10月 30th, 2016 Posted 12:00 AM
来年2017年で、車イス生活40年になります。
したがって、歩いていたこと、スキー、ロッククライミング、
少林寺拳法、遠泳、飛び込みなどに懸命な自分、
これを知る人は美大時代から社会人での28歳までのことでした。
「絶対に車イスのデザインはしない!」と思っていましたが、
銀座のショーウィンドウに映った自分を見てその気持ちは変わりました。
「お母さん、なんであの人はあんなのに乗ってるの?」
「・・・ちゃんも、悪いことをすると、乗るのよ」
・!・・(なんでだ?)、この身体を切り裂かれたような差別衝撃で、
自分は「車イスのデザイン」に取り組むことになりました。
そういえば、この10年におよぶブログで、「車イスデザイン」について、
デザインプロセスは一度も書いたことがありません。
企画書タイトル・プロスペクタスは「哀しみにデザイン」でした。
車イス名は「CARNA」=生活を護る女神でした。
その最初のデザインゴールモデルが、この写真でした。
「走行性能」+「身体保持性能」での最軽量化をめざしました。
三つのデザイン・デザイナー知識獲得を自分に課しました。
● イスの歴史とその性能と機能をもう一度学ぶこと
● 車イスの歴史・車イス効能を徹底的に知り尽くすこと
● 自分使用であること=一人称デザインにこだわること
この三つを、「哀しみ」に向けて、デザインでの「問題解決」でした。
軽量化は6kgであることと新素材の追求でした。
しかし、丁度、体を壊して福井にもどり、デザイナーとしては、
伝統工芸産地に飛び込んでいました、当然、収入はゼロでした。
まして、そのデザインに夢中であり、コンピュータの登場が始まっていました。
「哀しみにデザイン」は伝統工芸とコンピュータに挟まれたデザインでした。
* 『車イスデザインに取り組み、今や、電動車椅子と制度改革』
* 『歩けた頃=スキーに夢中だった時の写真が届いた』
* 『「岳人」が教科書だった時代を思い出す』
* 「やっぱり、なぜこれほど落ち着くのだろう」
* 「誤謬へのシンボライゼーションプロトタイプ」
Tags: CARNA, イス, イスの歴史, ゴールモデル, コンピュータ, スキー, ゼロ, デザインゴール, デザインプロセス, ブログ, ロッククライミング, 一人称デザイン, 伝統工芸, 伝統工芸産地, 倚子, 効能, 収入, 哀しみ, 問題解決, 少林寺拳法, 差別, 性能, 最軽量化, 椅子, 機能, 歴史, 生活を護る女神, 知識獲得, 社会人, 美大時代, 自分使用, 衝撃, 走行性能, 身体保持性能, 車イス, 車イスデザイン28歳, 軽量化, 遠泳, 飛び込み
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9月 22nd, 2016 Posted 12:00 AM
イスや壁掛け時計一つで、
建築空間は一辺に空間の質を変えてしまいます。
さらに音響で空間の質量を自在に変更することが可能です。
工業デザイナーは、空間を建築家よりモノで自在に出来る職能です。
自分もいくつかのイスを自分デザインしてきましたが、
まだ、とても代表作にはなりませんから、大きなテーマです。
現在新素材で、これを乗り越えたい、というモノデザインをしています。
かつて、名古屋市立大学芸術工学部の新設時に、
「イス達」を集めようとなり、とんでもない費用要求にはさすがに、
名古屋市に駄目出しされました。それでも歴史的なイスは多少あります。
このスーパーレッジェーラは、シェーカー教徒のイスの影響があります。
軽量さ抜群なれど、イス性能での無謀さがありますが、
イス効能としては歴史的な名作になっています。
だから、イス機能の判断は難しいところだと思っていますが、
イスデザインは、一つのテキストであり、イスのコンテクストはあります。
名古屋時代に買い求め、シートが壊れて修理は待ちぼうけでしたが、
生き返りました。
すでに人間工学からのイス設計は終焉し、シーティングエンジニアリングが
これからのイス設計、イスデザインに進化すると判断しています。
「ジェネリックプロダクト」は駄目、まして盗作などはデザイン倫理を破壊、
これは俄然、許せません。
* 『歴史的作品からの刺激をどう受け止めるか』
* 『モダンデザイン源流を自分デザインにしてはならない!』
* 『ジェネリックプロダクトの盗用悪用が始まっている』
* 『「時計」はデザイン対象、デザイン力量が試されている』
* 『HUSATとしての「シーティングエンジニアリング」』
Tags: イス, コンテクスト, シーティングエンジニアリング, シート, シェーカー教徒, ジェネリックプロダクト, スーパーレジエラ, テーマ, テキスト, デザイン倫理, モノ, 人間工学, 代表作, 修理, 判断, 効能, 名作, 名古屋市立大学, 名古屋市立大学芸術工学部, 壁掛け時計, 工業デザイナー, 建築家, 建築空間, 性能, 新素材, 新設, 機能, 歴史的, 無謀, 盗作, 破壊, 空間, 終焉, 職能, 自在, 芸術工学部, 費用, 質, 質量, 軽量さ, 進化, 音響, 駄目
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5月 1st, 2016 Posted 12:00 AM
28歳時に交通被災、車イス使用者として生きてきました。
車イスそのものを自分でデザインしました。
しかしこのブログでは一度もそのことを書いたことはありません。
もう最近は電動車イスでの移動の身体になりました。
しかも、身体には加齢もあるのか体型変化が起こってきています。
幸いに美大時代の同級生M氏は
シーティングエンジニアとしても高名であり、
彼から早く直すべきと忠告されていました。
確かに体型の変形は内臓にも影響を与えている実感があります。
そこで、彼は身体障害者向けの様々な製品開発や商品化もしていて、
その事業での「でく工房」社長T女史まで測定支援してもらいました。
いつか電動車イスは二人で組まないと素人判断のモノが出てきています。
私の体型診断と測定、
身体保持シートの再設計のために来学してくれました。
とてもいい機会なので、医学系研究科の教授や他大学の教授、
そして学生にすでに「座る」という行為の時代遅れの人間工学から
シーティングエンジニアリングのワークショップになりました。
なぜ、人間は二足歩行で、「座る」という行為の世界的なイスの系譜から
私がモデルになって体型変形の矯正方法や車イスがどうあるべきかを
もはや使えない人間工学を超えたシーティングエンジニアリングを
新たな研究ターゲット発見課題などを私の研究室で行いました。
そして、
今や間違いだらけの電動車イスの欠点から二人の狙いを語りあいました。
彼を私の講座の特別研究員にすることにしました。
*「音を求めて『闇『歴史的作品からの刺激をどう受け止めるか』
*『誤謬へのシンボライゼーションプロトタイプ』
*『「闇に座す」=土・立、修辞学的な造形の込めた願い』
*「デザインは『付加』するものではないということ・2」
*「関西海事教育アライアンス・6年目の演習課題プレゼン」
Tags: 坐, 28歳, M氏, T女史, イス, エンジニアリング, シーティング, シーティングエンジニア, シーティングエンジニアリング, ターゲット, でく工房, デザイン, ブログ, モデル, モノ, ワークショップ, 世界的, 事業, 二人, 二足歩行, 交通被災, 人間, 人間工学, 他大学, 体型, 体型変化, 体型変形, 体型診断, 使用者, 倚子, 内蔵, 再設計, 判断, 加齢, 医学系研究科, 同級生, 商品化, 変形, 学生, 実感, 座る, 影響, 忠告, 教授, 方法, 時代遅れ, 来学, 機会, 欠点, 測定, 測定支援, 特別研究員, 発見, 矯正, 研究, 研究室, 移動, 系譜, 素人, 美大時代, 行為, 製品開発, 課題, 講座, 身体, 身体保持シート, 身体障害者, 車イス, 車椅子, 間違い, 電動, 電動車イス, 電動車椅子, 高名
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11月 15th, 2014 Posted 12:00 AM
すでに100年前の作品、イスとテーブルです。
これは中国製のいい加減なモノではなくて、正式なレプリカを
自宅の重要なイスとテーブルとして使っています。
おそらく、このRed & Blueから、デザインを学んでいないとしたら、
あるいは、このイスとテーブルについて、語り尽くせないならば、
私はデザイナーとして認めることはできません。
このイスの現物はMoMAで見たことがあります。
おそらく、このイスやテーブルが出現した当時、一般からの賛同は
果たしてあったのだろうかと思います。
無論、デザイナー名もそして、彼が残していった邸宅は、今では、
世界遺産になって残っていると聞きます。
彼がどのような芸術運動から多大な影響を受け、その結果として、
結局は、その運動=デ・ステイルの代表作にまでなったわけです。
おそらくほとんどのデザイン系大学では、この作品検討は、
講義され実習されていると思いますが私は講義したことありません。
理由は簡単です。
これは、レプリカ実寸や様々な角度から体験すべきモノだと思います。
もし、このモノについて語るとするなら、ポイントは三つあります。
まず、この作品背景になった芸術運動すべての表現の物語。
実作の寸法や構造についての詳細な解説とその動機です。
そして、最も大事なことは、イスよりもテーブルです。
テーブルは見つめても分からないでしょうが、この構造を知れば、
デザイン、その造形的な設計の見事さをどうやって、
自分の発想に持ち込めるかということです。
少なからずこのイスとテーブルについて工学的な講義は皆無でしょう。
私は、この点が日本の工学には美学的な設計意志の大欠落を見ます。
このイスって本当に美しい、と言った時に、
わからない、と答が戻ってきたなら、教えますが、
根本的に、美学性のセンス零だと明言することができます。
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10月 30th, 2012 Posted 10:54 PM
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9月 9th, 2012 Posted 9:30 AM
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9月 8th, 2012 Posted 9:30 AM
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6月 26th, 2012 Posted 12:00 AM
全く自慢出来ませんが、
食べ物の「好き嫌い」について私はダントツです。
トマト、あれは人間が食べる物ではありません。
動物の餌ですって、断言できます。
そして、極めて好きな食べ物は偏食しています。
カレーライス・焼きめし・カツ丼・スパゲッティ・オムライス、
そしてハンバーグ・焼きそばです。
これが私の定食として十分だと言ってもいいでしょう。
ICD=埋込み除細動器を入れてからですが、
甲殻類アレルギーになり、蟹は食べられません。
が、薬で防備して食べられることを昨年発見しました。
駅弁といえば、これもインプリンティングされたのでしょう。
崎陽軒のシウマイ弁当で十分です。
これは、美大卒後、インハウスデザイナーになって、
駐在していた磯子の音響工場(現・東芝生産技術センター)から、
当時は銀座の阪急ビル7Fの意匠部(現・デザインセンター)へ
横浜駅から、
あえて横須賀線の一等車(無賃乗車でも絶対見つからない)で、
昼食として大好きになった弁当でした。
だから、今もなつかしく新幹線で必ず食べるのです。
しかし、この弁当は確実に時代の経済状況が反映しています。
つまり、シウマイの大きさやその他のおかずも、
絶対に変化していると思います。
それでも大好きです。
ふるさと福井から帰阪するときは、必ず、「ソースカツ丼」です。
最近は、ワイフから炭水化物を制限されています。
食べ物の「好き嫌い」は絶対に直すつもりはありません。
無論、フレンチもイタリアンも中華もそれなりに極上品には、
食欲はそそられますが、
私のインプリンティングされた私の「定食」でもう十分です。
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2月 22nd, 2012 Posted 12:00 AM
デザインという手法は、言葉を持つことができます。
それは単なる造形言語、
あるいは記号論的な意味性という小難しいことではなく、
単純明快な比喩です。
これはその一つの商品にまでした作品です。
日本ではそれなりに商品になりましたが、
海外では大きな評価を受けました。
80年代、New Yorkのブルックリンは治安が悪く、
その再開発計画で、国際家具センターが新設されました。
世界中の家具取引をセンター規模でというきっかけを創った最初でした。
そのオープニングで、世界中から400点のイスが選抜されました。
日本からは、たった5点しか選ばれませんでした。
私のこのイスも選ばれ、
最終的にはグランプリ候補5点に入りましたが、
親友のイスがグランプリになりました。
このイスのテーマは「休息」でした。
休息の無い人、それは兵士です。
だから、まず兵士は迷彩服の戦闘着を脱ぎ捨てること、
そして、大砲や銃身をグニャリと曲げてしまうこと、
背もたれがその砲筒を曲げたことを比喩しています。
したがって、裸になった兵士と戦闘不能ゆえ、
兵士に休息があるということは「平和」に繋がるのです。
「譬」表現のメディア化を試みたイスです。
「平和」表現するポスターと
同等のインダストリアルデザインをめざしました。
そして、日本の座布団を積み重ねた形態です。
「TON TON」という商品名でした。
イスは、その造形によって物語りを用意すれば、
まさしく、比喩、直喩、換喩、隠喩によって
象徴的なメディアにすることができます。
次世代デザイナーに試みて欲しいことです。
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5月 1st, 2010 Posted 9:00 AM
Tags: イス, 一脚, 再生装置, 存在, 川崎和男のデザイン金言, 建築空間, 消去, 消滅, 空間, 関係, 音楽, 音響製品
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