10月 9th, 2016 Posted 12:00 AM
スケッチは鉛筆に限ると思っていました。
2Bか6Bと決定していましたが、万年筆を趣味としている自分には、
シャープペンシルは考えていませんでしたが、5mm芯でのスケッチペン。
その代表例は研究室にも揃えていますが、
先般、大学内である研究科長は自分が文具大賞の審査委員長ということで、
専門外の話で、1.3mmが如何に優れているかという話でもりあがり、
大学内では面談時間が限定されているだけに、秘書や助教が焦りました。
話は1.3mm芯とそのペン軸の話は
おそらくこれからも大きな話題になるでしょう。
最近は0.3mmで折れないシャープペンシルが話題ですが、
確かに1.3mmペンシルル芯は全く最適でした。
確かにスケッチにとっては、「適合している用紙」と「描く」ことです。
自分の主張は用紙の開発もありますが、「描く」ことが「書くことよりも、
発想の基本中の基本と考えています。
なぜなら、「夢は描く」のです。「書くことは欠くこと」。
欠落を埋めるだけですが、「描く」ことが生徒の時代に絵を描いて、
その評価を「下手くそ」とも言う教育者は、
その生徒の夢を奪い取っていると考えていただきたい。
鉛筆はもとよりスケッチペンは発想の文房具だと強く主張しておきます。
* 『まだまだ進化するシャープペンシル、だが作法がない』
* 『書く事のモノは最初から進化を続けている』
* 「プロとして元気の素は鉛筆への作法」
* 『鉛筆・最も基本的なモノにスタイラスもなってほしい』
* 『スケッチペンは脳と手の気分的な発想回路を動かす』
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8月 27th, 2016 Posted 12:00 AM
シャープペンシルは基本的には好きではありませんが、
スケッチ用のスケッチペンは芯の太さがありこれは好きです。
芯はおおよそ5種類ほどあります。
そして自分でもいい癖ではありませんが、
スケッチ用紙との相性を確かめたくなってしまいます。
デザイン対象への発想力を
脳と手先の回路を働かせるためにスケッチペンを試すうちに、
かなりのコレクションになってしまいました。
最近も、本当に気分でスケッチに向かうためには、
ヴィスコンティのスケッチペンにこだわって極めて日常品をデザインしました。
絶対の自信作です。もはや決定的なデザインをと狙っています。
今なおデザイン活動をしている自分へのデザインミッションは、
医療系・医学系が多く、これは大量の論文を読み、新素材を見いだし、
工学系から医学系で看医工学と位置づけているモノが多いのです。、
日常品でもう我慢出来ないほどデザインの貧しいモノが氾濫していますから、
自分デザインをしたい気持あるいは気分がわき上がります。
そのデザインに向かうには、ただスケッチブックにこの方向の
スケッチ用のシャープペンシルタイプが、脳と手を結びつけてくれます。
そういう意味では、このコレクションは大切なモノになっています。
何と言っても、どのスケッチペンシルが脳と手先を結びつけてくれるかは、
デザイン対象をどのような紙に描くかで決定することができるのです。
そしてスケッチブックはフランス・パリのある文房具店で常に発注して、
もう充分に生涯のスケッチブックは出来上がっています。
* 『まだまだ進化するシャープペンシル、だが作法がない』
* 『書く事のモノは最初から進化を続けている』
* 『モノは貧しくなっているのかもしれない』
* 「デザインツールの新規性化と習慣化を同時に」
* 「 *「手」が創造力の発電装置という話*」
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8月 26th, 2016 Posted 12:00 AM
おそらく文具屋さんのこうしたペン類をすべて試すことはないでしょうが、
自分は全てノックオンなどと書き味と書き心地を試してしまいます。
ともかく日本ほどこうしたペン類がそろっているところは
世界にもそうないでしょう。
ということは、日本人はとても恵まれています。
しかしプロのデザイナーとしては全てが応答商品にすぎないと考えています。
最も日本が解答商品を出したのは、「消えるボールペン」でした。
海外へのお土産には最高のモノです。
最近は0.01mmを造りましたが、これは回答商品と応答商品があります。
どれが応答で、どのメーカーのモノが回答商品かというのは、
話題になること・Topicsに応答している・Replyかは、試してください。
回答商品は、3種しかありません。
・キャップを外して使用するモノ
・ノックオンして芯を出し入れするモノ
・軸を回転させるだけのモノ、だけです。
最も、軸を引き延ばすことで芯が出てくるモノもありますが、
すべてが廉価品であり、100円ショップに平然と並んでいるモノもあります。
こうしたペン類は、所詮、何のためらいもなく使われていますが、
自分は、こうしたペン類の最高級品・高額品が日本にはほとんど無いこと、
これがこの業界を応答商品か回答商品で終わらせていると思っています。
実際は、ペンを持つこととファッション性があるということが大事です。
ある企業の社長は専務が取り出したボールペンに怒り出したことがありました。
専務ならそんなボールペンは使うべきでは無いということでした。
ある企業のプレゼルームでは、最終契約を結ぶ時には、
最高級品のボールペンと契約書が出され、
そのボールペンはプレゼントされました。
ホテルのバトラーの方が、これでサインをと言われたとき、
これはあのブランドですね、と言うと、
分かってもらえました、と、喜ばれたことがあります。
ペンとファッションが同一次元だと考えるべきと自分は思っています。
* 「ブルーを持ち歩くというファッションとデザイン効果」
* 「消える?という精美さ・日本のモノづくり」
* 『ボールペンとスタイラス・私の親しんだ描画ペン』
* 『葉巻文化と筆記具文化の統合性は凄いのだ!』
* 「現代文房具はどうして面白いのか」
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10月 10th, 2015 Posted 12:00 AM
デザイナーとしてとても惜しいモノコト=物事デザインは
喫煙具関係です。
人間が喫煙習慣を積み重ねてきた歴史は、
工芸品ともいえる数々のモノを生み出して趣味性が蓄積してきた
美しいモノが一杯ありました。
心臓を痛めてからすぐに禁煙しましたが、60代になったら
もう構わないだろう。
むしろ、喫煙具の美しさは自分の周辺に置いて置くべきだとさえ、
考えて、ワイフには時々叱られますが、
喫煙具の美しさは丹念にもう一度覚えておきたいからと、
収集してしまいます。
特にライターの名品は「ジッポー」です。
確か1930年代に創られたオイルライターは発明者の名前も知りませんが、
ジッポーライターの構成要素の簡潔さは、デザインの基本の基本です。
まず、インサイドユニットとボトムケース、リッドとヒンジ、
ジッポーはその装飾性では、様々なシリーズが出来上がってしまいます。
インサイドユニットには、綿球=オイルボール、と摩擦による発火石は、
確かにアウトドアから軍事品としても、
面白い逸話を一杯生み出してきました。
綿球から芯=ウィックにフリントとフリントホールが摩擦で
「発火」します。
それは、少なからず「文明」を発火させたといえるでしょう。
だから、このブログでもどうしても書いて置きたいテーマです。
文明としての火は、食物を焼いて飢えをしのぎ、
火の暖かさゆえに寒さから身体を守ってくれたわけです。
ジッポーとナイフは人間の必需品であることは間違いありません。
私は綿球だけを買い求めてもう一度詰め込み直しをします。
これで、オイルの長持ちを決めることができるのです。
映画で登場するジッポーの、リッドとヒンジの音はとても心地よいのです。
だから、そのジッポーの音は確かめざるを得ません。
芯材=ウィックはその長さで炎の大きさを調整できます。
それこそ真っ暗闇でジッポーの光は、
西洋が生み出した「あかり」なのです。
もはや私はデジタルサイネージどころではないということを
自宅玄関で実験し、
これを「デジタルアッサンブラージュ」と名付けました。
それは映像とLED、ともにデジタルな技術で「あかり」を制御するのです。
それには、日本的なあかり=蝋燭と、
西洋的なあかり=ジッポーをコントロールする必要があります。
このハードとソフトの開発を発表していくつもりです。
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2月 17th, 2012 Posted 12:52 AM
何年ぶりでしょうか。
「手芸屋」さんをのぞきました。
毛糸や生地やファスナーや糸巻きを
いっぱい目の中で溶かすことができました。
毛糸もこんなにやわらかいモノからとか、
糸巻きはすべてプラスチックに巻かれていました。
店頭で商品になっている洋装店の商品、
その部品を一堂に介して結局4時間ほど浸りきっていました。
ともかく、糸巻きの芯が一番欲しいとずーっと思ってきたのですが、
すべてプラスチックの芯でした。
それがとても残念であったのと、母を思い出してしまいました。
毛糸を買いました。
指で編んでみたいという衝動買いでした。
おそらくそのような時間はないでしょうが、
指編みを思い出したいという気持ちです。
編めなくて、この毛糸の柔らかさに時折触れてみようと思った次第です。
もう連日、頭の中ではある計画の実現、
それには膨大な人間関係に忙殺されます。
その緊張感と関係のバランス感覚に飛び込んでいかなければなりません。
「手芸」って男的な趣味ではありませんが、
確実なぬくもりがあります。
ただし、私は「手芸的」と表するのは、
素人感覚を揶揄するときの言葉です。
しかし、こうした手芸屋さんに、
揶揄する「手芸的」ということばは見当たりません。
そこで、ひたすらiPhoneで、
そのカラフルさだけを撮ってきてその感慨を記して置こうと思いました。
私が受け取った感覚、
手芸の部品や素材をこれだけ見ただけで「和む」ということは確実です。
ゆっくりとした時間の中で、毛糸と戯れたいと思い込んだ時間でした。
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