kazuo kawasaki's official blog

Archive for 2月, 2010


2月04日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     2月 4th, 2010  Posted 11:03 PM

2月4日 仏滅 (庚辰)

軌新な発想は
「特殊解」
であることが望まれる。

たとえ
「一般解」が
求められる場であったとしても、
その解答に至る
発想の論理は、
独自の形式で
プロセスを辿ってほしい。

『デザインの極道論』かぐわしい


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『資本主義からの逃走』
 「LISAからiPadはφ=MECCへ」


   


     2月 4th, 2010  Posted 9:37 AM

LISA to iPad

LISAというコンピューターが登場。
やがて、私の側にMacintosh 128kで、以来、
コンピューターはMac以外は認めてきませんでした。
ただ、UNIXでのEWSの世界で、
「光造形システム」=Rapid Prototypingを追いかけ、
トポロジー空間論から人工臓器デザインをしています。
Macの世界はApple社という新たな企業存在でした。
そして私も、スカリー会長時代、アラン・ケイ氏にも
自分のデザインがApple社プロジェクトになって、
様々な議論をした経験が、大きな生涯の思い出です。

Apple Consultant

Mind TopPopeyeSweatpeaJeepBrutus,etc
が当時のコードネームでした。実現はしませんでした。
が、デザインのモックアップモデルは手元にあります。
パソコンをツールとしながらも、
私には「デザイン対象」そのものです。
パソコンは、「クラウド型」となることは確実です。
「スマートフォン」と「ネットワークコンピュータ」
この形式がiPadに進化しました。
おそらく、この中のコンテンツも、想像以上に、
驚愕の進化を遂げるかもしれません。
また、iPadは、ユーザーそれぞれの使用用途での
エンハンスメントも、新しい才能によって、
拡大化と集約化し、その相互性でさらに革新が
希望になってくれれば、
現代までの様々な問題解決につながると、
私は確信しているのです。
キーワードは、
物質=Material
エネルギー=Energy
情報=Contents & Context

φ=MECC

だと宣言しておきます。


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2月3日Staff Blog


   


     2月 3rd, 2010  Posted 10:44 PM

2月3日

新製品発表打ち合わせのため、
ユーロコプターで移動中の
BOSS(川崎和男KazuoKAWASAKI)。

天候のため
今朝まで飛行可能か未定でしたが、
すっきりと晴れました。

新製品発表は3月2日!!
ご期待ください。



おなじみのユーロコプターです。



すっかり板に付いてきたBOSS。



建設中のスカイツリー。



横須賀の米軍基地には修理中?の空母が。


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2月3日川崎和男のデザイン金言 Kazuo's APHORISM as Design


   


     2月 3rd, 2010  Posted 9:30 AM

2月3日 先負 (己卯)

難しい論理を解釈するには、
トレーニングよりも、
まず
基礎的な言葉、言彙を
数多く知っておく必要がある。

そうした言葉と同時に、
言葉を組み合わせて
頭の中で
「自分で組み立てること」が
できるかということになる。

『デザインの極道論』かぐわしい


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『資本主義からの逃走』
  *「新素材開発と実装設計ができない、
   若手デザイナーが増えている」*


   


     2月 3rd, 2010  Posted 1:00 AM

YELL for Young Designer

若手デザイナーへというのはもう老齢だからです。
そして、若手デザイナーへの批判というのは、
余計なお節介でもあります。私も経験が多いです。
が、学べる教示は受け入れた方が幸運です。
つまり、日本のデザインが「取り残されつつある」、
ということになれば、これは提案であり、
若いデザイナーへのエールです。
私は、造形デザインの基本に、
無論、コンセプトとか、サーヴェイとか、
色々ありますが、ともかく新素材開発をめざします。

新素材開発

これは、多大な労力と説得が必要です。
素材開発では、刃物・めがね・TVなどが代表作です。
当然ながら、クライアントのエンジニアの中には、
「エーッ!そこから・・・」という顔もされます。
素材メーカーに行けば、必ず、「無理」となります。
「無理」だから、存在していない素材性能を創るから、
新たな「機能性」を仕込むことができるのです。
日本の素材メーカーはやはり相当な力があります。
海外を見ても数社しかありません。
だから、海外で新素材のニュースが入ると、
自分を呪います。
「なぜだ?、なぜ自分は思いつかなかったのか!?」
ということです。悲しい自分に出会います。

実装設計

そして、次に「実装設計」です。
これは筐体設計・基盤設計・機構設計・配置設計です。
私が最近の若手作品を評価しないのは、
これが出来ないために、
エンジニアに「形態の中」を押さえつけられてしまっているために、
それが「形態」の外観にも出てしまいます。
なんとか、それを視覚的に誤魔化して、
これがデザインということで、
雑誌に掲載されるから、あたかも「デザインっぽい」だけに終わります。
実装設計は日本語としてはとても明快ですが、
英会話では、LayoutとかConfigurationとかです。
私は、Configuration-layoutと言って説明すると、
以後、feasibilityは実装性の可否が議論になります。
エンジニア自身にも、特に、筐体設計と機構設計、
両方できる人がやはり若手が激減していますから、
なおさらデザイナーが牽引し指示する必然があります。

Configuration-Layout


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2月2日川崎和男のデザイン金言 Kazuo's APHORISM as Design


   


     2月 2nd, 2010  Posted 9:44 PM

2月2日 友引 (戊寅)

数学という
絶対的な
論理構造を求められる分野、
それを学際的に応用し、
知性的な範疇から
感性的な領域に入り込もうとするならば、

カタストロフィー理論のような
アプローチが必然だと、
私は確信している。

『デザインの極道論』かぐわしい


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2月2日Staff Blog


   


     2月 2nd, 2010  Posted 5:25 PM

2月2日

桑沢デザイン研究所の学生さんからの
インタビュー。
ロビーにて、延長中。
BOSS(川崎和男KazuoKAWASAKI)
のデザイン教育熱は、かなり熱いのです。
02_a


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2月01日川崎和男のデザイン金言 Kazuo's APHORISM as Design


   


     2月 2nd, 2010  Posted 1:29 AM

2月01日 先勝(丁丑)

言葉では言い表せない、
道断=言わず言わずの
世界があるのだ。

これは、
道元の見通した
世界である。

『プレゼンテーションの極意』「わがまま」と「誠実さ」。


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『資本主義からの逃走』
 「ATOMがBITSを、BITSでATOMに、
        それは新素材開発での造形デザイン」


   


     2月 2nd, 2010  Posted 1:00 AM

FEP Front End Processor
ワープロは、日本独自の発明でした。
英・Word Processorとは異なるBits文字世界です。
さらに、日本語フロントエンドプロセッサーも、
日本語処理を可能とした大変な成果だと思っています。
だからFEPが無料である必要はありません。
しかし、そんな時代が近づいていると考えます。
日本語は、パソコンやケータイでは、
不利な言語体系であることがDigital技術で、
明白になりました。 
それは、BITSをコスト的に考えれば英字に比べれば、
コストは2倍です。
ハングルとも2倍差があります。
そこで、パソコンやケータイでは無くて、
電子ブック(これは変な日本語です)での日本語、
その進化を私は、これまで正確に追いかけてきました。
すでに確立しているFEP(IN PUT)が電子ブックでは、
「EFP」(OUT PUT)=日本語アウトプットが不可欠です。
「書籍(ATOM)」という形式の要素としての日本が、
電子ブック(BITS)形式にはもう目前です。
私はe-Bookが各種進化するたびに収集してきました。
しかし、これらはすべて英文字でした。
「青空文庫」が立ち上がって、なんとかMacで、
という発端時の様子も間近でみてきました。
今、私はKindleを、Kindleで購入したコンテンツを
iPhoneでも読むことができる時代になりました。
Kindle・iPhone
i-Pad
そして、とうとう大変な話題であった、
憶測や推測のiPadが商品化されました。
が、日本語処理=「EFP」は、
KindleもiPhoneもBITS技術は開発されていないので、
日本語電子ブックになる明確な日程は届いていません。
それはBITSの問題ですが、私は別の視点で、
大きな見落としを、デザイナーとして確信しています。
それは、電子ブックの「形式」ではなくて「形態」です。
「形態」=ATOMを決定づける素材が、
まったく開発されていません。
すなわちATOMとBITSの相互作用を忘却していす。
もうひとつ付け加えるなら、デジタル機器の機能です。
その機能の重大さは「清潔さ」です。
「書籍」を一ページづつ舐めた指先でという風景より、
「不潔さ」を解消しているATOM性が皆無です。
それはBITSを包んでいる形態の「素材」の進歩です。
私は、その「新素材開発」をベースに、
ATOMとBITSの相互作用性をデザインしました。
まもなく発表します。


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1月31日Staff Blog


   


     2月 1st, 2010  Posted 9:30 AM

1月31日

PCやTV、Mobile Phoneから
医療機器、ロボット、宇宙関連など、
先端的な要素技術がMade in JAPANで
あって欲しいけれど、
i Phoneのアクセサリーグッズが
Made in JAPAN。ちょっと悲しい。
BOSS(川崎和男KazuoKAWASAKI)
もBLOGに書いておられますが。
31_a

でも、4色買いです。
Made in JAPANを支えられるように
デザインがディレクションしていかないと、
製造元が消えていってます。
Made in JAPANの道標は、
デザイナーがつけていく役割です。
31_b


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