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Posts Tagged ‘日本人’


『書き初めは書、アナログもデジタルも』


   


     1月 21st, 2019  Posted 12:00 AM

今年の書き初めとなりました。
近年は、年初のご挨拶は配信しています。
書は、最近はiPadとApple Pencilで書き込んでいるので
「亥」を何度か練習して
そのまま動画を撮って編集したものを使いました。
書体だけでなく筆運び、筆さばきも,
「亥」の躍動感を送りたかったんです。
頂いた年賀状に対して、配信が届かなかった方には
E-MailやFacebookで返事を書いています。
そして全くのアナログ派の方には、
筆で「寒中見舞い申しあげます」です。
もちろんデジタルもアナログも、
書き物は、すべてマスターしようとしています。
私は「書く」、「描く」はアナログであれ、デジタルであれ、
取り組む経過と、見た目の完成形を
徹底的にまともにしたいと思っています。
そして結果、アナログの鍛錬が不足しがちとなっていて、
もし父が生きていたら、叱られるだろうと思う
仕上がりになってしまいました。
なんとか、朱印と白印で都合をつけていますが。
本当のところ、草書で描きたいと思っていますが、
もうほとんど読めないから伝わらないでしょう。
草書を見ているだけでも、「ことば」って、本当の素晴らしい。
だから日本人で良かったと思います。
デジタルで書を書いて編集しているときは、
訓練とか作業という意識が高くなるのですが、
アナログで向き合うときは、
気持ち、心の運びの意識が高まるものです。

『あけましておめでとうございます。古希・70歳


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『「餓死」する現実にPKD』


   


     12月 11th, 2018  Posted 12:00 AM

日本人は平均すれば、
一日に2500キロカロリー供給されているのですが
摂取カロリーは1900キロカロリーで、
600キロカロリーは廃棄されています。
人間にとって、1800キロカロリーあれば十分だと言われています。
それでもおよそ2000キロカロリーと摂取量は多くないのに、
糖尿病が多いのは日本人独特です。
食生活はご飯を食べる量が減って、
おかずである畜産物、油脂類を食べる量が増加し
栄養のバランスが崩れています。
糖尿病は日本人の贅沢病とも言われますが、
この病気は日本人の廃棄食料も一因を担っているのです。
日本人には戦争と言っても、おおよそ他人事なのかも知れません。
世界の中では、イエメンのように5歳未満の子どもたち、
8万5000人の命が失われています。それも「餓死」している現実があります。
私は2004年にPKD= Peace-Keeping Design を提唱しました。
ワクチンのうち2種類を選び、
そのための経肺摂取のワクチンシリンジから、
遺伝子検査を5時間で終えられるという検査システムも考えだしました。
これをデザイン界でも最大のコンペに研究室で提出し、
日本代表に選出されました。
しかし、英国での最終審査では「わからない」という結果で
デザイン界のどうしようもない知識不足を痛感しました。
このときから、私は「せめて生理学ぐらいを学習と習得すべき」という
意見を強調してきました。
PKD こそ、医工連携ではない、
プラス・デザインをさらに強調してきました。
世界では、毎日、ジェット機(500乗り)が
10台墜落したのと同数の子ども達が「餓死」しています。
この問題への「大きな意思」が必要だと思っています。


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『「睡眠負債」という流行には「睡眠サイクル」がいい』


   


     12月 1st, 2018  Posted 12:00 AM

日本人は世界一座りすぎている民族です。
座りすぎは様々な病気、死のリスクを格段に上げるそうです。
今ではデスク用のチェアに、膝を伸ばすこと、
それこそ、オットマン付きのチェアが随分と増えてきました。
私自身も室内用の電動車イスに、オットマン的に付けています。
今や、車椅子も自走式より電動が必要になってきました。
障がいの視点にはたっているのかもしれませんが、
オフィスチェアやゲーミングチェアのように
長時間使用での正しい姿勢の維持や快適性、身体性の休憩と休息、
そのための形態、機構、素材の調和性などには到底及んでいません。
それゆえに、背もたれ部分をメッシュ素材に替え、
オットマンを付けエコノミー症候群にも対応できるわけです。
何しろ私は、誰よりも座り過ぎていますから。
今すでに、電動の車イスをしっかりと自分デザインを目指しています。
オットマン付きのチェアは、
リクライニングも出来、休憩・仮眠にも使われてます。
さて、睡眠には流行の「睡眠負債」はいろいろ試してきましたが、
私の「睡眠負債」はまったく信用することが出来ません。
睡眠が負債になるというのは、
自分の睡眠には休息がまったく無いということです。
私は「睡眠サイクル」で睡眠環境づくり=「睡眠サイクル」のためには、
現在の寝具などはそろそろ止めるべきだと思っています。
そして、寝たきりからやがては「死」を迎える対応を
現在の寝具ではまったく、その環境づくりができていません。
それこそ、チェアが今ではメッシュ素材なのに、
寝具デザインはまったく出て来ておりません。
座具、寝具ともに、睡眠から死まで、自分デザインを目指しています。


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『最軽量で二重の鋼が刀剣にあり「棒鞘」を引き継ぐ』


   


     11月 26th, 2018  Posted 12:00 AM

包丁=Kitchen Knifeをつきつめていくと、
やはり、刀剣に行き着きます。
「玉鋼」という呼称は、明治時代からはじまり、それこそ武器でした。
日本刀に今では欠かせない原料です。
しかし刀剣は、武器としての役割以上に、平安時代から鎌倉時代,
そして今も神器としての精神的な意味性、
褒美、あるいは家宝、贈答品として珍重されています。
武士=侍というのは、鎌倉時代ですが、
武器というのは、厳しい戒律で守っていました。
だから、日本人が「戦争好きだ」ということは、全くありません。
私は「最軽量の刀剣」に挑んだ刀匠について最も気になっています。
本物の刀剣はかなり重いと言われていますが、
世界の劍や刀の中でも軽いのです。
そして、最軽量やその時の鋼が二重だったことを
私デザインの源流にしていこうとしています。
確かに、侍が生まれてきた鎌倉時代では丈夫で重いモノがあります。
そこで、刀匠たちは最軽量な形態を発明されていたのです。
この刀剣に、私は血が引くようでした。
そして、身震いとともにその核心に触れました。
それ以上に鋼の置き方には、デザイナーとして、
「なぜ、このことに気づかなかったのか?」と。
その際には鋼が二重であったということまで気づきませんでした。
今は、現代のそれもハマグリ刃での挑戦です。
日本の国宝、重要文化財の中でも、その数の約半数が刀剣です。
また日本刀の名刀を擬人化した刀剣男子をキャラクターとしたゲーム、
刀剣乱舞(とうらぶ)オンラインの人気もあり、
「刀剣」に注目が集まっています。
これからの包丁には、刀剣のコンテクストから二重の鋼の核心で
それこそ「棒鞘」という生木の鞘に漆仕上げと
刀身もともかく直線なりの素材=武器なりで、
「棒鞘」は敵も必ず逃げる武器でした。
「棒鞘」は歌舞伎では出てきます。
それを知ってかどうか、
新撰組長の近藤勇は「棒鞘風」の刀剣があります。
それは重くて最軽量ではありません。
最軽量の、その刀剣の鋼を二重にしその革新のデザインをしたいのです。


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『3台目のICD、その手術経過』


   


     11月 2nd, 2018  Posted 12:00 AM

2018/10/10に私は心臓の手術をしました。
正常なリズムを失った心臓に電気ショックを与え制御する医療機器、
ICD=植込み型除細動器の入れ替え手術です。
もちろん投薬治療で不整脈を抑えてはいますが、このICDの管理のもと
交通事故由来の私の心臓病とともに生きていけるのです。
丁度、前回の手術から8年目ゆえに取り替え=電池の取り替え時期でした。
当初は来年初め頃と思っていましたが、9月中旬に、
不整脈からICDで大きなショックを受けました。
このショックは失神してもいいくらいの衝撃でしたが、私は2回耐えました。
翌朝に阪大でICD内のデータを確かめましたが、ICDは初期化していました。
機器の動作確認が困難となり、すぐに手術を決めました。
初期化しているエビデンスも見当たらずで、手術をしてICDを取り出し、
これを米国に送るしかないとなったのです。
2006年、阪大に赴任したときには、心臓の発作から名古屋市立大病院に
入院中で病院からヘリコプターで、それも大好きなユーロコプターで
阪大病院へと移送ということになり、とても興奮していました。
ヘリコプターで、起き上がりたいと2人のドクターに言ったら、
「何を考えているんだ」と私はえらく叱られました。
しかしちょうど病院からの離陸を
名古屋大(今は東大)教授の友人がカメラに収めてくれました。
それから1台目が5年間、2台目は8年目、体内に埋め込んでいました。
もちろんこの間、機器自体様々な進化をしています。
2年前にはデザイナー・ユーザーとして京都大と京都府立医大のドクター達、
この米国の製造メーカー日本法人に呼ばれて講演をしました。
それからも私自身、プロダクトとしてのICDに不満があり、価格も
1台目当時400万円、2台目が440万円でありコードが16万円でしたから、
阪大の循環器系は私を米国に売り込みましたが、
日本では制度として、生産と制御が出来ないのです。
残念ながら日本では手を出すことができない対象が他にも随分あります。
私には電気回路も分かるし、循環器系で博士号もあります。
航空機のように制度を超えて、デザインを日本人がやってほしいのです
アメリカの友人がICDのデザインを手掛けていたこともあり、
日本人ならさらなる改良や革新ができると話ています。
今回の機器寿命想定は9.8年ですから、
8?9年間は心臓は大丈夫かも知れません。


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09月17日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     9月 17th, 2018  Posted 12:00 AM

09月17日 大安(辛巳)

どんな人でも、オリジナリティを
本来は持っているということの証である。

ところが、いざ公の場に出たとたん、
人はどういうわけか
とたんに均一化してしまう。

特に私たち日本人はその傾向がある。

『プレゼンテーションの極意』タブーの逆説「いい加減」なプレゼンの「良い加減」づくり


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『獰猛だった白熊は痩せ、それが地球人ならば、』


   


     9月 10th, 2018  Posted 8:56 PM

私は名古屋市立大学で大学人になりました。
大学人だから社会貢献として、
私の講演会では必ず使っていた(左)写真があります。
もう20年も前の話ですが、それこそ海外でもかなり使っていました。
やがて、最も獰猛な白熊も、流氷に載ってやがては死んでいく。
これは3.11前から、白熊を、人類、日本人に置きかえて話をしていました。
3.11では、とうとう日本にも原電事故が起こり、
圧倒的な自然の前に、人類は勝てない、と日本人は知りました。
ところが今では、地震だけではなく、
津波、強風、豪雨、ブラックアウトなどに直面しています。
そもそも今年の夏は地球上がとってもおかしな天候になりました。
その夏も終わり秋へむかう時、大地震が北海道全土を襲いました。
最近の講演では白熊が痩せおいてきて(右)、
ここまでになってしまうことを伝えようと思っています。
阪大時代には、放射性物質はセシウムだけではないことも知り、
それこそ東京都や静岡、山梨、長野での調査と考察をしてきました。
私なりのデザイン=問題解決もありますが、
これは制度開発まで必要です。
それが今回の中国地方、近畿地方にも使えませんでした。
それを凌ぐ北海道の大地震がまだ繋がっています。
日本全体が痩せてきた白熊になってきていると思います。
日本人だけではなく地球上の人類が白熊のようになってきています。
私はコンシリエンスとレジリエンスを語ってきましたが、
この発想も、白熊が基本でしたが、
もう今ではすっかり窶れた白熊になってきています。
それは人類がこの白熊なのかもしれません。


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『火山灰、液状化、ブラックアウトなどは想定外』


   


     9月 9th, 2018  Posted 12:20 AM

北海道の大きな地震で、私たちはもう一度都市計画を再考すべきです。
特に、火山灰、液状化、ブラックアウトは電気に
どれだけ寄りかかっているのだろうか、
それは都市計画では見つめ直さなければいけないことです。
北海道がブラックアウトとは、誰も想像などはしていませんでした。
携帯やスマホの電源が取り立てて必要だったこと。
もっと重要なことは医療機関・病院では幼い子が命をおとし、
全家庭の冷蔵庫がすべて使えないこと。
地下鉄ではなんとも出来なかったことなどです。
報道を見ていると、火山灰の土壌の液状化では、火山灰だからではなく、
自衛隊員は、硬い土壌に対峙して作業をしていました。
さらに火山灰ゆえの液状化での泥沼などはもう一度再確認です。
それこそ都市計画の基本の基本がありませんでした。
大阪での強風についても、まさかとは思っていましたが、
北海道で、地震予知がそれほどでも無いところにブラックアウト。
電気のセグメントなどは、もう一度確かめることが重要で、
電気の配分や電源機を自治体ではやり直すことです。
液状化についてでも基本の基本、その都市計画が必要です。
私自身は、南海トラフでの液状化をまとめ直しましたが、
北海道の大地震で、液状化の構成も考え直すことでしょう。
日本人は歴史的にも多くを学んできたことがあります。
液状化とブラックアウトから新たな都市計画、
日本人だからこそ、そのデザイン=問題解決があります。


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『台風21号で風力を初めて知りました。』


   


     9月 5th, 2018  Posted 5:44 PM

今朝のニュースでは、大阪市内の台風、その傷跡ばかりでした。
台風の風力があれほど驚異だったとは、想像力が及びませんでした。
台風21号の大きなニュースは、何度も日本人には知ったと思います。
今の日本人は、ニュースを知っているから皆が知っていましたが、
屋根が飛び、樹木も、そして看板が飛びでしたが、
大きな車や、駐車場の車が風力であんなに脱風力でとは思いません。
自宅内で、なるべく樹木も整理と言っていましたが、
32階であれほど強風ゆえに、もし大きな看板だったらとまで、
私も想像力では叶いませんでした。
そうして、ちょうど午後2時から4時まではと思っていましたが、
とても長い時間ででしたが、風力の大きさを身近に知りました。
最近は、樹木があんなに折れたり、完全に抜けることや、
なぜ、樹木はあんなに飛ぶのだろうと思いました。
おそらく、造園術だった木の移転が、昔ながらの夜にやることを
すっかり忘れているのではないだろうかと思います。
何しろ台風21号の風力がこんなにもと考えると、
それこそ、日本全体が自然の猛威は根本的に変えるべきです。
祖父から聞いた樹木の話を思いだしました。
そしてなんとか無事だったことに感謝します。
やはり人間と自然は決して今ではもう絶対に自然には負けるのです。


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07月28日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     7月 28th, 2018  Posted 12:00 AM

07月28日 先負(辛酉)

「イノベーション」は
日本人が平気で使っている。
シュンペーターが
言い出した言葉は、
1927年に始まって、
1928年から第二次世界大戦が
始まっている。
ここに、「結論」がある。

川崎和男「喧嘩道」


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