kazuo kawasaki's official blog

Posts Tagged ‘適合’


7月18日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     7月 18th, 2023  Posted 12:00 AM

7月18日 赤口(丁丑)

概念、
すなわちコンセプトから
自分を開放しないかぎり、
デザインは常套的に常識に
適合してしまうわけだ。

倉俣史朗のデザイン『夢の形見に』6変形という観念としての裏切り


目次を見る

9月8日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     9月 8th, 2021  Posted 12:00 AM

9月8日 先負(己未)

『異化としてのデザイン』

なぜなら、
異化作用がもっている
分解して
感得させるエネルギーは、
外界の時代的な代謝を
自己の心的構造に
適合させていくための
古典的な手法として、
デザインが
時代や社会に
同化することで
失ったことを
取り戻せるかも
しれない。

artificial heart:川崎和男展


目次を見る

8月15日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     8月 15th, 2020  Posted 12:00 AM

8月15日 先勝(庚寅)

贈与と収賄が、
「これからの生活様式」に
なるかもしれない。

artificial heart:川崎和男展


目次を見る

6月22日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     6月 22nd, 2019  Posted 12:00 AM

6月22日 赤口(庚寅)

概念、
すなわちコンセプトから
自分を開放しないかぎり、
デザインは常套的に常識に
適合してしまうわけだ。

倉俣史朗のデザイン『夢の形見に』6変形という観念としての裏切り


目次を見る

08月16日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     8月 16th, 2017  Posted 12:00 AM

08月16日 赤口(乙亥)

重量感は市価と連動している。
重さがある価格帯に適合する。
軽い、軽すぎるアイテムと
重い、重すぎるアイテムは、
明確に、区別と分別が
センスに関わっている。

川崎和男の発想表現手法


目次を見る

『前頭葉より側頭葉定着度の加減性の要因・要素』


   


     4月 26th, 2017  Posted 12:00 AM

正方形という形態言語は2つの配置があります。
正方形と正菱形ですから、点=要素がそれぞれ4つと
同線・同辺=要因が4本です。
そして四角形が長方形と菱形が変形すれば、
各辺には要因が点に対してのそれぞれが表れます。
さらに面白いことは三角形と違って要因は四角形・菱形では要点対応の、
要因線が2つ生まれるということです。
よって、4つの要素に6つの要因は、
なんとも対応・対抗・連鎖の統合要素が生まれることです。
ただし四角形・長方形・菱形は概要や概念が記憶には残り難いのです。
そういう意味では、脳科学的な見方では、
前頭葉の自由度は三角形という形態言語が造形言語として利用できます。
あえて付け食わえるなら側頭葉への記憶訓練に四角形・長方形・菱形には、
要因線が生まれることで極めて適合していると言われています。
これは形態言語を記憶から引きずり出して、
発想のための造形言語化が出来るということです。
おそらく、知識が見識化されるのは、
三角形の3点・3辺よりも、
4辺と直角交差する2線がどれだけ、
記憶の側頭葉定着度、この加減性に関わっているのです。
想像力から創造力への統合的なこの配置を記憶してください。

* 『桜満開なれど・・・戦争はせまってきている?』
* 『運筆練習に最適な学習ノートの充実ぶりに感嘆』
* 『美学性を語れる講師を「KK適塾」は選ぶ』
* 『見つけた1.3mm芯のシャープペンシルの効能性と機能性』
* 『私が育った企業の滅亡は日本の産業滅亡に連鎖する』


目次を見る

『正三角形は最小の要素因として4つの配置が可能』


   


     4月 22nd, 2017  Posted 12:00 AM

正三角形は多角形の最小の形態言語です。
しかし、この形態言語は平面上では直角回転によって、
4つの配置しかありません。
形態言語という存在性は仏教的にはこの存在はありえないという認識があり、
正三角形の非在というより不在が問題視されてきました。
ところが、この非在性は不在性を、簡単にしかも正当に否定しました。
それは正三角形の中の正三角形4つと
正六角形の中の正三角形6つで解消されました。
したがって、正三角形の頂点a・b・cに四つの配置が決定されたと
私は考えてきました。
たとえば、aがbcを制御しているのです。
あるいはcとbがaに反応、適合、溶解などということがあり、
陰陽的にはこの二つの正三角形が6頂点を与えるのです。
意味性はわかるでしょうか?
さらに、bとcがaに統一され、
aがbとcを統一するのです。
あらためて仏教的いや密教的には、
「神・陰陽・統一」を象徴した要素だとおもいます。
金剛三乗・阿弥陀三尊・三位一体を、
要素配置としてこの図像を納得してきているのです。
もっと明確に断言しておきます。
仏教的には、正三角形は「存在」明らかなのです。
だから私はデザインにこの正三角形の配置に
陰陽=(事物・正悪・表裏・正反など)統一の手法を求めてきたのです。
正三角形という形態言語の形素は、
きわめて要素配置が四つということです。
正方形・正三角形・円は、要素の決定因だと考えます。

* 『四句分別にある明解な「的」は曖昧性を強化する』
* 『神仏像をもっと知っておきたいと考える』
* 「モノづくり・コトづくり=デザインの源流でもう一度メモ」
* 『日本人の根本的な倫理観、その原点を見つめ直す』
* 「グローバリズムは冒涜的な思潮だと思う」


目次を見る

『製品から商品へのデザイン投資のサインカーブ』


   


     11月 30th, 2016  Posted 12:00 AM

日本は貿易立国でなければ国家存続は不可能です。
貿易立国である大きな条件として、
自分はモノづくり、そのデザインを職能としてきました。
もはや特にインダストリアルデザイナー、プロダクトデザイナーは、
私の天職になっていると公言できるほど様々な領域の工業製品、伝統工芸に
デザイン手法、つまり問題解決・価値創出・未来創成に関わってきました。
その成果も、すでに何冊かの作品集になっています。
そして今なおデザイン教育者としての立場では、
「KK適塾」を開催してきています。
そうした中で、原丈人氏の「公益資本主義」での
基幹産業としてのベンチャーキャピタルの図とデザインの関係を
「KK適塾」でも紹介しましたが、この展開と詳細さを深めていきます。
現在わが国の製品開発から商品展開は
「失われた20年」や「ガラパゴス化」など、
日本の産業その低迷化は見事にデザインへの不信感にもつながっています。
重厚長大が軽薄短小となり、バブルの崩壊、リーマンショックは、
結局、日本の家電業界、その基盤産業をすっかりと失い、
これはやがて自動車産業界をも危うくしていくものと考えます。
したがって、このいわば正弦波的(サインカーブ的)に、
製品開発投資から商品投資として、デザインがどのように関わっていくかを
正直、この数日これまでの製品開発から商品展開を経験値と適合し、
新たな問題解決・価値創出・未来創成=デザイン、
この指標化を考えていました。

* 『やっと4冊目の作品集が出来上がった!』
* 『silienceからパラ理論とメタ理論への展開が可能になる』
* 『デザイン言語表現がコンシリエンスデザインになる』
* 『「KK適塾」は日本からのデザイン思想と実務の発信』
* 『サイエンスの限界にある美学性をさらに造語化』


目次を見る

『日本文具大賞の「機能部門」と「デザイン部門」って?』


   


     7月 10th, 2016  Posted 12:00 AM

2016年・第25回「日本文具大賞」の発表と表彰式が行われました。
日本文具大賞はこの時期の大きな行事になっています。
今年も審査委員長として概評と審査基準や文具業界へのお願いをしました。
年毎に応募は増え、今回はwebsiteで事前調査を各審査委員がすませて、
その後、現物審査をしました。
これはまず個々人の主観性で評価され、
それが、審査会ではぶつかり合って客観性に変わります。
つまり、デザインにとって最大に重要な客観的な評価が成立します。
この審査は二つの部門があります。
「機能部門」は、
常にデザインと言えば「機能的が美しい」という常套句がありますが
これをもっと広範囲でとらえ直しています。
性能=モノの性質の能力と、
効能=モノが社会的・時代的に存在している意義や効用と効果が問われ、
結果、性能と効能の可能性が文明的な史観で
「機能性」という可能性になるのです。
「デザイン部門」は、
機能性にさらに美学性が将来性を持っているか、までが問われるのです。
簡単に言い切ってしまえば性能性という誠実さと効能性という信頼性が
社会的に存在を許容しているかどうかまでが確かめられているのです。
特に「グランプリ賞品」には、
誠実さと信頼性に美しさという倫理観が適合していく未来性を
求められているということです。
本賞の商品は、毎年必ず大ヒットになることは間違いありません。
そしてこの審査会が
「各商品や各メーカー事情を詳しく組み込んで評価している!」
という理由から、審査会自体が褒められることがあります。
これは審査委員会の伝統的な誇りであり自慢だと思います。
賞品市価は200円から2000円、高くても5000円のモノですが、
わが国の「文具は世界一」であることを今年度も再確認できました。
ただし、今回は各社のwebsiteを見ましたが、
残念ながら、websiteには
企業各社の特色ある美しくてインターラクションが
より必要であることを付け加えて述べました。

*『日本流見本市の創出=日本は常にホスト国であるべき』
*『売れるより売る文具大賞グランプリ』
*『「機能」と「デザイン」=日本文具大賞の審査基準』
*『『第22回日本文具大賞』を発表しました』
*『アートからの革新=フォンタナの作品から』


目次を見る

『リニア的アプローチではなくパラボラ的上昇志向』


   


     6月 24th, 2016  Posted 12:00 AM

「デザイン思考」の大欠陥は、結局はデザイナーの思考や発想で、
理系から文系へ、文系から理系へ、それぞれ接近しても
そこそこの中間点での融合知識に定着することです。
その指摘は、あるデザイン戦略家から、
明確に、リニア的な上昇ではなくて、
パラボラ=放物線上での合致点を指摘されたことでした。
その彼からの指摘を聞かされた自分は、
すぐに大阪大学の招聘教授になってもらいました。
これは理系と文系の融合ではなくて、「統合」に辿り着き、
結果、「コンシリエンスデザイン」
さらには「レジリエンスデザイン」の学域設定になりました。
大きなヒントは、リニア的アプローチではなくて、
パラボラ的な合致点の上昇化指摘がとても明解だったということです。
この指摘から、デザイン戦略家としての彼からは、
次のような「コンセプト」と「デザイン」での
美への姿勢がメールされてきました。
これもなおさら自分には理系・文系ではなくて、
造形美からコンセプトは語れず、
コンセプト美から造形は生まれるはずはないということです。
むしろ、美はもともと最初から存在していて、
ただ、コンセプトからでも造形からでも近づけるだけでした。
これはsilienceの原語意味と適合しているということです。
たとえば、大道芸人の素晴らしい演芸に人は感動します。
あるいは、ある人が政治批判を道端で語っていて、
それを聞いたとき、とても賛同できうる知識というより知恵です。
いずれも無名の人の,
その宝石のような美しさある知恵=silienceだということと同価値です。
「コンシリエンスデザイン・レジリエンスデザイン」
どちらも新たな、それは次世代デザインになっています。

*『学術+芸術の統合性=コンシリエンスデザイン:KK塾』
*『曼荼羅図に「思」と「考」を配置して論理を確認する』
*『造形の言語道断』
*『モノづくり・コトづくり=デザインの源流でもう一度メモ』
*『造形デザインがレジリエンスデザインを具体化解答』


目次を見る