帰岳, 危機デザイン, 園芸, 土壌改良素材, 夏の合宿, 大崩れ, 大落石, 大豪雨, 実際実験, 小型原子炉, 小落石, 山岳部, 広島, 広島災害地, 後立山縦走, 救助隊, 最悪事態, 泥i石流, 泥水濁流, 涙, 液状化防止, 白山山系, 白馬岳, 真砂土, 砂土・砂壌土・壌土・植壌土・植土, 粘土質の含有, 縦走, 花崗岩、山つち, 落石は恐怖, 葬式, 針ノ木岳, 阪神大震災, 雪渓, 高校時代
Posted in 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ
目次を見る
1月 24th, 2014 Posted 12:00 AM
私は「ち」という言葉に日本思想の理念の一つがあると考えます。
土(つち)・土地(とち)・街(まち)の上に、
かたち・きもち・いのちが存在していると言ってきました。
このつち・とち・まちの思想こそ、
日本列島の国土計画になると考えてきました。
3.11で学んだことは、津波という天災の力でした。
津波は海から襲ってくることも怖いですが、引き潮の力、
それは6から60倍の力があります。
だから、防潮堤を高々と建設することはとても愚弄なことです。
あるデザイン系大学の学長とそんな論議をして教えられました。
海浜ラインの変遷、津波の経験、さらに地震津波への知恵は、
「土地の記憶」のアナログな調査にほかならないということです。
最近の天災後の土地調査はGPSでのデジタル調査では、
とても核心をついた計画にはつながらないということです。
今、私が畏れている南海トラフでの想定可能な津波、
襲いかかる時間と津波の高さです。
瞬間であり、とてもその津波では助からないということです。
したがって、その場所=土地の記憶をその所にある鳥居の位置、
これが歴史的な変遷を探り、実際にその土地で確認すること。
私は引き潮力への対策とその地盤土壌改革を成し遂げることです。
この計画を早急に成し遂げなければなりません。
私の元に、ひょんなことから想像外のアイディアが来ます。
だから、私はこれをなんといっても次の天災対策にすることです。
3.11、いやあの阪神大震災はすでに19年も経ちました。
そして報道されない震度1や震度2は毎日頻発しているのです。
東京オリンピック・パラリンピックまでの6年間、
この間に私たちは想定内の実現デザインを急ぐべきでしょう。
Tags: 3.11, GPS, アナログ, いのち, かたち, きもち, ち, つち, デザイン, デジタル調査, とち, パラリンピック, まち, ライン, 位置, 南海トラフ, 国土計画, 土地の記憶, 土地調査, 土壌, 地震津波, 報道, 変遷, 天災, 実現デザイン, 引き潮, 想像, 愚弄, 日本列島, 日本思想, 東京オリンピック, 津波, 海, 海浜, 言葉, 計画, 論議, 阪神大震災, 防潮堤, 鳥居
Posted in 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ
目次を見る
9月 26th, 2013 Posted 12:00 AM
私は海外では必ず日本語のことばにこだわります。
特に、「ち」です。
血・地・稚・値・置・治・千・致・智・恥・・・・、
と限り無く、言葉=漢字とその意味の多用性に大きな意味があり、
「ち」は草書体での「知」に他なりません。
人体はとち・つち・まちにあり、血が知から智にまで至ります。
こころは、から=空であり、ところは=所であり、ちから=力。
なるほど、こころ+ち=心地を形成しています。
私が、3.11の復興計画=までいProjectも、
とち+つちに重きを成し、よって、まちの居心地をデザインです。
こころ+ちからも、結局は「空」の世界であり、
天地は乾坤を無し、
それに、人間は血から知への人生を持つのでしょう。
「空」と「知」こそ、力なのかも知れません。
その力の限りに智が宿るのかもしれません。
私は、かたち・きもち・いのちを、つちととちとまちに求めます。
かたちが創り上げるのはここちになることも純粋理解可能です。
私は「かたち」を生涯の目標にしてきました。
40余年やりつづけてきて、辿り付いたら、結局、心地・良さ。
心地良さをきもちに入れて、3度、いのちの端に佇みました。
そして、かたちを身体=血は、
いのちのきもちに「知」がありました。
「芸術の知性と科学の感性」ある人物を敬愛します。
それこそ、いのち・きもち・かたちからここちを教示するのです。
したがって、まち・とち・つちに人は帰るのでしょう。
だからこそ、失われた、痛みきったつちに新たな心地を設計です。
私の「ち」は、限り無く「智」を求める「知」だと思います。
Tags: 3.11, いのち, かたち, から, きもち, ち, ちから, つち, ところ, とち, まち, までいProject, 世界, 乾坤, 人体, 人物, 人生, 値, 力, 千, 地, 天地, 居心地, 復興計画, 心地, 恥, 感性, 所, 敬愛, 日本語, 智, 治, 海外, 漢字, 理由, 知, 知性, 神髄, 科学, 稚, 空, 置, 致, 芸術, 草書体, 血, 言葉
Posted in 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ
目次を見る
9月 25th, 2013 Posted 12:00 AM
3.11は天災と人災で多くの同胞を失いました。
打ちひしがれた私たちに、オリンピック・パラリンピック、
この東京開催は、目標と時間設定を確認させてくれました。
多分、プロのデザイナーとしての人生も、
この東京開催まで、自分を支えられるかが最大目標です。
私は、一方で大学人ですが、それは先導と主導が可能だろうか、
これが一番の課題になっています。
デザイナーゆえ、ビジュアルでその理念や手法をまとめます。
三つあります。
● デザインは形態設計を制度設計にデザイン対象の拡大
● 「原資」獲得の具体的手法を先導
● なんといって「モノづくり」主体者の意識改革主導
これら三つは、現代の資本主義と民主主義への疑問の整理。
しかし、疑問を溶解するには、
新たな「理想主義」を私は「かたち」で生み出す必要があります。
資本主義の拡大は、歴史的には常に批判され、
その根本は評論以上にはなりきれません。
民主主義への最大抵抗は宗教主義での認識心情を変えるだけ。
私は、この二ついづれも疑ってきました。
4月に「危機解決産業創成デザイン重要拠点」として、
私は、「デザイン講座」と「プロジェクト」を立ち上げました。
あくまでも、「かたち」から入っていきます。
それは、「かたち」が「きもち」を動かし、
「きもち」は「いのち」を絶対に護ることになるでしょう。
それを言語と空間に造形化すれば、
「とち」の「つち」を見直し、「まち」の「かたち」になります。
すべからく、私の理念は「ち」一語に集約するのです。
Tags: 3.11, いのち, オリンピック, かたち, きもち, ち, つち, デザイナー, デザイン, デザイン対象, デザイン講座, とち, パラリンピック, ビジュアル, プロ, プロジェクト, まち, モノづくり, 主体者, 主導, 人災, 先導, 制度設計, 創出, 危機解決産業創成デザイン重要拠点, 原資, 同胞, 大学人, 天災, 宗教主義, 形態設計, 心情, 意識改革, 手法, 拡大, 時間設定, 東京開催, 民主主義, 獲得, 理念, 理想主義, 目標, 空間, 言語, 評論, 認識, 資本主義
Posted in 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ
目次を見る
4月 3rd, 2012 Posted 12:00 AM
3.11によって、私たちは多くの同胞を失いました。
そして、日本列島の脆弱さを存分に知らされました。
さらに、今回の震災によって、日本は地震だけではなくて、
津波に対する海抜高度も有していないことを知らされました。
南海トラフの詳細な調査では、
津波と地震が同時期に起こる予知さえ明らかになりました。
私は、日本列島を防潮堤で取り囲むという発想ではない
人工地盤づくりを提案しています。
しかし、これだけで津波に対抗できるわけではないことも知りました。
日本列島の「とち・つち・まち」づくりが重要だと考えています。
そのために、
「減災ライン=海抜4m」
「防災ライン=8m」
「救災ライン=12m」
「安泰ライン=16m」を考えました。
しかし、これでも間に合いません。
日本列島が地震だけでなく津波対策も十分にしていく
新たな発想が求められていると考えます。
まず、「とち」と「つち」から私たちの生活拠点の場を
再構築していかなければなりません。
3.11で失った御霊から教えられているのは、
私たちの住処である日本列島のあり方そのものだということです。
私たちは彼らの犠牲から何を学びとり、
新たな住処づくりをすべきかを再考しなければなりません。
Tags: 3.11, つち, とち, まち, 予知, 人工地盤, 住処, 再構築, 南海トラフ, 同胞, 地震, 安泰ライン, 対抗, 御霊, 提案, 救災ライン, 日本, 日本列島, 日本列島のあり方, 津波, 津波対策, 海抜, 減災ライン, 犠牲, 生活拠点, 発想, 脆弱さ, 調査, 防潮堤, 防災ライン, 震災, 高度
Posted in 企望を「までい」具現へ, 祈望から企望へ
目次を見る
3月 31st, 2012 Posted 12:00 AM
コンニャクのような私たちの日本列島。
地震列島に津波、
だから「防潮堤を」という発想には俄然反対です。
私はこのきもちを抱いて10ヶ月、復興デザイン計画書を書き上げました。
ひとまず、すでに現地に復興実施をしている企業の口添えで、
まず石巻でプレゼンをしました。
とちを、つちを、だから、まちを!という発想です。
とち・つち・みち・まち、そして東北は「通り」があります。
人工地盤には、上水道・中水道・下水道。さらに電力と情報によって、
インフラの整備をすることで、
ようやく「スマートグリッド」の基盤整備が可能になります。
政府は未だに「防潮堤」の計画を進めようとしていますが、
美しい海岸線を
高さ10m以上の壁面で取り囲むというこの智恵無き発想にあきれます。
まして、この防潮堤の土木工事は
これまでの建設関連既得権益と強固に結びついています。
被災地の人たちには未だに瓦礫が山のように立ちはだかっています。
そして遠方には何事もなかったがごとくの穏やかな海が広がっています。
毎日、津波で無くなった方々への鎮魂の祈りを捧げておられるようです。
私は、減災・防災・救災、そして安泰という
海面からの地盤高を考え抜いた人工地盤計画を持ち込んでいます。
リアス式の美しい絵画から、あの巨大な津波は、
女川の集落をすべて飲み込んでしまったのです。
それでも現地の人々は、
毎日、穏やかな海、荒れ狂う海を見つめて暮らしていく、
この日常性での安全+安心=安泰の地盤計画が必然と考えています。
帰阪後、風邪気味なので眠りに眠りました。
あらためて、津波でおそいかかった海に、
今、生きる人間の最大の智恵で、
「生活のつち・とち・とおり・まち」を創生させたいと考えています。
Tags: インフラ, コンニャク, スマートグリッド, つち, デザイン, とち, プレゼン, まち, リアス式, 上水道, 下水道, 中水道, 人工地盤, 人工地盤計画, 企業, 創生, 地震列島, 基盤整備, 安全, 安心, 安泰, 復興計画, 情報, 政府, 救歳, 日本列島, 東北, 津波, 海面, 減災, 瓦礫, 発想, 石巻, 祈り, 被災地, 通り, 防潮堤, 防災, 電力
Posted in 企望を「までい」具現へ, 祈望から企望へ
目次を見る
3月 29th, 2012 Posted 12:00 AM
3.11の復旧・復興への対策事業は被災地各地で開始。
しかし、すべてが金太郎飴的な対策案になっています。
●災害に強い「町づくり」
●経済産業の復興
●コミュニティの絆強化
ほとんどがこの三つであることを確認しました。
私は、根本的な解決と、
特に被災地各地からの人口流失を考えると、
「帰りたいふるさと」としての「まち」づくりが肝要と考えています。
その「まち」は、
「とち」・「つち」、そして「まち」=町と街になります。
また東北方面では
「とおり」=通りという地名や街道が多いことにも注目が必要です。
そして産業経済の復興については、
これまでの東日本がすでに産業的には厳しい状況にありました。
だから抜本的なそれぞれの町もしくは街に、
特色ある産業を創出していかなければなりません。
私が一番懸念するのは、まだ防潮堤を築こうという発想です。
今回、手抜き工事だった防潮堤がかなりありました。
さらに10m以上を想定しての防潮堤では、
海岸線の景観はすべて失ってしまいます。
「つち」と「とち」のあり方からの発想が必要だと考えてきました。
それは「人工地盤・人工岩盤・人工水盤」までを整備する、
それほどの壮大なプランづくりが必要だと思っています。
「空中都市計画」を21世紀だからこそ、日本が構築していくべきでしょう。
そして、最大の問題はその原資です。
増税してもそれは社会保険や福祉手当になるだけです。
むしろ、これまで日本では根付いてこなかった
PFI(Private Fainance Initiative)を日本流に、
そして被災地毎対応にアレンジすべきです。
そうしてPFIを制度設計化して原資獲得をしなければ、
先立つ「お金」がありません。
まして日本全体の経済が冷え込んでいる中で、
復興費の獲得などほとんど不可能です。
どうやれば、PFIとその配当を投資した個々人や
組織、企業に還元できるかを徹底的に考えつきつめるべきでしょう。
私は今日、まず「石巻市」でそのシミュレーションモデルをプレゼンして、
新たな問題点を聞き集めたいと考えています。
そして、行政からさらには住民や特に被災された人に
共感してもらえるプランづくり=デザイン戦略が
大きな役割と考えています。
Tags: 21世紀, 3.11, PFI, Private Fainance Initiative, シミュレーションモデル, つち, とおり, とち, まち, 人口流失,帰ってきたい場, 人工地盤, 人工岩盤, 人工水盤, 原資, 対策事業, 復旧, 復興, 抜本的, 東北方面, 特色, 産業経済, 町, 石巻市, 空中都市計画, 街, 被災地各地, 通り, 金太郎飴, 防潮堤
Posted in 企望を「までい」具現へ, 祈望から企望へ
目次を見る
3月 28th, 2012 Posted 12:00 AM
ローカル=地方、あるいは鄙にこそ、
日本の伝統は息づき、そしていまなお継承されています。
唐津では、その伝統的祭りの「唐津くんち」・曳山の展示館を見ました。
「唐津くんち」もまさしくこの地方の陶磁器産業興隆と同時期、
1600年代中期からの祭事でした。
もっとも、日本各地にはこうした曳山という山車が
祭りの中心になる所が数々ありますが、
祭り時でなければ見られませんが、
展示館があればいつでも見ることができます。
しかもその展示館前に唐津神社がありました。
この山車にも、
しっかりと3.11からの国難に立ち向かう願いの山車がありました。
こうした各地にある山車、特に、九州には三大くんちがあると聞きました。
「くんち」=おくんちは、旧暦の9月9日の九にちが語源のようです。
したがって、「唐津くんち」は11月2,3,4日、地元は燃えに燃えるそうです。
佐賀県知事も唐津出身ゆえにこの祭りが
子供の頃から最大の関心事だったと前夜聞かされました。
漆の一閑張りで造りあげられた山車=曳山の大胆な造形に心惹かれました。
ローカルはまさに
トポフィリア=場所愛の「まち」です。
この祭りも本来は火消し役であった装束がそのまま残り、
決まって、地元の消防団組織と連関を持っているようです。
日本各地の伝統行事である「祭り」は、
都市化=
クロノフィリア=時間愛によって衰退する現象がありますが、
やはり、トポフィリアである=地元愛を具現化する消防団組織、
そのボランティア組織で守られていくことが最良と考えます。
明日から、私は、被災地に「までい-Project」のプレゼンに入ります。
壮大なデザイン計画を持ち込みたいと考えています。
唐津で撮影してきた写真を整理し、特にこの「唐津くんち」曳山にも、
日本復活の願いがありました。
40年のデザイナー経験を生かすべき、
今夜もプレゼン資料づくりをしています。
Tags: 3.11, クロノフィリア, トポフィリア, まち, までいーProject, ローカル, 三大くんち, 九州, 伝統, 伝統的祭り, 佐賀県知事, 唐津くんち, 地元愛, 地方, 展示館, 山車, 日本復活, 時間愛, 曳山, 消防団組織, 火消し役, 祭り, 装束, 鄙, 陶磁器
Posted in 企望を「までい」具現へ, 祈望から企望へ
目次を見る