4月 8th, 2016 Posted 12:00 AM
ムーアの法則、その提案者であったゴードン・ムーアが
1992年箱根でのApple社主催のカンファレンスで、
3原則を提唱しました。
土=シリコン、ガラス=光通信、空気=インターネットは
将来、つまり現在を変革すると基調講演をしました。
まだ、30代だった私はそれを信じて以後の動向を見てきました。
私が現在辿り着いているのは「コンシリエンスデザイン」と
その対象を「看医工学」に決定しています。
そして、発想思考方法は「コンセプト」から離脱することが出来て、
「コンセプト」から「ライン」へと更新することを実務実績にしています。
相変わらず、世間的な未来予測は「コンセプト」、概念あるいは観念ゆえ、
「スマートシティ=Smart City」
「IoT=Internet of Things」
「Big Data」という大雑把な概念・観念が吹聴されています。
「AI-Robotics」人工知能のロボティックスとの共生が謳われています。
僕はこれらを「Line Method」でその詳細に入りこんでいます。
理由は、実務対象としての看医工学にするには、
ライン=最新さを伝統的な脈略で吟味する必要があえると
判断するからです。
スマートシティは、明らかに技術進化して革新化された医療環境です。
それはIoTではなくて、Internet of Medical things=IoMetです。
さらにほとんどタイトルでしかないビッグデータは、
サーバーネットワークとその対処対応システムの完備が必要です。
結局、ロボティクスが再生医学に結びつくことは確かです。
*「革新が始まっているから、私の『夢の形見』」
*『「KK塾」大野ゆう子教授からスタートしました』
*『資本概念の変容と変質はイデオロギーを消去す』
*『非常事態宣言の街=パリにて、決意』
*『K塾最終回 松岡正剛氏からの新たな知の編集』
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Posted in ConsilienceDesign, 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務
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11月 8th, 2012 Posted 12:00 AM
私が最も注目している現代アーティスト、
トマス・サラセーノの新作をインターネットNewsで知りました。
「クラウド・シティ」という題名=テーマは、
現代アートゆえの「問いかけ」、
それは批判であり、問題提起になっています。
ともかく、商業主義的な流行として喧伝されることには、
常に実態がともなわないことが明らかです。
これは特に情報社会になってからの顕著な悪弊だと私は思ってきました。
「嫌らしくて卑下して構わない」とすら私は直言しておきます。
「Cloud」、「Smart City」、「Smart Grid」、「Eco」、「Lohas」など、
うんざりです。
そして、情報系大企業にはこうした事業部があり、
広告もあり、
いかにも未来を招致している印象を企業イメージにしています。
しかし、小学生でも、そんなことに希望や期待など持っていません。
私などは実際に「デザイン実務」で、
そうした事業部のリーダーたちと接してきましたが、
「これだから日本の企業経営は失速している」と大確信しています。
企業研修などで講演をするとき、
現代アーティストの作品を事例に解説することがあります。
必ず問いかけます。
「この作品知っていますか?、作家を知っていますか?」、と。
ほとんど無知です。
もし、未来に向かって真に革新的なイノベーションをめざすならば、
現代アートの「問いかけ」、「批判」、「問題提起」に
敏感でいてほしいと思います。
そうとなれば、
選ばれしアーティストの展覧会は日本にやってくるでしょう。
また、そうした展覧会が日本オリジナルな企画展が生まれてくるはずです。
かって「マルチメディア」という
陳腐なテーマを語っていた企業が時代を招来したでしょうか。
否です。
私は、日本が現代で目覚めるためには、
アーティスト作品が日本展を目指してやってくるべきだと考えています。
まさに、
私は、現代アートと経済の活性化は直結した連鎖構造だと思っています。
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12月 16th, 2011 Posted 12:00 AM
「糖尿病」の増加が著しいらしいと聞きました。
血糖値計が必要な検査器具であり、
一説には、1兆円市場規模があると言われています。
果たして、それほどの市場規模がある商品ともなれば、
企業経営においては当然のこと、商品開発は急務です。
しかし、私は「立ち止まってしまいます」。
なぜならば、検査器具の開発よりもこの病の根絶が命題だと考えます。
医療は現代経済社会の中ではサービス産業エリアです。
というよりも医療行為が「サービスであり産業」という原意が不明です。
不明という断定が正しいのかどうかすら確認しなければなりません。
緊急にはTPP交渉が国家課題になっている現在、
あらためて、医療サービス:医療制度、この境界線が問題です。
病院が出来た地域には必ず疾病患者が増加すると言われてきました。
まして高齢社会にあっての医療サービスは、
社会福祉制度の根幹にありながらも、その経済効果よりも課税負担となり、
他の制度をも破壊しかねません。
よって、市場規模の大きさでの商品提供とその収益構造ある産業存在、
この関係、構造、境界にデザインが不可欠になってくるものと考えます。
古代統治制度としての
「オイコノミア」に「サービス」の原意を見つけたい。
それが今、私の大きな関心になっています。
おそらくsmart city構想での医療はサービス産業なのか、
あるいは医療福祉制度なのかという問題に突き当たることは明白です。
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