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『工業デザインなら、鉛筆デッサンと理科系は必要』


   


     8月 4th, 2021  Posted 12:00 AM

最近は、いくつかの美大系や建築系では、
「実技系の鉛筆デッサンと理科系が無くなっている」。
私は医学系だったので、美大受験は超簡単でした。
しかし、美大は実技が無く、文科系になっています。
特に「工業デザイン」に、
もちろん、実技の鉛筆デッサンと理科系は
「必須」だと思っています。
「遊」「エピステーメー」「へるめす」「SD」は
すでにありません。廃刊です。
「エピステーメー」の銀色の表紙を買った時、
私はズーッと泣きました。この難しい書物な本を
読んでいたことに感謝しました。
私は医学部も受けましたが、
布を、金属、コップは一応描きました。実技は駄目でしたが
こんな優秀なのを選ぼうと大学人になって知りました。
そして今でも読めるのは、下部の書籍です。
「数理科学」は美大でも読みました。
デザイナー界で「尋ねられた」のは3人だけです。
「大学への数学」は主に数学?の積分微分で、
ちょうど受験時代に創刊でした。
「季刊Ichiko」をこれほど難しい書籍は、
河北秀也氏の本当がやり、もう15年なのです。
とっても困難なのです。「読みやすい本」などは要りません。
これらが今も読めます。
さて、今月は「笛」です。
工業デザイナーで「寸法」が「笛」であり、
その事を「知らないのが9割」います。
これはいづれ書きたいと思っています。


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『福井時代は運転手付きのボルボで移動しつつも』


   


     9月 14th, 2017  Posted 12:00 AM

マジソンアベニューにあるモーガンズの裏にキタノホテルがあります。
30代の頃は、NewYorkにはよく行っていました。
キタノホテルには日本料理店がありました。今は知りません。
丁度、夕焼けの時にシルバーのステーションワゴンが止まって、
まさに映画のように、北欧の人達がその車から7人降りて来ました。
夕焼けに照らされたその車は、とても美しくてくっきりと記憶に残し、
帰日すると、カーデザイナーだった後輩に、記憶の車を告げると、
それはボルボのステーションワゴンだということにが分かりました。
この車はその当時、日本のGマークグランプリにもなったほどです。
周囲が私に運転させないようにと運転手を募集してくれていたので、
車はこの車ということに決めました。
運転手募集から選ばれた一人と会うと
ズーッとタクシーの運転手だったのです。
その車で輪島に行ったら
帰りには大変な雪で道路が凍っていたのですが、
とても安全運転であり、彼は間に合わないという時も一定の高速で、
絶対に間に合い、眠りたいというと眠れる運転でした。
5年間彼にはお世話になったのです。
カマロはズーッとありましたが、
一度BMWのiシリーズも改造して乗りましたが、
全く自分の運転には合いませんでした。
そして、よく金沢美大の後輩たちが、アウトビアンキに乗りたいということで、
この車を手に入れてもいましたが、これほど故障する車はありませんでした。
それで、ベンツS320が一番良さそうということになり、
カマロとS320は個人的に福井時代に乗っていた車です。
結局、名古屋市大にいくことになり、S320は名古屋に持っていったのです。
このS320が一番長く乗った車だと思います。
名古屋市大時代には、またまた色んな車に乗ることになるのです。
運転手付きでのボルボ時代に、
彼はダッシュボードにガラスの水入りコップで、走っていたこともあり、
おそらく彼の運転が最高でした。ハイヤーの運転手も彼より下手で、
よく、下手くそな運転だと私は面と向かってよく言ったのです。
名古屋に着いて来ないかとも言いましたが、
家も建て小学生の子どものことも考えて福井に残りました。
名古屋時代にはまたとんでもない車遍歴をしたのです。

* 『New Yorkでのホテルから海外のホテルを決めてきた』
* 「10年使用すると、そうだったのかということ」
* 「モンテカルロ、そして車載携帯電話もあったカマロ」
* 『自分の車遍歴とカーデザイナー養成は同次元』
* 『ヘルメットとヘッドライト、デザインの見直し』


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