10月 11th, 2013 Posted 12:00 AM
年1回、客員教授として多摩美術大学で特別講義をしました。
昨年、これからのデザイナーの役割として、
形態デザイン=造形言語と形態言語についての講義のまとめで、
これからのデザイナーは、問題解決・難問解決を造形でという、
そんな講義後に「制度設計」に関わるまでの入り口を話しました。
多摩美術大学は、特にプロダクトデザインでは、
国内一の就職を上げているだけに、学生の目に輝きがあります。
入学意欲も、「デザイナーになる!」という意欲がありますから、
スタジオに行っても、また作品もカーデザインや、
レーザーカットでのモデル製作には学生の懸命さが分かります。
大阪大学にいますが、人生の職能観が定まっていることでは、
偏差値が高いということが、必ずしも、将来を決定はしません。
入学前に入試準備でのデッサン力を鍛錬しなければ、
デザイナーを職能にはできません。
それだけに、今度は偏差値の高い大学のカリキュラムは、絶対に、
変更しなければいけないと大学人になってからは、
さらに文系・理系ではない、デザイン系大学入試で、
すでに、自己才能を決定づけるこうした大学選抜を、
特に、旧帝大系は学ぶべきだと主張してきました。
反対に、デザイン系学生はもっと偏差値自体も高くすべきです。
こうした点では、韓国のKAIST=韓国科学院レベル大学が必要です。
そんな考え方から、「制度設計」をデザイン界が出来ること、
これが私の現国内デザイン系大学に伝えたいことです。
昨日は、稲田国務大臣にデザイナーとして「ある制度設計」を、
提案として提示しました。
iOFT=国際メガネ展での審査委員長は親友の多摩美大教授W氏です。
昨日は、ベストドレッサー賞授賞した大臣に彼を紹介しました。
そして、特別講義の担当教授は金沢美大後輩N氏がやっています。
私は、「制度設計」まで出来るデザイナーを育成したい、
そんな気持ちで、現在のデザイン作品から南海トラフ対策など、
形態設計と制度設計の実例を紹介しました。
本当は、昨日、大臣提案を見せたいほどですが、
特に、次・次代プロダクトデザイナーを育てたいと考えています。
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7月 9th, 2013 Posted 12:00 AM
恩師・平野拓夫元金沢美大学長が創立された審査委員になって、
海事関連に詳しくなりました。
そして、知ったことは大学に練習船があるということでした。
現・海洋大学(東京商船大+東京水産大)の帆船は有名でしたが、
三重大学の練習船もこの審査に出てきてやはり授賞しました。
そして今年は、鹿児島大学からの練習船はこれからの船舶、
その手本船舶になるような造船が施されていました。
かつては海洋・船舶まして水産となれば男専用イメージでしたが、
この船は「女性の船舶での行動など」については手本でした。
名前はずばり「鹿児島大学附属練習船・かごしま」そのままです。
水産学部ならではのこと、それは新しい水産業=漁撈の開発です。
大学の基本的な役割その象徴がモノになっていると判断します。
船舶はすでに電気推進での定速時運転性能の完備から、
船内の振動や騒音は制御されて静粛性と居住性の向上を基本。
特に、水中放射雑音性の抑制や環境負荷などは、
難しいことはさておいてもこれからの船舶のあり方がありました。
そして、漁撈の開発は、研究と教育の基盤のまとまりです。
これからの水産漁撈から、そのための観測・情報システムが完備。
私にとっては水産学部長からのプレゼンに感動しました。
正直、まず知らなかった世界、その未来を感じ取れました。
そして電気推進のマネージメントから高度なLAN計画が、
教員と学生、特に女子学生への配慮などは、
さすがわが国=海洋国家をすべからくを象徴していました。
私は、質問をしました。
それは、最近の学生たちの海事関係や水産関係への興味でした。
わが国の大学進学率は少子化もあって大問題になりつつあります。
また、私自身、「海洋デザイン論」で学生達が、
海上よりも陸上業務に関心を持っていることでした。
しかし、鹿児島大学には水産学部志望者がいることや、
女子学生の希望が増えていることでした。
また、国内に限らず、海外留学生や海外への教育をこの船舶で、
さらに拡大するという話は、日本だからこそを実現しています。
私は、三重大学の練習船も優れていましたが、
鹿児島大学はさらに練習船を進化させていることを、
もっともっと日本人は知るべきだと思った次第です。
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7月 3rd, 2013 Posted 12:00 AM
ヘリコプター大好き人間にとって、
この玩具に過ぎないモノには、人間との関係が仕組まれています。
これまで、スタッフや学生から誕生プレゼントで、
リモートコントロールのヘリコプターの素晴らしいモノなども、
プレゼントされてきましたが、
とても優雅で、おそらく、これが飛ぶ、それだけで充分であり、
デスク周りにディスプレーされながらも、
必ずいつかは飛ばす、と意気込んでいました。
この玩具がTVで紹介されると気になって仕方がありませんでした。
ほとんど仕事の連続でしたが、思い切って充電して、
飛ばしてみました。この私がドキドキします。
もういきなり飛び上がると天井にぶつかり、急激落下です。
回転翼の速さは驚くほどでした。
ともかく、部屋中にぶち当たり、
戻そうとすれば私に攻撃してくるなど、今度は怖いほどです。
5000円未満ですから、大変な企業努力があったのでしょう。
この緻密で精微なモノづくりに感心します。
デザインはといえば、玩具性であれば納得できます。
何度か、写真撮影をワイフに頼みましたが、
パイロットの操作性がただドキドキしていて、
無性にコントローラーの指に力が籠もっているだけでした。
したがって、©amazon.co.jpそのままの写真を載せました。
手の中に入ってしまいますが、動きの鋭さはビックリモノでした。
モスキート、ずばり、「蚊のような動き」です。
しみじみと見るとこれが日本製であり日本だから出来た製品です。
そんな時、友人デザイナーのシリコン製教具が中国でまたもや、
模倣されたという連絡がありました。
おそらく、素材は怪しげなモノに違いないでしょう。
Facebookコラムですぐにシェアしました。
他国の国旗を焼く国民の国家と共存し共時がもとめられます。
そんな時代にあっても、私たちは知性的に対応するのです。
だからこそ、このような玩具技術が生まれるのです。
私は、やがてこの玩具が実際の交通機器になるだろうと思います。
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5月 14th, 2013 Posted 12:00 AM
日本で美術全集を企画すると、必ずこの人から始まるらしいのです。
それはピエール=オーギュスト・ルノワールです。
日本人好みの極みでしょう。
そして、きっと、この画家を知る人はほとんどいないでしょう。
昔、親友の有名なグラフィックデザイナーから、
「お前の好きな画家は?」って尋ねられて、
彼の名前を出したら、
エーッって、凄く驚き、
「彼を知っている日本人は二人目、しかも二人ともプロだった」、
と言われたことがあります。
「彼の絵、買っておけば・・・」と言われました。
しかしとても高名過ぎて買えるようなモノではありませんでした。
私が生まれて、もうこれほど身震いをして眼差しを知った絵でした。
彼の絵画が私の身体をぶるぶる震わせるほどのモノでした。
ちょうどそのとき私は入院していて、妹が東京で学生でしたから、
彼女に彼の展覧会でのカタログを頼みました。
それ以後、フランスでは彼の作品集だけを探して、
私の大事な収集作品集になっています。
今年の3月に、5年ぶりにパリに出かけて、
また彼の作品集を買い求めました。
帰国後、これまでなかなか落ち着いて作品集を見れませんでした。
ようやく私の傍らにおいてゆっくり読み、見たいと思います。
これまで、私の「色彩論」はほとんど彼の絵画を使ってきました。
無論、私のパソコンの壁紙は彼の作品です。
ただ、私が絵画で選ぶ人は早死するか自死しています。
結局、画家という職能は、主観性で生きているだけに、
デザイナーが客観性で作品を仕上げるのとではまるで異なります。
画家であって自分の作品を追い求め過ぎると、
結局は寿命を自分で結果を出してしまうことが悲しいです。
しかし、彼の作品は、
たとえばパブロ・ピカソが現代絵画を進化させた代表だとすれば、
彼は、絵画の具象性と抽象性を見事に融合させた唯一でしょう。
彼を著名にした作品には「サッカー競技」がありますが、
その作品の色使いには、
現代のサッカーの興奮度を確実に予測していた色彩、
その対比で、競技場と観覧席を描きわけたものがあります。
この画家の名前は、
Nicolas de Staël=「ニコラ・ド・スタール」です。
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4月 20th, 2013 Posted 12:00 AM
正直、子どもの頃に「手書きでの日本語書き」は鍛えられました。
とても父に感謝しています。
手書きの文字は、今流行の「美文字」だと自負しています。
もちろん、毛筆での文字書きも大好きです。
あえて、今回は時折、メールでなくて手紙を書くことを写真に撮りました。
相手は、私が最も敬愛するクラフトデザイナーの小松誠氏です。
彼の作品はいつもハッとさせられる美しさがあります。
おそらく、
どんなテーブルであっても、彼の食器や特に花瓶を選んでいる人は、
最高に美しさを見極めた人物だと思っています。
彼も私同様に、大学人を退任と同時に「作品集」を出版されました。
食い入るように彼の作品を見て、欲しいモノをいくつか見つけました。
そこで、彼には手紙を書きました。
彼なら、細字が良いと思いました。
毛筆ではないだろうとか迷いもありましたが、
この迷いも手紙への楽しみです。
さて、長らく大学人をしてきて、
日本人は、文字書きがとても下手が圧倒的に多いと思います。
学生には、かなり厳しく「文字の書き方練習」を命じます。
だから、毛筆展などは、見つけると必ず見ることにしています。
ふるさと福井駅には、毎回、県民の「書」が展示されていて、
ソースカツ丼ともどもに楽しみのひとつです。
「書」という文化については、懸命に見極めの技と、
自分も書写したいものがいくつかあります。
したがって、この手紙を書く楽しみのための万年筆収集は、
とてもあきらめる気にはなれません。
すごい万年筆ではとても高額なモノがあります。
買える価格ではありませんが、高額な時計以上のモノもあります。
そろそろ万年筆収集は辞めようかとも思いますが、
そのペンで、「私自身の文字」を知りたいと思うのです。
かつて、ある高名なデザイナーの先生からいつも、
葉書をいただいていました。
無論、その葉書も毎回優れたデザインでしたが、
まだ読み取る力が備わっていなかったのでしょう。
その先生が突然に逝かれてしまわれたのです。
そのデザインされたポストカードと直筆の文字を失いました。
これは私にとって、なんたる不覚なことだったと今も思っています。
それだけに、私は、ポストカード、便せん、筆記具、毛筆は、
すべからく「私自身」だと思っています。
だからこそ、手書き文字は「私の身体」だとも確信するわけです。
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4月 19th, 2013 Posted 12:00 AM
色彩論は40余年前に美大で強力に仕込まれました。
しかし、本当に「色・色彩」を全身で感じられるようになったのは、
車倚子の身になり、ふるさと福井の自然・田畑・空の利休鼠色でした。
グリーンと言えば、まさに現代色であり、商売色になっていますから、
グリーンは、私にとって軽薄極まりない色彩です。
ところが、緑・碧・翠はまさに自然そのものと、
エメラルドや翡翠の冷感があります。
だから、
緑と金色の伝統的な日本の組み合わせはまったく身体化しています。
ふるさと福井でどれだけの緑で視力を鍛えたでしょう。
名古屋時代は、
自宅間近に隼人池周辺の四季の緑を眼底に焼き付けていました。
大阪では、大阪大学の吹田キャンパスは日本でも巨大であるばかりでなく、
様々な植物があり、その緑の季節変化は見逃すことができません。
この画像は阪大病院入り口の緑ですが、多様な緑があります。
この色覚えてほしい、とスタッフや学生に伝えることがあります。
私にとって、色彩は「色彩論」というデザインの基礎学問であるとともに、
私の眼前で、その色彩の詳細を常に気遣って見ている色です。
私の持ちものはブルー系ですが、
このブルーと緑は常に対比する一番の色かもしれません。
したがって、パソコンでの文章作成は、薄緑系に青色の文字です。
そういえば、パソコンメガネでブルー色反応が取りざたされ、
あたかもブルー低減レンズが最適とか言われていますが、
確かに、モニター再現色でのブルー色云々より大事なコトがあります。
それは「ドライアイ」を防止することが最も肝要だということです。
さて、私は8割はブルー系のネクタイですが、
緑系はたった1 本しかありません。
まったく私に緑系のネクタイやマフラーは似合いません。
これが60 年生きてきた緑と身体の関係かもしれません。
それだけに、あの利休鼠色は確実に「緑系」であると私は思っています。
私がワイフに最初にそろえたバックや小物は、
すべて緑からスタートさせました。
その理由?
それは私なりの目論見がありました。
女性にとってのバーキンでは緑系は本当に少ないのです。
そこに私の色の計算があるのです。
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4月 6th, 2013 Posted 12:00 AM
私の自宅は大阪市内の中央区にあります。
中央区というだけあって、
公共的な施設がいっぱいある・・・ようです。
なにしろ、大阪に来て8年目ですが、
ほとんど阪大の吹田キャンパスや阪大中之島センターや、
ホテルのレストラン、駅といっても新大阪、伊丹空港だけです。
名古屋時代もそれほどよく知りません。
ただ、大阪は18歳の時にある予備校国公立医進コースで、
結構受験勉強をしていましたから、
天王寺、阿倍野筋や大阪での危険地帯から
梅田界隈や心斎橋などは当時はよく知っていました。
だから、自分が知っている場所に行きたいと思いつつ、
まだ行ったことが無い状況です。
自宅から車で数分の大阪府警察本部に行ってきました。
以前から、この建築はまさに威厳ある建物と思っていましたが、
近寄ってもほとんどそのいわば威厳ある威嚇性はありませんでした。
阪大の工学研究科長、副研究科長はじめこれから私が手掛けていく
「危機管理工学プロダクトデザイン寄附講座」開設の表敬訪問でした。
建築の全体像は、本部内の広報室、これも質素でしたが、
昔のハーレーのサイドカーがあり
白バイや機動隊員のユニフォームをじっくり見ました。
ワイフのおどけ写真を訪問記念に撮りました。
大阪府警本部長自身が、公共政策の危機管理学を
慶応大学総合政策学部で2年教えておられたので、
その時の講義内容や学生の受講態度、
そして、講義内容の立派なパンフレットを拝見しました。
今回は表敬訪問だったのですが、
彼の時間に合わせて、「寄附講座開設の記念講演」を企画しています。
さて、建物の異様さは警察権力を表現していましたが、
周囲には大阪城と桜が晴天で美しい景観でした。
けれど警察庁のインテリアに比較すると実に質素でシンプルでした。
私がプロジェクト・リーダーになる領域では、
「防犯防災」や「救急救護」での警察権力の警備から防犯・救護、
そして新たな警察装備や装置へのプロダクトデザインをめざします。
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3月 10th, 2013 Posted 7:27 PM
日本にもあるかも知れません。
私だけが知らないのだろうとも思います。
しかし、私はパリのスーパーマーケットで見つけました。
チュッパチャップスの『mini』がありました。
これは武器なんです、ってことをここでも触れたことがあります。
自宅は勿論、研究室にも常備しています。
阪大の生協にあるのを買い占めていた時期もあります。
だから、学生からもプレゼントされたりで、
彼らには「どこが武器になるのか」なんてことを講義までするモノです。
最近、見つけていた「銃・病原菌・鉄」ジャレッド・ダイアモンド著は、
久々に、なかなかの評論だ!、と思っていたら、
やっぱり、米国ではベストセラーということです。
「銃・病原菌・鉄」が現代文明と現在地球相観を成し遂げてきたなら、
その反対には、
「何があるべき・・・だろう・・・?」なんて考えていました。
だから、パリのスーパーで、この「ミニ」まで存在しているなら、
チュッパチャップスはミニまでそろえた文明としての武器でもあるのかも、
なんてことを思ってしまったわけです。
ともかく、口の大きさや使うべき場面を考えると、
「ミニ」の存在は絶対に大きい!だろうと思ってしまったわけです。
そういえば、先般、
インフルエンザは予防接種を早めに済ませていましたが、
この病原菌はさらに強力になってしまったようです。
中国からの飛来する病原菌など、領土問題と同様な武器です。
だからこそ、この「ミニ」の存在は考え直すべき武器だと確信します。
この武器、
どこで、どんな時、どう使うべきか!
それこそ、新しい発想の手がかりかもしれません。
この「ミニ」、絶対に常備しようと思っています。
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2月 18th, 2013 Posted 12:00 AM
インフルエンザは、私の体調を相当に壊しました。
2度も阪大病院に入院しましたが、
自分で阪大病院に行くとまで言ったのは初めてでした。
しかし、退院翌日には、
ワイフの弟の結婚式でグアムに飛びました。
暖かくて、ゆっくり休みに出かけましたが、
丁度、あの大事件にワイフは1時間前にホテルにもどって無事でした。
大阪市に住むようになって、阪大病院への入院は慣れています。
しかし、大阪市の救急隊員はもう一度、トレーニングすべきです。
おそらく、各都道府県毎に救急隊員の装備から対応、
ユニフォームはまったく差異があるはずです。
「大阪市は最低」と断言します。
やり直さないと全く駄目ですね。
市長も気づいていなでしょうから、徹底検証します。
名古屋は最高でした。
装備、ユニフォームを見ただけで「安心」できます。
このところ、退官間際ですが、スタッフと学生たちが支援してくれました。
このFBでの皆さんも随分心配かえけてごめんなさい。
もうちょっとで、元気復活させて「最終講義」をします。
今回、グアムに初めて行きましたが、
アトリエを建ててもいいと思いました。
ともかく、まだやり始めたプロジェクトに関与する皆さんにも
大迷惑をおかけしました。
どれだけに、まだ、
私は仕上げておくべきコトをつくづくと思い知りました。
4月からは、新たな立場で、デザイナーとして目指すべき仕事をします。
特に、気になっているのは、「体罰=暴力」などの
「問答無用論」ばかりが、わが国ではまたまた平均発想ですが、
せめて、ソレル著「暴力論」という定本との評論無しでは、
とても「知的判断」そのものが野望です。
そのようなことも「最終講義」で語ります。
最終講義の詳細はこちら
Tags: アトリエ, インフルエンザ, グアム, スタッフ, デザイナー, トレーニング, ユニフォーム, 体罰, 問答無用論, 大阪市, 学生, 安心, 市長, 救急隊員, 暴力, 暴力論, 最終講義, 知的判断, 結婚式, 退官間際, 阪大病院
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1月 19th, 2013 Posted 12:00 AM
ここ数年、回路設計と機構設計に関与しながら、
私は日本の工学設計での大きな失望感を禁じ得ません。
回路と機構を私は「実装」と呼んでいると同時に、
日本の工学技術から生まれた素晴らしい表現だと
日本人として誇ってきました。
かつてApple本社で仕事をしていたときも、
ConfigurationチームとLayoutチーム毎のミーティングを
同時にする提案をして、
それをConfiguration Layoutと名付けました。
ところが、
最近ではこの「実装設計力」が相当に低下していると判断しています。
理由は三つあります。
まず、
・本社設計機能を下請けに発注すること。
・パソコン設計に委ねていて、3Dソフトに頼っているために、
その大きさや重量配分などの実体験が欠落していること。
・自分でハンダ付けやメカ製作を「手」でやる経験を
教育システム自体徹底させていない風潮が蔓延していること。
これは、
わが国の「モノづくり」力を具体的に失ってきているということで、
私は大変に危険な傾向だと指摘しておきます。
図面で、29.351なんて寸法表示を見ると、
それこそ、気分まで悪くなります。
30.0かもしくは、29.0なら、
なんとしても25.0にすべき設計でなければなりません。
そして、
企業の設計部隊の中間管理職=課長や部長も見逃していることです。
これでは、
デザインによる外観=スタイリングは甚だ最適なデザインは不可能です。
私はオーディオからスタートしているので、
実装がそのまま音質にも多大な影響がある、
そのことを熟知しています。
だからこそ、今、わが国の工学設計においては、
実物部品、回路設計を手づくりすることを
教育カリキュラムに入れることを再検討すべきでしょう。
私は、常に回路図や機構図にも手を入れます。
そして、そのテクニックを若いスタッフや学生にも、
しつこく語り継ぐことに徹しています。
回路図には必ずセンターラインがあり、
電子部品の配置では重量バランスなどを、
徹底的に身体で覚え込むテクニックが必要です。
若いエンジニアには、engineeringの意味は、
「合理性で無駄を排除すること」これが定義であることを、
しつこく語っています。
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