2月 1st, 2010 Posted 1:00 AM
無思考
私はほとんど外出してデパートやショッピングモールなどは、車イスになる前から、好きではありませんでした。ミッドタウンをワイフに車イスを押してもらいつつ、いわゆるデザイン系ショップを久々にのぞいて見ました。デザインは、相変わらず「進化」がありませんでした。学生たちが憧れているモダンデザイン系ショップに陳列されているモノに、愕然としました。1960年代よりは素材がカラフルだったり、プラスチックや電気回路が進歩したから、「ソレナリ」のモノがこれほどコピーされて氾濫しているとは、驚きでした。まるで、浦島太郎の心境になって、もう本当に目眩がしました。外出して、書店に行っても、あまりのカラフルさは、車イス視線からでは、目眩がします。まして、コピー製品があまりに「それっぽいデザインした風」なのですから、耐えかねます。また、店員さんの商品知識も格段に低いと思いました。せめて、これぐらい知るべきでしょう。カタログにも肝心な性能表が無くなってきています。それは駄目でしょう。企業の商品化能力を疑います。また、あるアイテムの展示会に招かれました。有明ビッグサイトでの見本市企画企業から、あらたな業種の展示会へのアドバイスを、ということでVIPカードで見て回りました。流ちょうな日本語の外人からいっぱい声をかけれられました。なんとしても商談!という意気込みです。比して、肝心な見本市担当者の無口なことにあきれました。これじゃ、凋落する産業のさらなる凋落が予知出来ます。ともかく、思考していない=薄思考です。これを私は、無思考とは言いません。無思考とは、思考が「無」の状況や事態を指示していると私は考えています。なんでもいいから、まだ一度も使ったことの無い、edyカードで買い物をしてみたかったのですが、「欲しいモノ」がありませんでした。いわゆる今、旬の若手デザイナーの作品である商品も、デザイン設計で、「金型チェック」もしていないのでしょう。3D-CADやCGレンダリングなら、多分、「カッコ良かった」のでしょうが、さらに中国製となると、成形精度も格段に悪くて、これは必ず経年変化を起こすと見抜けてしまいます。さらに、恩師の名作も、カーブや板厚も微細に変貌しています。もはや、高齢になられた先生の眼力チェック無しの復刻品も見かけました。これが、現代の日本の商戦現場だとするなら、どうやって、立て直すべきかと考えさせられました。明日、Gマーク賞制度審議委員会があります。この私が最年少ですから、今年の「Gマーク賞制度は、国際化戦略」の一つの核心となる「戦術」にしていきたいと考えています。私の発言が了承されるかどうかは不明ですが力説します。よって、審査委員も少数精鋭で海外審査委員を投入することを、私の私見として発言するつもりです。昨年のある事件見解も、公表すべきことは、審議委員会からだと私は考えてきました。ある種、審査委員がデザイン界のエリートならば、「敵前逃亡」や「自分勝手さ」はNoblesse Obligeも果たせなかった審査委員資格は審議委員会にての裁決をしなければならないしょう。なぜならば、「Design made in Japan」を象徴化しているGマーク賞制度は、一つの国家戦略です。だからこれは、日本の産業から現代文化の最前線でもあると考えるからです。「無思考」は「思考空」だとも考えています。思考結果がデザインとなり、無思考結果がデザイン効果であるとするなら、思考空は、デザインへの憧憬になります。憧憬は常に潔しが基本です。
思考空
Tags: 「資本主義からの逃走」, 3D-CAD, CGレンダリング, DESIGN made in Japan, edy, Gマーク, Gマーク賞制度審議委員会, Noblesse Oblige, アイテム, カタログ, カラフルさ, コピー, コピー製品, ショッピングモール, ショップ, デザイン, デザイン界, デザイン設計, デパート, ビッグサイト, プラスチック, ミッドタウン, モダンデザイン, モノ, 企業, 名作, 商品化能力, 商品知識, 商戦現場, 国家戦略, 国際化戦略, 外出, 審査委員, 審議委員会, 展示会, 店員, 復刻品, 思考空, 性能表, 恩師, 愕然, 成形精度, 戦術, 書店, 最前線, 有明, 海外審査委員, 無思考, 現代文化, 産業, 目眩, 素材, 経年変化, 薄思考, 見本市, 象徴化, 進化, 進歩, 金型チェック, 電気回路
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1月 24th, 2010 Posted 9:00 AM
1月24日 先負(甲戌)
モノの選別も選挙の構造と
ほぼ同一とみなすことができる。
そこでは、
生産と消費システムの最大の関心事が、
購買層が何の価値観で選別するか
ということになり、シェア競合という
経済的な関係の中で、
モノの流行やモノのデザイン方向が
決定される手がかりとなる訳だ。
『プラトンのオルゴール』
デザイン・対・民主主義
Tags: シェア, システム, モノ, 価値観, 川崎和男のデザイン金言, 手がかり, 構造 生産, 流行, 消費, 競合, 選別, 選挙
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1月 23rd, 2010 Posted 7:13 PM
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1月 21st, 2010 Posted 1:17 PM
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1月 16th, 2010 Posted 9:00 AM
美しい
私は「生まれ変わってもデザイナーになりたい」です。
なぜなら、
まず、自分の中に「美しい」と自身で確認できる、
そんなモノやコトがひそんでいるのかを知りたいから。
そして、「美しい」というのは何なんだろうと
いつも問いかけていたいからです。
しかもどん欲に、「これって美しい」でしょ!
見せびらかしたいのです。
デザインは結局「造形」に集約させることができます。
そのための思考・思って、考える、ということは、
「数理的だ」と想ってきました。
「数学的」っていうのは受験の思い出が重なって、
「間違ってはいけない」というストレスがトラウマ。
数理
しかし、「数理」というのは、
たとえば、「リンゴ1個」と「鉛筆1本」を
総和して想う=思い考えるとすると、
●「思って」、たとえば二つとも「赤い」とか、
●「考えて」、「丸い」と「細い」ということです。
だから、数学・算数だと1+1=2となって
総和で「2」だけしか残りませんから、
何の感動もありません。
だから、
●「リンゴの赤さ」と「細い棒の中に黒い芯」を
たとえば、
●「リンゴに突き刺してもそれで絵が描ける」となると、
「どういうこと?」
「なぜ?」
「それがどうしたの?」っていう疑問が沸いてきて、
これはまぎれもなく「リンゴ鉛筆」の「造形」です。
想・思・考=形
「数理的」というのは、実はこうした想像力で、
●とんでもなく、「食べられる鉛筆」になったり、
●「鉛筆でリンゴにいっぱい穴を開けるモノ」
にもなってしまうのです。
私が「デザイン数理学」ってむずかしく言っている、
● e・i・πなんて「記号」の組み合わせは、
e=鉛筆・i=芯・π=リンゴがマイナス1って何?
これらを組み合わせることを想像力=virtualで、
「想う」=「思う」と「考える」ことをすると
「形」が出来ている、という「造形」です。
めいっぱい「オイラーの想像力」を追いかけて、
「見えてくるコト、ひょっとするとつかめるモノ」が
「美しさ」になっているのかも・・・ということです。
数学的美しさ・数理的美しさ
だから、「数学的美しさ」と「数理的美しさ」が、
同一なのか、全く異なっているのかは、私はもちろん、
人類はまだ分かっていないということにもなります。
Tags: 「資本主義からの逃走」, e, i, Virtual, π, オイラーの想像力, コト, ストレス, デザイナー, デザイン, デザイン数理学, モノ, リンゴの赤さ, リンゴ鉛筆, 受験, 形, 思, 思い出, 思う, 思考, 想, 想う, 想像力, 感動, 数学, 数学的, 数理, 数理的, 算数, 組み合わせ, 総和, 美しい, 考, 考える, 見せびらかし, 記号, 造形, 集約, 食べられる鉛筆
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1月 1st, 2010 Posted 12:00 PM
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12月 16th, 2009 Posted 9:00 AM
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12月 15th, 2009 Posted 9:00 AM
12月15日 友引(甲午)
モノは余りにも少ない。
私の言うモノとは、
作り手の「志」が明確に表現されている
モノである。
すなわち、
真にデザインされているモノは本当に少ない、
ということだ。
『プラトンのオルゴール』
かたちの華をアントロギア
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12月 14th, 2009 Posted 9:00 AM
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12月 10th, 2009 Posted 9:00 AM
私は1994年に「PKD」を文章で提示しました。
大学人になってから、
この活動に取り組むには、まだ環境不足でした。
ようやく、阪大にて環境が出来て開始しています。
その具体的なモノとして、
iPhone-アプリの三つ目を発売しました。
この活動資金にしていくためです。
私はデザイナーだから、デザインを学問としてよりも、
実学としてのデザイン、
これを「行学」と称しています。
「行学」というのは、
日本では「道」という精神論と美学性があります。
したがって、デザイン道と言うのは、ややセンス無し。
大学人になって、多くの教授や准教授を見てきました。
退官したら、「大学という不可思議な場と人間」を
書き残すつもりです。
それこそ、人生最大の過激性と攻撃性でまとめます。
訴訟も辞しません。そのような覚悟もせずに、
自らの美学などは公表ならずが、
「行学の志」でしょう。
というわけで、今回は、
「黄金比を計算することができます」。
http://www.design.frc.eng.osaka-u.ac.jp/info/iphoneapp/GRC.html
しかし、これを運用するには、「知識」が必要です。
その知識は学問という、問いかけの解答です。
設計する実学のツールに、是非傍らに置いてください。
何かモノを購入するときに、
「これって、美しいかな・・・」って迷ったら、
高さとか幅とかの寸法比を、このアプリで割り出せば、
「なるほど」ってことになればいいわけです。
Peace-Keeping Designは徐々に拡大し、
今ではクリントン財団のプロジェクト・アフリカ支援、
そのプロジェクトに一つになっています。
来年早々にアップルストア銀座(1月22日・無料)、
国際文化会館の支援事業で講演(2月26日)です。
「行学」・「学問」がめざすところ、
「1日に5000人の子供が死んでいます」という現状を
「ジャンボジェット機が毎日10台墜落しています」、
この直喩によって「問題解決」を実務実行のはずです。
Tags: 「資本主義からの逃走」, 1994年, iPhoneアプリ, Peace Keeping Design, PKD, アップルストア, アプリ, クリントン財団, ツール, デザイナー, デザイン, モノ, 問題解決, 国際文化会館, 大学人, 学問, 実学, 寸法比, 展開, 知識, 精神論, 美学性, 行学, 行学の志, 解答, 購入, 道, 黄金, 黄金比
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