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08月13日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     8月 13th, 2018  Posted 12:00 AM

08月13日 先負(丁丑)

半世紀も生きてくると、
商品の「名前」が
変わります。
そして、
性能としての機能性も
大きく変化します。

 


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「スタートレックの時代が、現代すでに重なってきた」


   


     9月 13th, 2012  Posted 12:00 AM

SF-TV番組「スタートレック」は1966年の想像力表現です。
映画化もされてきました。
ほぼ、半世紀前からの作品にもかかわらず、
世界中に多くのファンがいますが、私もその一人です。
これらは、「フェイザー」と呼ばれている、
この物語りに登場する「位相変換型エネルギー兵器」。
Phased Energy Rectification武器と言っていいでしょう。
Phased Energy Rectificationというのは、
指向性ある位相エネルギーの整流ビームという設定兵器です。
現実的には「フェイザー」は、
電気ギター音の位相をずらせば音の干渉効果で、
周期的な音色づくり=エフェクターが存在します。
手前(右)は、その形態をガジェットとして、
レーザーポインターという玩具であり、
上は、TVリモコンになっています。
この「フェイザー」は、
2260年代後に進化していくことがストーリーになっています。
モデルチェンジしていく形態デザインが確認できます。
そういう意味では、半世紀前にこうした発想があったことを、
特に、デザイナーは知っておくべきことだと思っています。
最近、デジタルTVは峡額縁ゆえに、
新しい造形デザインなどもう存在しないなんて話を聞くと、
日本の家電、デジタルTVが貿易産品にはなりえない
貧しい発想が企業に漂っていると批判しておきます。
まだまだ、真に想像力を強化すれば、
革新的なTVなどいくらでもデザインが可能です。
ともかく、次世代デザイナー、インハウスデザイナーは、
「スタートレック」を教科書にするべきでしょう。


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「中学1年生の甥っ子は50歳年下」


   


     8月 22nd, 2012  Posted 12:00 AM

実妹の子です。実妹は父が再婚なので24歳も離れています。
今年、甥っ子は著名男子中高一貫校に合格しました。
1999年生まれゆえ、私とは半世紀年下になります。
彼は、私の父、彼にとっては祖父を知りません。
夏休みで、甲子園に父親と高校野球を観て、
阪大の私の研究室に来てくれました。
研究室は9月から開始される博士後期課程、
その博士号取得論文の査読が始まるために全員多忙です。
大学研究室といっても、
「先端デザイン研究の現場」を13歳がどう受け止めてくれたのでしょうか。
幸いにも私同様勉強は嫌いでもなく、これも私同様文学全集はすでに読破。
クラブ活動はラグビー部に入ったことを報告してくれました。
「文武両道」であってほしいし、
すでに、フランス語も小学時代から興味を持ってやっているとのこと。
読書や気候観測なども大好きゆえに、
大学教授としてはそれなりの大学事情は教えてやることができます。
彼の未来、彼が50歳の時、私は100歳ですから、
多分私はこの世にはいないでしょう。
少なからず、私の作品も知り、
私の著作もそろそろ読める頃になったかもしれません。
問題は、日本の今後が彼らにとってふさわしい国家であるのかどうかです。
彼が、今日のことを生涯忘れないでいてほしいと思います。
勉強よりもラグビーで鍛えて、
「自分に負けないように成長してほしい」と思います。
おそらく、中高と一貫しての受験が彼の日々になりそうですが、
まったく、それは気にしていないと断言してくれました。
姉がいます。
彼女も著名女子中高一貫の学校で、
すでにTwitterからFacebookもこなしています。
SNSに飛び込んできた彼女は私には相当の驚きでした。
姉弟がフランス語というのも、
フランスで現地のフランスの子ども達と言い争いになったらしく、
それなら絶対学びたいと始めたようです。
伯父である私は祖父が私の将来を期待してくれたように、
私も彼らを見護りたいと思っています。
ともかく、彼らのためにも私の使命は、
「日本の再生」をデザインで主導することでしかありません。


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