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Posts Tagged ‘ホーム’


『リモートコマンダーでネット空間をWiFi化すること』


   


     1月 5th, 2019  Posted 12:00 AM

テレビが大好きでしたが、今はもう厭きてきてます。
夜な夜なYouTubeを視ています。
テレビはもう時代が変わってきましたが、
本体だけの音ではやはり満足できる音質ではないので
毎度システムを更新中です、完了ではないのです。
B&Oは音響ですがホーム制御が使えます(左二つ)。
東芝の4K58インチTVのテレビ周辺には、7.1chで相当数の
スピーカーシステムがありましたが、これをWiFiで
無線化して5.1chになっています。あと2つのテレビは、
今では手に入らないFOTIS.TVを使っています。
これ以上のデザインはやっぱりありません。
4K58TVはソニーのマルチアンプで制御して使用します。
映画での戦闘場面はもの凄い音響が心地良くて、
5.1chでスピーカーをセンター1台、バック2台とウーハを1台のところ、
ウーハをもう一1台置きたいなぁと思っています。
正直なところ、サーバーも大変な数があります。
私のクラウドネットが充実しています。
それぞれの部屋には、B&Oのシステムが2台ずつもあって、
これらをリモートコントロールで切替も出来ます。
玄関のミラー越しのモニターと照明環境と、
寝室はダウンライトのphilips LED照明をiPhoneでコントロールします。
「デジタル・アッサンブラージュ」になっています。
そんな私の存在は、実空間よりネット空間に
身を置くことが多いのかも知れませんが、今年度、変わるかも知れません。


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『もっと豊かな鉄道システムの統括デザインが急務』


   


     6月 26th, 2016  Posted 1:00 AM

ふるさと福井には、月1回は必ず帰ります。
北陸本線は相変わらずのサンダーバード。
金沢には北陸新幹線ということで、金沢駅前は確実な観光地。
比して、福井はすっかり恐竜の街ですが、
福井駅前も、やっと様変わりしてきました。
しかし、寂しい街へとばく進しているようにしか思えません。
私にとっては、この写真でも明らかなように、
プラットホームと列車の乗降は大騒ぎの状態です。
いわゆる国土交通省に乗り込んで、新幹線のホームやり直しを談判して、
その直後に、扇千景大臣が視察をして、
エレベーター設置はその3年後でした。
今では、新大阪も福井も駅員さんとは顔なじみですが、
彼らに意見したところで、改善はされません。
列車とホーム、さらには駅舎、そして駅前は日本国中、
建築計画・列車デザインとの関係も、「デザイン不在」と言い切れます。
今や確かにエレベーターも完備されましたが、
決して、車イスや乳母車優先でありません。
これは社会モラルの問題です。
時に、手ぶらで若者が平然とエレベーターに乗ってこようものなら、
はっきりと、「君は使ってはならない」と言ってきました。
それこそ、モラルの無い中国人とは銀座で大喧嘩になり、
警官数名も止めにきましたが、
明確に、「私たちも中国人嫌いですから任せてください」と言われる始末。
駅の新規改修計画が必然です。
列車も同様にデザインはやり直すべきです。
でも、やっとこのデザインでスターデザイナーが出てきましたが、
見直しの時期だと告発せざるをえません。
おそらく2020年のオリンピックまでに、相当の修繕、
あるいは革新的なデザインは急務になっています。
そして2020年後、この日本、
特に地方都市はもっと「貧しく」なるでしょう。

*『見慣れないのではなくて無視にも気づかない無知さについて』
*『新幹線ホームのエレベーターは再デザイン必要』
*『随分改善された車椅子対応までのエピソード』
*『駅構内エレベーターについて』
*『恐竜の里になっていたふるさと福井』


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『見慣れないのではなくて無視にも気づかない無知さについて』


   


     12月 9th, 2014  Posted 12:00 AM

駅のホームは空しくなるほど酷い。
最近はこんなことが見たり聞いたり知って、空しさと同時に、
とても穏やかになれない自分がいます。
もし、コスト的にただ屋根があって、それでも様々に機能的、
だからデザインされている、なんてもし自称しているなら、ヤる!
それこそ、ある記者の方から、革新について連載を書くので取材とか
そうした質問を聞いているうちに、私の苛立ちがあがってきます。
思い切って、「あの、ところで『革新』って何ですか?」、
「えぇ〜、革新は革新でしょう」
(バカヤロウ、もう結構だ、目の前にいたら・・・!)。
ある評論家が、
「イノベーションが起こらないんだヨ、困るね」、
「あの、イノベーションを発言した論理だと・・・」と言うと、
「それ、どういうこと?」
(はァ〜、原本すべて読破して自分の意見あるの〜)。
ある若手経営者が、
「これから我が社の機器と回線は・・・・」
(機器ってそういう意味じゃ無い、回線の時代性見えていない)
(この企業が自称する時代性はもう消滅しているナ〜)
助教授から准教授と名前が変わりました。
どうしたものでしょうか〜
(お前は、世間では生きていけない、せめて大学の空間に・・・
いや、お前がいくら博士だろうが、その前に才能が無い!)
エェッ、よくも匿名だとここまで勝手なことを書き込むよナ〜
一度、私の前で、私の目を見て、正々堂々と非難してみなさいよ?
できるわけがない!
車イスの私だけど、殴りあってみますか!
殴り合い、当然、暴力での喧嘩です。
やり合った経験すらないでしょう。いつでも出来ます、私は。
駅のホームの貧しさを見て、体中に怒りが沸いてくる私です。


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『通称・点字ブロックのデザイン間違い!』


   


     1月 23rd, 2014  Posted 12:00 AM

今や国内の公共的な場では至る所が「点字ブロック」です。
これはとても国内がバリアフリーになってきているという証拠。
しかし、「点字ブロック」とは通称であり、
正式には「視覚障害者誘導用ブロック」と決められていますが、
「矛盾する問題」を多く抱えています。
いわゆる視覚障がいの人たちにとっては重要な誘導ガイドですが、
一方では私など車椅子使用者にとってはバリアです。
あのブロックの上を車椅子の私はきびしい振動を受け辛いのです。
視覚障がいの方にとって危険な所は駅のホームがまずあります。
視覚障がいも後天的、たとえば糖尿病疾病で突然の方には、
白杖でのガイドには無理がありますからこのブロックは有効です。
しかし最近は高齢者の方がこのブロックで躓いて骨折が急増加。
したがって、建築空間では「黄色」に不満がありましたが、
弱視の方には黄色が有効なことは証明されています。
そこで問題は、このブロックは地上5mm高になっていますが、
この写真なども5mm高を越えていることです。
視覚障がい者の連盟が懸命に国に訴えて実現してきたこともあり、
その歴史的な功績を破棄することも憚れる問題です。
もはや「点字ブロック」をストリートファニチュアとすれば、
新たなアイディアでの最適デザインが必要なわけです。
私はこのブロックがコンクリート製ゆえを言い訳とする行政は、
許せるわけがありません。
誰かがこの「矛盾」解決を主張すべきです。
高齢者・車椅子使用者・先天的な視覚障がい者それぞれ、
とりわけ、後天的な視覚障がい者向けの誘導ガイドこそ、
「デザインで解決」するべき問題だと言っておきます。
デザイン系・建築系の学生コンペ課題として「点字ブロック」、
このあり方とデザイン設計が求められると考えています。


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「新幹線ホームのエレベーターは再デザイン必要」


   


     11月 26th, 2012  Posted 12:00 AM

車椅子になって、まず不便極まりなかったのが鉄道でした。
ある政治家秘書の方と陳情に行ったことがあります。
その後、扇千景大臣が視察して3年後に、
新幹線ホームにエレベーターが設置されました。
だから、車椅子の者にとっては結構便利になりましたが、
これからの高齢社会を考えると、
駅ホームとエレベーターの設置数はもっと増加させるべきでしょう。
しかも、日本人マナーはすこぶる悪くて、
障害者も妊婦も優先されるわけどころか、
階段を使うより楽だから、
平然とエレベーター利用者は数多いと言っていいでしょう。
ガラスで封じ込められたユニット的機器としてのエレベーター、
そのデザインは、醜悪な形態言語になっています。
そして、エレベーター機構技術が
進化しているとは言い難いと私は思っています。
透明で機構や実装構造が見えるというのは、
それなりの技術成果かもしれませんが、
機構整理されたデザインにまで完成度はありません。
まず、地震になれば、エレベーターは停止させなければなりません。
駅構内やホームが火事ということはほとんどありえないでしょうが、
火事には使用不可能となる機器システムです。
私は、まず、公衆が利用・使用し、
駅が所有するエレベーターの「記号性」を問い直しておきたいと思います。
この透明化された機器システムが「意味していること」と、
「意味されている」存在性を再考すべきだと提案しておきます。
それは、公的なモノである性能性・機能性・効能性、
こうした「意味作用」が
エレベーターの造形言語は何であっただろうかということです。
おそらく、この造形言語を追い求めれば、
新たなエレベーター技術を進化させる革新的な発想を
造形言語の意図からうながすことが出来ると確信している次第です。


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「『商品』づくりの時代は終わった」


   


     11月 18th, 2012  Posted 12:00 AM

名古屋駅新幹線ホームから、量販店が見えます。
その量販店ビルにはメーカー・ロゴが夜になると、
イルミネーションライトされて浮かび上がっています。
私自身、家電メーカーからデザイナーとして出発しました。
輝かしいほどの青春時代でした。
毎日、オーディオ商品の開発・製品企画から商品展開は、
商品である機器というモノと同時に、
サービスも含めて「ヒット商品づくり」に燃えていました。
そして、時代は、
脱工業化社会から情報化、情報社会へと進展してきました。
私はデザイナーゆえデザイン界にあって、
時代性と社会性を「モノづくり」の視点から見つめてきました。
だから、特に国内のあらゆる産業構造と日常的に関わってきました。
無論、私のデザインした商品はメガネ・ティーカップから医療機器に及び、
さらには製品開発だけではなく、
「モノづくり」から「制度設計」と「大学院教育」に携わっています。
したがって、いわゆる「日の丸家電」の盛衰に関わりながら、
すでに「知恵としての商品づくり」を提言する立場にあると考えています。
もはや、明言すれば、
「いつまで商品=モノ・サービス」づくりに、
メーカーも流通も呪縛され続けているのでしょうか。
『商品づくり』はもう停止する時代を日本は先導するべきだと考えます。
TV-CFで、
家電・家具・車・カメラなどの新製品とそのデザインを見るとき、
無念でなりません。
まったく無能なデザインの社会提示が
まさに大津波のごとく喧伝されています。
デザイナー達もこの津波にさらわれています。
元凶はメーカー経営者たちの無能さ=センス無き美学が、
共同幻想としている経営仮説と収益構造。
この二つに『商品』にだけ焦点を当てている有様だからでしょう。
私は、今一度「製品記号論」・「造形言語」・「形態言語」を配置して、
「先端的統合デザイン論」を大学で講じています。
つまり、モノ・サービス・情報発信装置の「意味作用性」を、
とりわけ次世代のリーダー候補たち=大学生に
新規設定してほしいからです。
『商品づくり=モノ・サービス・流通』の時代を
経済基軸から外すべきです。
他大学やふるさとで
新しいデザイン手法を年末まで披露していくつもりです。
今、私の学生たちは「博士号学位論文」と「修士論文」には、
デザイン成果である「作品」とともに、
これからのデザインを差し出してくれるでしょう。


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「随分改善された車椅子対応までのエピソード」


   


     7月 30th, 2012  Posted 12:00 AM

車椅子になって、新幹線での乗り降りには、
私には相当の闘いがありました。
東京から新幹線に乗ろうとしたとき、
かつては1時間前に駅に行かなければなりませんでした。
東京駅では業務用エレベーターで、
東京駅地下道・妙な臭いの空間を通るのです。
そこで、ある衆議院議員の秘書の方と
国土交通省に陳情に行ったことがあり大喧嘩をしました。
新幹線に限らず、
「駅長室」ここに駅長さんがいるわけではありませんが、
それこそ、抗議を随分やったものです。
国土交通省での私の戦闘論理は簡潔に仕組みました。
「海外から車椅子旅行者が、業務用エレベーターに乗せられ、
そして地下道、その臭いを知ったなら、日本のイメージががた落ち」。
当時の扇大臣が視察をされて驚愕されて改善計画が始まりました。
それから3年後に現在のエレベーターが設置されました。
米国のアムトラックでの車椅子対応と車両設計の合理性を
体験していたことが私の背景でした。
最近は、写真のようなホームから車両までのスロープが用意されています。
駅員の皆さんも大変に親切になりました。
それでも時に大駅ほどとんでも無い事態に遭遇します。
詳細は書かないでおきます。
しかし、私は、
このようなスロープでは限界がやがてくると想像しています。
飛行機での車椅子対応は、航空各社で多少差異がありますが、
最近では、必ず、車椅子の人に2~3組出逢います。
おそらく、これからはもっと、
車椅子使用者の列車利用が増えることは間違いありません。
おそらく、5組の乗降があったなら、
列車の停車時間内では対応が困難になるはずです。
車椅子対応の車両も北陸線「サンダーバード」では一組しかありません。
グリーン車内には車椅子巾がなければ乗降不可能です。
つまり、列車の車両デザインそのものを根本から変えるべきです。
ホームと列車間の隙間をスロープで解決している限界があり、
車両のトイレ洗面はもっと基本的ユニバーサルデザインが必要です。
こうしたデザイン設計できる
列車車両の次世代デザイナーに期待することです。


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「駅構内エレベーターについて」


   


     11月 5th, 2011  Posted 12:00 AM

車椅子移動は困難なこととても多いのです。
バリアフリー法や、ユニバーサルデザインブーム以前に、
ある国会議員の秘書の方と、
国土交通省に直訴したことがあります。
結果、当時の扇千景大臣が初めて東京駅を視察。
東京駅は敗戦直後の地下道が車椅子誘導に使われていました。
大阪駅も時折地下道(写真下)を通らなければなりませんが、
やがて改善されるでしょう。
大臣は地下道やその環境にとてもびっくりされ、
駅構内にエレベーター設置が、3年後から始まりました。
最近ではJRの駅構内にはエレベーターが設置されました。
ところがローカル線ほど駅員の方や、
エレベーター利用では、
駅員の方や他の乗客の方々にはマナーと親切さがあります。
大阪はじめ大都市でのエレベーター利用では、
乗客や駅員には親切心どころかマナーがありません。
このエレベーターを「我先に利用して憚らない人」は、
大都市ほど多いのです。
特に若者でカップルが荷物も無いのに平気で乗り込んでくる、
こんな場面になると私は注意をします。
最近は、スタッフやワイフも「刺されるかもしれないから」と、
心配してくれます。
ローカルの駅員さんは、
身障者や妊婦さん高齢者優先を告げてくれますが、
大阪駅は乗客のエレベーター利用のマナーは最低最悪です。
これが大阪の「倫理観無し、ひき逃げ事件多し」、
こんな事件多発につながっていると私は判断しています。
先般、新大阪駅構内で人身事故がありました。
結果、新大阪駅では駅員が北陸線ホームにはまったくいなくて、
発車時間優先のために、私は無理矢理下車させられました。
ホームと列車の間にはスロープが無ければ、
危険極まりないにも関わらず、無理矢理下車という危険さです。
間違えば、私自身がホームと列車の間に挟まる寸前でした。
当然に、抗議をしましたがその対応に呆れています。
JR西日本の体質が見え隠れしているのです。
今日、正式な謝罪が電話でありましたが、
私は、根本的な問題解決は、
もっと制度上にあると判断しています。
当然ながら、ハードとしてのエレベーターのデザインも
大きな問題があると思っています。
エレベーター設計とデザインは根本から革新すべきです。
折角私は車椅子に乗っていますから、気づくこと多しです。
これからは一段と高齢者で車椅子使用者は格段に増加です。
だから、ハードからソフトまでの「制度設計デザイン」を、
発言と提言、デザインを提案していきます。

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