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Posts Tagged ‘装備’


10月26日
川崎和男のデザイン金言 Kazuo’s APHORISM as Design


   


     10月 26th, 2021  Posted 12:00 AM

10月26日 大安(丁未)

『善意としてのデザイン』

悪意を背後に
美しさを装備することも
いたってやさしい。

artificial heart:川崎和男展


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『新作007・ボンドカーでも確認できた曲線美』


   


     12月 22nd, 2015  Posted 12:00 AM

フランスのパリでは「非常事態宣言」を受けました。
が、「007・SPECTRE」試写会を観るために帰国。
これは外車ディーラーの主催で、
しかも新たなボンドカーが展示されました。
「007」映画シリーズは、おそらく私の生涯において、
何度も何度も見直し、しかも、シリーズのDVDまでいつでも観られる、
そんな状態にするほど大好きな映画です。
おそらく、スパイ、未来的ガジェットの武器や装備、ファッションです。
そしてなんといっても趣向を凝らしたボンドカーは、
とりわけ、工業デザイナーにとっては、たまらない魅力があります。
パリから大阪の試写会場映画館、そのデパートには、
ボンドカーが展示してあり、なんとも多くの人が写真を撮っていました。
だから、それほど近接して観ることができませんでした。
ところが、ディーラーのショップに呼び出されて行きました。
決してそういう場所には出かけないタイプの私ですが、
「じっくり、ボンドカー観られますよ」ということで、
出かけて、本当に触って全てを観て確認することができました。
007、ファッション、ボンドカー、未来的なガジェット様々は
男の夢の塊だと思っています。
正直、実は、試写会は時差ぼけもあったのか、途中で眠ってしまいました。
でも、どうせ何度でも観るからいいのですが、
今回初めてこの新作ボンドカーを専門家として、触って確認しました。
何と言っても風圧と車体曲線美の関係は側面から後部にかけての触感で、
「ああ、なるほど!」と納得することができました。
そして、SPECTRE用のこの車体デザインに活かされている曲面、
ハイライトラインから、この車種メーカーの拘りの確信を知りました。
この車体ラインを知ってから、それこそ、鉄道から車両全てで、
決して考慮されていない曲面カーブの極地を知った気がしています。
人生最期の車種はこのカーブで包まれているべきだと思いました。
私は、家具であれ、スーツであれ、靴であれ、掌中に感じ取る触感こそ、
造形美に取って不可欠と感じているだけに、この曲面カーブという性能こそ
求めきってようやく車体の機能美が、街の景観に溶け込むのだと思います。
ボンドカーによって進化してきた車のハイライトラインは
工業製品の技術表現だと思っています。


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『ボールペンの進化がデジタル化に追いついていない』


   


     5月 21st, 2015  Posted 12:00 AM

家電メーカ・シャープは企業危機にあります。
教え子の将来を案じていますが、相談をしてくる教え子には、
私は必ず私なりの支援を惜しまないことを信念にしています。
あのシャープはそれこそ早川シャープペンシルから出発しています。
すでに日常筆記具の代表格といえば、ボールペンがありますが、
この技術進化は、シャープペンシルと万年筆インクの両面から、
それぞれの進化がありました。
私は講演時に、会場を暗くしますがそうすると講演メモが無理です。
私は叶うことなら、ボールペンでも照明付きボールペンは必須ですが、
実際、この進化は韓国では警官用深夜取締り文房具がありましたが、
フランスではもっと進化していて、照明とスタンガン(防御用)まで
それなりの進化と装備としての文房具がありました。
日本ではゲルインクどころか、消せるボールペンは大ヒットしています。
私にとってボールペンは収集物でもあり、それはモノの品格性です。
ホテルであるバトラーに私が認めるボールペンを差し出されたとき、
「これは●●ですね」と言ったら、明確に言われたのは二人目とか。
今、私にとって、メモすることもデジタルに繫がっている時代です。
それはメモとして書き付けたことを即、研究室やワイフに転送する、
その可能性がファッション性とも一致した効能性が必要です。
そういう意味では、確かに消せるボールペン、重力回避、暗闇使用、
こうしたことの性能までが、将来を招き入れるボールペンは皆無です。
日本の文具・筆記具製品開発の技術はなんとしてもここまでを
私は要求しています。
そういえば、筆記具のブランドメーカで日本人デザイナーの作品は
欧州のマニアには最低の評価を受けていました。
その有名ブランドメーカーにも、デジタルへの連鎖性は欠落し、
結局は未来が見えない同志では、筆記具の未来は創れません。
あるデジタルペンメーカーに尋ねられたとき、
私はこの技術なら、もっとここまで出来るとサービスしましたが、
そのメーカーには、未来の筆記具、ボールペン以上が不明だったのです。


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「マルチツールナイフをワインスクリューから検分」


   


     8月 10th, 2012  Posted 12:00 AM

ナイフはそれだけで絶対的な道具です。
このことはいつも書いてきました。
「ナイフがあれば次の道具が作れるから」です。
宇宙飛行士にとっても装備品になっています。
現在、日本の災害頻発からも必需品であることは間違いありません。
そして、「マルチツールナイフ」は、
ツールがどれだけあれば知恵を支えられるかを具体化しています。
だから、日常的にも必ず携帯しておくべきモノです。
しかし、問題は、飛行機に携帯して乗ることはできません。
これこそ、ナイフというモノを世界的な制度から切断してしまった、
まさに、現代文明のジレンマなのかもしれません。
私は、マルチツールナイフで、
決定的に確認する幾つかのポイントがあると思いますが、
スクリューナイフ部位だと思っています。
基本的にはほとんどワインオープナーとして、
使い勝手が良いモノは限られています。
ワインオープナー機能性としては不十分なモノが多いと思っています。
なんといっても、このスクリューに対して、
ソムリエナイフ機能が不可欠ですが、
そこまで完備されているモノは限られています。
最近ではマルチツールナイフには、
USBまでもツールとして組み込まれています。
私はそろそろ、
マルチツールナイフそのものの造形言語が変わるべきだと思っています。
それは、ワインオープナーに十分なソムリエナイフまで、
そのマルチ性を確かめて見れば、一目瞭然だということです。


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