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『気障と美とデザイン』


   


     11月 15th, 2019  Posted 12:00 AM

私はデザイナーであり、常に思っているのが「デザイン」と「美」です。
「真善美」の中で、私が選んだのは「美」でしたが、
気障に見えるかもしれませんが、毎日「美」をともかく見ているのです。
私が音楽か美術に進みたいと言った時に、
「あなたはそっちが向いている」と母が後押ししてくれました。
そして美大進学のお祝いに「気障に生きなさい」と
指輪とブレスレットを買ってくれました。
また、書もそれこそ一流の禅寺で、
高校時代に自分から申し出て特訓しました。
この書は空海の寄せ集められた「般若心経」です。
そして、なにかにつけて、この書を見ます。
日々様々な物事があり、汚れやわだかまりなど
純粋な美だけを追求できなくなりますから、
心を空っぽにしてこの書を見たり、読んだり、書くことで知恵を授かり、
「美」を感じ取れる私自身となり、デザイン活動に戻れます。
時々の再起動を要します。
ともかく、「美」とは何か形あるものでは無くて、
この書の思い、考えを巡らせます。
それが、「美」に向かってきたことを確信できます


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『とうとうその時期「写経」で自分の書を晒します』


   


     2月 5th, 2017  Posted 12:00 AM

いつかこのような日が訪れると思っていました。
祖父も父も「写経」を始めていたのを思い出しながら、
私にもとうとうこの日がきました。
昨年あたりからそろそろだろうかと自分としては迷っていました。
以前、「日本デザイナー書道?楽部」を
facebookにそのクラブを立ち上げていました。
先般、若手デザイナーの太刀川氏に、
「川崎さん、これなかなかの筆ペンですよ」ってプレゼントされた筆ペン。
インクもあそこですよ。「そうなの」ということで筆ペンをいただきました。
そして、生まれて初めての「写経」を書いてみました。
正直、このブログで最初を出すか出すまいかととても悩みましたが、
本当に思い切って発表します。
正直、3つの漢字は始めて知ったのです。
そして、多分、父からはとても叱られていると思います。
中学時代に吉峰寺に夏休みに入れられたというか、閉じ込められました。
しかし、高校時代は自分から行って吉峰寺=曹洞宗禅寺の第一道場で、
ここの僧の方々は結婚せずに曹洞宗のエリート教育の場でした。
私はこの住職というより管長さんには、
手を竹の物差しで手を時々叩かれて書の訓練を受けました。
「書道と言わず、書と考えよ」、
書道とは道があるということは命をかける、と、
私は厳しく教わりましたが、最高の訓練を受けたと感謝しています。
にもかかわらず、これだけの楷書を筆ペンで書き上げたこと、
とても下手だと、多分、祖父はまあまあと言われ、
父からは相当に叱られていると思います。
最近は「書」を探し求めて見ようと思っています。
なんといっても、「写経262文字」は多分、私の生涯、死の直前まで
とても大切で重大に大事な日本文化だと再確認しました。
絶対に最高の筆文字=楷書を身につけたいと思いました。
祖父・父が私にこの訓練をさせてもらったこと、
とても感謝する一日になりました。
また時々この書の経過はここで発表しようと考えています。

* 『墨汁が護っていてくれた文字=言葉の伝統文化』
* 『黒板メーカー・馬印が実現してくれた「価値」』
*  「曹洞宗第一道場・吉峰寺での『薪』割り」
* 『書の手本は王羲之と藤原行成を選びます』
* 「松岡正剛『ち』の根源=漢意による決定」


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『黒板メーカー・馬印が実現してくれた「価値」』


   


     7月 17th, 2016  Posted 12:00 AM

書道というのは学校教育であり好きではありませんでした。
自分にとっては「書」であり、これは父・祖父から徹底的に訓練を受けました。
何と言っても禅寺・吉峰寺(永平寺第一道場)に、
中学・高校と夏には預けられて禅宗での書を訓練させられたことがあります。
まあ、この寺になぜ預けられたのかとか、自らが望んでということも
自分と書の関係は抜群の訓練を受けられたという幸運さがあります。
よって、文房四宝と言われるともうたまらなく大興味です。
たまたま、馬印:なんとも言えない古式な企業名に驚くとともに
日本文具大賞に応募された硯と筆と、このインクは、
ホワイトボードでの書道教具として登場してきました。
これまで、ホワイトボード上では、
絶対に不可能であった書が見事に可能です。
確かにこれは書道のある国々だけの商品ではありますが、
この素晴らしさを評価しないわけにはいかない商品性能を有し、
書道教育を確実に支援するモノ=商品になってきました。
いわゆる「とめはねはらい」をホワイトボード上で可能にしたわけです。
実際、もし自分が書体やカリグラフィーを教えるとなると、
これまでは、書はほとんど不可能でした。
特に、草書体は困難であり、楷書体や行書体よりも自分にとっての書ゆえに、
これをやるには黒板とチョークでした。
馬印とは、なんと黒板メーカーからの屋号からのブランドでした。
願わくば、これを筆頭にして「カリグラフィー」を可能にする教具に進歩を
自分自身最も期待をしています。
確かに最近では、書道アプリでパッド表現も少しだけ可能になっていますが、
あくまでもアナログ=手からの、
その筆記具そのものでのこうしたモノが望まれます。
望むこと、好むこと、
これが実質の「価値」だとこのモノは教えてくれています。

* 『硯箱を整理しながら・・・』
* 「デザイン基礎力の一つから現代社名ロゴをみると」
& 『石ころとスタイラス』
* 「曹洞宗第一道場・吉峰寺での『薪』割り」
* 「文房四宝の進化に沿わせる自分の幸運さ」


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