kazuo kawasaki's official blog

1月29日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design



     1月 29th, 2019  Posted 12:00 AM

1月29日 大安(丙寅)

アナログシンセサイザーで、
様々なアンプや
新たなデザイン設計で、
「作曲」は可能である。

『作曲は、それもアナログシンセサイザーで出来る』



     1月 29th, 2019  Posted 12:00 AM

現代音楽を作曲していました。
KORGのシンセサイザー、16chミキサー、
グラフィックイコライザーを使い、
そうして30個のスピーカーシステムでの曲づくりです。
シンセサイザーのキーボードより、
エレキギターを使っての曲づくりはさらに面白く
こういったシステムは、オンキヨーが支援してくれました。
当時の東芝は、
スピーカーユニットをオンキヨーで生産していました。
泊まりこみで大阪のオンキヨーで仕事をしていたこともあり、
スピーカーユニットを大事にしてくれ、
理解しあえる人たちがいました。
その作曲したものを、
私はギリシアの音楽祭に出そうかと考えていました。
今で言えばプログラマブル回路を自分でデザインしていました。
東芝出身の技術者が、
なんと言っても約4800ケ所をハンダ付けしてくれて仕上げた
このプログラマブルコントローラ回路を日本の伝統工芸だと、
私は名だたる伝統工芸のコンペに応募しました。
相変わらず落とされましたが、思いっきり電話で抗議をしました。
それから10年後に、
ようやく電気回路ハンダ付けが伝統工芸者に選ばれたのです。
私の考えは、いつでも先走っています、
10年は先を見ているとよく言われます。
そして、モデルの彼女は、
あるメーカーのCMに出てましたが、まだ駆け出しで快く
私の作品のモデルとして手伝ってくれました。
そうして結局のところは、
当時の選考基準からはずれていたために、
音楽祭には出られなかったのです。
そのうちに作曲はオーディオ、それもアナログシンセサイザーを
知っているから出来るということを分かってもらえるでしょう。

30-Channel Programmable Stereo System

1月28日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design



     1月 28th, 2019  Posted 12:00 AM

1月28日 仏滅(乙丑)

今ではなくなっている、
グラフィックイコライザーゆえ、
デジタルに任せている。
これが、
アナログを見下している、と
私は思っている。

『ミキサーとグラフィックイコザイラーで周波数領域』



     1月 28th, 2019  Posted 12:00 AM

最近の商品には、この周波数領域の説明がありません。
私にしてみれば、周波数の20Hz?20kHzがないと
どこかに不安を感じます。
これは私が前回ブログで書いていたAurex SS-320の周波数です。
私がデザインしたAurexの最高製品だったと思います。
528Hzは特別な周波数として、ヒーリング効果、
DNAの修復あるいは熟睡を促すということが発見されています。
また440Hz=A音は、
ギター、ピアノなどの 一般的な調律の国際標準ピッチです。
この周波数をもって、自分の再生音は
16chのミキサーを8chオープンデッキで使いこなしていました。
ミキサーはプリアンプになります。
これはビクターのグラフィックイコライザーを使えば、
スピーカーシステムの音を自由に変えることができるのです。
そして、私は最高の音源を求め、
スタジオでおさめた音に対して「再生音」という言葉は
相応しくないから「レコード演奏」と思っています。
これこそ、故・菅野沖彦先生のことばです。
1970年頃には、ビクターのSX-3が大ヒットでした。
これが、コンポーネントの始めだったと思います。
私はKORGのシンセサイザーで作曲をし、
16chのミキサーで8chから、
さらにグラフィックイコザイラーで4chに落としました。
これが、私の周波数に自由に変化を与えていました。
音大ではなくて、美大出身だからこそ、
周波数特性グラフにはまり、現代の私の作曲をしました。
私のオーディオデザインにも
それが大きく反映したのだと思います。

1月27日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design



     1月 27th, 2019  Posted 12:05 AM

1月27日 先負(癸亥)

かがむ、そして
「鏡」
冥府への道が広がっている。
だから、
対称性が破れる。

『鏡・・・私の造形要素となっている』



     1月 27th, 2019  Posted 12:00 AM

「鏡」は、造形要素として使う最初のきっかけでした。
インダストリアルグラフィックでのアイディアと、
さらに、チューナーグリル、
そしてメーターに誰も思わなかった鏡を造形要素とし
Aurex チューナーST210が完成しました。
ギャラリー間での「プラトンのオルゴール」展では、凹鏡球面内の球を
虚像として浮かび上がらせるプラトンのオルゴールや
立体を鏡を介して絵画を出現させる
モンドリアンのオルゴールでもそのアプローチを実践しました。
さらに金沢21世紀美術館では、各展示空間で鏡との
対話、拡張、対立、調和と造形要素としての
鏡への実践的デザインを続けました。
鏡については、美術評論家・宮川淳で賢明に学びました。
「鏡の裏には冥府への道が・・・」があることや、
左右対称ではない「対称性の破れ」、そのデザイン的解釈を
このチューナーで表現しました。
ともかく、営業からは「これが売れるのか?」と詰め寄られ、
すぐに、殴りたくなる私を止めたのはKチーフでした。
私をいつもかばってくれたKチーフには今も頭が上がりません。
若い頃は、デザインを通すためには
力ずくでと目上の人達にも食ってかかっては
「高校時代なら殴ってる」と腕まくりをしていました。
結果、腕力ではなく、あくまでもデザイン力で、
パワーアンプ、メインアンプなどには、
インダストリアルグラフィックと鏡・鏡面が使われる状況になりました。

プラトン

モンドリアン

『空を飛ぶスポーツカーは具体化されるだろう』



     1月 26th, 2019  Posted 12:00 AM

やがてあの世に近づけば、やっぱり、これに乗りたい。
それが、ようやく出来上がってきました。
なんといっても、ブルース・ウィリスの
『フィフス・エレメント』が目に浮かびます。
しかし、このような映像では無いはずだと思っていました。
彼は2214年ニューヨークのタクシーの運転手役(元は退役軍人)でした。
いや、未来の都市は、こんなでは無いはず、
デザイナーとしては、「空を飛ぶ」=Passenge Air Veacleというのは、
こんなタクシーではないとその未来の世界観に
納得できずに視聴していました。
私は「空飛ぶ」モノが欲しい、
手に入れたいとヘリコプターから戦闘機まで夢見てきました。
空を飛ぶという展開には、これこそデザイン出来る日が来るかも知れない。
実際的には、アストンマーティンが
「ヴォランテ・ビジョン・コンセプト」で
空の旅を提供することを約束しています。
私自身が今は乗っているアストンマーティンで、
以前、副社長でデザイナーにも会う機会があり、
きっと絶対に出来ると思います。
すでに時代は、
空を飛ぶということが具現化、そして具体化してきました。
だからこそ、やはりフィフス・エレメントでの映像では無いと思います。
もう私の時間がありませんから、空を飛ぶモノは運転できなくても、
私のデザインテーマです。

空を飛ぶ車

アストンマーティン

1月26日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design



     1月 26th, 2019  Posted 12:00 AM

1月26日 友引(癸亥)

未来はやっぱり、テーマだ。
あの世が近づいているから、
もっと、もっと、
「空を飛ぶ」
そんな車がテーマだ。

1月25日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design



     1月 25th, 2019  Posted 12:00 AM

1月25日 先勝(壬戌)

「インダストリアル・グラフィック」という
私自身も不明な話。
不明な話、でも、
具体性が湧き出れば、
不明な話でも、具体性だわかあがる。

『インダストリアル・グラフィックという私も不明』



     1月 25th, 2019  Posted 12:00 AM

入門用のプリメインアンプとチューナーです。
プレゼ用にチューナーのデザインを終え一息、
秋葉原にいつものチューナーのコーナーに行ったら
P社の新製品を一足先に見かけました。
<やばいっ、今のじゃだめだ・・・!>
大急ぎで秋葉原から横浜そして磯子のデザイン室に戻りました。
電車内で、どうしよう、新しいデザインは?と自問自答していました。
そこで考えたのは本体へのグラフィック表現、
つまり、ともかく「インダストリアルグラフィック」と呼びました。
本体上面に、背面のコード結線と
実装中身をグラフィックとして表示、表現しました。
そして、新規メーターの前面パネルです。
チューナーには当時、メーター表現はなかったんです。
このインダストリアルグラフィックとメーターパネルの、
とてつも無いデザインを思いつきました。
翌日がプレゼで、チーフだけが味方でした。
「インダストリアルグラフィック」っていうのを定義しましたが、
自分でもよくわからないまま勢いで説明し、論破を狙いました。
「CADIS」ではなくて、「CANDIS」にならないかとか、
チーフと一緒に考えました。
私には「絶対に売れる」、という自信がどういうわけかありました。
この入門用が、後のAurexを位置づけました。
そして、プリメインアンプとチューナーは業界でヒットしました。