7月 3rd, 2019 Posted 12:00 AM
「G20」の閣僚級会合で使用され話題となった
日本技術の木製のストローは、最高に良かったのだろうと思います。
まだまだ高価だとは思いますが、
間伐材でのあのストローが、世界に投げかけたモノは、
エコロジーへの強いメッセージ性があったと思います。
0,15mm厚で、間伐材だったことは
紙のストローよりもよく仕上がっていました。
それこそ木製のスプーンも必要ですが、デザインが違うなーと思いました。
ストローの製造特許はより安い方法があるでしょう。
おそらく、ペットボトルは今のデザインでは駄目だろうと考えます。
ともかく、海の汚れは世界的に取り組む大問題です。
洗剤などはじめとするパッケージのデザインは大改革が必然です。
地球がこれほどまでに、汚れるとは。
プラスチック素材が、必ず「土に戻る」という手法が必要です。
こちらではマスコミが全然報道していませんが、
TOKYO-2020の新国立競技場の木材が、世界規範と衝突しています。
違法伐採木材が含まれている可能性を指摘されているのです。
オリンピックの施設では「持続可能性に配慮した木材の調達基準」のもと
資材調達しなければなりません。
それほど、エコロジーや国際的な環境を護ることになっています。
デザインにとって、
地球環境全体を守る難問に取り組まなければなりません。
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6月 29th, 2019 Posted 12:00 AM
2019年6月は忙しくて、やっと一段落しました。
出張戻りはちょうど大阪はG20で、交通規制初日。
新大阪駅からは、もはや車移動は無理で地下鉄での移動でしか
自宅には戻れないのかと、このことが一番の悩みでした。
地下鉄はともかく私は苦手なのです。
実際、地下鉄はJRよりもとっても便利で、
事前に連絡も必要なく車椅子対応も手慣れたものです。
しかし、揺れが大きく、人混みやブレーキ毎に
緊張をしてしまいます。
覚悟して、新大阪に着いたら、タクシーが通常通りにありました。
幸いと思ってタクシーに乗り込みました。
新大阪から自宅まで、かつてないくらいにスムーズでした。
自宅のある中央区は、警備厳戒の大阪城周辺なのですが、幸いにして
警戒体制が規制区域の狭間、また時間帯も良かったのでしょう、
おそらく、タクシーも一番早い、安い、でした。
そして、自宅から見る高速道路は通行止めのため、たまに、
警察車両が行き交いますが、一般車両は一台もありませんでした。
学校も休みなので、晴れ渡った大阪の街は静かでした。
おそらくこのような警戒・厳戒体制は無いと思っています。
かつてG何とかには、厳しい意見を講演では言ってきました。
それは参加国家がキリスト系だけでした。
今後、平和であるなら、イスラム系や仏教系が入ってきます。
さて、これからは秋の発表に向けて思い切って制作ができます。
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5月 26th, 2019 Posted 12:00 AM
伝統的工芸品産業の振興に関する法律1974年が
なぜ創られたか、その時代背景があります。
これは、沖縄返還の産業政策1972年がありました。
そして1973年にオイルショックで高度成長期の終焉を迎えました。
沖縄では産業は、何も無かったという話もあり、
地域ごとに形成されていた産地を伝統的な工芸として
その産業を見直し、保護、育成、管理、振興すべく
それは、日本全国に伝統工芸産地に及びました。
私自身は1980年に福井に戻り、伝産法全文を見つめ直しました。
当時「第四次全国総合開発計画=四全総」が立ち上がりましたが、
その目標と目的を遂行する活性策の基本的な認識に、
地域活性化の3要因が欠落していました。
活性化には温度=情熱さと冷静さ、濃度、そして触媒でした。
触媒となるデザイン・デザイナーを軸とした3要因を入れることで
福井での私の仕事は、今に続く産地ブランドとなったのです。
オリンピック・パラリンピックでは、伝統工芸製品
そして工業製品までが東京2020ライセンス商品、さらにはG20でも、
伝統工芸と工業製品の推薦商品としての「認定?」を要しています。
伝統的工芸品はその技だけでは売れない現実=私にはわかります。
さらには、産業としての後継者不足がありますから
法制度や、こういった施策や先導には大きな影響を受けます。
今、全国には232(インチキがある)伝統工芸品の指定品目があります。
私の産地には後継者も育っていますが、
新素材や新規工程とデザインを発想しています。
常に伝統を「裏切る」発想=革新こそが、産地が継承されるのです。
売れない伝統工芸品、さらには雑貨までが、全く「売れません」。
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11月 21st, 2015 Posted 12:00 AM
11日、日本を発ち、12日には「森田恭通個展」オープニングに参加。
13日、教え子が英国からパリに来てくれました。
昼食を森田氏グループと教え子も一緒にすることが出来、
教え子は英国へ日帰り、その直前に森田氏個展を見て仏英間特急で帰宅。
「森田恭通氏」個展会場から200m先の劇場から、
突然女性がギャラリーに逃げ込んできてから事態は一変したのです。
シャッターを下ろして全員が息を潜めていたと聞きました。
同時テロリスト達の乱射で亡くなった方々には、
ひたすら不運への「祈り・鎮魂」がありました。
が、翌日にはこの近辺で銃撃や爆発で、鎮魂の人々が折り重なって、
一斉に逃げ出す場面が放映されていました。
そして、私にはこれが現実という、テロリスト容疑者を拳銃とマシンガンが、
警官や軍隊が取り囲んで、その余りに「怒りいっぱい」の場面を見ました。
日本でここまで暴力的とも思える容疑者確保は無理です。
8世紀に生まれた銃武器が、
21世紀にまでまだまだ人殺し武器ということには大違和感があります。
フランスは「やられたらやりかえす」という空爆を即実行。
これはまた負のサイクルに立ち戻って鎮魂=PRAY FOR PARISは
見ている側の平和希求というeye-point だけの報道です。
この報道では永久に平和は来ないこと明らかです。
しかし、現場は見られてview-pointゆえに「怒り」一杯です。
この怒りからも平和は決して来ません。
CNNもBBC(World News)も報道機関という視座からの情報に過ぎません。
現地パリには「恐怖と激怒」、これがview-pointであり、
eye-pointとview-pointという二つの視点があってこそ、
視線=眼差しがあったはずですが、CNNもBBCも完全に欠落していました。
そして、「やられたらやりかえす」このサイクルを何としても
辞める決断の武器が必要だと私は確信しました。
日本には日本刀がありましたが、
この武器記号がどうやって300年間の平和を歴史に持ち得たのでしょうか。
私は、威嚇防衛の武器デザインこそ必要必至だというメールを
トップエンジニア・トップテクノロジストに送付しました。
「これが現代の真のイノベーション」という返事がきました。
戦争の形式を根本で変えること、戦争=最悪の事態にデザインが果たすこと。
この大問題解決こそ、最重大なデザイン解答だと認識できました。
G20はほとんどがキリスト教思想です。
中国は宗教思想否定ですが、このデザイン解答は不可能です。
ならば、自己を見詰める仏教と神道にこそ、
この役割が出来るのではないでしょうか。
キリスト教とイスラム教は宗教イデオロギーの対決という負のサイクル、
これを停止決着つけるデザインがあるはずです。
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