1月 29th, 2014 Posted 12:00 AM
子供の頃第二次世界大戦の物語りを面白く読んだことがあります。
父は7.5年も従軍していましたから、その物語りを
ただ面白がっていた私、このことをどう考えたのだろうと、
そんなことを最近はよく考えます。
中でも、「暗号合戦」の話でした。
「紫暗号」という日本ならではのこれは武器でした。
そして日独海軍共用の「エニグマ暗号」がありました。
この暗号を解読した数学者の思考が現代につながっています。
暗号と現代は、そのままインターネット回線での秘匿信号です。
「デジタル」をその原意から再検分すると、
「指折り数える」という行為であり、その進化拡張なのです。
とりわけ、最強の暗号といわれた紫暗号の解読手法、
あのエニグマ暗号の解読がチューリング博士であったことは、
1980年代に入って見事に、三人のコンピュータ科学者に連続。
リヴェスト、シャミア、アドルマンであり、
彼らのイニシャルを使った「RSA暗号」こそ、
現代のネットワーク回線での二つの手法になっていることです。
簡単にいえば、「開閉の閉記号」は誰もが使え、
「開閉の開記号」を管理という二方法がインターネット方式。
しかし、私はこの領域であっても数学的思考だけの脆弱性があり、
この方式にこそ、デザイナーの関与がこれからは必然でしょう。
解説をしていくには、多分、私のデザイン経験から、
詳細にまとめ直す必要があるとつくづく考えるようになりました。
それは、パスワードを使おうが、
どのような個人的なデータ秘匿の管理方法でも必ず解かれます。
「デザイン数理学」と言い出していることには、
まだまだ時間的な進化要素を整理しなければなりませんが、
私は「プライバシーと情報」をデジタル発想でまとめ直すとき、
ともかく、新「暗号」の改革にはデザイナー発想が必要だと、
主張と強調をしておきます。
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1月 26th, 2010 Posted 1:00 AM
My Context of Computing Interaction
少なからずBit資本が情報化社会の基盤要素、
Bit資本が情報時代となってきた「要因」を
考えつくしてみたいからです。
だから特にソフトウエアとの関係を
私自身が1970年代からの実体験は、批評と評価を
語り尽くさねばならないと考えています。
批評は時として「非難」になります。
毒舌、悪口でもあります。
ただし、悪口を陰でコソコソと言っているのでは無く、
正眼の構えで、私自身が非難される覚悟をもって、
語るのです。
それは覚悟であって、勇気ではありません。
覚悟と勇気もその差異性を明確に志しであるべきです。
ブログという形式は、悪口の形式になることも
しばしば起こります。
「ブログ炎上」というのがその実例でしょう。
私のブログは、「数学」に触れると、
アクセス数は激減します。
どれだけ私たちが学校で「数学」がつまらなかったか、
ということでしょう。
ところが、「数学的思考」を根底でとらえて、
日常のツールとなったのがパソコンです。
すなわち、bit=1or 0=on or offのdigital世界を
隠されたレイヤーの後ろに「数学」というか、
「数理的思考」があることを認めて真正面で、
受け止めれば、パソコンにまつわる情報・情報化、
そして、
Bit資本を定義化して、
資本主義の変革、革新、
その手法を早く発見できるでしょう。
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12月 1st, 2009 Posted 7:39 PM
「デザイン」は、「問題解決の方法」だとこれまで、
ズッーと私は、一般に、学生に、企業に伝えてきました。
それも「問題解決」でありしかも「難問解決」なのです。
その唯一の方法だとさえ確信しています。
ただし、宗教ではありません。奇跡は起こせません。
まして、科学・技術・芸術でもないのです。
科学と技術とを接着・融合させるたった一つの方法です。
ところで「科学技術」という日本語は大きな間違いです。
哲学者・中村雄二郎先生は、
「科学」は「分科学」の略語にすぎないと教えられました。
デザインの難問解決という論議から、
問題解決の簡潔な方程式を、
私はデザイン思考の基本と基準にしてきました。
つまり「問題」には、
●「話題」=Topics
●「課題」=Question
●「問題」=Problem
があります。
この解決は、
■ Topics – Reply
■ Question – Answer
■ Problem – Solution
ということまでが、本来の方程式=equationです。
この方程式は、デザインでは次の二つになります。
AlgorithmとProgramです。
そこで、「資本論」のために、
マルクス(数学に関する遺稿集)が、なぜ導関数を
エンゲルスに教えたのかがわかるはずです。
数学的思考は、応答と回答は、
「算数」や「数学」で学ぶことができます。
芸術も、応答的な作品と回答的な作品しかありません。
本来、「問題解決」・「難問解決」によって「解答」が
創出されるのです。
創出されるから、クリエィティブでなければいけません。
しかも「解答」は美しさが必要です。
私は、「逃走する方程式」はかくあるべきと考えています。
そして、デザインには、
「デザイン数理学」というAlgorithmとProgramが、
「分科学」として「技術」を支え、
造形言語によって美しさが創出されるのだと思います。
「資本主義から逃走できるデザイン」、
その時代を牽引できるデザイナーは限られているのは、
多分、「仕分けられた」才能でしょう。
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