知性が
感情を喚起することで、
よどんだ情感が
透明化し、
陽気となっていく。

この陰性を陽性化するには、
観察力に知性が必要である。

感情とは陰性の感覚、
陰気といっていいだろう。

それは、
よどんでいく性質を
もっている。

観察するとき、
ひとは感情の流れを
きもちにためていく。

モノを観察する。

それが、
「逐次としてのデザイン」
だと
私は確信している。

逐次性を
逐年的なデザインに
発展させること、
それは
デザインにとっては
開放の手立てであり、
革新の手法だと考えたい。

シーケンシャル
コントロール、
つまり、
時間の経過の中に
記憶されてきた、
それぞれの年月での
プログラムを
もう一度
ひとつひとつ
読み直し、
読み取り、
そして吟味し、
新たなプログラムに
書き換えることで
デザインの
逐次性を
高めていく
必要がある。

進化や進歩的なども
問い詰めるべきだ。