4月 12th, 2016 Posted 12:00 AM
光は自然現象として拡散する性質があります。
ところが、光の拡散性を絞り込んで集中させることで、
その力を一点にさせることができます。
これを焦点と呼んでいます。
が、光だけではなくて、拡散することを一点に集中させた、
その点を焦点と呼ぶことは、単純な光学的なこの関係を隠喩として、
思考方法にすることができます。
これは焦点化を行うことでいわゆるimage-pointの配置ができます。
「コンセプト思考」からの離脱を主張している要点がここにあります。
まず、dollyとして視点移動から明確なview-pointが決定したとしても
そのview=pointは必ずしも焦点ではありません。
むしろ隠喩的な思考の熟慮もしくは集中化によってimage-pointを
さらに確約化させるのが思考を透視図化すると考えれば
Perspective化した消失点=vanishing pointが存在します。
この消失点への焦点化が思考の目標ということになるわけです。
現実的には透視図は次元数を決定します。
この次元数が3次元になると、ここでは立体図的な
3次元思考が可能になるということです。
次元数と焦点の設定、その隠喩化が思考方法の重大な一つということです。
*『際限は背中に、目の前に未来など無く』
*『まず、ニュートン的力学の隠喩としてのデザイン』
*『風神雷神図=風景から情景のアッサンブラージュ』
*『F映画が示唆していること=その真実性と想像性』
*『情報記号・印=サインからトポロジーへ・3』
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4月 10th, 2016 Posted 12:00 AM
コンシリエンスデザインという発想手法は、
学術系+芸術系・文系+理系の融合性と統合的なデザイン方法です。
デザイン方法というのは、
問題解決・価値創出・未来創成を目標・目的としています。
そして、僕が最も重大視していることは
「コンセプト」からの発想からの解放です。
それは、三つのデザイン空間への文理統合、
その思考の照射・投影・透過・射影によって
形態設計と制度設計になります。
● SCOPE・スコープでは視点移動=dollyが重大です。
● PERSPECT・パースペクトではその思考空間に消失点の発見です。
● PANORAMA・パノラマは学術と芸術が統合された思考空間に
そのアスペクト=比率を明確にしていくことです。
かつて、僕がCG登場とともにトロントでCGの教育訓練を受けたときに
dolly=ドーリーという言葉を初めて知りました。
それは、画面上でカメラの焦点を当てて行くようにすることでした。
この言葉は当時の英英辞典にも無くて、質問をした経験があります。
まさしく学術的な知識の焦点を芸術的な視点で動かしつつ思考決定です。
パースペクトというのは思考の投影図を創造したときに、
消失点=Vanishing pointを見いだせるかどうかを
論理性と感性を統合しながら見いだす方法です。
そして、デザインを最適化するには、統合的な発想結果が
社会性、それは制度設計かもしれませんが、
適正ある比例配分を決定すること=パノラマ的であることです。
こうした思考を成し遂げていくにはすでに「コンセプト」だけで
デザイナー的な発想を語り出すことからは解放されるべきでしょう。
コンシリエンスデザインにはこの三つを繋いでいる
まさに「ライン・メソッド」=Line Methodがあるということです。
*『数理造形から見えてきたAtom時代の終焉 ・03」
*『色彩知識はトロントで消去、そしてbit色彩を知る・04』
*『色彩感覚とCAD感覚・05』
*『なつかしい三冊の本、そこにクラインボトルあり』
*『今秋より『KK塾』を開催します』
Tags: CG, dolly, Line Method, PANORAMA, PERSPECT, SCOPE, Vanishing Point, アスペクト, カメラ, コンシリエンスデザイン, コンセプト, スコープ, デザイナー的, デザイン, デザイン方法, デザイン空間, ドーリー, トロント, パースペクト, パノラマ, パノラマ的, ライン・メソッド, 価値創出, 制度設計, 創造, 問題解決, 学術, 学術的, 学術系+芸術系, 射影, 形態設計, 思考, 思考決定, 思考空間, 感性, 投影, 投影図, 教育訓練, 文理統合, 文系+理系, 方法, 明確, 最適化, 未来創成, 比例配分, 比率, 決定, 消失点, 焦点, 照射, 画面上, 発想, 発想手法, 発想結果, 発見, 登場, 目標, 目的, 知識, 社会性, 経験, 統合, 統合的, 芸術, 芸術的, 英英辞典, 融合性, 視点, 視点移動, 解放, 言葉, 論理性, 質問, 透過, 適正, 重大, 重大視
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4月 7th, 2016 Posted 12:00 AM
iPhoneはじめスマホになって以来、
カメラは生活に最接近したモノになってしまいました。
カメラは記録機器でありますが、その撮影されたコトが
表現される場は、このブログもそうですが、SNSと結びつき、
Twitter、Facebookどころか、今では写真中心のInstagramにまで
様々な表現それは自己表現風、自己表現的な写真本来の目的が拡大です。
僕はなるべくカメラを自分の収集目的や趣味にはしないと決めていますが、
気がついたら、なんと、なるべく高性能で使い勝手を
自分流に判断をするとともに、海外製まで手に入れています。
現代、カメラは自分のもう一つのeye-pointどころか、
表現道具として、この技術進化は空恐ろしい状況になっています。
自宅や研究室にもカメラはいつでもいわゆる「監視の目」です。
これは大きな問題提起を投げかけています。
実際、最近の防犯はカメラが目となっていて、
犯人逮捕も防犯カメラのデータに頼っていることが増加しています。
スマホを持参していることで、人は、自分の目だけではなく、
記録媒体として、写真どころかビデオやムービーにまでが
あたかも社会性の善悪判断、その要因になってきています。
それこそ、表現はジャーナリズム化=日々の記録となり、
そのジャーナリスティックな判断をある意味では放棄しているのです。
それは、表現者のカメラという道具、プロのジャーナリズムの道具が、
一般化することで、社会判断を鈍化させていることになります。
人間は「消失点」を持っています。
しかし、カメラの消失点は制御可能です。
さらに、人間の視覚は最も遠景=星を見つける光年、
その距離感把握能力があり、
現代のカメラ=もう一つの視点・eye-pointがある意味を
十二分に検討する必要があると判断しています。
*『視覚空間は存在しないことを認識する必要がある』
*「岸辺のアルバム=家族平和とは安泰」
*『彼は映画の社会的メッセージを知り尽くしている』
*『デジタルカメラはなるべく買い換えない』
*『負のサイクルを即刻停止させるデザイン』
Tags: eye-point, FaceBook, Instagram, iPhone, SNS, Twitter, カメラ, コト, ジャーナリスティック, ジャーナリズム, ジャーナリズム化, スマホ, データ, ビデオ, プロ, ブログ, ムービー, モノ, 一般化, 人間, 使い勝手, 光年, 写真, 判断, 制御可能, 収集目的, 問題提起, 善悪判断, 意味, 技術進化, 拡大, 持参, 撮影, 放棄, 日々の記録, 星, 最接近, 検討, 海外製, 消失点, 犯人逮捕, 状況, 現代, 生活, 監視の目, 目的, 研究室, 社会判断, 社会性, 空恐ろしい, 自分流, 自宅, 自己表現的, 自己表現風, 表現, 表現者, 表現道具, 要因, 視覚, 記録媒体, 記録機器, 趣味, 距離感把握能力, 道具, 遠景, 鈍化, 防犯, 防犯カメラ, 高性能
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11月 30th, 2014 Posted 12:00 AM
11月30日 乙巳(赤口)
もっと明確な消失点を
いくつか打ち直すことが
想像を絶する
あの天災と対峙した私の
「生きていく」、最後の糧である。
川崎和男Design 図鑑
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10月 12th, 2014 Posted 12:00 AM
10月12日 丙辰(先負)
この年齢になってもし
悟っているとするなら、
それは、
冥府の入り口の前に、
もう一つの消失点が本当に
あるかどうかという
具体を思い知ることだと思う。
川崎和男Design 図鑑
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7月 28th, 2014 Posted 12:00 AM
7月28日 己亥(先勝)
もっと明確な消失点を
いくつか打ち直すことが
想像を絶する
あの天災と対峙した私の
「生きていく」、最後の糧である。
川崎和男Design 図鑑
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6月 29th, 2014 Posted 12:00 AM
6月29日 辛未(友引)
もっと明確な消失点を
いくつか打ち直すことが
想像を絶する
あの天災と対峙した私の
「生きていく」、最後の糧である。
川崎和男Design 図鑑
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6月 27th, 2014 Posted 12:00 AM
6月27日 己巳(赤口)
この年齢になってもし
悟っているとするなら、
それは、
冥府の入り口の前に、
もう一つの消失点が本当に
あるかどうかという
具体を思い知ることだと思う。
川崎和男Design 図鑑
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6月 25th, 2014 Posted 12:00 AM
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11月 11th, 2010 Posted 12:00 AM
56豪雪後の春
私の財産は思い出です。
特に、車イス生活の宣告からの日々です。
「ふるさとへ帰れ」と担当医から言われて帰郷しました。
心情は「都落ち」、デザイナーを辞めるかどうかの苦悩でした。
北陸はまさに56豪雪(=昭和56年の豪雪)でした。38豪雪は少年時代の経験があります。
豪雪、雪かきで闘う都会育ちの当時のパートナーを見ながら、発熱・悪寒の連続した暮らし、
まだ動かない両手とその指先に感じる多分スケッチが描けなくなりそうな怖さ、
これからの生活不安をそれでも押しつぶすために、ともかく陽気にという毎日でした。
これほど春が待ち遠しいという想いがあるのだろうかと、北陸福井生まれが初めて思いました。
春、体調もほぼ元気になり、車で遠出ができるまで回復。
ふるさとの春
夕焼けが沈む寸前の日本海と、道端の小さな草花の様々が最も美しく、
これが「美しさ」だと改めて感じる私、生きている私を確認しました。
ある日、父が聞きました。
「和男、お前は毎日どこへ車で行っているんだ?」
「三国で海を見たり、波の写真を撮っている」
「明日から、絶対に行くな!」
「なぜ?」
「・・・・・・」
父は、私が死に場所を見つけに行っていると思っていたのです。
ちょうど当時に、車イス障がい者の方が日本海に車ごと飛び込み自殺をしたからでした。
闇の道・往来経験
私にそんな心情はまったく無く、死のうと思う以上に「私の生き方」を見つける方が、
死を考えるよりもっと難しいと思っていました。
なぜなら、「死んでいく過程」は、
交通事故直後に一度あの世への闇の道を進んでいく体験がありました。
この道にはすでに3回出かけたことがあります。
あの世への「闇の道」は、一般的に言われている「臨死体験」ではありません。
確かに「闇の道」の消失点には光の輪がありました。
それは、この世とあの世への往来であり、この世に戻るときの苦しみが恐怖です。
いづれ詳細に書きます。
ふるさとの春=郷土主義の芽生え
そんな日々に、ふるさと・郷土が教えてくれたことがあります。
ふるさとの人間・ふるさとの自然・ふるさとの歴史が伝えてくれる様々でした。
郷土環境の中の自分に、郷土主義=ローカリズムが芽生えるのでしょう。
ローカリズムを貯め込んでいく私には、
二つのことが反射し反映してくる自分を知ることになります。
ローカリズムの対象性、グローバリゼーションとグローバリズムです。
無論、自分を知るためには何人かの言説がその時の光でした。
Tags: 38豪雪, 56豪雪, グローバリズム, グローバリゼーション, その時の光, ふるさとの人間, ふるさとの歴史, ふるさとの自然, ローカリズム, ローカリズムの対象性, 交通事故直後, 光の輪, 春が待ち遠しい, 死んでいく過程, 消失点, 生活不安, 私の生き方, 美しさ, 臨死体験, 言説, 郷土主義, 郷土環境, 都落ち, 闇の道
Posted in 057「グローバリゼーション」, 資本主義から逃走せよ!
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