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Posts Tagged ‘クロコダイル’


『今年の筆記具を再確認しておく』


   


     1月 8th, 2015  Posted 12:12 AM

昨年末に、私は手帳やノート、スケジュール帳を手配しました。
それは、あくまでもクロコダイルに拘っていることです。
私はこのブログで、何度も筆記具は書き残しておくつもりです。
「弘法は筆を選ばず」は嘘だと思っているからです。
書くこと、描くことには生涯、徹底していたいと考えています。
それは当然、生涯がデザイナーで生きぬくことの覚悟です。
車イスになって、しばらく社会復帰するために、
あるホテルでトレーニングをしていた時期があります。
そのときに、私は当時とても買えないブランドモノを知りました。
そして、そうしたブランドモノを徹底的に買えないだけに
いっぱい学んだことがあります。
「買えなくとも借金してでもこれは買いなさい」と
薦められたモノ=ジャケットや鞄やブルゾンがあります。
それらはすべてクロコダイルでした。
なぜ、クロコダイルかというと、ワニ革は最も地球環境の指標です。
現在のクロコダイルは、養殖であり、型押しパターンです。
いわゆる天然ものであっても、革パターンの左右対称性は壊れています。
養殖モノは、天然風モノに変質し、また型押しも間違いだらけです。
しかし、最高級ブランドはそのことを知り尽くしています。
また、ボールペンもどこにいっても手に入るペンは、
筆記具の基本であり、残念ながら、国内メーカーはこうしたペンの
使い勝手やバランスを見抜いていません。
だから、紙に書く描くだけでなく、ボールペンキャップでPad用が
すでに出来上がってしまっているのです。
最も、私のPad使い勝手には至っていません。
理由はすごく簡単です。このキャップ開発で見抜けていないことが
あまりにもまだまだあることです。
ともかく、クロコダイルのパターン表現は、地球環境の変化、
そしてデザイン=デコレーションを取り違えていることも
自分の筆記具選びでのひとつの目安です。


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『多様多色性のある「白」色が滅茶苦茶かも』


   


     5月 18th, 2014  Posted 12:00 AM

海外の皮革製品、その有名ブランドの鞄には「白色」があります。
先般もその店舗の人の知識に呆れてしまって、
私の事だからあえてとても不機嫌な表情を演じきりました。
「この本革の鞄はイタリア生まれなので白が上等です」
(ふざけんじゃないぞ!何がイタリア製か!?)
(それ以前に、クロコダイルが型押しじゃないか!)
(それでこの値段?)
「あなたね、もっと勉強しなさいよ!」、言ってしまいました。
今、クロコダイルは養殖が多くて、これほどのパターンは型押し。
白?、イタリアで染めれるわけがない!
私はプロですから、分かっています。
現在の自然素材の皮革製品、その白色と型押しに要注意です。
さて、「白色」と「黒色」は多様多色だから多彩です。
黄みがかった白・青みがかった白・赤みがかった白、
そして明度差が歴然としています。
この色味の指定がお店で滅茶苦茶になってきています。
私はおおよそ三つの素材で確認することができると思っています。
皮革・これは日本でなければ染色はできないでしょう。
布地・織物、編物の生地色はその糸への染料で決まります。
最近の喫茶店でのティーカップ、コーヒーカップ、その選別は
もうデタラメです。ついつい、このお店間違っている!
そんなことを決して言いださないようにワイフに睨まれますから、
(この紅茶をこのカップで飲めとは何事か!)と思っています。
最近も、陶磁器産地産の陶磁器が全国的に無知過ぎます。
それはデザイナー自身が無知な輩が多くなってきたからでしょう。
私の教え子たちなら、そのことには詳細なはずです。
そういえば、海外製陶磁器メーカーの倒産も、
この無知さが如実だったと言っておきます。

「陶磁器は進化も革新もしていなかった、私の判断」
「陶磁器メーカーの相次ぐ倒産はやむなしかもしれない」


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「いっちょらい」


   


     3月 22nd, 2012  Posted 12:00 AM

有田に来ています。
身につけているのは、「いっちょらい」のモノです。
「いっちょらい」というのは福井弁です。
私の発音は未だに福井弁が消えていないようです。
京都生まれ京都育ちのワイフからしばしば指摘されます。
しかし、奈良と京都の文化を支えていたのは、
越前と美濃だという確信があります。
だから私は越前生まれを誇りにしていますから、
福井弁のまま生きていくでしょう。
今出張中ですが、
身につけているのは、すべからく私が選び抜いたモノですから、
多分、形見になるモノばかりです。
時計も私のコレクションの中では特別注文したモノです。
今、日本人のある時計師の方にもいづれ頼みたいモノがあります。
財布はもうこれほどのクロコダイルでしかも青染めは出てこないでしょう。
ブレスレットは、時計に合わせて自作したビーズのブレスレットです。
今年修士修了生には手作りのブレスレットを贈りました。
結構、私の手作りは人気があるようです。
時々、見せびらかすと「いい」と言われると、
ついついプレゼントしてしまいます。
なかなか時間が無いので、ちょっとの息抜きに造ります。
すべての教え子に贈ってやりたいと考えています。
つまり、ブレスレットで手かせとして呪縛してやろうという魂胆です。
カレッジリングも自分の大学卒業年度72アンティークリングを
いつも探して集めているコレクションの一つです。
自分の研究室生にはカレッジリングデザインして
造ってやりたいと考えています。
もう一つのリングは、
私なりにこのデザイナーとは闘ってきたライバルの作品です。
ともかく、私の「いっちょらい」を出張中ゆえに身につけています。
もう自分の時間制限が見え始めていますから、
「いっちょらい」に、
自分の生活を包んでおきたいというのが念願になっています。
有田の新作は、工房工場も訪問し、
スタッフの皆さんに挨拶ができました。

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「皮革・クロコダイルに地球危機が明確」


   


     1月 30th, 2012  Posted 12:00 AM

皮革というのは、皮と革という漢字です。
皮は皮膚その物であり、皮と膚が文字通り、
皮=革、膚=布、この関係が成立しているモノとなります。
皮革と言えばいわゆる皮革製品では、
カーフ・クロコダイル・オストリッチ・リザードなど。
こうした皮革製品は大変に高額商品です。
それは狩猟から始まり加工工程での大変な時間と手作業、
その技法や流通での付加価値です。
私が心惹かれる皮革素材は、カーフ・クロコダイル・リザードがあります。
20代の頃、こうした製品の高額さに驚きました。
当時はこうした皮革製品がブランドモノであり、
まったく興味がありませんでした。
しかしオーディオに関わり、
「高級品」を学ぶためにブランドショップに何度も行きました。
その頃は、若過ぎてある店舗では、支配人から質問されたことがあります。
とても購買する客には見えなかったのでしょう。
ところが、その支配人にデザイナーであることを伝えると、
全て「手にとって見なさい」とまで指導をしていただいたことがあります。
感謝している一人です。
この方に「高級品の技術価値」を学びました。
車椅子になって退院後、
あるホテルでしばらくトレーニングも兼ねて滞在しました。
その時に高級ブランドショップで、
やはり、ブランド品に触って教わることが出来ました。
そのときクロコダイルの
いわゆる皮革模様の左右対照性が崩れ始めていることを教わりました。
確かに、年毎にクロコダイルの左右対照性が完全な物は激減しています。
つまり、自然素材として生物であるワニの
皮革模様が変化してきているのは、
地球環境でこうした生物の身体異常が格段に増加しているのです。
「もう、これほどの皮革は手に入らない」という物に
出会うこともあります。
徹底的にこうした自然素材=皮革を人工化する
フェイクレザーも大好きです。
それは工業デザインの立場から、
工業技術としての技術成果を認めるからです。
私が尊敬していたある故・経営者の別荘に招かれたことがあります。
そこで、私はリザードで覆われたその方のデスクに驚愕しました。
つまり、リザード模様の見事さとデスク仕様加工の完璧さです。
その経営者の美学観が経営手法に表れていました。
皮革製品に地球環境の現実が象徴化されています。
そしてその実際を確認するために、
私自身選び抜いて特にクロコダイルコレクションをしています。

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『資本主義からの逃走』
   「革新は、改革なのか変革なのか?」


   


     8月 3rd, 2010  Posted 12:00 AM

革新には二つの方向
「革」、特にクロコダイルとブリザードが大好きです。
しかし、クロコダイルの皮革商品はこれからは貴重品になるでしょう。
地球環境の天変地異が動物たちの存続を怪しくしています。
この地球環境を「変える」ことは、デザイン対象です。
私は「変える」、「変えたい」と常に思って生きてきました。
昨日は「変える」というのは、
対象に「恋する」意欲、意志に近いと記しました。
その理由も至極、語源的であり、
「變」と「戀」にその意味が覆い被さっているという私見です。
さて、革新とは、対象が「革」を木を切り倒した切り口のようにすることです。
それが二通りあります。
私は、「改革」と「変革」には大きな違いがあるから、
相当の吟味が必要だと考えています。
特に、政治家や企業家のリーダーはこの二つの大きな違いを無意識ですから、
決して実現などしないのでしょう。
私はデザイナーだから、デザイン対象を詳細に見詰めます。
結果、若い頃には、企業家=社長に向かって、
「この企業でのデザインは、改革ですか変革ですか?」
この質問をしたおかげで、
生意気という評価と仕事はいただけない経験をどれだけしてきたことでしょうか。
おかげで、私のこのデザイン対象の再認識手法、
それを支援していただいたリーダーの器量ある企業での商品開発は「革新」でした。
だから、失敗は皆無だと自負できます。
そして、革新をめざしてデザインしたモノは、
ロングライフ製品や、海外の美術館に永久収蔵されています。
私は「改革」は目指しません。
それは、改善、手直しただけであり、革新と言うほどのものではないからです。
変革をめざす
いつでも「変革」をめざしてきました。
対象は「革」です。ピーンと張った革にも関わらず、
その不安定な革、
いうなれば、ピーンと張っていても
まさしく時代の風の中で揺れているというより吹き飛ばされそうな状況を
「変える」のです。
「変革」に恋する自分でありたいのです。
「改革」ではもうはや本当の「革新」には至らないとすら思っています。


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5月2日Staff Blog


   


     5月 2nd, 2010  Posted 10:00 AM

5月2日

ずっとブルーの小物たちを使っていた
BOSS(川崎和男Kazuo KAWASAKI)。

最近では、
クロコダイル皮のブラックがお気に入り。
スケジュール帳に、メモ帳、名刺入れです。

正鰐亜目に属するワニ目は、
アリゲーター科、クロコダイル科、ガビアル科
の3科に分類されます。
こちらの小物はクロコダイル仕様。

因みにクロコダイルとアリゲーターの違いは、
体を覆う硬い鱗板(りんばん)に
熱感知器官がある(クロコダイル科)か
無い(アリゲーター科)か、だそうです。


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