5月 31st, 2023 Posted 12:00 AM
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11月 20th, 2018 Posted 12:00 AM
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5月 3rd, 2014 Posted 12:00 AM
私が彼の存在とその意味を知ろうとしてきたのは、
ルイス・キャロルの「鏡の国のアリス」に取り憑かれてからです。
そして、「ハンプティ・ダンプティ」を当然として、
「比喩」という概念、
特にデザイン思考の私流基軸にしてきました。
あるメーカーのインテリアデザインのテーマに使ったこともあり、
ルイス・キャロルは私が選んだ私の賢人12人の一人です。
これは「プラトンのオルゴール」では相当に再考再考の人でした。
ハンプティ・ダンプティは、スラングとしては、
ずんぐりむっくりという意味に過ぎませんが、
なぜ、このスラングに至ったことも歴史的なある意味、
思考という歴史的なコンテクスト上にあると思っています。
さて、デザインは概念思考で言葉を運用します。
それは言葉とデザイン、とりわけ、比喩さらには暗喩までを
思考連続させていく方法論の実務作業でもあるわけです。
私にとっては、ハンプティ・ダンプティをコアとして、
ルイス・キャロルに学んできたと思っています。
このことを大学の講義に持ち込むことは未だに出来てはいません。
が、少なからず、比喩としてはそのままルイス・キャロルからは、
「鏡」を見詰めとらえてきたと自負しています。
したがって、比喩=ハンプティ・ダンプティからの示唆として、
「鏡」への反映に比喩を、デザイン思考に入れてきたはずです。
そんなこともあって、このハンプティ・ダンプティの人形を、
時々眺めています。
次世代のデザイナーに伝えたいことは、ハンプティ・ダンプティ、
その存在を西洋的な寓話から、思考の手がかりにしてきたことは
改めて書き残し、デザイン思考の象徴の一つにしてほしいのです。
「『鏡』の存在を知り尽くすこと」
Tags: 「ハンプティ・ダンプティ」, 「プラトンのオルゴール」, 「鏡」, デザイン思考の象徴, ルイス・キャロル, 寓話, 暗喩, 概念思考, 比喩, 言葉とデザイン, 鏡の国のアリス」
Posted in 企望を「までい」具現へ, 危機解決をめざすデザイン実務, 祈望から企望へ
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2月 22nd, 2012 Posted 12:00 AM
デザインという手法は、言葉を持つことができます。
それは単なる造形言語、
あるいは記号論的な意味性という小難しいことではなく、
単純明快な比喩です。
これはその一つの商品にまでした作品です。
日本ではそれなりに商品になりましたが、
海外では大きな評価を受けました。
80年代、New Yorkのブルックリンは治安が悪く、
その再開発計画で、国際家具センターが新設されました。
世界中の家具取引をセンター規模でというきっかけを創った最初でした。
そのオープニングで、世界中から400点のイスが選抜されました。
日本からは、たった5点しか選ばれませんでした。
私のこのイスも選ばれ、
最終的にはグランプリ候補5点に入りましたが、
親友のイスがグランプリになりました。
このイスのテーマは「休息」でした。
休息の無い人、それは兵士です。
だから、まず兵士は迷彩服の戦闘着を脱ぎ捨てること、
そして、大砲や銃身をグニャリと曲げてしまうこと、
背もたれがその砲筒を曲げたことを比喩しています。
したがって、裸になった兵士と戦闘不能ゆえ、
兵士に休息があるということは「平和」に繋がるのです。
「譬」表現のメディア化を試みたイスです。
「平和」表現するポスターと
同等のインダストリアルデザインをめざしました。
そして、日本の座布団を積み重ねた形態です。
「TON TON」という商品名でした。
イスは、その造形によって物語りを用意すれば、
まさしく、比喩、直喩、換喩、隠喩によって
象徴的なメディアにすることができます。
次世代デザイナーに試みて欲しいことです。
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