kazuo kawasaki's official blog

Posts Tagged ‘効能’


『やわらかい美しさのあるノート』


   


     6月 25th, 2015  Posted 12:00 AM

文具の基本は、ノートとペン。
人間のやや大げさに言えば、知的活動の根本ツールは、
ノートとペンに集約されます。
おそらくノートといえば、小学生の頃から大人になっても
知的活動を支える大事なモノです。
しかもこれほど安価であっても、
毎年その進化は目を離すことができません。
今年もいくつかのノミネートされたノート類を触って見て、
私はデザインの要である問題解決を成し遂げて、
なおかつ性能性・効能性・機能性を美しくまとめた商品として、
大手ノートメーカーなればこその解答商品は、
「やわらかいリング」で、
これまでの金属製リングの不満点を全て解決した、
このノートをデザイン部門賞にしました。
審査委員全員が納得できた美しいノートでした。
柔らかいD型リングが、
これまで当たり前だと思っていた金属丸形リングの欠点=問題点を解決し、
提示してもらえたことこそ、デザイン成果に他なりません。
デザイン部門なのか、機能部門なのかといえば、
この商品は当然、
品質やノート性能、存在感では、機能性はマスターしています。
それ以上にこのノートの佇まいには美しさが柔らかく存在しています。
おそらく、
このノートからの進展的な未来がイメージ出来ると判断可能だと、
私は思っています。
そして、このノートの柔らかな美しさに、
どのような鉛筆が、どのようなペンがふさわしいかということこそ、
ユーザーのセンスを決定させると考えます。
つまり、デザイン部門に求められている問題解決には、
この解答商品が、次世代のノート進化、
その想像性を拡大してくれるモノで無ければなりません。
そういう意味では、断トツの商品だったと思います。


目次を見る

『提案の背景に知見なしと言わざるをえない』


   


     6月 3rd, 2015  Posted 12:00 AM

かつて、iMacが発売のときに、
私は正直な批評をある雑誌に述べました。
100名中私だけが、「環境ホルモン問題を考えていない」と反対意見。
また、プラズマTVも、「近赤外線問題を指摘しました」。
そのたびに、私は世間から叩かれてきましたが、
結局は、その批判は正鵠を射てきたと思っています。
iMacのポリカーボネートは後にその素材は否定されて、
プラズマTVは技術未熟性で実際は工場での事故は隠蔽されたこともあり、
生産は完全に中止されてしまっています。
私のデザイナーとして、批評には正確を言い当ててきたと思います。
基本的にはまず自分が所有して使用してみない限り、
そのモノの批判はすべきではありません。
AppleWatchも購入して使ってみましたが、
腕時計の未来形を提案していることが実感できますが、
再度検分が必要だと私は使用して判断をしています。
最大の理由は二つあります。
まず、時計にある歴史的な形状では「トノー型」での内部実装であり、
これはブレゲが発明したトゥールビヨン的要因がまだ皆無なことです。
それは、稼働時間がやっと丸一日でしかなく、
機械式を超えていない性能デザインが出来ていません。
おそらく電子基板の関係で円形にする困難さをAppleこそ打ち破り、
熱発生の問題解消を遂げてほしいメーカーだと考えますが、
ディレクションはジョッブス氏でなければ不可能なことが明らかです。
おそらく時計機能を情報システムしていく見識が無いと評価します。
時計ベルトでのコスト表現は、デザイン認識が停止しています。
私はファッションとしてワイフとともに
それぞれがどのように使用するかを確かめています。
正直、情報化のコアはインターネットですが、
わが国の立ち後れはデザインが問題解決であることに無知鮮明です。
しかし、ジョッブス氏を失ったAppleWatchでも大惑いがあります。
使用していくことで、気づいていただきたいと思います。
そして、わが国はさらに鮮やかなコンテクスト見識ある、
性能性・効能性・機能性を問題解決のデザイン創出と実現だと確信します。


目次を見る

『ボールペンの進化がデジタル化に追いついていない』


   


     5月 21st, 2015  Posted 12:00 AM

家電メーカ・シャープは企業危機にあります。
教え子の将来を案じていますが、相談をしてくる教え子には、
私は必ず私なりの支援を惜しまないことを信念にしています。
あのシャープはそれこそ早川シャープペンシルから出発しています。
すでに日常筆記具の代表格といえば、ボールペンがありますが、
この技術進化は、シャープペンシルと万年筆インクの両面から、
それぞれの進化がありました。
私は講演時に、会場を暗くしますがそうすると講演メモが無理です。
私は叶うことなら、ボールペンでも照明付きボールペンは必須ですが、
実際、この進化は韓国では警官用深夜取締り文房具がありましたが、
フランスではもっと進化していて、照明とスタンガン(防御用)まで
それなりの進化と装備としての文房具がありました。
日本ではゲルインクどころか、消せるボールペンは大ヒットしています。
私にとってボールペンは収集物でもあり、それはモノの品格性です。
ホテルであるバトラーに私が認めるボールペンを差し出されたとき、
「これは●●ですね」と言ったら、明確に言われたのは二人目とか。
今、私にとって、メモすることもデジタルに繫がっている時代です。
それはメモとして書き付けたことを即、研究室やワイフに転送する、
その可能性がファッション性とも一致した効能性が必要です。
そういう意味では、確かに消せるボールペン、重力回避、暗闇使用、
こうしたことの性能までが、将来を招き入れるボールペンは皆無です。
日本の文具・筆記具製品開発の技術はなんとしてもここまでを
私は要求しています。
そういえば、筆記具のブランドメーカで日本人デザイナーの作品は
欧州のマニアには最低の評価を受けていました。
その有名ブランドメーカーにも、デジタルへの連鎖性は欠落し、
結局は未来が見えない同志では、筆記具の未来は創れません。
あるデジタルペンメーカーに尋ねられたとき、
私はこの技術なら、もっとここまで出来るとサービスしましたが、
そのメーカーには、未来の筆記具、ボールペン以上が不明だったのです。


目次を見る

『対決が明白なTVドラマの効能性の評価』


   


     1月 20th, 2015  Posted 12:21 AM

私はTV大好き人間です。
だから番組改編ともなると、全ての番組を観ずにはいられません。
すでにTVというマスコミの形式は破綻を始めています。
これは情報社会、マスコミ論として別稿しなければなりません。
したがって、TV番組の形式と内容は、視聴率という評価軸で、
その存在性が、時代的に問われる事態になっていると思います。
「能書き」という会話ことばがありますが、これは性能説明のことです。
一般的には薬の効能、薬の効き具合を説明書きされたことです。
私は、デザインは機能的とか、機能的だからデザインという論述は
きわめて曖昧であり、それゆえにデザインの理解は大誤解を招く、
このことをずーっと主張してきました。
そこで、今回とても明確なこのTVドラマ対決は、
ドラマの効能性そのものの評価に連動していると思っています。
同時刻に、一方は夫であり一方は妻を主人公にした番組です。
肖像権上、ブログであっても男優や女優の写真は控えましたが、
ドラマタイトルのロゴは著作権表示で借用しています。
こうしたドラマは、すでにタイトルで一つの決着が決まっています。
夫の形容はすでに「ダメな」と言い、妻の形容は○○ゆえに、
視聴者の想像力に任せた○○が勝っています。
つまり、タイトルが効能性を表現し、ドラマ内容は脚本と、
画面構成デザインで視聴率の勝負はついてしまっているようです。
TVドラマには、その番組物語には機能性はありません。
問われているのは効能性という、特に時代的で社会性での存在です。
もし性能性を語るとするならそれは対決するTV局の能力差異性です。
翻って、デザインの効能性と性能性もこのドラマの対決存在から、
一つの大きなヒントを確認することができるのではと思います。
デザインは、性能性と効能性、その能力が機能性だと、
私は定義することができると考えています。


目次を見る

『カラスはすでに見抜いている、らしい?』


   


     12月 22nd, 2014  Posted 12:00 AM

「H2Oセルロース©」と名辞した液状化防止素材は、
この8月、広島県の土砂災害では実証検証がかない、その直後、
御嶽山の火山灰回収でも国土交通省大臣官房室で認可を得られました。
以後、除染材としての可能性を私は3通り、その予想をしています。
そこで、福島県の除染必要地帯での実験に入ってもらっています。
「H2Oセルロース」は、今後の新たな新素材として、
私は大きな期待ができることを今、四つの方向で考えています。
 ● この素材の大量生産システムの機器や装置開発
 ● まずは、セシウム結合素材化
 ● 感染症の消毒用、医薬元素結合化
 ● 太陽光発電のための電源素材結合化
もし、これらがわが国から生産することができれば、
2030年までの地球環境の改善には最適な新素材であるばかりか、
これまで、ペーパーレスと言われながらも、実際は大量な紙消費を
確実にリサイクル性を完備することが可能になるデザイン戦略です。
ともかく、福島の除染必要現地で実験をしてもらいました。
私はその報告で、一喜一憂しながら、
「H2Oセルロース」のこれからの可能性にデザイナーとして、
さらに大きな期待感を持っています。
元素結合による、性能の拡大・効能性としての地球保全は確実です。
そして、機能性拡大が、デザインテーマになっています。
実験現場には、東北の秋、その景観には柿が大量に実っています。
多分渋柿でしょうが、それは干し柿にすればとてもおいしい秋の幸。
そして、こうした柿は、カラスの大好物ですが、
一匹もカラスは、この柿を獲らない食べないらしいのです。
彼らは、この柿がすでに汚染されていることを見抜いているらしい。
自然界は、危険な食材には決して、本能?かも知れませんが、
カラスは知り尽くしてしまったのでしょう。
新たな元素結合で、まずはセシウム結合での除染どころか、
消染素材までをめざしたいと考えています。

『広島被災地に「パウダースマイル」を!』
「二歳児がiPhoneを直感で使いこなす!だから私たちの義務」
『新素材デザイン=「固丸くん」の商品展開は制度設計が必務』


目次を見る

11月07日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     11月 7th, 2014  Posted 12:00 AM

11月07日 壬午(大安)

私は40余年、
デザインとデコレーションの違いを
いつも語ってきたと思う。

最大の理由は、
「デザインは機能だよね」という、
この発言を苦々しく思ってきたことだ。

デザインは問題解決の、その実務であり、
性能
効能を語って、
それから
機能である。

「機能論」はギリシアの哲学論、
その時代から語られている。

最近は、簡単に機能と言ったら、
確実に、私の喧嘩相手である。

川崎和男「喧嘩道」


目次を見る

『デザインというスタイリングの二種類』


   


     10月 21st, 2013  Posted 12:00 AM

「デザイン」という一般化された言葉が引きずっていること。
私は大きくは「問題解決」と「スタイリング」と分別しています。
しかし、普遍的な理解は「スタイリング」に留まらず、
ほとんどは「デコレーション」です。
これには歴史的に「デザイン」というアングロサクソン系語まで、
この歴史性がピッタリと張り付いているからです。
私はデザインにはこの二つを大きく抱擁してしまう力がある、
したがって、この二つについても、さらに深い分別が必要です。
それは、「スタイリング」と「デコレーション」です。
その実例に動物の置物をあげてみます。
明らかに、一方はリアルな豹であり、
もう一方は、モダンデザインという範疇での象です。
このモダンデザインには、象をデフォルメしたスタイリング。
しかし、豹は写実性をもってリアルなデザインと言えます。
モダンデザインの象は、単なる置物を超えたスツール性能があり、
これをデザインの機能性というのは誤謬があります。
私が、この40余年「デザイン」=問題解決であり、
性能・効能・機能と明確に言い分けてきたのには理由があります。
なんといっても、ミニチュアサイズ化されたリアルな豹は、
インテリアのデコレーションでしかありません。
したがって、性能も効能も機能もありませんから、
これはデザインではなくて、明らかにデコレーションです。
インテリアデコレーターとインテリアデザイナーには、
この使い分けが必要だと念を押しておきます。
少なからず、読者諸兄には「デザイナー」という職能を
論理的に、またその職能としても歴然としていただきたいのです。
したがって、わが国の企業論理に、「デザイン」を、
未だに、デコレーション・スタイリングで理解し理念化、
このような企業には「モノづくり」とは、
元来「問題解決」・「難問解決」の知性はありません。
最近、私は、「芸術の知性」と「科学の感性」と言っています。
私は生涯かかってこの論理をつきつめたいと考えています。


目次を見る

「審査会=日本文具大賞からスタート」


   


     5月 29th, 2013  Posted 12:00 AM

もうこの審査委員長になってから、
あらためて文房具には、ことさら、毎年審査(27日)と同時に、
「日本の文具」とその世界戦略には熟考と観察をしています。
日本人の肌理細かさが最も反映した商品アイテムだと思います。
さらに、きわめて日常的なモノであると同時に、
衝動買いの対象であり、時代観と世代格差が明確なモノです。
この審査に関わって以来、
当然ながら、この展示会は常に世界的なホスト国として、
わが国が文房具を最もリードする国でありたいと思っています。
毎年毎年、20%づつ応募点数が増え続け、
この発表は、有明の東京ビックサイトではアジアの中心国でなく、
国際的な先進国家であることを狙ってきました。
方針は、次のようなことを考えてきました。
● 常に文房具界では大手の商品については、
大手の力量を見据えます。
● すでに他アイテム主力メーカーが、
この領域に入ってきたときには、
主力商品の力が文房具にも反映されているだろうか、です。
● 小さなメーカーでまだ無名と思われるメーカーは、
入賞することで、
新しいメーカー誕生をさらに告知させることです。

基本は、文房具の基本である書くとか記録する、
また伝える道具性については、生産性とか日常的な嗜好性を
しっかりと読みとります。
最近では、途上国の単なる労働力に頼ったり、
「出せば売れるモノ」には、日本製か、メーカーの信頼性を
もう一度確認します。
いずれ、入賞賞品は各メーカーに伝えられますが、
グランプリは、展示会場のメインイベントにします。
そして、最も重要なことは、
メーカーの姿勢=理念性の発揮度合いです。
この展示会は、少なからず、わが国の「文具表現」、
特に、機能性に込められた性能や効能、
デザイン性を支えている、デザインの本質と時代の共時観です。
是非とも、この展示会と「文具大賞」は、
様々なメディアでも取り上げられて、
日本ブームが世界を誘発するでしょう。
必ず、「文具のあるべき本質性」を反映させますから、
充分にご期待下さい。


目次を見る

「誤解されたデザイン=デザインは意匠とともに問題解決」


   


     2月 28th, 2013  Posted 12:00 AM

60歳還暦から徐々に自分の「命」を考え始めました。
多分、亡父もそうだったのだろうと想像します。
64歳になって阪大も退官となると、
自分の「命とデザイン職能」を随分と考えるようになりました。
まだまだ語り尽くさなければならない「デザイン」があります。
そういう意味では、私は大変に幸運でした。
なぜなら、日本の工業デザイン、
その出発点を際立たせた製品を選びぬくと「五つの製品」があります。
画面の製品すべてがその代表作だと言えるでしょう。
この五つの製品が「日本のデザイン」を決定づけてきたものと考えます。
そして、この五つの製品それぞれのデザイナーは、
全ての人が私のデザイン・デザイナーとしての師匠たちです。
醤油ビンは栄久庵先生、毎日デザイン賞で推薦文をいただき、
いくつかのデザイン講演をご一緒しました。
電気釜は、東芝時代の部長・岩田先生であり、いつも私は怒鳴られれば
喧嘩を望みながらもかわいがっていただきました。
柳先生のバタフライスツールは
美大時代・東芝時代・フリーランスになっても先生でした。
平野先生のファイルシステムは今もなお超ロング製品であり、
19歳から徹底的にデザイン発想・表現・伝達を鍛えられて、
今でも先生には阪大退官での最終講義にも来ていただけます。
スバルデザインの佐々木先生には、美大時代の非常勤先生であり、
一時の日本デザイン界トップはすべてが先生の弟子たちでした。
この5人の先生方と会話し、
デザイナーとしては、沢山の先生方に教わってこそ、
現在の私が「生きぬいていく」ことになりました。
阪大退官を目前にして、
「伝え残していること」が沢山あることになっています。
幸いにも私は、日本のデザイン界スタートの代表作とともに、
そのデザイナー先輩全てに教わることができました。
そして、全ての先生方から教わったのは、
「デザインといえば意匠=かたち造形の専門家」という
意識や風潮や認識ではなかったことです。
常に、哲学であり、理念であり、思考結果の意匠であっても、
「根本は問題解決の実務」そのものだったことです。
私は、デザイン=機能とは決して思っていません。
デザインは問題解決に造形が寄り添い、
性能・効能・機能の造形言語と、
形態言語の表現性と意味性だということです。
結局、日本人として、デザイナー命として、
モノのわび・さび・幽玄まで、
問題解決の「言語化」ができるかだと思い続けています。


目次を見る

「図形・『三角形』の性質から性能」


   


     1月 24th, 2013  Posted 12:00 AM

「機能的なことがデザイン」とか、
「機能美の追求がデザイン」とよく言われます。
40年デザイナーでいる私の結論は、
機能とデザインの関係は、
デザインの本質の一部でしかないということです。
グッドデザインに関する「祝祭のあとに」という私の論文*で、
「性能・機能・効能」の構造論を述べていますが、
端的に表現すると、基本図形である「三角形」を事例にすれば、
三角形には、図形でしかないにも関わらず、
三角形には様々な「性質」が備わっています。
三点が三辺で結びつけられているだけの「かたち」ですが、
この「かたち」をシンボルにするだけで、様々な意味を与えたり、
意味されていることが人類はいっぱい蓄積してきました。
最も論理的に三角形の「性質」は、
数学や幾何学で、公理としてまとめられています。
それらは数学・幾何学に任せておき、
その性質を運用することで、
三角形の「性能」を産み出すことが可能です。
私は、特に、丸・三角・四角を自分の造形要素として
徹底的に利用してきました。
だから、ブルーノ・ムナーリは、丸・三角・四角、
それぞれの性質をデザイン、あるいは造形として語っていますが、
私なりの図形の「性質」から「性能」を書き残そうと考えています。
それは、三角形を描くだけで、
「発想」をより強化する手法があるということです。
これまで、大学では勿論ですが、
企業研修での「発想法」として紹介してきました。
今、流行しているマインド・マップは
私は全くつまらない発想法だと思っています。
むしろ、図形、丸・三角・四角という「かたち」に「ことば」を乗せれば、
それが、丸・三角・四角の「性質」を
視覚的にシンボルとして認識することが可能です。
このシンボル化がそのまま「性能」を持つということになります。
そして、この「性能」あるシンボルが、
何らかの働きや刺激を与えることが「機能」です。
そして、性能が機能を果たすことで、
「効能」という社会的な存在意味が生まれてくるということです。
ちなみに、三角形を配置するパターンはいくつあるでしょうか?
ずばり、四種類です。
ということは、「三角形には基本的に4つの性能がある」ということです。


「2003年度グットデザイン賞 審査総評
    After Celebration – What as Demonstration is a Good Design
    祝祭のあとにー論証としての何がグットデザインであるのか」
(『グットデザインアワード・イヤーブック GOOD DESIGN 2003 2004』、
      日本産業デザイン振興会、2004年1月、4-9 ページ)


目次を見る