2月 2nd, 2019 Posted 12:00 AM
音響を楽しむには、「音場」と「音像」があります。
「音像」ばかりでの、いわゆるステレオ感だけでは
無いんだということをフランスの音響雑誌で知って衝撃を受けた私は、
美大の卒業制作でそれを作品として具現化しました。
音像とは、ステレオで演奏者が
丁度ど真ん中にいて再生音を表現するでした。
音場は、部屋のどこにいても、最適な演奏が楽しめることです。
私の音像は、JBL4343で確実に確かめています。
そしてB&OのBeolab5は、コンピュータで、
部屋の広さや家具の配置、視聴各者も測定し、
ステレオ感ではない新しい音響が楽しめることです。
この「音場」と「音像」を目一杯楽しむために、
周辺へ音漏れなき環境にもなっています。
さて、私の卒業制作この無指向性スピーカーは
有名な先生から酷評されました。
何にも知らない、この人にはセンスが無い、と
若く生意気な私は意にも介さずでした。
実は音場づくりにはコンピュータ=デジタルが必要です。
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7月 29th, 2015 Posted 12:00 AM
音のデザインにおいて、
私は卒業制作で、無指向性SP-SYSTEMをフランスから学んで提示。
45年も前のことでしたから、教授たちから相当に質問攻めでした。
当時、車のナビゲーションシステム提案も、
「そんな時代が来るか」といわれましたが、ある教授の部屋には、
私の当時の提案が額装されていたこともありました。
結局、音は「点音源」がズーッと求められてきました。
平行してLEDは「面光源」が液晶TV・液晶モニターに進化してきました。
今夜はLEDの線光源=リボン形式を今自宅の照明光源にしていると報告、
昨夜、
LEDが未だに電球形式から解放されない形態デザインを批評しました。
この本来はLEDが点光源を線光源にしていることでは、
限界だらけだと私は結論づけています。
もちろんLED光源ゆえにWi-Fi環境で1677万色を自在にプログラミングし、
たとえば、設定時間どおりに、朝は朝焼け、夕は夕焼け、その他の環境は
スマホで自由自在にパッシブとアクティブ制御が可能になっています。
しかし、私は「ひかりとあかり」が照明デザインの根本と考えています。
結論は「陰翳礼讃」にその証拠がありなのです。
では、LEDで何は出来ないのかをストレートに記述しておきます。
LEDの面光源は、液晶ディスプレイでデジタルサイネージですが、
「陰影」つまり、陰or影が点光源では限界が出来てしまいます。
それはLED線光源のリボンでは
相当に照射する面との関係がとても重要であり、
これにはいわゆる造形センスが求められるということになります。
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1月 17th, 2015 Posted 12:00 AM
私の美大での卒業制作は、400Wのプリアンプとメインアンプ、
そして、スピーカーシステムは無指向性でSPユニットを天井向けでした。
ユニットはアクリルシリンダーにCdS(硫化 カドミウムセル)によって、
入力周波数で、光量変化をさせる照明器具兼用でした。
アンプはじめ回路関係は、応用物理に進学した高校時代の親友であり
後に彼は、大きな進学塾を経営して今は会長になっています。
そんなこともあって、音響空間は音楽と連動した、
照明空間が可能だと以前から思っていました。
どういうわけか、ワイフがこのJBLのiPhoneアクセサリーのSPを
出張用に気に入っており、しかも小さなシリンダー表面は、
iPhoneで色光のパターンまで自由に変化ができます。
私自身のオーディオ感覚では、音響的にはラウドネス的過ぎますが、
まぁまぁそれほど、目くじらをたてて駄目出しはできません。
それよりも、オーディオ分野のデザイナーを目指していた、
その当時に実現したことが、40年経って商品になるまでの進化です。
最近、ワイフがこのスピーカーがえらく好きらしくて、
私の過去のアイディアでは、光導電体=フォトレジスタに出会って、
これなら、音の周波数を変えられると下宿で何度か実験をしました。
無指向性スピーカーについては、最終プレゼで、柳宗理先生から、
「人間の耳は正面性があるのに・・・」とか批判を受けましたが、
当時、フランスのオーディオ雑誌に登場し始めていた、
無指向性スピーカーの写真などを見せて納得してもらいました。
多分納得出来なかったようですが主任教授は過程を熟知されていたので、
私のデザイン意図をさらに細かく説明してもらったことを思い出します。
無指向性スピーカーは、音場をつくり、
指向性スピーカーは、音像をつくりますから、
自宅はこの二つでこそ、日常的な生活音響空間だと思っています。
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